JPH0412254A - 内部欠陥検査方法および装置 - Google Patents
内部欠陥検査方法および装置Info
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- JPH0412254A JPH0412254A JP11183690A JP11183690A JPH0412254A JP H0412254 A JPH0412254 A JP H0412254A JP 11183690 A JP11183690 A JP 11183690A JP 11183690 A JP11183690 A JP 11183690A JP H0412254 A JPH0412254 A JP H0412254A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
は測定対象物である物体の内部欠陥に関する情報を検出
し、これを処理することによって非破壊で物体内部を可
視化し、かつ一定の条件のもとに安定に物体内部の欠陥
を検査することのできる内部欠陥検査方法および装置に
関する。
を照射し、その透過光あるいは散乱光を得ることにより
、物体内部の欠陥に関する情報を得て欠陥を可視化する
内部欠陥検査方法および装置か知られている。
断面図である。同図の装置は、測定対象物に光を照射し
その透過光を利用して欠陥を可視化する装置であり、特
開平1−224646号に開示されている。
プ402で光を照射している。測定対象物40]、は板
状の物体であり、この図では厚さ方向(板の表面に垂直
な方向)で切った断面を示している。測定対象物401
を透過した光は撮影器403に入射する。これにより、
透過光による測定対象物401の拡大像が撮影される。
。
のCRT表示装置なとにより、撮影した物体401−の
像が可視化される。405,406は測定対象物401
の内部の欠陥を示す。
きさを相対的に大きく描いているが、この種の内部欠陥
検査装置で検査の対象とする欠陥の大きさは実際には数
ミクロン以下の微小のものである。
の方式で内部欠陥を検査する場合は、可視光では内部欠
陥を検出することが不可能である。
部欠陥の情報を得ている。
ムを照射し、物体内部で散乱される散乱光をレーザの照
射方向とほぼ直交する方向から測定することにより、物
体内部の欠陥を可視化する装置の概略構成を示す断面図
である。第5図(b)は、第5図(a)の測定対象物の
斜視図である。
れている。
501に対し、赤外線の波長域(例えば1μm程度の波
長)のレーザビームを矢印504のように入射させる。
方向(板の表面に垂直な方向)で切った断面を示してい
る。したがって、レーザビーム504は板状の」り定対
象物5゜]の下面(裏面)から上面(表面)に向かうよ
うに入射される。レーザビーム504は測定対象物50
1の内部の欠陥により散乱される。この散乱光は矢印5
05のように測定対象物501から出射する。この散乱
光をレーザビーム504の方向に直交する位置に配置さ
れた撮影器502で検…する。第5図(b)の矢印52
1は撮影器502による観察の方向を示す。このように
して、撮影器502で、散乱光による物体501の拡大
像が撮影される。撮影器502は撮影した結果を画像情
報として出力する。その画像情報は処理器503におい
て処理され、不図示のCRT表示装置などにより、撮影
した物体501の像が可視化される。
査装置によれば、測定対象物401の内部欠陥405な
どを非破壊で検査することができる。しかし、測定対象
物401中の欠陥の垂直分布(第4図の紙面上下方向の
欠陥の分布)については、全く情報が得られないという
問題点があった。
ため、撮影器403に入射する光は測定対象物401の
垂直方向(厚さ方向)についての情報を累積した透過光
(投影像)となる。したがって、第4図の内部欠陥40
6のように、撮影器40Bの側に別の大きな内部欠陥4
05が存在するような場合は、内部欠陥406は内部欠
陥405に埋もれてしまい、内部欠陥406を検出する
ことができず、正確な検査を行うことができない。
陥検査装置によれば、物体内にレーザビームを入射させ
、そのレーザビームの方向にほぼ直交する方向から散乱
光を検出して内部欠陥を検査しているので、第1の内部
欠陥の周辺に第2の内部欠陥が存在する場合であっても
、第1の内部欠陥のある位置に撮影器の焦点を合せれば
、第1の内部欠陥を検出することができる。また、第5
図(a)のような配置で物体501の内部欠陥を検査す
れば、物体501中の欠陥の垂直分布(第5図(a)の
紙面の上下方向の分布)を得ることもできる。
物501中の欠陥の垂直分布を得るために、レーザビー
ム504を測定対象物501の切断面506が散乱を起
こさないように平坦にしておかなければならない。その
ため、シリコンウェハのような板状の材料の厚さ方向の
欠陥の分布(垂直分布)を得るためには、測定位置の近
傍で切断あるいはへき開する必要がある。第5図(b)
の付番522は測定対象物501のへき開面を示す。こ
のように、第5図(a)(b)の方式では、結果として
測定対象物501を破壊しなければ内部欠陥の垂直分布
を得ることができないという問題点がある。
し切断面あるいはへき開面506から矢印511のよう
にレーザビームを入射させ、矢印512の方向から散乱
光を測定することもできるが、測定対象物501の表面
513の近傍ではレーザ光を矢印511のように入射さ
せることが極めて困難である。そのため、測定対象物5
01の表面513の近傍に存在する欠陥が測定できない
という問題点がある。
象物を破壊することなく、任意の位置において内部欠陥
の垂直断面分布を得ることができる内部欠陥検査方法お
よび装置を提供することを目的とする。
細く絞ったレーザビームを測定対象物に入射させ、該レ
ーザビームによる測定対象物内部からの散乱光を光学手
段に入射させ画像情報として得ることにより測定対象物
内部の欠陥を検査する内部欠陥検査方法において、上記
レーザビームの測定対象物への入射位置を移動させ、こ
の入射位置の移動に連動して、上記レーザビームの測定
対象物内の光路中の測定位置に上記光学手段の焦点を合
せることにより、測定対象物内の所望の位置の欠陥を検
査することを特徴とする。
ムを測定対象物に入射させ、該レーザビームによる測定
対象物内部からの散乱光を光学手段に入射させて拡大し
画像情報として得ることにより測定対象物内部の欠陥を
検査する内部欠陥検査方法において、上記測定対象物の
第1の表面から内部へ入射したレーザビームが上記測定
対象物の第2の表面にて全反射するように、レーザビー
ムを測定対象物に入射させ、この第2の表面の近傍を通
るレーザビームによる散乱光を上記光学手段に入射させ
て第2の表面近傍の欠陥を検査することを特徴とする。
レーザビームを射出するレーザ射出手段と、測定対象物
の第1の表面上における該レーザビームの入射位置を移
動させる入射位置移動手段と、上記測定対象物の第1の
表面から入射したレーザビームが測定対象物の第2の表
面にて全反射するように、レーザビームの測定対象物へ
の入射方向を制御する入射方向制御手段と、該レーザビ
ームによる測定対象物内部からの散乱光を入射し画像情
報として得る光学手段と、該レーザビームの入射位置の
移動に連動して、該レーザビームの測定対象物内の光路
中の位置に上記光学手段の焦点を合せる焦点合せ手段と
を具備し、上記測定対象物の第2の表面にて全反射する
ような第2の表面近傍を通るレーザビームの光路中の測
定位置に上記光学手段の焦点を合せ、該レーザビームに
よる散乱光を上記光学手段に入射させることにより、第
2の表面近傍の欠陥を検査することを特徴とする。
ば、細く絞ったレーザビームを測定対象物に入射させる
際、その入射位置を移動させる。
ザビームの測定対象物内の光路上の測定位置に自動的に
合せるようにしている。これにより、レーザビームの測
定対象物への入射位置を移動させて、測定対象物の垂直
方向にレーザビームの光路が移動するようにし、この光
路上の測定位置に光学手段の焦点を自動的に合せ、測定
対象物内の垂直方向の欠陥を検査することができる。
れば、測定対象物の第1の表面からレーザビームを入射
させ、このレーザビームが測定対象物の第2の表面にて
全反射するようにレーザビームを測定対象物に入射させ
ている。これにより、第2の表面の近傍(第2の表面上
の位置も含む)にレーザビームを照射することができる
ので、このような表面近傍の欠陥をも検査することがで
きる。
ーザ射出手段から細く絞ったレーザビームを射出し、こ
のレーザビームを測定対象物に照] 2 射する。レーザビームの測定対象物への入射位置は入射
位置移動手段により移動することができる。
て散乱され散乱光を発生する。この散乱光を光学手段に
より検出し測定対象物の内部欠陥を検査することができ
る。ここで、レーザビームの測定対象物への入射位置は
入射位置移動手段により移動することができ、これに連
動してレーザビームの測定対象物内の光路上の測定位置
にこの光学手段の焦点を合せるようにしている。したが
って、測定対象物中の任意の位置にレーザビームを照射
し、かつ光学手段の焦点を当該位置に合せることができ
るので、任意の位置の欠陥を検出することができる。ま
た、これらのレーザビームの入射位置の移動と光学手段
の焦点を合せる動作とは、連動して連続的に行うことが
できるので、測定対象物の任意の方向(例えば垂直方向
など)における欠陥の分布も検査することができる。
装置の測定対象物内部のレーザビームの光路および撮影
器などを示す断面図であり、また本発明の一実施例に係
る内部欠陥検査方法を説明するための断面図でもある。
103は顕微鏡102を通して散乱光を検出するための
検出素子(撮像器)を示す。測定対象物101は板状の
物体であり、この図では厚さ方向(板の表面に垂直な方
向)で切った断面を示している。111は測定対象物1
01の側面、112は上面を示す。不図示のレーザビー
ム射出手段から射出されたレーザビームは、測定対象物
101の側面]11から入射する。121〜124は測
定対象物]01に入射するレーザビームの光路、131
〜134は測定対象物101の内部のレーザビームの光
路を示す。レーザビームは矢印113の方向へ平行移動
することができるようになっており、これにより測定対
象物101の側面111における入射位置を変更するこ
とができる。
えばP1〜Pnなどの測定点に焦点を合せ、これらの測
定点の近傍の観測部分を光学的に拡大した像を得ること
ができる。散乱光の検出素子103は、顕微鏡102に
より得た拡大像を電気信号に変換し、この電気信号に基
づいて後述する種々の方式で欠陥を検査する。
視図である。この測定対象物101は半導体装置の製造
に用いるシリコンウェハである。
ンテーションフラット(オリフラと略称する)150か
ら入射される。そして、矢印130のようにウェハ]0
1の上面で反射し、オリフラ150と反対の方向から出
射する。矢印151は顕微鏡102による観察方向を示
す。
る内部欠陥検査の基本的な動作を説明する。
対象物101の上面112て全反射するように、予め測
定対象物101の側面111へのレーザビームの入射角
を設定する。レーザビームの初期入射位置は位置Q1で
ある。位置Q1に所定の入射角で光路121に示すよう
に入射したレーザビームは、測定対象物]01の内部で
光路13]のように進む。そして、測定対象物]01の
上面]12の位置P]において全反射する。このとき顕
微鏡102の焦点は位置P1に合せられており、これに
より測定対象物]01の上面112の位置P1の近傍の
像を得ることができる。顕微鏡]02により得た拡大像
は、検出素子1.03により電気信号に変換され出力さ
れる。
ビームの方向を保持したまま、矢印113の方向へ平行
移動される。例えば、レーサビムが光路121から平行
移動して、光路122のように測定対象物101の側面
111の位置Q2に入射したとする。このとき、Al1
1定対象物101] 5 に入射したレーザビームは、光路132を通って上面1
12の位置R2で全反射し、位置P2を介して進む。
顕微鏡102の焦点位置が変更される。
2はこの位置P2に焦点が合せられている。
観測される。顕微鏡102により得た拡大像は、検出素
子103により電気信号に変換され出力される。
て側面111の位置Q3から入射したとする。このとき
、測定対象物101内部に入射したレーザビーム133
は、上面112の位置R3で全反射し、位置P3を通っ
て進む。そして、顕微鏡102の焦点は位置P3に合せ
られている。
02により得た拡大像は、検出素子103により電気信
号に変換され出力される。
に測定対象物]01の側面11]の位置Qnに入射さぜ
る。このとき測定対象物]01に入射したレーザビーム
は、光路134のように」二面112の位置Rnで全反
射し、位置Pnを通って進む。このとき顕微鏡102の
焦点は位置Pnに合ぜられている。これにより、位置P
nの近傍の像が得られる。顕微鏡102により得た拡大
像は、検出素子103により電気信号に変換され出力さ
れる。
、測定対象物の上面で全反射させ、位置P1〜Pnを矢
印114および矢印115のように順次通過させる。一
方、顕微鏡102の焦点はこのようなレーザビームの移
動に連動し、レーザビームが位置P1〜Pnを通過する
ときにその通過位置P1〜Pnに焦点が合うようにしで
ある。
出力する。これにより、測定対象物101の厚さ方向(
垂直方向)の像を表す電気信号が得られ、これに基づい
て欠陥を検査することができる。
部の欠陥からの散乱の様子を示す断面図である。
している)、202はレーザビームの光束、203は散
乱光を示す矢印、204は測定対象物201内部の欠陥
、205はレーザビームの進行方向、206は散乱光の
観測方向を示す。
中にある欠陥203からは、矢印203のように散乱光
が発生する。この散乱光203のうち観測方向206の
成分か、第1図で説明したように顕微鏡を介して撮像器
に入射する。
ある。
振器、302はレーザ発振器303から射出されたレー
ザビームを示す。305および307はレーザビーム3
02の進行方向を変更するための全反射ミラー、304
は全反射ミラー305を駆動しレーザビーム302を紙
面に垂直な方向に振らせるための駆動用モータ、306
は全反射ミラー307を矢印Sのように駆動しレーザビ
ーム302の測定対象物301の側面への入射位置を第
1図に示したように平行移動させるための圧電素子を示
す。309は測定対象物301の所定の位置に焦点を合
せてその拡大像を得る顕微鏡、310は顕微鏡309に
よる拡大像を電気信号(撮像結果である情報を含む情報
信号)に変換する撮像器、308は顕微鏡309の鏡筒
を矢印Tのように駆動し顕微鏡309の測定対象物30
1内における焦点位置を変更することができるようにす
るための鏡筒駆動部を示す。
た撮像結果である情報信号を撮像画面に対応する行列状
の画像情報として記憶する画像メモリ回路、312は接
続線352を介して入力した画像情報に対し所定の処理
を行う画像処理回路、313は画像処理回路312から
接続線354を介して入力したバイナリ−信号に基づい
て所定の演算処理を行う演算処理回路である。
筒駆動部308を駆動するオートフォーカス制御回路、
316は画像処理回路312から接続線353を介して
出力される欠陥情報信号および演算回路313から接続
線355を介して出力される計測信号に基づいてビデオ
信号を生成出力する表示処理回路、3]7はこの表示処
理回路3]6から接続線356を介して入力したビデオ
信号に基づいて欠陥の垂直断面像および演算結果を表示
する表示回路、318は表示処理回路316から接続線
357を介して所定の記録信号を入力しいわゆるハード
コピーを得る記録器である。
動信号を出力するモータ信号発生回路、321は接続線
359を介して圧電素子306に走査信号を出力する高
電圧発生回路、320はレーザ発振器303に電力を供
給するレーザ用電源である。3]5は接続線364〜3
67を介して高電圧発生回路321、モータ信号発生回
路322、画像メモリ回路311およびオートフォーカ
ス制御回路314にそれぞれ同期信号を出力する同期信
号発生回路である。319は接続線358を介して同期
信号発生回路315、表示処理回路316およびレーザ
用電源320に制御信号を出力する制御回路である。
を説明する。測定対象物301は板状の物体とし、その
垂直断面(厚さ方向に沿う断面)の像を得てこの断面に
おける欠陥を検査する場合について説明する。
直下にその上面が顕微鏡309の観測方向を向くように
配置される。第3図では第1図と同様に測定対象物の垂
直断面を示す。測定対象物301を配置した後、制御回
路319はレーザ用電源320をオンし、レーザ発振器
303からレザビーム302を射出させる。
上面の所定位置P1において全反射するように、全反射
ミラー305,307の位置を調整する。この調整は手
動で行ってもよいし、また制御回路319からの制御に
基づいて自動で行なってもよい。レーザビーム302の
位置合せとともに、顕微鏡309の焦点を測定対象物3
01の」二面の位置P1に合せる。この焦点合せは手動
で行ってもよいし、また制御回路319からの制御によ
り自動で行ってもよい。
307を介して測定対象物301の側面からその内部に
入射し、測定対象物301の上面の位置P1において全
反射されたレーザビームは、この測定対象物301のも
う一方の側面から射出される。このとき、レーザビーム
302の光束は顕微鏡309を通して撮像器310に直
接入射することはない。しかし、測定対象物301の位
置P1の近傍に内部欠陥があった場合は、第2図で説明
したように、1lll定対象物301の内部に入射した
レーザビーム302の光束中の欠陥部分から散乱光か発
生する。このとき、顕微鏡309の焦点は位置P1に合
せられている。顕微鏡309は、この散乱光のうち顕微
鏡309に向かう成分を捕え、焦点位置の拡大像を得る
。この拡大像は撮像器31.0により検出される。
像を電気信号に変換し、情報信号として接続線35]に
出力する。この情報信号は位置P1からの散乱光の強度
を示す。この情報信号は画像メモリ回路31]に入力す
る。画像メモリ回路311は、この情報信号に従って散
乱光の強度を示す値を位置P1に対応する記憶位置に格
納する。
第1図で説明したように順次平行移動され、顕微鏡30
9の焦点位置もレーザビームの移動に連動して移動する
ようにしである(レーザビームの移動と顕微鏡の焦点の
移動との連動した動作については後述する)。したがっ
て、測定対象物301の位置P1の散乱光の観測に引続
いて位置P1から紙面の下側(測定対象物301の垂直
方向)の各位置に関する散乱光の観1fl11が行われ
る。
置からの散乱光を観測し、これら各位置からの散乱光の
強度がそれぞれ画像メモリ回路3]1の所定の列に記憶
される。画像メモリ回路311の一列(一連の記憶位置
)に記憶された散乱光の強度情報は、測定対象物301
の位置P1を通る垂直方向(点線370)の欠陥情報を
示すものとなる。
ことにより、レーザビーム302の光路を紙面に垂直な
方向に若干ずらすことができる。
に加え、その位置から紙面の手前または奥側の方向に少
しずれた位置での垂直方向の欠陥情報を得る。この情報
は画像メモリ回路311の先に記憶した列の次の一列に
記憶する。このような動作を繰返し、画像メモリ回路3
11には行列状に並べられた画像情報が記憶される。こ
の画像情報は、第3図の1ll11定対象物301の点
線370を含み紙面に垂直な断面(2次元)の画像情報
である。
2に入力する。この画像処理回路312は、入力した画
像情報を背景雑音(バックグラウンドノイズ)が一定と
なるように処理し、測定対象物301の断面像における
内部欠陥を強調するようにする。その結果として、欠陥
情報信号を接続線353を介して表示処理回路316へ
と出力する。また、画像処理回路312は、入力した画
像情報を2値化しバイナリ−信号として接続線354を
介して演算処理回路313へと出力する。
ら観測範囲全体に対する内部欠陥の面積比率、個数、お
よび欠陥の大きさなとを計算し、その結果を接続線35
5を介して表示処理回路316へと出力する。表示処理
回路316は、画像処理回路312と演算処理回路31
3からの信号を処理し、ビデオ信号を生成して接続線3
56に出力する。このビデオ信号は表示回路317に入
力し、欠陥の垂直断面像および上述したような演算結果
を表示する。さらに、表示処理回路316から出力され
た画像情報および演算結果は、記録信号として接続線3
57を介して記録器318へと入力する。記録器318
は入力した記録信号に基づいてハードコピーの記録を出
力する。
御信号を生成し接続線358を介して表示処理回路31
−6、レーザ用電源320および同期信号発生回路31
5へと出力する。同期信号発生回路315は、制御回路
319からの制御信号の指示に基づき画像メモリ回路3
]1、高電圧発生回路321およびモータ信号発生回路
322に同期信号を出力する。
続線359を介して圧電素子306の駆動用の走査信号
を出力する。一方、同期信号発生回路315からの同期
信号を受けて、モータ信号発生回路322は、全反射ミ
ラー305の駆動用モータ304への駆動信号を出力す
る。さらに、同期信号発生回路315から出力された同
期信号に基づいて、オートフォーカス制御回路314は
鏡筒駆動部308を駆動し、顕微鏡309の焦点をレー
ザビームの測定対象物301内部の光路の所定位置に合
せる。また、同期信号発生回路315から出力された同
期信号に基づいて、画像メモリ回路311は、撮像器3
10から出力される情報信号を、対応する行および列の
記憶位置に記憶する。
た動作は以下のようなものである。
05か位置づけられる。これにより、レーザビーム30
2が測定対象物301を通過する面(第3図の紙面に平
行な面)が規定される。次に、圧電素子306を駆動す
ることにより全反射ミラー307を矢印Sの方向に移動
して、レーザビーム302を第1図に示したように走査
する。
309の焦点位置を位置P1がら点線370に沿って移
動させ、レーザビーム302の光路と点線370とが交
差する位置に顕微鏡309の焦点が合うようにする。こ
の顕微鏡309による観測により点線370に沿って得
られた散乱光の強度データは、画像メモリ回路311の
所定の列に記憶される。このようにして測定対象物30
1のある垂直方向のデータが得られる。
ミラー305を若干ずらし先に測定した測定対象物30
1の測定位置から少しずらした隣接位置の垂直方向のデ
ータを得る。この垂直方向の散乱光強度データは、先に
画像メモリ回路31]に記憶されているデータの隣の列
に記憶する。
05により第3図の紙面に垂直な方向に少しずつ振らし
、全反射ミラー307により第1図に示すようなレーザ
ビームの走査を行い、顕微鏡により観察することを繰返
し、測定対象物301の点線370を含み紙面に垂直な
方向の断面における散乱光の強度データを得る。この散
乱光の強度データは画像メモリ回路311に画像情報と
して記憶される。1つの断面における画像情報が記憶さ
れるまでは以上のようにして制御回路319からの制御
信号に基づく同期信号発生回路315の制御により各ブ
ロックが連動して動作し1つの断面の画像情報が得られ
る。
おける二次元的な内部欠陥の情報が得られるか、さらに
測定対象物301を第3図の紙面の左右方向に少しずつ
ずらして上記のような測定を行うことにより三次元的な
内部欠陥のデータが得られる。
内部欠陥を検査するためにレーザビームの測定対象物へ
の入射位置を移動させこの入射位置の移動に連動して光
学手段の焦点をそのレーザビームの光路上の位置に自動
的に合せるようにしているので、測定対象物中の任意の
方向の内部欠陥の分布例えばシリコンウェハのようなも
のの垂直方向の内部欠陥の分布を非破壊で測定すること
ができる。また、レーザビームの方向と光学手段の観測
方向とを適宜設定することにより小さな内部欠陥が大き
な内部欠陥に埋もれてしまい正確な検査ができないとい
うことがない。
か第2の表面にて全反射するようにレザビームを測定対
象物に入射させこの第2の表面の近傍を通るレーザビー
ムによる散乱光を光学手段により観測しているので、測
定対象物の表面付近の欠陥をも検査することができる。
装置におけるfll11定対象物中のレーザビームの光
路などを示す断面図、 第1図(b)は、第1図(a)の測定対象物の斜視図、 第2図は、測定対象物中をレーザビームが進む際におけ
る内部欠陥からの散乱光の発生の様子を示す断面図、 第3図は、本実施例の内部欠陥検査装置の概略構成を示
すブロック図、 第4図は、従来の透過光を用いた内部欠陥検査装置の概
念図、 第5図(a)〜(c)は、従来の測定対象物にレーザビ
ームを入射させレーザビームの方向と直交する方向から
観411jする方式の内部欠陥検査装置の概念図である
。 101:測定対象物、102:顕微鏡、103:撮像器
(検出素子)、131〜1−34:レーザビーム、20
3:散乱光、204:欠陥部分、302:レーザビーム
、303:レーザ発振器、304:駆動用モータ、30
5 307:全反射ミラ、306 圧電素子、308:
鏡筒駆動部、309:顕微鏡、3]0:撮像器、311
:画像メモリ回路、3121画像処理回路、3]3:演
算処理回路、314:オートフォーカス制御回路、31
5:同期信号発生回路、316:表示処理口路、317
:表示回路、318:記録器、319制御回路、320
:レーザ用電源、321:高圧発生回路、322:モー
タ信号発生回路。 特許出願人 三井金属鉱業株式会社
Claims (3)
- (1)細く絞ったレーザビームを測定対象物に入射させ
、該レーザビームによる測定対象物内部からの散乱光を
光学手段に入射させ画像情報として得ることにより測定
対象物内部の欠陥を検査する内部欠陥検査方法において
、 上記レーザビームの測定対象物への入射位置を移動させ
、この入射位置の移動に連動して、上記レーザビームの
測定対象物内の光路中の測定位置に上記光学手段の焦点
を合せることにより、測定対象物内の所望の位置の欠陥
を検査することを特徴とする内部欠陥検査方法。 - (2)細く絞ったレーザビームを測定対象物に入射させ
、該レーザビームによる測定対象物内部からの散乱光を
光学手段に入射させて画像情報として得ることにより測
定対象物内部の欠陥を検査する内部欠陥検査方法におい
て、 上記測定対象物の第1の表面から内部へ入射したレーザ
ビームが上記測定対象物の第2の表面にて全反射するよ
うに、レーザビームを測定対象物に入射させ、この第2
の表面の近傍を通るレーザビームによる散乱光を上記光
学手段に入射させて第2の表面近傍の欠陥を検査するこ
とを特徴とする内部欠陥検査方法。 - (3)細く絞ったレーザビームを射出するレーザ射出手
段と、 測定対象物の第1の表面上における該レーザビームの入
射位置を移動させる入射位置移動手段と、上記測定対象
物の第1の表面から入射したレーザビームが測定対象物
の第2の表面にて全反射するように、レーザビームの測
定対象物への入射方向を制御する入射方向制御手段と、 該レーザビームによる測定対象物内部からの散乱光を入
射し画像情報として得る光学手段と、該レーザビームの
入射位置の移動に連動して、該レーザビームの測定対象
物内の光路中の測定位置に上記光学手段の焦点を合せる
焦点合せ手段とを具備し、上記測定対象物の第2の表面
にて全反射するような第2の表面近傍を通るレーザビー
ムの光路中の測定位置に上記光学手段の焦点を合せ、該
レーザビームによる散乱光を上記光学手段に入射させる
ことにより、第2の表面近傍の欠陥を検査することを特
徴とする内部欠陥検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2111836A JPH0760136B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 内部欠陥検査方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2111836A JPH0760136B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 内部欠陥検査方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412254A true JPH0412254A (ja) | 1992-01-16 |
JPH0760136B2 JPH0760136B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=14571392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2111836A Expired - Lifetime JPH0760136B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 内部欠陥検査方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760136B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001519890A (ja) * | 1995-10-06 | 2001-10-23 | フォトン・ダイナミクス・インコーポレーテッド | 透明な構造における三次元の欠陥位置を検出するための技術 |
JP2008082926A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 光散乱観察装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151243A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-14 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 欠陥分布測定法および装置 |
-
1990
- 1990-05-01 JP JP2111836A patent/JPH0760136B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151243A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-14 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 欠陥分布測定法および装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001519890A (ja) * | 1995-10-06 | 2001-10-23 | フォトン・ダイナミクス・インコーポレーテッド | 透明な構造における三次元の欠陥位置を検出するための技術 |
JP2008082926A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 光散乱観察装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0760136B2 (ja) | 1995-06-28 |
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