JPH04122519U - 振動フイーダ - Google Patents

振動フイーダ

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JPH04122519U
JPH04122519U JP2896291U JP2896291U JPH04122519U JP H04122519 U JPH04122519 U JP H04122519U JP 2896291 U JP2896291 U JP 2896291U JP 2896291 U JP2896291 U JP 2896291U JP H04122519 U JPH04122519 U JP H04122519U
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JP
Japan
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vibrating body
leaf spring
upper vibrating
bowl
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP2896291U
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English (en)
Inventor
博文 山本
Original Assignee
エヌテイエヌ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部振動体24を下部振動体23上に組付け
る際に、専用治具を用いることなく、上部振動体24の
高さと芯合せをできるようにすることにある。 【構成】 下部振動体23と上部振動体24の各板ばね
取付部に、板ばね25の上下両端が当たる基準面29、
38を設けることにより上部振動体24の高さを一定に
組付け、板ばね25を水平方向に並んだ複数本のボルト
32で固定することにより、芯合せを行なうようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、小部品を収納したボウルに振動を与えることにより、その小部品 を整列させて組立工程に順次供給する振動フィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の振動フィーダの基本的な構造は、図5に示すように、基台1に防振ゴム 2を介して支持された下部振動体3と、その上方に設けられた上部振動体4との 間に複数組の板ばね5を介在し、各振動体3、4に上下に対向した取付部6、7 を設け、各取付部6、7の取付面8、9に板ばね5の上下両端部をそれぞれボル ト10、11により取付けている。また下部振動体3と上部振動体4との間には 電磁励振装置12が設けられ、その電磁励振装置12と板ばね5との協働により 上部振動体4上にビス13により固定したボウル14及びその内部に収納された 部品に振動を与え、搬送路14’上を移送させるようにしている。
【0003】 ところで、上記の上部振動体4は板ばね5によって支持されているが、製造過 程においてこの上部振動体4を組立てる際に、単に板ばね5の上端部に上部振動 体4を取付けただけでは、取付け高さ及び取付け中心が正確に定まらない。
【0004】 なぜなら、板ばね5の下端部には1つのボルト挿通穴15が設けられているが 、その挿通穴15とボルト11との間には必ずすき間があるため、板ばね5を単 に1本のボルト11で固定しただけでは、板ばね5の上端部の高さが各板ばね5 の組ごとに不揃いになり、また各板ばね5のボルト11のまわりの取付け角も正 確に定まらないからである。
【0005】 このため、図6に示すように従来は専用の組立治具16、17を用い、まず下 部振動体3の中心に治具16を取り付け、次に上部振動体4を把持した治具17 をその治具16に挿入したのち板ばね5を取付け、その後に治具16、17を取 外すようにしていた。このようにすると、上部振動体4の高さと中心とを正確に 設定することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、振動フィーダの製造工程において上記のごとき専用の組立治具 16、17を用いることは作業性が悪いという問題がある。そこで、この考案は 、このような組立治具16、17を用いることなく、上部振動体4を正確な位置 に組立てることができるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は基台に支持された下部振動体と、そ の上方に設けられた上部振動体との間に複数組の板ばねと電磁励振装置を介在し 、上部振動体上にボウルを設置した振動フィーダにおいて、下部振動体及び上部 振動体の各板ばね取付部に、板ばねの上下両端が当たる基準面をそれぞれ設け、 各板ばねをそれぞれ水平方向に並んだ複数本のボルトにより固定した構成とした 。
【0008】
【作用】
上記構成の振動フィーダを組立てる際は、板ばねの下端を下部取付部の基準面 に当てた状態で複数本のボルトで固定する。その後、各板ばねの上端に上部振動 体を載せ、上部取付部の基準面に板ばねの上端を当て、ボルトにより固定する。
【0009】
【実施例】
図1から図4に示した振動フィーダは、従来の場合と同様に、基台21に防振 ゴム22を介して支持された下部振動体23と、その上方に設けられた上部振動 体24を有する。
【0010】 下部振動体23は環状に形成され、その上面の等配位置の4箇所に板ばね25 の下部取付けブロック26を、その取付面27が半径方向の面に含まれるように ボルト28により取付ける。
【0011】 上記の取付面27の下端に接した下部振動体23の上面は、板ばね25の高さ を決める基準面29となっている。
【0012】 板ばね25は中央部にくびれ部分を有し、上下両端部が従来のものより広く形 成されており、その下端を上記の基準面29に当てると共に、押さえ板31を当 て、水平方向に並んだ2本のボルト32により固定する。
【0013】 下部取付けブロック26の外側において、下部振動体23の上面が高くなって おり、その上面に各板ばね25ごとに1台の電磁励振装置33の本体部分が取付 けられる。
【0014】 上部振動体24は、図2に示すように、中心環状部34の外周に90度の角度 間隔をおいて4本の腕35が水平方向に設けられる。これらの腕35には、環状 部34寄りに板ばね25の上部取付部36が設けられ、その上部取付部36の上 部に当て板37が固定され、上部取付部36の一側面に突出した当て板37の下 面が上部の基準面38(図3参照)となっており、板ばね25の上端がその基準 面38に当てられる。
【0015】 板ばね25の上端部側面には、押さえ板39(図2参照)が当てられ、ボルト 41により上部取付部36の側面に固定される。
【0016】 また、腕35上において、上部取付部36の外側には、電磁励振装置33の可 動部がボルト50により取付けられる。
【0017】 上部の電磁励振装置33の可動部を取付けた腕35の上面に位置決め段部43 が形成され、また腕35の端面にクランプ44がボルト45により取付けられる 。位置決め段部43は、上部振動体24の中心を中心とした円弧上にある。
【0018】 ボウル46の底面外周縁には環状のブラケット47が固定される。ブラケット 47の外周縁には、前記の位置決め段部43に嵌る外周縁が形成され、その外周 縁と腕35の先端面との間を前記のクランプ44で挾み、ボルト45を締めるこ とにより、ブラケット47と一体のボウル46を上部振動体24と一体化する。
【0019】 なお、板ばね25の傾斜方向を逆向きに付け替える場合のために(図1の一点 鎖線参照)、下部振動体23の上面において板ばね25の中心対称の位置にネジ 穴49を設けている。
【0020】 また、基台21の高さ調節ボルト51の下端をクランプ52により固定し、そ のクランプ52に設けた長穴53に挿通したボルト54をテーブル55に固定す るようにしている。
【0021】 実施例の振動フィーダは以上のごとき構成であり、図4に示すように、ボウル 46の出口56が直進フィーダ57のシュート58に一致するよう位置決めされ てテーブル55上に固定される。直進フィーダ57の出口に加工機59が設置さ れる。
【0022】 ボウル46の出口56と直進フィーダ57のシュート58とを一致させるため に、クランプ52を緩めて水平面内での調節を行ない、調節ボルト51の部分で 高さ調節を行う。またクランプ52を固定した状態で出口56の水平位置を調節 する場合は、上部振動体24の腕35とブラケット47とを一体化しているクラ ンプ44のボルト45を緩め、ブラケット47とボウル46とを一体に水平面内 で回動させる。ブラケット47は位置決め段部43に沿って回動するため中心の 位置は確保される。
【0023】 電磁励振装置33に通電すると、その可動部側が下方に吸引され、板ばね25 を撓わませ上部振動体24を下方へ移動させる。通電が切れると上部振動体24 が板ばね25のばね力により元の状態に戻る。従って、適当な周期で電磁励振装 置33を励振させると、上部振動体24と一体のボウル46は所定の周期で振動 し、その内部の部品を搬送路上に整列せしめ、順次出口56に送り出す。
【0024】 この実施例においては、電磁励振装置33の取付け位置が、従来とは逆に板ば ね25の外側になっているので、下部振動体23の慣性モーメントが大きくなっ ている。上部振動体24と下部振動体23との振動の振幅の比率は、両者の慣性 モーメントの逆比になるため、下部振動体23の慣性モーメントが大きいと、上 部振動体24及びこれと一体のボウル46の振幅が大きくなるメリットがある。
【0025】 また、板ばね25の中央にくびれ部分を形成し、かつその上下両端の取付部を 垂直に形成しているため、ねじり方向の抵抗が小さくなっている。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、この考案の振動フィーダは、板ばねの上下の取付部に板ばねの 上下両端が当たる基準面を設けたことにより、下部振動体に対する上部振動体の 取付け高さを特別の治具を用いることなく一定に設定できる効果がある。また、 その板ばねの下端部を水平方向に並んだ2本のボルトで固定したことにより、特 別の治具を用いることなく上部振動体の芯合わせを行うことができる効果もある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一部を示す断面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の斜視図
【図4】同上の使用状態の正面図
【図5】従来例の断面図
【図6】組立治具の使用状態を示す断面図
【符号の説明】
21 基台 22 防振ゴム 23 下部振動体 24 上部振動体 25 板ばね 26 下部取付けブロック 27 取付面 28 ボルト 29 基準面 31 押さえ板 32 ボルト 33 電磁励振装置 34 環状部 35 腕 36 上部取付部 37 当て板 38 基準面 39 押さえ板 41 ボルト 43 位置決め段部 44 クランプ 45 ボルト 46 ボウル 47 ブラケット 49 ネジ穴 50 ボルト 51 調節ボルト 52 クランプ 53 長穴 54 ボルト 55 テーブル 56 出口 57 直進フィーダ 58 シュート 59 加工機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に支持された下部振動体と、その上
    方に設けられた上部振動体との間に複数組の板ばねと電
    磁励振装置を介在し、上部振動体上にボウルを設置した
    振動フィーダにおいて、下部振動体及び上部振動体の各
    板ばね取付部に、板ばねの上下両端が当たる基準面をそ
    れぞれ設け、各板ばねをそれぞれ水平方向に並んだ複数
    本のボルトにより固定したことを特徴とする振動フィー
    ダ。
JP2896291U 1991-04-24 1991-04-24 振動フイーダ Pending JPH04122519U (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030609A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 井関農機株式会社 粉粒体繰出し装置の表土均し機構
JPH01203112A (ja) * 1988-02-03 1989-08-15 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 圧電型加振体とそれを備える圧電駆動型搬送装置
JPH0249910B2 (ja) * 1985-08-12 1990-10-31 Dainichiseika Color Chem Ritsutaikanojusuruhoriesuteruseikeihin
JPH0383709A (ja) * 1989-08-28 1991-04-09 Ntn Corp 振動コンベヤの直線駆動装置

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