JPH0412235A - 測温抵抗体 - Google Patents

測温抵抗体

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JPH0412235A
JPH0412235A JP2113059A JP11305990A JPH0412235A JP H0412235 A JPH0412235 A JP H0412235A JP 2113059 A JP2113059 A JP 2113059A JP 11305990 A JP11305990 A JP 11305990A JP H0412235 A JPH0412235 A JP H0412235A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、熱応答性に優れた測温抵抗体に関する。
[従来の技術] 測温抵抗体の従来構造を第7図に示す。
第7図に示された測温抵抗体は、アルミナなどの絶縁基
板1を備え、その上に、たとえば白金からなる抵抗回路
パターン2aが形成されている。
この抵抗回路パターン2aは、次のようにして形成され
る。
絶縁基板1の上に、白金からなる抵抗膜2を、蒸着、ス
パッタリングあるいは白金ペーストの印刷、焼付により
全面に形成し、その後、ドライエツチング、ケミカルエ
ツチングあるいはレーザーカットにより溝3aを形成し
、それによって、抵抗回路パターン2aが、−図示した
ように蛇行状に形成される。また、抵抗膜2の絶縁基板
1の周縁には、同様の方法により、溝3bが形成されて
いる。この溝3bは、抵抗膜2がその端部から剥がれて
も、この溝3bのところで剥がれが阻止され、それ以上
内部へ剥がれが進まないようにする役割を果たすもので
ある。
抵抗回路パターン2aの左右端部側には、引出電極4a
および4bがそれぞれ形成されており、これら引出電極
4aおよび4b上には、金、金−白金、銀、銀−パラジ
ウム、銀−白金、ニッケル、銅などからなる導電膜5が
それぞれ形成され、その上に、金、白金、白金クラッド
線などからなるリード線6が溶接など手段でそれぞれ接
続されている。この場合、必ずしも導電膜5を形成する
必要はなく、リード線6を、直接、引出電極4aおよび
4bの上に、たとえばはんだ付は等で接続してもよい。
リード線6の接続箇所は、ガラス、樹脂などの補強材7
で被覆され、それによってリード線6の補強を行なって
いる。なお、左側のリード線6に関しては、補強材7が
図示されていないが、右側のリード線6と同じように、
補強材7で被覆される。
上述のように、抵抗回路パターン2aならびに引出電極
4aおよび4b等が形成された絶縁基板1の上には、破
線で示すように、保護コート15が形成される。保護コ
ート15は、印刷、スプレ、スピンナーなどにより塗布
され、次いで焼成された樹脂、ガラスなどからなり、抵
抗膜2を湿気、ごみ、埃などから保護するとともに、抵
抗膜2の機械的な補強も行なっている。なお、前述した
補強材7の形成は、保護コート15の形成と同時に行な
ってもよい。
上述したような第7図に示した従来構造のものは、絶縁
基板1の全面に抵抗膜2を形成した上で、抵抗回路パタ
ーン2aならびに引出電極4aおよび4bの形成を、ド
ライエツチング、ケミカルエツチングあるいはレーザー
カットにより簡単に行なえるため、製造工程の短縮に効
果がある。
[従来技術の問題点] この種の測温抵抗体は、通常、リード線6に電流を流し
、抵抗回路パターン2aを一定温度で発熱させている。
そして、流量を測定する場合には、この測温抵抗体を空
気などの流路に設置し、流量に変化が起こると、熱平衡
状態に変化が起こり、この変化量を公知のブリッジ回路
にて測定することが行なわれる。
しかしながら、第7図に示したものは、抵抗回路パター
ン2aと引出電極4aおよび4bとが連続して形成され
ており、しかもこれらが白金などの熱伝導のよい材料で
形成されているため、抵抗回路パターン2aで発生した
熱が、引出電極4aおよび4b側へ移動しやすく、リー
ド線6にまで熱が伝わるため、測温抵抗体全体の熱容量
が太きくなり、さらに、引出電極4aおよび4b、補強
材7および保護コート15にも熱が蓄えられるので、流
量変化に対する応答速度が遅くなるという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、抵抗回路パターンから引出電極側への熱の
移動を抑えて、測温抵抗体全体の熱容量を小さくするこ
とにより、温度や流量などの変化に対する熱応答特性に
優れた測温抵抗体を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明の要旨とするところは、 絶縁基板と、 この絶縁基板の上に形成された抵抗回路パターン、引出
電極および保護コートとからなり、前記抵抗回路パター
ンと引出電極との間に抵抗膜が形成されていない領域が
存在し、前記保護コ−トが、抵抗膜が形成されていない
領域には形成されていないことを特徴とする、測温抵抗
体である。
[作用および効果] この発明の構成にかかる測温抵抗体によれば、抵抗回路
パターンと引出電極とが、抵抗膜が形成されていない領
域を介して離されており、しかも、この領域では、保護
コートも形成されていない。
したがって、絶縁基板が、この領域において表面に露出
しており、絶縁基板からの放熱7が促進される。これら
のことから、抵抗回路パターンで発生した熱の引出電極
側への伝導が抑えられることになる。
したがって、この発明によれば、従来の構造のものに比
べて、抵抗回路パターンから引出電極側への熱の移動が
少なくなり、抵抗回路パターンでの熱応答の改善が図れ
、熱応答特性に関する性能を向上させることができる。
なお、この測温抵抗体を、基板またはホルダーなどに取
付けるとき、抵抗回路パターンの発熱温度とこれら取付
箇所の温度との間での温度差が熱応答特性に悪影響を与
えないようにするため、温度差は、たとえば100℃を
越えるように設定されるのが好ましい。この発明では、
抵抗膜および保護コートが形成されていない領域が抵抗
回路パターンと引出電極との間に存在しているので、こ
のような温度差を与えることが容易である。
[実施例] 以下、この発明を、図示した各実施例に基づいて、詳細
に説明する。
なお、第7図で説明した測温抵抗体と同じ構成部分につ
いては、同一の参照番号または符号を付して説明を省略
する。
実施例1 第1図は、この発明にかかる測温抵抗体の第1の実施例
を示す。
この第1図の測温抵抗体の特徴は、抵抗回路パターン2
aと引出電極4aおよび4bの各々との間に、抵抗膜が
形成されていない領域8がそれぞれ存在しているととも
に、領域8には、保護コート15も形成されていない点
にある。
抵抗膜が形成されていない領域8の幅W1は、好ましく
は、次のように設定される。すなわち、抵抗回路パター
ン2aと引出電極4aおよび4bとの温度差が100℃
を越えるような幅に設定される。これは、温度差が10
0℃以下になると、絶縁基板1の端部側での発熱が高く
なり、熱容量が大きくなるため、感熱特性が劣化するか
らである。
なお、図示したものによれば、抵抗回路パターン2aと
引出電極4aおよび4bとは、連結電極9によりそれぞ
れ電気接続されている。これら連結電極9の幅W2は、
好ましくは、次のように設定される。すなわち、抵抗回
路パターン2aの幅と同じかそれ以上で、かつ抵抗回路
パターン2aと引出電極4aおよび4bとの温度差が1
00℃を越えるような幅に設定される。これは、抵抗回
路パターン2aの幅よりも狭くなれば、この連結電極9
の部分で抵抗回路パターン2aよりも発熱温度が高くな
り、その熱が引出電極4aおよび4b1ならびにリード
線6へ伝わるため、熱応答特性が劣化するからである。
なお、図示しないが、抵抗回路パターン2aと引出電極
4aおよび4bとは、リード線でそれぞれ接続してもよ
い。このとき、連結電極9は不要となる。
この実施例1によれば、抵抗膜および保護コートが形成
されていない領域8の存在により、この領域8において
絶縁基板1からの放熱が促進されるため、抵抗回路パタ
ーン2aに通電したとき、この抵抗回路パターン2aで
発生した熱が引出電極4aおよび4b側へ移動すること
が遮られ、熱応答速度が改善されることになる。
実施例2 第2図は、この発明にがかる測温抵抗体の第2の実施例
を示している。
この第2図の測温抵抗体の特徴は、抵抗回路パターン2
aと引出電極4aおよび4bの各々との間に、抵抗膜が
形成されていない領域8がそれぞれ存在し、この領域8
には保護コートも形成されていない点、および引出電極
4aおよび4bの各々と絶縁基板1の各端部側との間に
も、抵抗膜および保護コートが形成されていない領域1
0がそれぞれ存在している点にある。
領域8の幅、および抵抗回路パ夕 ”” Q r、Lと
引出電極4aおよび4bとをそれぞれ接続゛9″る連結
電極9の幅は、実施例1と同様に設定される。
この実施例2では、図示したように、取付基板11、に
固定されている保持端子12により絶縁基板1が保持さ
れ、それによって測温抵抗体が固定されている。
なお、図示しないが、抵抗回路パターン2aと引出電極
4aおよび4bとは、リード線でそれぞれ接続してもよ
い。このとき、連結電極9は不要となる。
この実施例2によれば、実施例1と同様、抵抗膜および
保護コートが形成されていない領域8の存在により、抵
抗回路パターン2aに通電したとき、この抵抗回路パタ
ーン2aで発生した熱が引出電極4aおよび4b側へ移
動することが遮られ、熱応答速度が改善されることにな
る。さらに、絶縁基板1の端部側に、抵抗膜および保護
コートが形成されていない領域10が存在しており、こ
の測温抵抗体から保持端子12への熱伝導が抑えられ、
この点でも熱応答速度が改善されることになる。
実施例3 第3図は、この発明にがかる測温抵抗体の第3の実施例
を示している。
この第3図の測温抵抗体の特徴は、抵抗回路パターン2
aと引出電極4aおよび4bの各々との間に、抵抗膜が
形成されていない領域8がそれぞれ存在し、この領域8
には、保護コートも形成されていない点、および絶縁基
板1の端部側の端部側電極4cおよび4dと引出電極4
aおよび4bとのそれぞれの間に、抵抗膜が形成されて
いない領域10が存在し、この領域10にも、保護コー
トが形成されていない点にある。
抵抗膜および保護コートが形成されていない領域8の幅
、抵抗回路パターン2aと引出電極4aおよび4bとを
それぞれ連結する連結電極9の幅、ならびに抵抗膜およ
び保護コートが形成されていない領域10の幅は、実施
例1と同様、抵抗回路パターン2aと絶縁基板1の端部
側との温度差が100℃を越えるように設定される。
この実施例3は、測温抵抗体を取付基板(図示せず)に
取付ける場合に適した構造を有しており、そのため、断
面積が大きくかつ強度のある取付端子13を用いている
。これら取付端子13は、端部側電極4cおよび4dに
それぞれ固定されている。
取付端子13を用いれば、ここを介しての熱伝導が大き
くなる。したがって、抵抗回路パターン2aと引出電極
4aおよび4bとの各間に存在する、抵抗膜および保護
コートが形成されていない領域8のほかに、引出電極4
aおよび4bと端部側電極4cおよび4dとの各間に、
抵抗膜および保護コートが形成されていない領域10を
存在させ、これら端部側電極4Cおよび4dに、取付端
子13をそれぞれ固定している。
引出電極4aおよび4bからのリード線14は、そのま
ま測定回路に電気接続されてもよいが、図示したように
、取付端子13を測定回路に電気接続するようにするた
め、リード線14を取付端子13に電気接続してもよい
。リード線14は、また、取付端子13ではなく、端部
側電極4Cおよび4dに電気接続されてもよい。
なお、図示しないが、抵抗回路パターン2aと引出電極
4aおよび4bとは、リード線でそれぞれ接続してもよ
い。このとき、連結電極9は不要となる。
この実施例3によれば、実施例1と同様、抵抗膜および
保護コートが形成されていない領域8の存在により、抵
抗回路パターン2aに通電したとき、この抵抗回路パタ
ーン2aで発生した熱が引出電極4aおよび4b側へ移
動することが遮られ、熱応答速度が改善されることにな
る。さらに、絶縁基板1の端部側に、抵抗膜および保護
コートが形成されていない領域10が存在しているため
、取付端子13の熱伝導が良くても、抵抗回路パタ一ン
2aから取付端子13への熱伝導が抑えられ、この点で
も熱応答速度が改善されることになる。
実施例4 第4図は、この発明にかかる測温抵抗体の第4の実施例
を示している。
この第4の実施例は、第1ないし第3の実施例と異なり
、測温抵抗体の本体そのものが縦型であり、図面の方向
で上側が抵抗回路パターンの部分で、同じく下側が取付
側となる。
第4図において、この測温抵抗体は、第7図の従来のも
のと同様、アルミナなどの絶縁基板21を備え、その上
に形成された抵抗膜22をドライエツチング、ケミカル
エツチングあるいはレーザーカットにより形成した溝2
3aにより区画して蛇行状とされた抵抗回路パターン2
2aが形成されている。また、抵抗膜22には、絶縁基
板210周縁に沿って溝23bが形成されている。この
溝23bの役割は、既に第7図の従来構造で説明したと
おりである。
抵抗回路パターン22aの下端部側には、抵抗膜が形成
されていない領域28を介在させて引出電極24aおよ
び24bが形成されている。これら引出電極24aおよ
び24bは、抵抗膜22に形成された溝30により互い
に分離されており、したがって、互いに電気的に接続さ
れないようにされている。図示した実施例では、溝30
が2本形成されているが、1本でも、3本以上でもよい
2本以上形成すれば、引出電極24aおよび24b相互
間で電気的に短絡する恐れがより小さくなる。抵抗回路
パターン22aと抵抗膜が形成されていない領域28と
の間に存在する抵抗膜22も、溝31により左右の各部
分に互いに分離されている。
引出電極24aおよび24bの上には、金、金−白金、
銀、銀−パラジウム、銀−白金、ニッケル、銅などの導
電膜25がそれぞれ形成され、これらの上に、金、白金
、白金クラッド線などのリード線26が、溶接などの手
段によりそれぞれ接続されている。導電膜25は、既に
第7図の従来構造で説明したとおり、必ずしも必要なも
のではない。
リード線26の各々の接続箇所は、ガラス、樹脂などの
補強材27で被覆され、それによってリード線26の保
護および補強を行なっている。なお、左側のリード線2
6の接続箇所には補強材27が図示されていないが、右
側のリード線26と同じように、補強材27で被覆され
る。なお、補強材27は、リード線26を2本とも一体
に被覆するように形成されてもよい。
保護コート20が、絶縁基板21を覆うように形成され
る。図示の実施例では、保護コート20は、抵抗回路パ
ターン22aと、連結電極29と、引出電極24aおよ
び24bの各一部とを被覆している。しかしながら、抵
抗膜が形成されていない領域28には、保護コート20
が形成されていない。保護コート20は、樹脂、ガラス
などからなり、このような材料を、印刷、スプレー、ス
ピンナーなどにより塗布した後、焼成することによって
形成される。なお、前述した補強材27の形成は、保護
コート20の形成と同時に行なってもよい。
この実施例4においても、抵抗膜および保護コートが形
成されていない領域28の幅は、実施例1と同様に設定
される。
また、図示したように、抵抗回路パターン22aと引出
電極24aおよび24bとは連結電極29によりそれぞ
れ電気接続されている。これら連結電極29の幅も、実
施例1と同様に設定される。
なお、抵抗回路パターン22aと引出電極24aおよび
24bとは、図示しないが、リード線でそれぞれ接続し
てもよい。このとき、連結電極29は不要となる。
この実施例4によれば、抵抗膜および保護コートが形成
されていない領域28の存在により、抵抗回路パターン
22aに通電したとき、この抵抗回路パターン22aで
発生した熱が引出電極24aおよび24b側へ移動する
ことが遮られ、熱応答速度が改善されることになる。
実施例5 第5図は、この発明にかかる測温抵抗体の第5の実施例
を示している。
この第5図に示した測温抵抗体は、第4図のものと同様
、測温抵抗体の本体そのものが縦型のもので、図面の方
向で上側が抵抗回路パターンの部分で、同じく下側が取
付側となる。したがって、以下において、第4図で説明
した測温抵抗体と同じ構成部分については、同一の参照
番号または符号を用いている。
第5図に示した実施例5は、抵抗膜22、蛇行状の抵抗
回路パターン22a1溝23aおよび23b、抵抗膜お
よび保護コートが形成されていない領域28、ならびに
引出電極24aおよび24bの各要素を備える点におい
て、第4図に示した実施例4と実質的に同様である。
実施例5の特徴は、実施例4と比較して、測温抵抗体を
取付基板に取付ける場合に適した構造を提供することに
あり、そのため、断面積が大きくかつ強度のある取付端
子34を用いている。これら取付端子34は、端部側電
極33aおよび33bにそれぞれ固定されている。
このような取付端子34を用いれば、ここを介しての熱
伝導が大きくなる。したがって、抵抗回路パターン22
aと引出電極24aおよび24bとの間に位置する、抵
抗膜および保護コートが形成されていない領域28のほ
かに、引出電極24aおよび24bと端部側電極33a
および33bとの間にも、抵抗膜が形成されていない領
域32を存在させ、その状態で、端部側電極33aおよ
び33bに、これら取付端子34をそれぞれ固定してい
る。なお、抵抗膜が形成されていない領域32には、も
ちろん、保護コートも形成されていない。
抵抗膜および保護コートが形成されていない領域28の
幅、および抵抗膜が形成されていない領域32の幅は、
実施例1と同様に設定される。
引出電極24aおよび24bからのリード線35は、そ
のまま測定回路に電気接続されてもよいが、取付端子3
4を測定回路に電気接続する場合には、図示したように
、リード線35をこれら取付端子34にそれぞれ電気接
続すればよい。リード線35は、また、取付端子ではな
く、端部側電極33aおよび33bにそれぞれ電気接続
されてもよい。
図示した実施例5では、第4図の実施例4と同様、抵抗
回路パターン22aと引出電極24aおよび24bとは
、連結電極29によりそれぞれ電気接続されている。こ
れら連結電極290幅についても、第1図の実施例1と
同様に設定される。
なお、図示しないが、抵抗回路パターン22aと引出電
極24aおよび24bとは、リード線でそれぞれ接続し
てもよい。このとき、連結電極29は不要となる。
この実施例5によれば、実施例4と同様、抵抗膜および
保護コートが形成されていない領域28の存在により、
抵抗回路パターン22aに通電したとき、この抵抗回路
パターン22aで発生した熱が引出電極24aおよび2
4b側へ移動することが遮られ、熱応答速度が改善され
ることになる。
また、絶縁基板21の下端部側に、抵抗膜が形成されて
いない領域32がさらに存在しており、抵抗回路パター
ン22aから取付端子34への熱伝導がさらに抑えられ
、この点でも熱応答速度が改善されることになる。
実施例6 第6図は、この発明にかかる測温抵抗体の第6の実施例
を示している。
この実施例6による測温抵抗体は、実施例4と同様、測
温抵抗体の本体そのものが縦型のもので、図面の方向で
上側が抵抗回路パターンの部分で、下側が取付側となる
。第6図において、第4図または第5図に示した要素と
共通する多くの要素が示されている。したがって、共通
する要素については、同一参照番号または符号が付され
ている。
実施例6の特徴は、引出電極24aおよび24bの絶縁
基板21の下端部側に、抵抗膜が形成されていない領域
32が存在していて、この領域32が絶縁基板21の下
端縁にまで延びている点にある。
この実施例6は、破線で示したホルダー36の溝(図示
せず)に、測温抵抗体の下端部を挿入し、それによって
測温抵抗体を固定できる構造にしたものである。
実施例6において、抵抗膜および保護コートが形成され
ていない領域28の幅、および抵抗膜が形成されていな
い領域32の幅は、実施例1と同様に設定される。
また、図示の実施例6では、第4図の実施例4と同様、
抵抗回路パターン22aと引出電極24aおよび24b
とは、連結電極29によりそれぞれ電気接続されている
。この連結電極9の幅についても、実施例1と同様に設
定される。
なお、抵抗回路パターン22aと引出電極24aおよび
24bとは、図示しないが、リード線でそれぞれ接続し
てもよい。このとき、連結電極29は不要となる。
この実施例6によれば、実施例4と同様、抵抗膜および
保護コートが形成されていない領域28の存在により、
抵抗回路パターン22aに通電したとき、この抵抗回路
パターン22aで発生した熱が引出電極24aおよび2
4b側へ移動することが遮られ、熱応答速度が改善され
ることになる。
さらに、絶縁基板21の下端部側に、抵抗膜が形成され
ていない領域32がさらに存在しており、したがって、
この領域32をホルダー36等で固定しても、測温抵抗
体からホルダー36等への熱伝導が抑えられ、この点で
も熱応答速度が改善されることになる。
上述した種々の実施例において、第1図、第2図および
第3図に示した領域8、第2図および第3図に示した領
域10、ならびに第4図、第5図および第6図に示した
領域28にそれぞれ見られるように、抵抗膜および保護
コートの双方が形成されていない領域では、抵抗膜の端
縁と保護コートの端縁とが必ずしも一致している必要は
ない。
多くの場合、上述した図面に示されるように、このよう
な領域において、保護コートの端縁が抵抗膜の端縁より
内側に位置することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかる測温抵抗体の第1の実施例
を示す平面図である。 第2図は、この発明にがかる測温抵抗体の第2の実施例
を示す斜視図である。 第3図は、この発明にがかる測温抵抗体の第3の実施例
を示す平面図である。 第4図は、この発明にかかる測温抵抗体の第4の実施例
を示す平面図である。 第5図は、この発明にがかる測温抵抗体の第5の実施例
を示す平面図である。 第6図は、この発明にがかる測温抵抗体の第6の実施例
を示す平面図である。 第7図は、従来例にかかる測温抵抗体の平面図である。 図において、1,21は絶縁基板、2.22は抵抗膜、
2a、22aは抵抗回路パターン、4a。 4b、24a、24bは引出電極、8. 10. 28
.32は抵抗膜が形成されていない領域、15゜20は
保護コートである。 派 3h

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 絶縁基板と、 この絶縁基板の上に形成された抵抗回路パターン、引出
    電極および保護コートとからなり、前記抵抗回路パター
    ンと引出電極との間に抵抗膜が形成されていない領域が
    存在するとともに、前記保護コートは抵抗膜が形成され
    ていない領域には形成されていないことを特徴とする、
    測温抵抗体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044621A (ja) * 2009-08-23 2011-03-03 Mitsubishi Materials Corp 温度センサ

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JP2011044621A (ja) * 2009-08-23 2011-03-03 Mitsubishi Materials Corp 温度センサ

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