JPH04122247A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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Publication number
JPH04122247A
JPH04122247A JP2242431A JP24243190A JPH04122247A JP H04122247 A JPH04122247 A JP H04122247A JP 2242431 A JP2242431 A JP 2242431A JP 24243190 A JP24243190 A JP 24243190A JP H04122247 A JPH04122247 A JP H04122247A
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JP
Japan
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delay
circuit
variable
signal
delay line
Prior art date
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Pending
Application number
JP2242431A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Kondo
敏郎 近藤
Shinji Kishimoto
真治 岸本
Akihiro Kamiyama
上山 明裕
Kazunari Ishida
一成 石田
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気信号により遅延時間を連続的に変化でき
る可変遅延回路を整相回路内の遅延回路として用いダイ
ナミックフォーカスを可能とした超音波診断装置に関す
る。
〔従来の技術〕
超音波診断装置には、探触子により被検体に超音波を送
受波し、体内からの反射波信号に基づいて被検体内部の
情報を得るようになっている。ここで、被検体内部の深
さの異なる各部のいずれの場所において高い分解能の画
像が得られるようにするために、体内からの反射波の受
信に際し、受波の焦点を時間の経過と共に動的に変化さ
せるダイナミックフォーカスが行われる。このとき、上
記受波の焦点合わせは、幅の狭い短冊状に形成された振
動子素子を複数個配列した探触子、あるいは同心円状に
配置した複数のリング状振動子素子から成る探触子の上
記それぞれの振動子素子からの受波信号を、遅延線を用
いて適宜遅延して加算することによって行われる。この
回路は一般に整相回路と呼ばれている。そして、受波の
焦点位置は上記の各々の遅延線の遅延時間により定まる
ので、ダイナミックフォーカスは、複数の受波信号に与
えるべき遅延時間を体内からの反射波の発生深度に応し
て動的に変更することによって実現される。
上記の遅延時間の変更は、遅延線に適切な間隔でタップ
を設け、これらのタップを電子スイッチを用いて選択切
り換えて行う。この場合、上記電子スイッチの切り換え
時にノイズが発生して、遅延線を介して受波信号に混入
することがあり、診断情報に誤った信号が出現すること
があった。そこで、このような現象を改善するために、
上記電子スイッチとしてノイズの発生の少ないスイッチ
を用いればよいが、このような電子スイッチは高価であ
るので遅延線のそれぞれのタップ毎に多数設けると価格
が上昇して経済的でないという欠点があった。
以上のような問題点に対処して、タップ切換スイッチを
備えた遅延線をそれぞれ有し焦点区間を互いに異ならせ
た二系統の整相回路を交互に使用すると共に、一方の整
相回路が使用されている間に他方の整相回路のタップを
切り換えるようにした装置が特開昭56−112234
号公報で提案されている。この公報に記載された従来の
超音波診断装置は、第9図に示すように、複数の振動子
素子11゜12、・・、1nが配列され超音波を送受波
するアレー型の探触子2と、この探触子2の各振動子素
子11〜1n からの受波信号に所定の遅延時間を与え
て位相を揃え加算して出力する二系統の整相回路3,3
′と、これらの整相回路3,3′内の各遅延線の終端抵
抗の信号を増幅する増幅器4,4′と、上記二系統の整
相回路3,3′からの出力信号を交互に切り換えるため
の電子スイッチ5と、上記各整相回路3,3′で整相さ
れた信号を検波。
圧縮する検波器6と、この検波器6からの出力信号を画
像として表示する表示装置7とを備えて成っていた。こ
こで、上記二系統の整相回路3,3′は、それぞれ上記
探触子2の各振動子素子11〜1nからの受波信号を入
力して増幅する定電流源出力型の増幅器8118 z 
g・・・、 8n : 8t’ 、 821・・・、8
n′と、遅延線9,9′と、これらの遅延線9,9′に
適宜の間隔で設けられたタップを選択切り換えする電子
スイッチから成るタップ切換スイッチ10i+ 102
. ・・・、Ion : Lot102、・・・、Io
n’ とから成る。なお、第9図において、符号11は
電子スイッチ5及びタップ切換スイッチ10z〜l O
n、 10t’ 〜10 n’ を切り換え制御するた
めの制御器である。
このように構成された超音波診断装置においては、上記
それぞれのタップ切換スイッチLoz〜Ion及び10
+  〜Ion   の切り換えは、それらが属する整
相回路3または3′の出力端(4゜4′)が電子スイッ
チ5の切り換えにより次段(検波器6)から切り離され
ている間に行われるので、上記タップ切換スイッチ10
z〜Ion  または101′〜Ion’  の動作に
より発生するノイズが次段以降の信号に混入することは
ない。従って、多数必要とされる上記タップ切換スイッ
チLoニーIon及び101〜10 n ’は、ノイズ
が発生してもよい安価なスイッチで間に合わせることが
できる。このとき、各整相回路3,3′からの出力信号
を交互に切り換える電子スイッチ5は、常に信号が流れ
ている部分を切り換えるので、ノイズの発生の少ない高
価なスイッチを用いなければならないが、その個数がわ
ずかであることから特に価格が上昇するものではなく、
全体としてはコスト上昇を抑えることができる。これに
より、ダイナミックフォーカス時の各タップ切換スイッ
チ101−1onまたは101′〜1on′の切り換え
により発生するノイズの影響を受けないようにしていた
しかし、このような従来の超音波診断装置においては、
第9図に示すように、二系統の整相回路3.3′を用意
することから、高価な遅延線9゜9′を二系統分必要と
し、回路規模が大きくなると共に、コストも上昇するも
のであった。さらに、上記二系統の整相回路3,3′か
らの信号に感度差があると、出力側の電子スイッチ5の
切り換えにより、表示装置7に表示される画像に明暗の
段差が発生することとなるので、使用部品については特
性バラツキの少ないものを用いる必要があり、そのため
に多くの調整時間を要し、これもコスト上昇の原因とな
るものであった。なお、上記二系統の整相回路3,3′
の感度差が少なくなっても、各系統の焦点の位置が異な
ることから受信感度も異なることとなり、やはり出力側
の電子スイッチ5の切り換えにより、表示装置7に表示
される画像に明暗の段差が発生することとなるものであ
った。
上記のごとき超音波診断装置に対し次のごとき方法でダ
イナミックフォーカスを実現する装置が特開昭55−1
51280号公報で提案されている。
以下図面によってその概要を説明する。第10図はその
概念的構成図である。
第10図において、TDはアレイ・トランスデユーサで
、dlはその個々のエレメントである。
A1は前置増幅器群で、e、はその個々の増幅器、DL
は可変の遅延線群で、fIはその個々の遅延線、A2は
バッファ増幅器群で、g、はその個々の増幅器、A3は
加算増幅器である。Pはマイクロ・コンピュータやファ
ーム・ウェア(ROMなど)を利用した制御中枢、DA
はディジタル・アナログ変換器、MXは記号分配器であ
る。
アレイ・トランスデユーサTDの各エレメントd+ に
入感じた反射波信号は、それぞれ各前置増幅器e、で増
幅され、遅延!Lでそれぞれ遅延され、各バッファ増幅
器g、で増幅され、加算増幅器A3によって加算増幅さ
れる。
制御中枢Pは個々の遅延線f1の遅延量制御信号を順次
出力する。この出力信号はディジタル・アナログ変換器
DAによって逐一アナログ信号に変換され、信号分配器
MXを通じて順次各週延線f1に与えられる。各遅延線
fIに与えられたアナログの制御信号は、各遅延線ごと
に設けられたコンデンサc1に保持される。保持時間は
数100μs程度でよいので、コンデンサCIは容量の
小さなものでよい。
個々の遅延線f、は、たとえば第11図のように構成さ
れる。第11図において、Lはインダクタンス素子、V
Dは可変容量・ダイオード、Cは高周波バイパス用のコ
ンデンサである。この回路は、通常のLC遅延線の静電
容量素子を可変容量・ダイオードVDで置換えたものに
なっている。
各可変容量・ダイオードVDのアノードは共通に接続さ
れ、そこにアナログ制御信号が与えられる。
この点はまたコンデンサCを通じて接地させる。
このコンデンサCは、アナログ制御信号保持用のコンデ
ンサc1と共用できる。可変容量・ダイオードVDの静
電容量はアナログ制御信号に応じて変わるので、遅延線
f+ は遅延時間が可変なものとなる。
、二のように構成された装置の動作は次のとおりである
。制御中枢Pは、1つの方位角における受波の開始に先
立って、その方位角に受波の指向性を合わせるための個
々の遅延線用の制御信号を順次出力する。これら出力信
号まディジタル・アナログ変換器DAで逐一アナログ信
号に変換され、信号分配器MXによって、該当する遅延
線f+ に順次与えられる。このような制御信号の供給
は、方位角切換えの合い間を利用して高速に行われる。
各遅延Hf+ に供給されたアナログ制御信号は、コン
デンサCIに、1つの方位角での受波が完了するまで保
持される。
1つの方位角での受波が完了したら、制御中枢Pは、次
の方位角用の制御信号群を出力し、上記と同様にして、
各遅延線f□に供給する。以下同様の動作を繰返し、被
検音場についてセクタ・スキャンを行う。
受波の指向性の切換は、制御中枢Pが順次に出力する信
号を、アナログ信号に変換して、各遅延線f+ の高周
波バイパス・コンデンサciに逐一印加することにより
行われるので、比較的簡単な制御機構によって実現でき
る。
アナログ制御信号によって可変容量・ダイオードVDの
静電容量を変えたとき、遅延、iif、においでは、遅
延時間τばかりでなく、特性インピーダンスZoと信号
の減衰量ATTも変化する。制御信号の値が遅延線fI
ごとに異なるので、特性インピーダンスZoと信号減衰
量ATTの変化も遅延線f1ごとに異なる。このため、
各遅延線f、を経てきた信号は、個々に条件が異なるの
で、そのまま加算増幅しても、正しい反射波合成が行え
ない。
そのような問題を解決するために、遅延線f+の遅延時
間の変更に合わせて、遅延線f、の終端抵抗の値と前置
増幅器el またはバッファ増幅器g+ のゲインが補
償的に変更される。その例を1つの遅延線について示せ
ば第12図のとおりである。第12図において、制御中
枢Pは、遅延線f、の遅延時間制御信号の他に、終端抵
抗Zの制御信号と前置増幅器eIのゲイン制御信号を生
じ、これら制御信号が、ディジタル・アナログ変換器D
Aによってディジタル信号に変換され、信号分配器MX
を通じて、それぞれ、遅延線f1の可変容量・ダイオー
ド、終端用可変抵抗2、および可変ゲインの前置増幅器
e、に与えられる。これらアナログ制御信号は、いずれ
もコンデンサによって、1つの方位角における受波の期
間中保持される。このような構成の超音波診断装置は複
数のインダクタンス素子を直列肢とし複数の可変容量・
ダイオードを並列肢とするはしご形LC回路であって、
可変容量・ダイオードの共通接続点が高周波バイパス・
コンデンサを通じてコモンに接続される。アレイ・トラ
ンスデユーサの各エレメントごとに設けられた遅延線と
、受波の指向性に対応して前記各遅延線の遅延時間を制
御するためのディジタル信号を順次出力する制御中枢と
、この制御中枢のディジタル出力信号を逐一アナログ信
号に変換するディジタル・アナログ変換器、及びこのデ
ィジタル・アナログ変換器の出力信号を各遅延線の高周
波バイパス・コンデンサに順次印加する信号分配器を具
備する整相回路とで構成されている。
以上のように第10図に示す構成の超音波診断装置では
、高価な可変容量ダイオードを多数用いた可変遅延線と
その制御回路をアレイトランスデユーサの各エレメント
からの信号毎に多数用意する必要があり、大きさとコス
トの点で問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決することか
できる超音波診断装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による超音波診断装
置は、複数の振動子素子が配列され超音波を送受波する
探触子と、この探触子の各振動子素子からの受波信号に
所定の遅延時間を与える遅延回路を有しこれらの遅延回
路で位相が揃えられた受波信号を加算して出力する整相
回路と、この整相回路で整相された信号を検波する検波
器と、この検波器からの出力信号を画像として表示する
表示装置とを備えて成る超音波診断装置において、上記
整相回路は、その内部の遅延回路として電気信号により
遅延時間を連続的に変えるようにしたインダクタと可変
容量ダイオードからなる可変遅延回路を用いると共に、
上記探触子の各振動子素子からの受波信号のそれぞれに
任意の固定した遅延時間を与えた後その複数個の信号を
一群として加算して形成した各信号群ごとに上記の可変
遅延回路をそれぞれ設けて成るものである。
また、上記整相回路は、探触子の各振動子素子からの受
波信号の個々について時間経過と共に変化する微小な遅
延を与える遅延回路を付加すると共に、この遅延回路の
遅延時間を受波信号のチャンネルごとに独立して制御す
るものとしてもよい。
〔作用〕
このように構成された超音波診断装置は、その整相回路
内の遅延回路として、電気信号により遅延時間を連続的
に変えるようにした可変容量ダイオードとインダクタか
らなる可変遅延線による回路を用いることにより、一系
統の整相回路だけでダイナミックフォーカスを可能とす
ることができる。また、上記の可変遅延回路は、探触子
の各振動子素子からの受波信号のうち複数個の信号を一
群として加算して形成した各信号群ごとにそれぞれ設け
ることにより、整相回路内の可変遅延回路の数を少なく
することができ、上記整相回路を小形化かつ安価するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第5図は本発明による超音波診断装置における整相回路
の本実施例を示すブロック図である。超音波診断装置は
、被検体に超音波を送受波し体内からの反射エコーに基
づいて被検体内部の診断情報を得るもので、例えば短冊
状に形成された複数の振動子素子が一列状に配列され超
音波を送受波する探触子と、この探触子の各振動子素子
からの受波信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を有
しこれらの遅延回路で位相が揃えられた受波信号を加算
して出力する整相回路と、この整相回路で整相された信
号を検波する検波器と、この検波器からの出力信号を画
像として表示する表示装置とを備えて成る。
そして、上記の整相回路は、第5図に符号12を付して
示すように、図示外の探触子の各振動子素子からの受波
信号を入力する入力端子#1゜#2.#3.・・・、t
tnのうち複数個の入力端子ごとに入力信号線13,1
3.・・・が接続された複数個の入力側のクロスポイン
トスイッチ14a。
14b、・・・ 14mと、これらの各クロスポイント
スイッチ14a〜14mのそれぞれの出力信号線15,
15.・・・に各タップが接続された入力側のLC遅延
線16a、16b、−,16mと、これらの各LC遅延
線16a〜16mの終端抵抗を介して出力側にそれぞれ
接続された受波信号に遅延時間を与える可変遅延回路1
7a、17b、・・・17mと、これらの可変遅延回路
17a〜17mの出力端子に入力信号線18,18.・
・・が接続された出力側のクロスポイントスイッチ19
と、このクロスポイントスイッチ19の出力信号線20
゜20、・・・に各タップが接続された出力側のLC遅
延線21とから成る。なお、第5図において、符号22
は上記の各可変遅延回路17a〜17mの動作を制御す
る制御回路を示しており、符号23は入力側のクロスポ
イントスイッチ14a〜14m及び出力側のクロスポイ
ントスイッチ19並びに上記の制御回路22の動作を制
御する制御部を示しており、符号24は整相回路12の
出力端子を示している。
ここで、本発明においては、上記整相回路12内の各可
変遅延回路17a〜17mとしては、従来の遅延線を用
いたものと異なり、その制御端子に印加される電気信号
により遅延時間が連続的に変化するもので、その構成を
考えるに至った思考過程を第4図(a)及び(b)を参
照しながら説明する。
まず、第4図に従来の整相回路に用いられている集中定
数形遅延線の単位部分の回路構成を示す。
この単位部分は、第4図(a)または(b)に示すよう
にT形の対称回路とされており、同図(a)の回路はイ
ンダクタL/2.L/2とキャパシタCとを有して成り
、定に形低域フィルタと呼ばれるものであり、同図(b
)の回路は上記(a)に示した二つのインダクタL/2
が電磁結合しているためその結果得られる等価回路であ
り、誘導m形低域フィルタと呼ばれるものである。そし
て、上記の単位部分を多数従属接続することにより集中
定数形遅延線が構成される。このような構成の集中定数
形遅延線を用いると、必要な遅延時間を分布定数形遅延
線よりも小さい信号減衰で、しかも小形化して得ること
ができる。
ここで、第4図(a)の定に最低域フィルタにおいて、
フィルタの両端は特性インピーダンスRo = Vrう
7で−で終端されているものと仮定する。
いま、入力として理想的なステップ電圧を加えると、出
力電圧の遅延時間ts及び立ち上がり時間t1は。
t s ” 1 、07 V「チー”’ (1)tt=
1.13v’T’−ご        ・・・(2)と
なる。この単位部分がm個従属接続されている場合の全
体の遅延時間t6及び立ち上がり時間t、は、 ti =n−ts           −(3)tr
=を工・3f「         ・・・(4)となる
。よって、上記td及びtrが与えられたとき、必要な
区間の数n及びインダクタL並びにキャパシタCは、次
式で与えられる。
1.07n d R=                      ・
・・(7)1.07nR。
また、単位部分として第4図(b)に示す誘導m最低域
フィルタを用いると、遅延時間t、と立ち上がり時間t
、との比が同じ場合は、同図(a)に示す定に最低域フ
ィルタを用いるとの比べて従属接続する区間数nが約り
6%少なくてよい。このとき、同図(b)において例え
ばm=1.27とすると、伝達信号の波形のオーバシュ
ート及びtz/lsに関しては同図(a)に示す定に最
低域フィルタを用いるよりも優れている。
以上述べたように5インダクタLとキャパシタCとから
成る集中定数形遅延線の遅延時間tdは、第(3)式に
より与えられることがわかる。そして。
第4図(a)または(b)のいずれの形のフィルタを用
いても、そのキャパシタCの容量を変えることにより、
集中定数形遅延線の遅延時間を可変とすることができる
そこで、本発明においては、第4図(、)または(b)
に示す単位部分を多数従属接続して成る集中定数形遅延
線におけるキャパシタCを、逆電圧の大きさにより静電
容量が変化する可変容量ダイオードで構成することによ
り、第1図に示す本発明に用いる遅延回路が実現される
。すなわち、本発明にて用いる遅延回路は、第1図に示
すように、インダクタLと逆電圧の大きさにより静電容
量が変化する可変容量ダイオードvc、vc’ とを用
い、この可変容量ダイオードvc、vc’の逆電圧の変
化により遅延時間が変化する可変遅延線17Aを構成す
ると共に、この可変遅延線17Aの信号源抵抗及び終端
抵抗として、利得が電気信号で制御できる増幅器に一定
抵抗で帰還を施して回路の抵抗値を可変とする可変抵抗
回路33a。
33bを用いて構成されている。
上記可変遅延線17Aは、インダクタL、Lと、複数個
の可変容量ダイオードvc、vc’ を−組としたもの
とをT形の対称回路に接続して成る単位部分を、多数従
属接続して構成されている。そして、一方の可変容量ダ
イオードVCの陰極と、他方の可変容量ダイオードVC
′の陰極とが共通接続されると共に、上記一方の可変容
量ダイオードVCの陽極はそのまま接地され、他方の可
変容量ダイオードvC′の陽極はインダクタし及び抵抗
Rを介して接地されている。このため、上記の各可変容
量ダイオードVCとvC′には、同じ直流電位が印加さ
れることとなる。また、上記二個の可変容量ダイオード
vc、vc’の陰極同士を共通接続した箇所には、制御
部35からそれぞれ抵抗rを介して逆電圧Ecrが印加
され、この逆電圧Ec1によって静電容量を変えて遅延
時間が制御される。なお、上記の抵抗rは、各組の可変
容量ダイオードvc、vc’ に制御信号線25を介し
て信号が流れ、それぞれの可変容量ダイオードvc、v
c’の組相互間で干渉するのを防止するために設けたも
のである。
なお、第1図において、符号Rは可変遅延線17Aの入
力端aまたは出力端すをそれぞれ接地するための抵抗を
示しており、上記可変遅延線17Aの信号源抵抗または
終端抵抗の一部となるもので、この抵抗Rの接地により
各組の可変容量ダイオードvc、vc’の陽極の直流電
位は接地レベルと同じにされている。また、符号Cは直
流阻止用のカップリングコンデンサである。
ここで、上記可変遅延線17Aは、各組の可変容量ダイ
オードvc、vc’の逆電圧の大きさによりその静電容
量を変化させると、遅延時間と共に特性インピーダンス
も変化する。このことから、信号の入出力端a、bでイ
ンピーダンスの不整合による信号波形の変形や伝送効率
の変動が生じないように、信号源抵抗と終端抵抗は、遅
延時間の制御に対応して常に上記可変遅延線17Aと整
合するように変化させる必要がある。そのため、上記信
号源抵抗と終端抵抗の部分には、電気信号により抵抗値
が変化する可変抵抗回路33a、33bがそれぞれ設け
である。この可変抵抗回路33a。
33bは、第2図に示すように、可変利得増幅器26の
利得Gをその制御電圧EC2により変えて、その入力抵
抗を連続的に変化させることができるものである。
以下に、この可変抵抗回路33a、33bの動作を第2
図を参照して説明する。第2図の回路は、電圧利得Gが
制御電圧E。2で制御できる可変利得増幅器26に一定
抵抗R5で帰還を施してその回路の抵抗値を可変とした
ものである。上記のような可変利得増幅器26は、よく
用いられているギルバードセルなどにより実現でき、制
御電圧Ecxと電圧利得Gは一定の関係にあり、周囲温
度の変化による利得Gの変動が小さく実用的である。こ
こで、上記可変利得増幅器26の入力端27から見たイ
ンピーダンスを求める。このとき、可変利得増幅器26
の入力インピーダンスは無限大で、出力インピーダンス
は零とし、入力端27における入力電圧をE 1n、電
流をj、入力端8における出力電圧をE。ut とする
と、次式が成り立つ。
Etn  Rt ・i  Eout= O−(8)Eo
llt=−G−Eln         ・−(9)こ
の第(8)式と第(9)式からEout を消去すると
、 x 1+G となる。そして、この入力電圧Elnの式を電流iで偏
微分すると、入力端27から見たインピーダンスZln
は次式のようになる。
この第(11)式において利得Gを変えると、入力端2
7からみたインピーダンスZinは変化することとなる
。すなわち、第2図に示す回路の入力端子27と対地間
の抵抗は、制御電圧E(lにより制御可能となる。例え
ば、利得Gを0から4まで変化させると、入力端27に
おけるインピーダンスZlflは、R□から0.2Ri
まで変化することとなる。これにより、第2図に示す回
路は可変抵抗回路となる。なお、以上の説明においては
、負帰還の場合について述べたが、正帰還を施した場合
においても可変抵抗回路となる。この場合は、利得Gは
負の値をとるものと考えればよい。
なお、第1図において、可変遅延線17Aの入力端aに
は、電圧−電流変換器29が設けられており、この電圧
−電流変換器29を介して入力信号電圧が定電流信号に
変換され、この定電流信号で上記可変遅延線17Aを駆
動するようになっている。また、可変遅延線17Aの出
力端すには、掛算器30が設けられている。この掛算器
30は、上記可変遅延線17Aの特性インピーダンスR
が変ると、該可変遅延線17Aの出力端すに現われる信
号電圧はiRoとなり、Roの大きさにより変化するた
め、これを補正するものである。そして、この掛算器3
0の倍率は、制御部35から送出される制御電圧Ec3
で制御されるようになっている。
以上は一次のオールパス形可変遅延線について述べたが
、第3図に示したごとく二次のオールパス形遅延線によ
り、さらに段数当りの信号の周波数帯域に対する遅延時
間の長い性能の向上した可変遅延線を実現することがで
き、これを上記の可変遅延線と同様、第5図にした整相
回路12における可変遅延回路17a〜17mに適用す
ることができる。第3図に示す可変遅延線17Bでは。
第1図の構成とは異なり可変容量ダイオードV C1と
可変容量ダイオードVCzで構成されている。
上記それぞれの可変容量ダイオードV C1。
V C2は、抵抗rl、r2を介して印加される制御電
圧V1.V2によって制御されるようになっている。な
お、これらの抵抗rt、rxは、上記可変容量ダイオー
ドV C1、V C2の静電容量を制御する回路を介し
て各セクションに信号が流れ、セクション相互間で干渉
するのを防止するために設けたものである。
上記一方の可変容量ダイオードV C1は、制御電圧v
lを変えることにより、その容量を変えて可変遅延線1
7Bの遅延時間を制御する。この際。
良好な遅延時間の周波数特性を保つためには、他方の可
変容量ダイオードV Czの容量が上記一方の可変容量
ダイオードV C1の容量のほぼ1/12に近い値に保
たれている必要がある。従って、このような動作条件を
満たすように制御電圧v1とv2を与えればよい。ここ
で、上記可変容量ダイオード■C1及びVC2の逆バイ
アス電圧と容量の特性曲線がそれぞれ同じ関数で記述さ
れるような関係にあると、制御電圧v1とv2は、同じ
信号源電圧あるいは少なくとも一方を分圧した簡単な構
成であって、可変容量ダイオードVC2とV C1の容
量比がほぼ1/12に近い値の最適値に保ったままその
大きさを変えることができる。
このように、制御電圧源としてvlとv2のそれぞれが
、遅延時間の最適制御を行うために独立して信号を発生
する回路を備えなくてもよい。
なお、第3図において、符号Rは可変容量ダイオードV
Cx、VC2の陰極の直流電位を接地電位と同じにする
ための抵抗で、可変遅延線17Bの信号源抵抗及び終端
抵抗の一部となり、後述の電子制御可変抵抗器33cと
33dに並列に接続されている。また、符号Cは直流阻
止用のコンデンサである。さらに、符号Tは高周波トラ
ンスであり、その二次巻線の一端はコンデンサCを介し
て電子制御可変抵抗器33cに接続され、他端は上記遅
延線17Bに接続されている。従って、上記遅延線17
Bは、電子制御可変抵抗器33cと33dで定まる信号
源抵抗を有する定電圧信号源で駆動されることになる。
また、可変遅延線17Bは、可変容量ダイオードV C
1、V Cxの逆バイアス電圧の大きさによりその容量
を変化させると、遅延時間と共に特性インピーダンスも
変化する。このことから、信号の入出力端でインピーダ
ンスの不整合による反射が生じないように、信号源抵抗
と終端抵抗は、遅延時間の制御に対応して常に上記遅延
線17Bと整合するように変化させる必要がある。その
ため、上記信号源抵抗と終端抵抗の部分には、電気信号
により抵抗値が変化する電子制御可変抵抗器33cと3
3dがそれぞれ設けである。この電子制御可変抵抗器3
3cと33dの動作原理は第1図に示したものについて
すでに述べた通りである。
なお、本発明においては、第5図に示すように、各可変
遅延回路17a〜17mは、前記入力側のクロスポイン
トスイッチ14a〜14mの出力信号線15,15.・
・・に接続されたLC遅延線16a〜16mの出力側に
それぞれ接続することにより、探触子の各振動子素子か
らの受波信号のうち複数個の信号、例えば四つの受波信
号を一群として加算して形成した各信号群ごとにそれぞ
れ設けられている。
次に、このような可変遅延線17A又ハ17 Bを用い
て構成された整相回路12の動作について、第5図を併
せて参照して説明する。まず、図示外の探触子の各振動
子素子からの受波信号は図示外の増幅器で増幅された後
、各入力端子#1〜#nに定電流信号源として印加され
る。これらの入力端子#1〜#nには、例えば四個の入
力端子#1〜#4.$5〜#8.・・・ごとに各クロス
ポイントスイッチ14a、14b、・・・ 14mが設
けられているので、これらのクロスポイントスイッチ1
4a〜14mとその出力信号線にそれぞれ接続されたL
C遅延線16a〜16mとにより、例えば四つの受波信
号ごとに一群として加算した信号群が形成される。そし
て、上記各LC遅延線16a〜16mの特性インピーダ
ンスとインピーダンスマツチングをとった終端抵抗から
出力された各信号群は、それぞれ可変遅延回路17a、
17b。
・・・17mに入力される。これらの可変遅延回路17
a〜17mでは、制御回路22からの制御信号Ss  
(第1図における制御端子に入力される電気信号Ec1
とECM)により、被検体の生体内を超音波が伝播する
速さに対応して超音波ビームの収束点を深い所へ移動さ
せるダイナミックフォーカスを実現するために、受波信
号に適宜の遅延時間が与えられる。このように遅延時間
が与えられた各可変遅延回路17a〜17mの出力信号
は、定電流信号源となっており、それぞれ出力側のクロ
スポイントスイッチ19へその入力信号線18゜18、
・・・を介して入力する。このクロスポイントスイッチ
19へ入力した信号は出力側のLC遅延線21へ送出さ
れるが、上記クロスポイントスイッチ19の出力信号線
20,20.・・・は、上記LC遅延線21に適宜の間
隔で設けられたタップと同数だけ設けられており、上記
各可変遅延回路17a〜17mにより適宜の遅延時間を
与えられた信号は、さらにクロスポイントスイッチ19
により選択されたタップを介してLC遅延線21へ入力
し、そのタップ位置に対応した遅延時間に相当する遅延
が与えられ、それぞれの信号が加算される。このとき、
入力側の各クロスポイントスイッチ14a〜14m及び
出力側のクロスポイントスイッチ19は、制御部23か
らの制御信号S。
S3により、超音波ビームの偏向角に対応した遅延時間
が与えられるように制御される。以上のようにして、整
相回路12により遅延が与えられ加算されて整相された
信号は、出力端子24から出力され、図示外の検波器で
検波された後、表示装置に入力して画像として表示され
る。
このような構成及び動作により、整相回路12内の各可
変遅延回路17a〜17mがその制御端子(第1図参照
)に電気信号を入力するだけで遅延時間を連続的に変化
することができるので、系統の整相回路12だけで超音
波ビームの収束点を連続的に移動するダイナミックフォ
ーカスが実現できる。また、上記の各可変遅延回路17
a〜17mは、探触子の多数の振動子素子からの受波信
号チャンネルごとに設けなくてもよいので、可変遅延回
路の設置数を少なくすることができる。
第6図は本発明の第二の実施例における整相回路を示す
ブロック図である。この実施例の整相回路12′は、図
示外の探触子の各振動子素子からの受波信号の個々につ
いて時間経過と共に変化する微小な遅延を与える遅延回
路311 t 31 x r313、・・・、31nを
付加すると共に、この遅延回路311〜31n の遅延
時間を受波信号のチャンネルごとに独立して制御するよ
うにしたものである。すなわち、探触子の各振動子素子
からの受波信号を入力する入力端子$1.#2.#3.
・・・#nと入力側の各クロスポイントスイッチ14a
〜14mの入力信号線13,13.・・・との間に、電
気信号により微小な遅延時間が制御できる遅延回路3 
lx、 31z+ 31aw・・・、31nがそれぞれ
設けられると共に、これらの遅延回路311〜31nは
制御回路22からの制御信号S4により各受波信号のチ
ャンネルごとに独立して遅延時間が制御されるようにな
っている。ここで、上記各遅延回路311〜31n  
としては、微小な遅延時間が制御できればよいため、例
えば第7図あるいは第8図に示したごとき一次のアクテ
ィブオールパス型可変遅延回路を用いればよい。その出
力信号は定電流信号源となるようにされている。第7図
あるいは第8図において、VCは可変容量ダイオードで
、この逆電圧を変えることにより遅延時間を制御してい
る。また、上記各遅延回路311〜31nは、入力側の
LC遅延線16 a 〜16 mのタップの数により定
まる遅延時間の分解能をさらに高くするため、その遅延
時間が初期設定されている。
このような構成の整相回路12′において、ダイナミッ
クフォーカスを実現するため可変遅延回路17a〜17
mの遅延時間を連続的に変化させた場合、探触子の各振
動子素子からの受波信号は各遅延回路311〜31n 
で遅延が与えられた後に、チャンネル毎に加算された信
号について遅延時間が連続的に変化するようになる。従
って、ダイナミックフォーカスを実現するためには、例
えば4チヤンネルの受波信号ごとに加算する構成におい
ては、各チャンネルごとに与えるべき遅延時間の変化が
異なるため、これらの値を各遅延回路31z〜31n 
 により各チャンネルごとに制御する必要がある。その
ため、第6図に示す実施例においては、上記各遅延回路
311〜31n  の遅延時間は、制御回路22からの
制御信号S4により各受波信号のチャンネルごとに独立
して制御される。この遅延時間とその遅延時間の制御タ
イミングは、入力側のLC遅延線16a〜16mと出力
側のLC遅延線21のタップ位置により異なるので、上
記制御信号S4のタイミングは、次の如く行われる。す
なわち、各チャネルの受波信号が印加される入力側のL
C遅延線16a〜16mのタップ位置により、各可変遅
延回路17a〜17mの入力部に信号が現われるタイミ
ングが異なる。
従って、各受波信号のチャンネルの入力端子#1〜#n
に同じタイミングで入力された受波信号が整相加算され
るためには、各チャンネルが入力側の各クロスポイント
スイッチ14a〜14mにより選択される各LC遅延g
 16 a〜16mのタップ位置の遅延時間に対応した
時間遅れで、各遅延回路311〜31n  を制御すれ
ばよい。
そして、この実施例の場合は、上記の各遅延回路31s
〜31n  によって微小な遅延を与えることにより、
入力側のLC遅延線16a〜16mのタップの数により
定まる遅延時間の分解能をさらに細分して、その遅延時
間の分解能を向上することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されたので、整相回路12ま
たは12′内の可変遅延回路17a〜17mとして可変
容量ダイオードとインダクタを”用いて構成した可変遅
延線を用いることにより、その制御端子に印加する電気
信号だけで遅延時間を連続的に変化させて所望の位置に
超音波ビームの収束点を移動することができる。従って
、従来の整相回路内の遅延線のようにノイズが発生する
ことがないので、二系統の整相回路を設けて交互に使用
する必要はなく、一系統の整相回路(12または12′
)だけでダイナミックフォーカスを実現することができ
る。このことから、回路規模を小さくすることができ、
装置を小形化できると共にコスト低下を図ることができ
る。また、従来のような二基後の整相回路からの信号を
切り換えて表示するのではなく、一系統の整相回路から
の信号をそのまま表示装置に表示するだけであるので、
画像に明暗の段差が発生することなく、均一な画質の画
像が得られ、診断をやり易くすることができる。さらに
、上記の可変遅延回路17a〜17mは、探触子の各振
動子素子からの受波信号のうち複数個の信号を一群とし
て加算して形成した各信号無ごとにそれぞれ設け、各受
波信号のチャンネルごとには設けなくてもよいので、整
相回路12,12’内の可変遅延回路17a〜17mの
数を少なくすることができる。従って、装置全体を小形
化できると共にコスト低下を図ることができる。
また、探触子の各振動子素子からの受波信号の個々につ
いて時間経過と共に変化する微小な遅延を与える遅延回
路311〜31n  として、抵抗と可変容量ダイオー
ドからなる1次のオールパス型可変遅延回路を付加した
ものにおいては、遅延時間の分解能を容易に向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超音波診断装置の整相回路に用いる可
変遅延線の構成を示す回路図、第2図は第1図中の可変
抵抗回路の構成と動作を説明するための図、第3図は本
発明の超音波診断装置の整相回路に用いる可変遅延線の
第2の実施例の構成を示す回路図、第4図は従来の遅延
線の説明のための図、第5図は本発明の超音波診断装置
の整相回路の第1の実施例の構成を示すブロック図、第
6図は本発明の超音波診断装置の整相回路の第2の実施
例の構成を示すブロック図、第7図及び第8図は第6図
中の遅延回路31の構成を示す回路図、第9乃至第12
図は従来装置における整相回路を説明するための図であ
る。 12.12’・・・整相回路、14a〜14m・・入力
側のクロスポイントスイッチ、16a〜16m・・入力
側のLC遅延線、17A、17B・・・可変遅延線、1
7a〜17m・・・可変遅延回路、19・・・出力側の
クロスポイントスイッチ、21・・・出力側のLC遅延
線、22・・・制御回路、23・・・制御部、26・・
・可変利得増幅器、29・・・可変抵抗器、30・・・
掛算器、311〜31n ・・・遅延回路、33a〜3
3d・・・可変抵抗回路、35・・制御部、L・・・イ
ンダクタ、c−ml ンデンサ、VC,VC’ VCt
。 V C2・・・可変容量ダイオード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の振動子素子が配列され超音波を送受波する探
    触子と、この探触子の各振動子素子からの受波信号に所
    定の遅延時間を与える遅延回路を有しこれらの遅延回路
    で位相が揃えられた受波信号を加算して出力する整相回
    路と、この整相回路で整相された信号を検波する検波器
    と、この検波器からの出力信号を画像として表示する表
    示装置とを備えて成る超音波診断装置において、上記整
    相回路は、その内部の遅延回路として、インダクタとキ
    ャパシタから成る遅延線のキャパシタを可変容量ダイオ
    ードにて置換した可変遅延線と、前記可変遅延線の両端
    に設けられた電圧信号によりその抵抗値が変化できる可
    変抵抗回路と、前記可変遅延線の可変容量ダイオードへ
    遅延時間設定のためのバイアス電圧を印加する手段と、
    前記可変抵抗回路へ前記可変容量ダイオードの容量変化
    に対応して遅延線の特性インピーダンスを整合する電圧
    信号を印加する手段とを備えて電気信号により遅延時間
    を連続的に変えるようにした可変遅延回路を用いると共
    に、上記探触子の各振動子素子からの受波信号のそれぞ
    れに任意の固定した遅延時間を与えた後その複数個の信
    号を一群として加算して形成した各信号群ごとに上記の
    可変遅延回路をそれぞれ設けて成ることを特徴とする超
    音波診断装置。 2、上記整相回路は、探触子の各振動子素子からの受波
    信号の個々について時間経過と共に変化する微小な遅延
    を与える遅延回路として、可変容量ダイオードと抵抗か
    らなる1次のオールパス型フィルタを遅延回路とする回
    路を付加すると共に、この遅延回路の遅延時間を受波信
    号のチャンネルごとに独立して制御するようにしたもの
    である請求項1記載の超音波診断装置。
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