JPH04122216U - 樹脂ドアの構造 - Google Patents

樹脂ドアの構造

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JPH04122216U
JPH04122216U JP2636891U JP2636891U JPH04122216U JP H04122216 U JPH04122216 U JP H04122216U JP 2636891 U JP2636891 U JP 2636891U JP 2636891 U JP2636891 U JP 2636891U JP H04122216 U JPH04122216 U JP H04122216U
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JP
Japan
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reinforcement
door
panel
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inner panel
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JP2636891U
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Inventor
学 後呂
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のドアの軽量化及び部品点数の低減を図
る。 【構成】 車両のドア10の、アウタパネル11と、イ
ンナパネル12と、サッシ13とを樹脂部材により形成
し、アウタパネル及びインナパネルの各内面に夫々樹脂
部材で形成したリーンホース15、16を、サンドイッ
チ成形により一体且つ対抗させて形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹脂ドアの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃費向上のための技術的課題として、エンジン効率の向上、軽量化、 走行抵抗の軽減等が上げられ、軽量化に対しては高張力鋼板、アルミニウム、プ ラスチック等の軽量素材がある。プラスチックは、ポリエチレン(PE)、ポリ プロピレン(PP)、強化スチレン系樹脂、ナイロン樹脂、熱可塑性ポリエステ ル樹脂、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)等極めて多種類のものがあり、 夫々の長所を生かして適材適所に使用されている。
【0003】 ところで、図8に示すように車両のドア1は、アウタパネル2、インナパネル 3、当該インナパネル3と一体的に形成されたサッシュ4等により構成されてお り、これらは、板金により形成されている。また、インナパネル3にはサイドイ ンパクトバー5が設けられているものもある。このサイドインパクトバー5とし ては、高張力鋼板、或いは高張力パイプ等が使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ドア1は、アウタパネル2、インナパネル3及びサッシュ 4等が全て板金製品により形成されているために重量が重く、部品点数も多いと いう問題がある。 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、軽量化及び部品点数の低減を図る ことが可能な樹脂ドアを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、アウタパネル、インナパネル及び サッシを樹脂部材により形成し、アウタパネル及びインナパネルの各内面に夫々 樹脂部材で形成したリーンホースをサンドイッチ成形により一体且つ対抗させて 形成した構造としたものである。
【0006】
【作用】
ドアに衝撃荷重が加わった場合、アウタパネルのリーンホースが変形して初期 荷重を受け持ち、当該リーンホースの座屈とインナパネルのリーンホースとの変 形とにより中間荷重を受け持ち、アウタパネルのリーンホースとインナパネルの リーンホースの座屈により最大荷重を受け持ち、前記衝撃荷重に対処する。
【0007】
【実施例】
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1においてドア10は、アウタパネル11、インナパネル12及びインナパ ネル12に一体に形成されたサッシュ13等により構成されており、アウタパネ ル11及びインナパネル12の各内面には対抗してリーンホース15、16が形 成されている。このリーンホース15は、図3に示すように基端15aから支持 部15b、15cに二股に分かれて略V字状をなし、その長さは、ドア10のイ ンナパネル12の前後方向の幅と略同じ長さとされている。そして、このリーン ホース15の基端15aは、ラッチ取付部、各先端15d、15eは夫々ドアヒ ンジ取付部とされる。
【0008】 このリーンホース15の基端15a、先端15d、15eには夫々箱形のカバ ー17〜19が嵌合(図4)されており、リーンホース15は、樹脂部材例えば 、ウレタンフォームにより形成されており、カバー17〜19は、軽金属例えば 、アルミニウム合金部材により形成されている。そして、カバー17の後端面に はラッチ取付用の孔(図示せず)が、カバー18、19の各前端面にはドアヒン ジ取付用の孔18a、18a、19a、19aが穿設されており、内面にはこれ らの各孔の位置にウエルドナット(図示せず)が設けられている。
【0009】 そして、アウタパネル11とリーンホース15とは、図5に示すように樹脂部 材例えば、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)部材によりサンドイッチ成形 法(RTM)で一体に形成されている。リーンホース15は、基端15aが後方 、先端15d、15eが前方を向け、且つ上側の支持部15bが略水平をなして 配置されている。従って、リーンホース15は、図6に示すようにガラス繊維強 化プラスチックにより全体が覆われ、各カバー17〜19の端面のみが裸出して いる。このようにしてアウタパネル11が形成されている。
【0010】 インナパネル12のリーンホース16も、リーンホース15と同様にウレタン フォームにより形成されている。尚、このリーンホース16には、カバーは設け られてない。そして、インナパネル12、リーンホース16は、例えば、エポキ シ樹脂部材によりサンドイッチ成形法(RTM)で一体に形成されている。この ようにしてインナパネル12が形成されている。また、サッシ13は、例えば、 SMCと称する中間成形材料により形成されている。
【0011】 アウタパネル11とインナパネル12とは図1に示すように組付けられてドア 10を形成し、且つ各内面には対抗する位置にリーンホース15、16が設けら れている。そして、アウタハンドル、インナハンドル(共に図示せず)は、夫々 リーンホース15、16の上側の支持部15a、16aの所定箇所に取付られる 。尚、リーンホース15と16との間にはウインドガラスを収納するための間隙 が設けられている。
【0012】 ところで、図2に示すようにドア10のアウタパネル11に衝撃荷重(サイド インパクト)Fが加わった場合、当該アウタパネル11に設けられたリンホース 15が弾性変形して初期荷重を受け持ち、当該リーンホース15の座屈と、イン ナパネル12のリーンホース16の弾性変形とにより中間荷重を受け持ち、リー ンホース15とリーンホース16の各座屈により最大発生荷重を受け持つ。リー ンホース15は、座屈する際に対抗するリーンホース16に衝突して当該リーン ホース12を弾性変形させる。尚、図7にドア10のサイドインパクト試験の特 性の一例を示す。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、アウタパネル、インナパネル及びサッシ を樹脂部材により形成し、アウタパネル及びインナパネルの各内面に夫々樹脂部 材で形成したリーンホースをサンドイッチ成形により一体且つ対抗させて形成し た構造としたことにより、ドアの軽量化及び部品点数の低減を図ることが可能と なり、これに伴い燃費の向上を図ることが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る樹脂ドアの構造の一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1のドアに衝撃荷重が加わった場合の変形状
態を示す図である。
【図3】図1のドアのアウタパネルに設けるリーンホー
スの一例を示す分解斜視図である。
【図4】図3のリーンホースの組立斜視図である。
【図5】図1のアウタパネルの裏側から見た斜視図であ
る。
【図6】図5の矢線VI−VIに沿う断面図である。
【図7】図1のドアのサイドインパクト試験の一例を示
す特性図である。
【図8】従来の板金製のドアの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ドア 11 アウタパネル 12 インナパネル 13 サッシ 15、16 リーンホース 17〜19 カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネル、インナパネル及びサッシ
    を樹脂部材により形成し、アウタパネル及びインナパネ
    ルの各内面に夫々樹脂部材で形成したリーンホースをサ
    ンドイッチ成形により一体且つ対抗させて形成したこと
    を特徴とする樹脂ドアの構造。
JP2636891U 1991-04-18 1991-04-18 樹脂ドアの構造 Withdrawn JPH04122216U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126004A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Honda Motor Co Ltd 自動車の車体構造
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CN109849630A (zh) * 2017-11-30 2019-06-07 丰田纺织株式会社 车门

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