JPH04121990U - ジヤツキアツプ装置 - Google Patents

ジヤツキアツプ装置

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JPH04121990U
JPH04121990U JP2278191U JP2278191U JPH04121990U JP H04121990 U JPH04121990 U JP H04121990U JP 2278191 U JP2278191 U JP 2278191U JP 2278191 U JP2278191 U JP 2278191U JP H04121990 U JPH04121990 U JP H04121990U
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rack
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jack
semicircular
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JP2278191U
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忠男 吉川
欣弘 宇都
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日立造船株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業台の昇降時に支持部材のラックが作業台
のガイド手段と干渉するのを解消する。 【構成】ラック材11はラック12を両側に形成し、このラ
ック材11を中央に配置してその両側に半円形の構成部材
13を固定している。この半円形の構成部材13は、円弧状
の半円部材13aと、この半円部材13aの内側を閉じるよ
うに配置される閉合部材13bとが溶接されて固定され中
空に構成されている。また、ラック12の両側部12aは半
円部材13aおよび閉合部材13bに対して溶接されて補強
されている。さらに、ラック12の歯先面は、ラック材11
の両側面に構成部材13aが重合わされた略丸状の断面外
形から突出しない構成としている。以上によりジャッキ
アップ装置における作業台を支持する支柱部材14が構成
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、海洋石油掘削装置(以下オイルリグという)などに用いるジャッキ アップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラックとピニオンによるジャッキアップ装置を用いたオイルリグにおい ては、支柱を構成する筒体の外周部にラックを溶接して固定し、このラックに対 して複数のピニオンを噛み合わせ、これらピニオンを駆動することにより作業台 をジャッキアップしていた。
【0003】 図6は従来のジャッキアップ装置の概略構成を示し、Aはその一部平面図、B はその側面図である。図6において、単一の筒体で構成された複数の支柱部材1 を海底から海面上にそれぞれ立設して設け、海面上に作業台2が複数の支柱部材 1で支えられて設けられている。支柱部材1における筒体の外周部にはラック3 が溶接されて固定されており、このラック3に噛み合うピニオン4が複数配置さ れたラック架台5が作業台2上方に設けられている。このラック架台5の下方の 作業台2には、ラック3が形成された各支柱部材1を貫通してガイドするガイド 手段6が設けられている。これらガイド手段6は支柱部材1とともにラック3を 外環して支柱部材1と同心状に形成されている。また、このラック架台5を被う ように受枠7が作業台2と固定して設けられている。以上によりラックとピニオ ンによるジャッキアップ装置8が構成されている。
【0004】 上記構成により、支柱部材1に固定されたラック3に噛み合うピニオン4を各 支柱部材1毎に駆動させ、ラック架台5とともに作業台2を上下に移動させてい た。このとき、作業台2は支柱部材1の外形をガイド手段6でガイドして昇降さ れる。そして、海面上の適当位置でストッパ(図示せず)などにより作業台2を 固定していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、特に、単体の筒体でジャッキアップ部材を 構成する中小型のジャッキアップ装置おいて、作業台2のガイド手段6で支柱部 材1とともに、突出したラック3の両側部を外環しているので、作業台2の昇降 時に筒体の外周部に突出したラック3の両側部が作業台2のガイド手段6、特に 側部ガイド部と干渉して使用しにくいという問題を有していた。
【0006】 本考案は上記従来の問題を解決するもので、作業台の昇降時に支柱部材のラッ クが作業台のガイド手段と干渉するのを解消することができるジャッキアップ装 置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案のジャッキアップ装置は、ラックが形成され 前記ラックの歯先面が断面外形から突出しないように構成された支柱部材と、前 記支柱部材の断面外形を外環して昇降自在にガイドされる作業台と、前記ラック に噛み合うピニオンを有し前記ピニオンの駆動により前記作業台を昇降させる昇 降手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】
上記構成により、ラックの歯先面が断面外形から突出していないので、支柱部 材の断面外形を外環してガイドするガイド手段の構成が複雑にならず、また、作 業台の昇降時に支柱部材のラック側面とガイド手段の外環部との干渉も解消され る。また、ラックは他の構成部材で囲まれラック両側面も他の構成部材と接合可 能となり、ラック両側面を他の構成部材と接合すればラックは従来のような片持 ち歯ではなくなって曲げ耐力も大幅に向上することになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。 図1は本考案の一実施例のジャッキアップ装置における支柱部材の断面を示し 、Aはその横断面図、Bはその一部縦断面図である。図1において、ラック材11 はラック12を両側に形成し、このラック材11を中央に配置してその両側に半円形 の構成部材13を固定している。この半円形の構成部材13は、円弧状の半円部材13 aと、この半円部材13aの内側を閉じるように配置される閉合部材13bとが溶接 されて固定され中空に構成されている。また、ラック12の両側部12aは半円部材 13aおよび閉合部材13bに対して溶接されて補強されている。さらに、ラック12 の歯先面は、ラック材11の両側に構成部材13を重合わせた略丸状の断面外形から 突出しない構成としている。以上によりジャッキアップ装置における作業台を支 持する支柱部材14が構成され、ラック12は、支柱部材14の外形より内側に配置さ れるとともに、支柱部材14の長さにかかわらず必要ストローク(揚重高さ)のみ 設けられている。この必要ストローク以外の支柱部材14は筒状の通常部材で構成 可能である。
【0010】 図2はジャッキアップ装置の要部構成を示す縦断面図、図3はその横断面図、 図4はその正面図である。図2〜図4において、受枠15a、15bはそれぞれ下方 に配置された作業台16に固定されており、受枠15a、15bの内部にはそれぞれ弾 性体17を介して昇降手段としてのラック架台18a、18bが配置されている。これ らラック架台18a、18bにはそれぞれ2個のピニオン19が軸受20と減速機21の出 力軸で支持されて設けられている。これらピニオン19は支柱部材14に形成された ラック12とそれぞれ噛み合わされて配置されている。支柱部材14は作業台16に形 成されたガイド手段22を貫通して支柱部材14の断面外形がガイドされる。
【0011】 また、各継ぎ材23は、ラック架台18a、18bの間に渡されて支柱部材14を外環 するように配置されるとともに、ラック架台18a、18bの上下端部および中央部 に配置されている。これら継ぎ材22と支柱部材14の間にはガイドシュー24が配置 され、ラック架台18a、18bはそれぞれ支柱部材14を基準として上下動するよう に構成されるとともに、支柱部材14を基準とし弾性体17を介して揺動するように 構成されている。
【0012】 上記構成により、まず、ラック架台18a、18bの各ピニオン19を減速機21を介 して駆動させることにより各支柱部材14のラック12上を各ピニオン19が回転して ラック架台18a、18bとともに作業台16を上下に移動させる。このとき、作業台 16に形成されたガイド手段22を通して支柱部材14が上下動するが、ラック12は支 柱部材14の外形から突出していないのでガイド手段22に対してラック12の側面な どが干渉するようなことはなくスムーズに動作することになる。
【0013】 このように、ジャッキアップの支柱部材14に形成したラック12が支柱部材14の 断面外形より突出していないため、支柱部材14の外形を作業台16のガイド手段22 でガイドする場合、ガイドがしやすく従来のようにガイド手段22とラック12の側 面とが干渉するようなことはなくなる。また、ガイド手段22の外環形状が複雑に ならず外環径を小さくすることができる。
【0014】 また、ラック12とともにラック材11を半円部材13aおよび閉合部材13bで囲ん で接合して支柱部材14を構成しているので、支柱部材14の内部にラック12を形成 する構造が容易に製作可能であるとともに、支柱部材14の強度は筒状丸棒の一体 構造のものと強度的には同一とすることができる。また、この場合、ラック12は 、従来のように一端のみが保持された片持ち歯ではなくラック12の両サイドも溶 接されて支柱部材14の他の構成部材と固定されているため、ラック12の曲げ耐力 は大幅に向上する。
【0015】 さらに、支柱部材14を囲んでラック架台18a、18bを各継ぎ材23で繋いでいる ため、支柱部材14の外形をガイドシュー24でガイドすることができ、支柱部材14 を中心としてラック架台18a、18bを揺動させることができる。しかも、ラック 架台18a、18bは弾性体17を介して受枠15に支柱されているため、支柱部材14の 傾き揺動に対してラック架台18a、18bは荷重を均等に受けることができる。
【0016】 さらに、ピニオン19の両側面が、ラック材11の両重ね材である半円部材13aお よび閉合部材13bでガイドされるため、支柱部材14の回転止めの作用をする。 さらには、支柱部材14と、ピニオンを有するラック架台18a、18bおよび各継 ぎ材23などよりなるピニオンユニットとを一体化して他のジャッキアップ装置に 受枠を設けて組み込むことができる。
【0017】 なお、本実施例では支柱部材14は外形丸型としたが、図5のA〜Eに示すよう な断面外形が角型、三角型、ストレーナ十字型、口型などの他、楕円型など種々 の断面構造のものが考えられ、ラックの歯先面が支柱部材の断面外形から突出し ないもの、つまりラック歯の全高さが支柱部材外形から突出しないものであれば よい。
【0018】 また、本実施例では支柱部材14における構成部材の重ね合わせは溶接で行った が、ボルト締めによって行ってもよく、その他種々の接合が考えられる。 さらに、本実施例ではラック材11はラック12を有する一体形で示したが、分割 形であってもよいのは言うまでもないことである。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ラックの歯先面が支柱部材の断面外形から突出 しない構成であるため、ガイド手段の構成が複雑にならず、また、作業台の昇降 時にラック側面とガイド手段の外環部との干渉を解消することができるものであ る。また、ラックを他の構成部材で囲って接合可能なため、ラックの曲げ耐力を 大幅に向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のジャッキアップ装置におけ
る支柱部材の断面を示し、Aは支柱部材の横断面図、B
は支柱部材の一部縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例のジャッキアップ装置の要部
構成を示す縦断面図である。
【図3】本考案の一実施例のジャッキアップ装置の要部
構成を示す横断面図である。
【図4】本考案の一実施例のジャッキアップ装置の要部
構成を示す正面図である。
【図5】A〜Eは本考案の他の実施例のジャッキアップ
装置における各種支柱部材の断面図である。
【図6】従来のジャッキアップ装置の概略構成を示し、
Aは一部平面図、Bは側面図である。
【符号の説明】
11 ラック材 12 ラック 13 構成部材 14 支柱部材 16 作業台 18a、18b ラック架台 19 ピニオン 22 ガイド手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラックが形成され前記ラックの歯先面が断
    面外形から突出しないように構成された支柱部材と、前
    記支柱部材の断面外形を外環して昇降自在にガイドされ
    る作業台と、前記ラックに噛み合うピニオンを有し前記
    ピニオンの駆動により前記作業台を昇降させる昇降手段
    とを備えたジャッキアップ装置。
JP1991022781U 1991-04-09 1991-04-09 ジャッキアップ装置 Expired - Lifetime JP2521689Y2 (ja)

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JPH0614809U (ja) * 1992-07-23 1994-02-25 リンナイ株式会社 ドロップインコンロ

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