JPH04121635U - 真空インタラプタと開閉装置 - Google Patents

真空インタラプタと開閉装置

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JPH04121635U
JPH04121635U JP2581391U JP2581391U JPH04121635U JP H04121635 U JPH04121635 U JP H04121635U JP 2581391 U JP2581391 U JP 2581391U JP 2581391 U JP2581391 U JP 2581391U JP H04121635 U JPH04121635 U JP H04121635U
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宜英 小川
金太郎 宮道
真明 植松
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株式会社明電舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空インタラプタの真空容器を構成する金属
部材の凹凸形状による電界集中に起因する耐電圧特性の
低下を改善する。 【構成】 真空容器10を形成する金属部材12,13
の外周部に導電性ゴムリング3a,3b,4を装着して
金属部材の凹凸形状を無くして真空インタラプタ及び開
閉装置を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、真空インタラプタとこの真空インタラプタを用いた開閉装置に係り 、特に真空容器外部側の絶縁強度を向上した真空インタラプタと開閉装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
しゃ断部に真空インタラプタを使用した開閉装置は一般的に知られており、そ して真空インタラプタを絶縁媒体(ガス,空気,油)中に配置したり、固体絶縁 物で包囲する、といった絶縁手段によって一層の縮小化を図った真空インタラプ タ及び開閉装置を得ることが行われている。
【0003】 図3は、一般的に知られている真空インタラプタ1であり、絶縁部材(絶縁筒 11)の両側を金属部材(金属端板12,13)で気密に閉鎖して真空容器10 を形成し、この真空容器内に気密に導入した一対の可動リード棒14と固定リー ド棒15の内端部に図示省略の一対の電極を具備して構成している。この真空イ ンタラプタを更に詳細に説明すると、絶縁筒11の両端部には、絶縁筒より小径 な接続フランジ12a,13aが気密に接合され、これら接続フランジ12a, 13aに端板12,13が各々気密接合されている。このために絶縁筒11と金 属端板12,13との間には凹凸が存在することになる。
【0004】 図3で説明したような真空インタラプタは、前述したような絶縁手段によって 各種開閉装置にしゃ断部として組み込まれ使用されるものであり、この種開閉装 置の一例として図4に示すような開閉装置がある。図4は開閉装置のしゃ断部2 の部分を示すものであり、図中において1は真空インタラプタであり、この真空 インタラプタ1の固定リード棒15側には、リングコンタクト21aを介して上 部主回路導体21が設けてある。また可動リード棒14側には、リングコンタク ト22aを介してコンタクトケース22が設けてある。このコンタクトケース2 2内における可動リード棒14の端部には、操作リンク機構23が連結してあり 、図中左側に設けた操作装置24によって駆動操作されて真空インタラプタ1の 開閉が行われるものである。上記のように配置構成された、上部主回路導体21 、真空インタラプタ1、コンタクトケース22は、その外周部に絶縁ゴム、ゴム コンパウンド等からなる応力緩和層25を施し、そして全体をエポキシ樹脂等の モールド層26で一体化してしゃ断部2を構成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、真空インタラプタ1の両端板部分に凹凸が存在していることは、前 述の図3に基づいて説明したが、これは、図4中のA,B部分が該当する部分で あり、図4中のA部分の拡大図である図5に基づいて詳細に説明する。すなわち 、絶縁筒11に接合されている接続フランジ12aの外径は、絶縁筒の外径より 小径に形成され、そして接続フランジ12aと端板12との接続部12bは、外 方に突出している。このためにこの部分に凹凸が生じている。しかもこれら接続 フランジ12a及び端板12は金属材料からなるものである。従って周囲の部材 よりも外方に突出している接続部12b近傍に電界集中が生じやすくなっている 。特に縮小化のために接地電位の金属部材がしゃ断部2外部の近傍に位置するほ どこの問題は顕著なものである。この部分に部分放電等が生じて、限界を越えた 場合には、絶縁破壊を起こしてしゃ断不能に至ったり、応力緩和層25の破壊、 モールド層26の破壊といった重大な問題に発展する。このために、端板12, 13の部分に応力緩和層25を施す作業は慎重に行って、部分放電発生の原因と なる空隙(気泡)が全く生じないようにする必要があり作業性が非常に悪いもの である。しかして如何に慎重な作業を行っても中には不具合な物が発生して歩留 まりが悪いものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、 (1) 金属部材と絶縁部材とからなる真空容器内に開閉自在な一対の電極を備 えた真空インタラプタで真空容器を形成する金属部材の外周部に導電性ゴムリン グを装着して真空インタラプタを構成するものである。
【0007】 (2) また、少なくとも導電性ゴムリングを装着した部分を固体絶縁物で一体 に包囲して真空インタラプタを構成するものである。
【0008】 (3) 更には、この真空インタラプタと開閉装置を構成する他の部材とを一体 に絶縁物で包囲して開閉装置を構成するものである。
【0009】 なお、真空インタラプタを包囲する絶縁物はモールド層、熱収縮チューブの如 き固体絶縁物に限らず、絶縁媒体(ガス,空気,油)であっても差し支えない。
【0010】
【作用】
真空インタラプタの真空容器を形成する金属部材の部分に導電性ゴムリングを 装着することにより、金属部材の凹凸形状を無くしたので、金属部材(例えば端 板部分)での電界集中を緩和でき、耐電圧特性を向上できる。また、真空インタ ラプタを固体絶縁物で包囲した場合に、万一この部分に空隙が存在していたとし ても部分放電は発生せず耐電圧特性を向上でき、しかも応力緩和層等の設置は簡 便となり、作業性が向上し、歩留まりも向上する。
【0011】
【実施例】
本考案を実施例に基づいて詳細に説明する。なお、前述の図3〜図5と同一符 号を付するものはこれらと同等品を示すのでこれらの詳細な説明は省略する。図 1は、第1実施例に係る真空インタラプタ及び開閉装置の要部を示すものである 。すなわち、端板部分で凹部となっている端板12と接続フランジ12aとの部 分に各々導電性ゴムリング3a,3bを装着したものである。これら導電性ゴム リング3a,3bの外径寸法は、接続部12bの外径寸法と略同径である。
【0012】 これにより、金属部材による凹凸を解消して一様で滑らかな金属表面にして電 界集中部を無くしている。そして、コンタクトケース22等の他の構成部材と一 体に応力緩和層25を介して、全体をエポキシ樹脂等のモールド層26で一体化 して開閉装置のしゃ断部2を構成している。
【0013】 次に図2は、第2実施例に係る真空インタラプタ及び開閉装置の要部を示すも のであり、第1実施例と異なる点を中心に説明すると、接続フランジ12aの部 分を覆うリング部4aと、端板12の部分を覆うリング部4bとを一体にした導 電性ゴムリング4で形成しており、接続部12bをも覆うように形成している。
【0014】 なお、以上の実施例の説明では、本考案に係る真空インタラプタを他の部材と 共に一体絶縁モールドした開閉装置に付いて述べたが、本考案はこれに限らず、 真空インタラプタ(導電性ゴムリングの部分のみ、又は真空インタラプタ全体) のみを固体絶縁物で包囲(絶縁モールド、熱収縮チューブ)して用いる場合、更 には固体絶縁物でなく絶縁媒体(ガス,空気,油)で包囲して用いる場合でも同 様に適用できるものである。
【0015】
【考案の効果】
真空インタラプタの真空容器を形成する金属部材の部分を覆って導電性ゴムリ ングを装着して金属構成部材形状による凹凸を無くしたので、金属部材部分(例 えば端板部分)での電界集中を緩和できて、真空インタラプタ自体及び開閉装置 の耐電圧特性を向上でき、一層の小形縮小化が図れる。しかもリング状部材を装 着するので装着作業は簡便なものである。また、真空インタラプタを包囲して固 体絶縁層を設けた場合に、万一導電性ゴムリング装着部分に空隙が存在したとし ても部分放電等の問題は発生せず耐電圧特性を向上でき、しかも応力緩和層の設 置は簡便となり、作業性が向上し、歩留まりも向上して一層の生産性向上が図れ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部図
【図2】本考案の第2実施例の要部図
【図3】従来の真空インタラプタの概略図
【図4】従来の開閉装置の概略図
【図5】図4のA部拡大図
【符号の説明】
1…真空インタラプタ、10…真空容器、12,13…
金属端板、3a,3b,4…導電性ゴムリング。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部材と絶縁部材とからなる真空容器
    内に開閉自在な一対の電極を備えて形成した真空インタ
    ラプタにおいて、前記真空容器を形成する金属部材の外
    周部に導電性ゴムリングを装着して構成したことを特徴
    とする真空インタラプタ。
  2. 【請求項2】 少なくとも導電性ゴムリングを装着した
    部分を固体絶縁物で一体に包囲して構成したことを特徴
    とする真空インタラプタ。
  3. 【請求項3】 真空容器を形成する金属部材の外周部に
    導電性ゴムリングを装着して構成した真空インタラプタ
    と開閉装置を構成する他の部材を一体に絶縁物で包囲し
    て構成したことを特徴とする開閉装置。
JP2581391U 1991-04-17 1991-04-17 真空インタラプタと開閉装置 Expired - Fee Related JP2560370Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002358861A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Mitsubishi Electric Corp 真空バルブとその製造方法

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JP2002358861A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Mitsubishi Electric Corp 真空バルブとその製造方法

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