JP2010178526A - タンク型真空遮断器 - Google Patents

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【課題】圧力タンク内の絶縁性能を確保しながら、圧力タンク内のガス圧を低減できるタンク型真空遮断器を提供する。
【解決手段】圧力タンク2と変流器用タンク44、54との間に絶縁体からなる区画スペーサ47、57を設け、絶縁性ガスである乾燥空気が封入される空間を圧力タンク2内の第1空間10と変流器用タンク44、54およびブッシング45、55内の第2空間とに気密分離し、さらに、区画スペーサ47、57の第1空間10側の沿面長を第2空間20側の沿面長よりも長く設けるとともに、第1空間10のガス圧を第2空間20のガス圧よりも低くした。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力の送配電および受配電設備などに用いられるタンク型真空遮断器に関するものである。
従来のタンク型真空遮断器として、乾燥空気を0.4〜0.5MPa−g程度の高いガス圧で封入した圧力タンクと、この圧力タンク内に設置され一端にベローズが装着された真空バルブ(真空インタラプタ)とを備え、ベローズ外側周辺領域のガス圧と圧力タンク内のガス圧とを気密区分し、ベローズ外側のガス圧を大気圧に保持することでベローズ内外の差圧を低減し、ベローズの損傷を防止するとともに、真空バルブと圧力タンクとの絶縁を確保するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2007−306701号公報(図1)
上述のような従来のタンク型真空遮断器においては、圧力タンクに0.4〜0.5MPa−g程度の高いガス圧が負荷されるため、圧力タンクの肉厚を厚くするなど強固な圧力タンクを設ける必要があり、装置の軽量化および低コスト化が困難であるという問題があった。また、乾燥空気は絶縁耐力がSFガスの約1/3であるため、圧力タンク内のガス圧を低くすると、圧力タンク内の絶縁性能が確保できないという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、圧力タンク内の絶縁性能を確保しながら、圧力タンク内のガス圧を低減できるタンク型真空遮断器を提供するものである。
この発明に係るタンク型真空遮断器は、電気的に接地され、複数の開口部を有する圧力タンクと、前記開口部に接続され、外側に変流器が取り付けられる変流器用タンクと、一端が前記変流器用タンクに接続され、他端がブッシング端子により気密封止されたブッシングと、前記圧力タンクと前記変流器用タンクとの間に設けられ、前記圧力タンク内に形成された第1空間と前記変流器用タンクおよび前記ブッシング内に形成された第2空間とを気密分離する絶縁体からなる区画スペーサと、前記第1空間および前記第2空間に封入された絶縁性ガスと、前記第1空間内に設けられ、固定導体およびこの固定導体と接離可能に設けられた可動導体を収容する真空バルブと、前記区画スペーサを貫通して設けられ、前記固定導体と前記ブッシング端子間、および前記可動導体と前記ブッシング端子間の電流経路となる一対の引出導体と、前記可動導体に接続された絶縁ロッドを介して前記可動導体を駆動する開閉手段とを備え、前記区画スペーサの前記第1空間側の沿面長を前記第2空間側の沿面長よりも長く設けるとともに、前記第1空間のガス圧を前記第2空間のガス圧よりも低くしたことを特徴とするものである。
この発明によれば、圧力タンク内の絶縁性能を確保しながら、圧力タンク内のガス圧を低減できるので、タンク型真空遮断器の軽量化および低コスト化を図ることができる。
本発明を実施するための形態におけるタンク型真空遮断器を示す断面図である。 本発明を実施するための形態におけるタンク型真空遮断器のうち、圧力タンク周辺の拡大断面図である。 図1に示すタンク型真空遮断器を3ユニット並設した状態を示す側面図である。 本発明を実施するための他の形態におけるタンク型真空遮断器を示す側面図である。
図1は、本発明を実施するための形態におけるタンク型真空遮断器を示す断面図である。また、図2は、図1に示したタンク型真空遮断器のうち、圧力タンク周辺の拡大断面図である。また、図3は図1に示すタンク型真空遮断器を3ユニット並設した状態を示す側面図であり、図4は本発明を実施するための他の形態におけるタンク型真空遮断器を示す側面図である。以下、図に基づいて、この発明を実施するための形態について説明する。
図1および図2において、電気的に接地された圧力タンク2は、胴部を水平にして設置されており、圧力タンク2の上方には一対の開口部2a、2bが設けられている。圧力タンク2内には真空バルブ3が圧力タンク2の壁面と空隙を介して設置されている。この真空バルブ3は、セラミック等の絶縁材料からなる筒状の真空容器31と、この真空容器31内に収容され、一端が真空容器31の固定側端部31aを気密封止する端板32に接合された固定導体33と、この固定導体33と接離可能に設けられ他端が真空容器31の可動側端部31bに装着されたベローズ34を介して真空容器31外に伸びる可動導体35とで構成されている。固定導体33と可動導体35とが接触する部分には、固定接点33aおよび可動接点35aがそれぞれ形成されている。なお、端板32、固定導体33および可動導体35は、銅合金やアルミニウム合金等の導電性材料で形成されており、真空バルブ3内は真空に気密保持されている。
圧力タンク2の外部には固定接点33aと可動接点35aを接離開閉する開閉手段4が設けられている。開閉手段4は、操作ロッド5および絶縁ロッド6を介して可動導体35を水平方向に移動させることで、固定接点33aと可動接点35aを接離開閉する。このときベローズ34が可動導体35の移動に追従するので真空バルブ3内の真空は保持される。なお、絶縁ロッド6は、可動導体35と操作ロッド5とを電気的に絶縁しながら接続しているが、絶縁ロッド6と可動導体35の接続部分は、例えば特開2007−89356号公報に記載されているような構成を適用することにより、可動導体35と圧力タンク2間の空間絶縁性能および絶縁ロッド6両端の絶縁体沿面絶縁性能を向上させている。
真空バルブ3の両端には、固定側シールド41および可動側シールド51が設けられている。固定側シールド41は、真空バルブ3の固定側端部31aを覆うように配置されており、可動側シールド51は、真空バルブ3の可動側端部31bおよび可動導体35の端部を覆うように配置されている。この固定側シールド41および可動側シールド51は、アルミニウム合金や銅合金等の導体材料で形成されており、表面はエッジのない平滑面で形成されている。平滑面の表面粗さはJISに規定される最大高さRが概ね12μm以下であることが望ましい。また、固定側シールド41および可動側シールド51の表面には、絶縁性ゴムやエポキシなどの樹脂、またはアルマイト処理もしくは粉体絶縁塗装によって絶縁被覆膜が形成されている。固定側シールド41および可動側シールド51の板厚は6mm程度であり、絶縁被覆の膜厚は10μm〜5mm程度である。なお、本実施の形態のように、固定側シールド41および可動側シールド51を同一形状で構成することにより、部品の種類を削減することができるが、両部材の形状は同一である必要はない。
固定側シールド41および可動側シールド51をこのように設けることにより、真空バルブ3の固定側端部31aおよび可動側端部31bでの電界集中を緩和できる。
また、固定導体33が接合された端板32と固定側シールド41との間には、両部材を電気的に接続するための固定側接続導体42が設けられ、可動導体35と可動側シールド51との間には両者を電気的に接続するための可動側接続導体52が設けられている。可動側接続導体52は可動導体35の移動に追従できるよう可撓導体で構成されており、固定側接続導体42は板材で構成されている。固定側接続導体42は、可動接点33aと固定接点35aの接離開閉時の衝撃を吸収できるよう、弾性係数を調整したブロック材で構成することもできる。
固定側シールド41および可動側シールド51の上部には、固定側引出導体43および可動側引出導体53がそれぞれ設けられている。固定側引出導体42および可動側引出導体52の一端は固定側シールド41及び可動側シールド51とそれぞれ電気的に接続されており、他端は圧力タンク2の開口部2a、2bを介して圧力タンク2外へ延在している。固定側引出導体42および可動側引出導体52は中実の導電性材料で形成されており、外周にはそれぞれ突出部43a、53aが設けられている。なお、固定側シールド41および可動側シールド51の表面には前述したように絶縁被覆膜が形成されているが、固定側シールド41と固定側引出導体43との接触部、および可動側シールド51と可動側引出導体53との接触部には、電気的導通を確保するため、絶縁被覆膜は形成されていない。固定側シールド41、固定側接続導体42および固定側引出導体43は、例えば、ボルト(図示せず)で共締め固定される。可動側シールド51、可動側接続導体52および可動側引出導体53も同様にして固定される。
そして、圧力タンク2の開口部2a、2bには、両端にフランジを有する筒状の変流器用タンク44、54が接続されており、固定側接続導体43、可動側接続導体53はそれぞれ空隙を介してこの変流器用タンク44、54に包囲されている。また、変流器用タンク44、54には導体に流れる電流を測定する変流器7が取り付けられている。
さらに、変流器用タンク44、54の上方には、それぞれブッシング45、55が設けられている。ブッシング45、55は、一端が変流器用タンク44、54に接続されており、他端はブッシング端子45a、55aによって気密封止されている。そして、ブッシング45、55内には中空状のブッシング側引出導体46、56が設置されており、変流器用タンク44、54およびブッシング45、55により気中絶縁されている。また、ブッシング側引出導体46、56の内周部は、固定側引出導体43および可動側接続導体53の外周部に嵌合され、両部材は電気的に接続されている。また、ブッシング側引出導体46、56の他端は、ブッシング端子45a、55aとそれぞれ電気的に接続されている。
そして、圧力タンク2と変流器用タンク44、54との間には、それぞれ区画スペーサ47、57が設けられ、圧力タンク2内の第1空間10と変流器用タンク44、54およびブッシング45、55に包囲されたブッシング側引出導体46、47周囲の第2空間20とを気密分離している。区画スペーサ47、57の中央部には固定側引出導体43および可動側引出導体53が貫通しており、固定側引出導体43および可動側引出導体53の突出部43a、53aに対応する位置にそれぞれ窪み部47a、57aが設けられている。さらに区画スペーサ47、57には、この区画スペーサ47、57と固定側引出導体43、可動側引出導体53と、第1空間10内の絶縁性ガスとが接触するトリプルジャンクション48、58に窪み部47b、57bが形成されている。
また、第2空間20よりもガス圧の低い第1空間10側の絶縁を確保するため、区画スペーサ47,57の第1空間10側の沿面長を第2空間20側の沿面長よりも長く設けられている。第1空間10側の沿面長は、第2空間20側の沿面長の1.2倍以上の長さであることが望ましい。なお、区画スペーサ47、57と変流器用タンク44、54との間には第1空間10と第2空間20とを気密にシールするためのOリング(図示せず)が設けられている。
一般的に金属/絶縁体/絶縁ガスの3種類の異なる物質が接するトリプルジャンクション部は、局部的な電界集中が起きて絶縁性能が低下しやすいが、本実施の形態のように、固定側引出導体43および可動側引出導体53にそれぞれ突出部43a、53aを設けることにより、等電位線が滑らかに広げられてトリプルジャンクション部48、58の電界の強さが弱められるので、トリプルジャンクション部48、58からの絶縁破壊が抑制され、絶縁耐力を向上させることができる。
また、区分スペーサ47、57は、トリプルジャンクション部48、58に窪み部47b、57bが形成されているので、より一層トリプルジャンクション部48、58の電界の強さを弱めることができるため、トリプルジャンクション部48、58からの絶縁破壊が更に抑制され、絶縁耐力を向上させることができる。
区画スペーサ47、57は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で形成されている。区画スペーサ47、57の樹脂注型時に突出部43aを有する固定側引出導体43および突出部53aを有する可動側引出導体53を予め型内に設置しておき、これらをインサート成形することにより、突出部43a、53aと嵌合する窪み47a、57aを形成するとともに、区画スペーサ43、53と固定側引出導体43および可動側引出導体53との間を気密シールしている。
そして、第1空間10および第2空間20には、絶縁性ガスとして水分含有量が10ppm以下の乾燥空気がそれぞれ封入されており、第1空間10のガス圧が第2空間20のガス圧よりも低くなるように充填されている。本実施の形態においては、第1空間の最高使用ガス圧を0.2MPa−g未満、第2空間のガス圧を0.4〜0.5MPa−gとしているが、この値に限定されるものでない。
このように、本実施の形態におけるタンク型真空遮断器1においては、区画スペーサ47、57の第1空間10側の沿面長と第2空間20側の沿面長より長くし、エッジのない平滑面で形成した固定側シールド41および可動側シールド51を真空バルブ3の両端部を覆うように設けることにより、固定側シールド41および可動側シールド51と圧力タンク2間の空間における電界、および真空バルブ3の絶縁物沿面上の発生電界を0.2MPa−g未満の乾燥空気中で絶縁保持できる発生電界に収まるように低減することができる。
また、第1空間10すなわち圧力タンク2内の乾燥空気圧を0.2MPa−g未満としたので、圧力タンク2の強度を下げることができ、圧力タンク2の薄肉化あるいは圧力タンク2の補強部材を低減することができるので、装置の軽量化および低コスト化を図ることができる。
さらに、圧力タンク2内のガス圧を0.2MPa−g未満としたことにより、第二種圧力容器の検定を受ける必要がなくなる。
また、圧力タンク2内のガス圧を低減したことにより、真空バルブ3内のベローズ34内外の圧力差を低減できるので、ベローズの補強が不要となり、汎用の構造を流用することができる。
また、特許文献1に示された従来のタンク型真空遮断器においては、ベローズ外側周辺領域のガス圧と圧力タンク内のガス圧とを気密区分し、ベローズ外側のガス圧を大気圧に保持するために、シール部材が最高115℃まで温度上昇する導体と接触して設けられており、耐熱性の高い高価なシール部材を使用する必要があったが、本実施の形態のタンク型真空遮断器1においては、圧力タンク2のガス圧を一様にすることができ、従来のようにシール部材を導体と接触して設ける必要がないので、高価なシール部材を使用する必要がなくなる。
さらに、従来のタンク型真空遮断器においては、ベローズ外側のガス圧を大気圧に保持するために、シール部材が可動部材に接触して設けられていたので、真空バルブ内の固定接点と可動接点の接離開閉に要する操作力が大きく、開閉手段である操作機構を大型化する必要があったが、本実施の形態のタンク型真空遮断器1においては、真空バルブ3内の固定接点33aと可動接点35aの接離開閉に要する操作力を低減できるので、開閉手段4を小型化することができる。
なお、本実施の形態においては、第1空間10および第2空間20に封入された絶縁性ガスとして乾燥空気を用いたが、絶縁性ガスは乾燥空気に限定されるものではなく、窒素や二酸化炭素等を用いることもできる。また、絶縁性ガスとして絶縁性能の高いSFガスを用いることにより、第1空間10内のガス圧をさらに低減することができる。
このように構成されたタンク型真空遮断器1は、三相交流を通電させるため、図3に示すように同一のタンク型真空遮断器1を、単一の操作部59を備えた架台60上に3ユニット並設し、かつ、タンク型真空遮断器各ユニットに設けられたブッシング端子45a、55a露出部の耐電圧性能を確保した構成で用いられる。このように、3ユニットを同一の構成とすることにより、部品および組立作業の共用化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、一相分の真空バルブ3を圧力タンク2内に収納した構成としたが、図4に示すように三対の開口部が設けられた1つの圧力タンク21内に三相分の真空バルブ3を収容し、引出導体42、43、46、47、開閉手段4、変流器用タンク44、54、ブッシング45、55、および区画スペーサ47、57をそれぞれ三相分設けた三相一括型のタンク型真空遮断器としても、本実施の形態と同様の効果を得るこことができる。また、このように三相一括型のタンク型真空遮断器とすることにより、圧力タンク21を構成する材料を削減することができ、ベース板61への組立て、圧力タンク21への組付けを集約することができる。
本実施の形態によれば、圧力タンク2と変流器用タンク44、54との間に絶縁体からなる区画スペーサ47、57を設け、絶縁性ガスである乾燥空気が封入される空間を圧力タンク2内の第1空間10と変流器用タンク44、54およびブッシング45、55内の第2空間とに気密分離し、さらに、区画スペーサ47、57の第1空間10側の沿面長を第2空間20側の沿面長よりも長く設けるとともに、第1空間10のガス圧を第2空間20のガス圧よりも低くしたことにより、圧力タンク2内の絶縁性能を確保しながら、圧力タンク2内のガス圧を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、真空バルブ3の両端部を覆うように設けられた固定側シールド41および可動側シールド51をさらに設けたので、絶縁性能を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、固定側引出導体43および可動側引出導体53の外周に突出部43a、53aをそれぞれ形成し、この突出部43a、53aを区画スペーサ47、57によって覆うことにより、絶縁耐力をさらに向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、区画スペーサ47、57には、引出導体43、53と第1空間10内の絶縁性ガスとが接触するトリプルジャンクション部48、58に窪み部47b、57bが形成されているので、トリプルジャンクション部からの絶縁破壊を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、固定側シールド41および可動側シールド51の固定側引出導体43および可動側引出導体53側の表面に絶縁体からなる被覆膜を形成したことにより、真空バルブ3両端部の電界集中を緩和できる。
また、本実施の形態によれば、一対の引出導体をそれぞれ固定側引出導体43とブッシング側引出導体46、可動側引出導体53とブッシング側引出導体47とに分割して構成したので、タンク型真空遮断器1の組立てが容易になる。
また、本実施の形態によれば、従来から用いられているSFガスに比べて温暖化係数がゼロである乾燥空気を絶縁性ガスとして用いたので、地球温暖化を抑制することができる。
また、他の実施の形態によれば、1つの圧力タンク21内に、三相分の真空バルブ3を収容し、引出導体42、43、46、47、開閉手段4、変流器用タンク44、54、ブッシング45、55、および区画スペーサ47、57をそれぞれ三相分設けた三相一括型のタンク型真空遮断器とすることにより、圧力タンク21を構成する材料を削減することができ、ベース板61への組立て、圧力タンク21への組付けを集約することができる。
1 タンク型真空遮断器、 2 圧力タンク、 2a,2b 開口部、 3 真空バルブ、 4、開閉手段、 6 絶縁ロッド、 7 変流器、 10 第1空間、 20 第2空間、 31a 固定側端部、 31b 可動側端部、 33 固定導体、 35 可動導体、 41 固定側シールド、 42 固定側接続導体、 43 固定側引出導体、 43a,53a 突出部、 44,54 変流器用タンク、 45,55 ブッシング、 45a,55a ブッシング端子、 46,47 ブッシング側引出導体、 47,57 区画スペーサ、 47b,57b 窪み部、 48、58 トリプルジャンクション部、 51 可動側シールド、 52 可動側接続導体。

Claims (9)

  1. 電気的に接地され、複数の開口部を有する圧力タンクと、
    前記開口部に接続され、外側に変流器が取り付けられる変流器用タンクと、
    一端が前記変流器用タンクに接続され、他端がブッシング端子により気密封止されたブッシングと、
    前記圧力タンクと前記変流器用タンクとの間に設けられ、前記圧力タンク内に形成された第1空間と前記変流器用タンクおよび前記ブッシング内に形成された第2空間とを気密分離する絶縁体からなる区画スペーサと、
    前記第1空間および前記第2空間に封入された絶縁性ガスと、
    前記第1空間内に設けられ、固定導体およびこの固定導体と接離可能に設けられた可動導体を収容する真空バルブと、
    前記区画スペーサを貫通して設けられ、前記固定導体と前記ブッシング端子間、および前記可動導体と前記ブッシング端子間の電流経路となる一対の引出導体と、
    前記可動導体に接続された絶縁ロッドを介して前記可動導体を駆動する開閉手段とを備え、
    前記区画スペーサの前記第1空間側の沿面長を前記第2空間側の沿面長よりも長く設けるとともに、前記第1空間のガス圧を前記第2空間のガス圧よりも低くしたことを特徴とするタンク型真空遮断器。
  2. 請求項1に記載のタンク型真空遮断器であって、
    1つの前記圧力タンクに、前記変流器用タンク、前記ブッシング、前記区画スペーサ、前記真空バルブ、前記引出導体および前記開閉手段を一相分設けたことを特徴とするタンク型真空遮断器。
  3. 請求項1に記載のタンク型真空遮断器であって、
    1つの前記圧力タンクに、前記変流器用タンク、前記ブッシング、前記区画スペーサ、前記真空バルブ、前記引出導体および前記開閉手段を三相分設けたことを特徴とするタンク型真空遮断器。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタンク型真空遮断器であって、
    前記真空バルブの両端部を覆うように設けられた一対のシールドをさらに設け、前記シールドは、前記引出導体と電気的に接続されるとともに、前記接続導体を介して前記固定導体および前記可動導体とそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とするタンク型真空遮断器。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタンク型真空遮断器であって、
    前記引出導体は、外周に突出部を有し、前記突出部は前記区画スペーサによって覆われていることを特徴とするタンク型真空遮断器。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタンク型真空遮断器であって、
    前記区画スペーサと前記引出導体と前記第1空間内の前記絶縁性ガスとが接触するトリプルジャンクション部に窪み部が形成されていることを特徴とするタンク型真空遮断器。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタンク型真空遮断器であって、
    前記シールドは、前記引出導体側の表面が絶縁体によって被覆されていることを特徴とするタンク型真空遮断器。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のタンク型真空遮断器であって、
    前記引出導体は、複数に分割されていることを特徴とするタンク型真空遮断器。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のタンク型真空遮断器であって、
    前記絶縁性ガスは、乾燥空気であることを特徴とするタンク型真空遮断器。
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