JP2003168351A - 真空バルブ - Google Patents

真空バルブ

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JP2003168351A
JP2003168351A JP2001365957A JP2001365957A JP2003168351A JP 2003168351 A JP2003168351 A JP 2003168351A JP 2001365957 A JP2001365957 A JP 2001365957A JP 2001365957 A JP2001365957 A JP 2001365957A JP 2003168351 A JP2003168351 A JP 2003168351A
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vacuum valve
insulating layer
vacuum
terminal
fixed
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JP2001365957A
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English (en)
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Kazunori Naito
和徳 内藤
Yasuhiro Yoshioka
靖浩 吉岡
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/662Housings or protective screens
    • H01H33/66207Specific housing details, e.g. sealing, soldering or brazing
    • H01H2033/6623Details relating to the encasing or the outside layers of the vacuum switch housings

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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁性能が向上し、信頼性に優れ、且つ、コ
ンパクトな真空バルブを提供する。 【解決手段】 真空容器10の周囲に注型して絶縁層1
5を成形する際に、端子部をなす外部接続導体11、1
4を外部機器の端子21と同形状になし、外部接続導体
11、14周囲で絶縁層15の形状を絶縁ゴム製の着脱
式接続筒20と適合した同形状のブッシング15aとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空バルブに関し、
真空遮断器、真空断路器、真空接地断路器、真空切換断
路器や、これらの機器を収納して構成した受配電装置に
適用することができる。特に、これら機器の遮断部や切
換接地断路部等を構成する真空バルブの構造、及び、こ
れら機器を操作する機構部と真空バルブとの間の絶縁構
成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】母線から受電した電力は、受配電装置を
用いて、各種の負荷機器、他の電気室に配電される。こ
の受配電装置は、母線及びケーブルとの接続、接地回路
への接続、回路の接離(接触・解離)のための各開閉装
置と、それを駆動する操作装置と、監視制御に必要な制
御機器等の内部機器とを、接地金属製の外箱内に適宜に
配置して構成されている。
【0003】この種の受配電装置に使用される開閉装置
として、特開2000−188046号公報に開示され
た真空バルブがある。ここで、図7を参照して、特開2
000−188046号公報に開示された公知の真空バ
ルブを説明する。図7において、セラミックまたはガラ
スからなる円筒型の真空容器1の内部に固定側と可動側
一対の接離自在な電極(図示省略)が配置され、固定側
電極は真空バルブの外部導体3aと接続されている。可
動側電極は伸縮性を有する導体(図示省略)と接続され
て、真空バルブの外部導体3bと接続されている。この
外部導体3bは真空容器1に側面で支持されている。操
作ロッド2は、真空容器1内部で絶縁棒(図示省略)を
介して可動側電極と接続されている。絶縁棒はセラミッ
ク等の絶縁物で作られている。操作ロッド2は、真空バ
ルブの外部に設けられた操作機構5に接続されて稼働
し、固定側電極と可動側電極を接離する。真空容器1の
周囲は、エポキシ樹脂等の絶縁層4で注型して成形され
ている。このような構造のため、特開2000−188
046号公報に開示された真空バルブでは、操作ロッド
2は接地電位となり、真空バルブの小形化を図り、真空
バルブの外部絶縁距離自体も短くすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の真空バルブ及びこれを用いて構成される受配電装置に
おいては、市場の要求する受配電装置の回路構成に対し
て、真空バルブを単一で使用して受配電装置を構成する
ことはできず、真空以外の絶縁媒体で作製された他の機
能を持つ機器及び母線やケーブルといった、他機器や回
路(以下、外部機器と呼ぶ)との接続を余儀なくされる
ため、これらの外部機器と真空バルブ間の接続部の絶縁
が容易に行えない等の問題が残っており、受配電装置と
して縮小化も制限される。
【0005】そこで本発明は、絶縁性能を向上し、信頼
性に優れ、且つ、コンパクトな真空バルブを提供するこ
とを目的とする。本発明の真空バルブを用いれば、絶縁
性能が高く、信頼性に優れ、且つ、コンパクトな真空遮
断器や真空断路器を提供することができ、更には、これ
らを収納し、安全性が高くコンパクトで、容易に絶縁構
成を形成できる受配電装置を提供することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明は、上記課題を
解決する真空バルブであり、真空容器外部へ引き出され
た外部接続導体の一部または全ての端子形状が同様の用
途において同形状をなし、真空容器の周囲に注型されて
成形される絶縁層のうち、前記同形状をなす外部接続導
体の周囲の部分がブッシング形状に成形され、絶縁ゴム
製の接続筒が嵌合される界面での絶縁が行えるブッシン
グ構造を有することを特徴とする。
【0007】また、第2発明は、真空容器外部へ引き出
された外部接続導体の一部または全ての端子形状が同様
の用途において同形状をなし、真空容器の周囲に注型さ
れて成形される絶縁層のうち、前記同形状をなす外部接
続導体の周囲の部分がフランジ形状に成形され、前記フ
ランジで取付枠または気密容器に接続するブッシング構
造を有するすることを特徴とする真空バルブである。
【0008】第3発明は、第1発明または第2発明にお
いて、前記同形状をなす外部接続導体が前記絶縁層内で
接続された、端子形状を同一とするための端子アダプタ
を有することを特徴とする真空バルブである。
【0009】第4発明は、第1発明または第2発明また
は第3発明において、前記絶縁層のうち、前記外部接続
導体及びブッシング形状面を除く表面に、接地層が成形
されていることを特徴とする真空バルブである。
【0010】第5発明は、第4発明において、前記絶縁
層の内部に、真空容器を構成する円筒形絶縁部材と固定
側フランジまたは本体アダプタとの接続部の一方または
両方の外周に位置し、それぞれと同電位となるように導
電性リングが埋め込まれていることを特徴とする真空バ
ルブである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】[参考例]まず、本発明に対する参考例と
して、図8に、特願2001−117797号にて本出
願人が提案した真空バルブを示す。図8において、円筒
形絶縁部材18からなる真空容器10の内部に、2つの
固定電極(図示省略)が対向配置され、該2つの固定電
極の中間にて、可動電極(図示省略)がそれぞれの固定
電極と接離できるように配置されている。一方の固定電
極は、真空バルブの外部接続導体である固定通電軸11
と接続されている。他方の固定電極(以下、中間固定電
極と呼ぶ)は、真空バルブの外部接続導体である固定側
引き出し端子13と接続されている。固定側引き出し端
子13は真空容器10に側面で支持されている。可動電
極は真空容器1内で駆動を吸収する可撓性導体(図示省
略)と接続され、この可撓性導体を介して、真空バルブ
の外部接続導体である可動側引き出し端子14と接続さ
れている。可動側引き出し端子14は真空容器10に側
面で支持されている。操作軸12は、真空容器10内部
で絶縁部材(図示省略)を介して可動電極と接続され、
真空容器10外部にて操作装置(図示省略)により駆動
され、これによって、可動電極が固定電極及び中間固定
電極との間を切換接離される。真空容器10の周囲に注
型により絶縁層15が成形されている。真空容器10は
主として円筒形絶縁部材18からなるが、固定側フラン
ジ19、円筒状の本体アダプタ16及び可動側フランジ
17を含んでいる。図8では、3個の円筒形絶縁部材1
8を縦に接続し、これの両端開口部を固定側フランジ1
9と、本体アダプタ16を接続した可動側フランジ17
とで気密封着(閉塞)することで、真空容器10が形成
されている。
【0013】図8に示す真空バルブでは、操作軸12、
本体アダプタ16及び可動側フランジ17が接地電位と
なり、例えば、この真空バルブを使用する切換または接
地断路装置自体の小形化を図り、真空バルブの外部絶縁
距離自体も短くすることができる。
【0014】[第1の実施の形態]図1、図2に本発明
の第1の実施の形態に係る真空バルブを示す。図2は図
1に示す真空バルブを、それから接続筒20を外した状
態で示している。本例は図8に示した真空バルブを改良
して本発明を適用したものであり、図1、図2中、10
は真空容器、11は固定通電軸、12は操作軸、13は
固定側引き出し端子、14は可動側引き出し端子、15
は絶縁層、15aはブッシング、16は本体アダプタ、
17は可動側フランジ、18は円筒形絶縁部材、19は
固定側フランジ、20は絶縁ゴム製の着脱式の接続筒、
20aは接続金具、21は外部機器のブッシング構造を
なす接続導体(端子)を表す。
【0015】図1、図2に示す真空バルブでは、図8に
示したものと比較すると、固定電極、中間固定電極及び
可動電極に関連して真空容器10外部へ引き出された3
つの外部接続導体(固定通電軸11、固定側引き出し端
子13、可動側引き出し端子14)の一部、図では2つ
の外部接続導体、例えば固定通電軸11及び可動側引き
出し端子14の端子形状が異なり、また、これら固定通
電軸11及び可動側引き出し端子14の周囲(15a)
で絶縁層15の形状が異なっている。固定側引き出し端
子13については図8と同じである。
【0016】即ち、図1、図2において、固定通電軸1
1及び可動側引き出し端子14の端子形状をともに、用
途別の外部機器の端子21の形状と同一にしており、図
8に比べると、固定通電軸11は長く、可動側引き出し
端子14は太く、かつ、長くなっている。また、真空容
器10周囲の絶縁層15のうち、固定通電軸11及び可
動側引き出し端子14の周囲の部分(15a)をとも
に、用途別の絶縁ゴム製の接続筒20が嵌合される界面
での絶縁を行うように、接続筒20に適合する同形状の
ブッシング15aとしている。固定通電軸11及び可動
側引き出し端子14は、外部機器の端子21との接続に
着脱式の接続筒20により絶縁され、内部の接続金具2
1aにより接続される。
【0017】これら固定通電軸11及び可動側引き出し
端子14とそれぞれの周囲のブッシング15aについて
は、真空容器10の周囲に注型して絶縁層15を成形す
る際に、同様の用途において外部接続導体が同形状をな
し、且つ、絶縁ゴム製の接続筒20が嵌合される界面で
の絶縁が行えるように、ブッシング構造とされる。
【0018】以上のように構成した図1、図2に示す真
空バルブにおいて、例えば接地断路装置に使用する場合
では、固定側引き出し端子13を接地端子とすると、固
定通電軸11及び可動側引き出し端子14にて主回路の
通電をなす。この時、固定側引き出し端子13は接地電
位となるため、絶縁層15はブッシング形状をとらず、
接続筒を使用しないで外部と接地接続される。また、固
定通電軸11及び可動側引き出し端子14においては、
端子形状が同一であり、絶縁層15のブッシング15a
も同一のブッシング形状をなしているから、それぞれ接
続筒20を嵌合することで、外部機器(端子21)との
接続を絶縁を保ちながら行い、通電をなす。
【0019】このように、絶縁層15を成形する際に同
様の用途において、ブッシング15a及び端子部をなす
外部接続導体11、14を同形状になすことで、絶縁ゴ
ム製の接続筒20を同一の着脱式形状とすることがで
き、回路構成の汎用性、接続容易性及び生産性の向上が
図れる。更に、他機器との取合いの絶縁を容易に保ちな
がら接続でき、受配電装置として大幅に縮小化が図れる
とともに、低コストにて安全性、保守性の高い受配電装
置が得られる。
【0020】なお、3つの外部接続導体(固定通電軸1
1、固定側引き出し端子13、可動側引き出し端子1
4)を全て同一の端子形状とし、それぞれの周囲全てで
絶縁層15をブッシング15aの形状としても良い。ま
た、1つの外部接続導体だけを、接続相手の外部機器の
端子形状と同形状にし、その周囲の絶縁層15をブッシ
ング15aの形状として、絶縁ゴム製の接続筒20で接
続し、かつ、周囲との絶縁を保つようにしても良い。
【0021】[第2の実施の形態]図3に本発明の第2
の実施の形態に係る真空バルブを示す。本例も図8に示
した真空バルブを改良して本発明を適用したものであ
り、図3中、10は真空容器、11は固定通電軸、12
は操作軸、13は固定側引き出し端子、14は可動側引
き出し端子、15は絶縁層、15aはブッシング、15
bは固定用フランジ、16は本体アダプタ、17は可動
側フランジ、18は円筒形絶縁部材、19は固定側フラ
ンジ、22は取付枠(例えば、コンパートメント仕切
枠)または気密容器を表す。
【0022】図3に示す真空バルブでは、図1、図2に
示したものと比較すると、3つの外部接続導体(固定通
電軸11、固定側引き出し端子13、可動側引き出し端
子14)の端子形状は変わらないが、固定通電軸11及
び可動側引き出し端子14の周囲(15b)で絶縁層1
5の形状が異なっている。
【0023】即ち、図3において、固定通電軸11及び
可動側引き出し端子14の端子形状はともに、図1、図
2と同様、用途別に外部機器(図示省略)の端子形状と
同一である。
【0024】真空容器10周囲の絶縁層15のうち、固
定通電軸11及び可動側引き出し端子14の周囲の部分
(15b)はともに、用途により取付枠または気密容器
22等へ接続する固定用フランジ15bを持つ同一のブ
ッシング構造としてある。真空バルブは、固定用フラン
ジ15bにて取付枠または気密容器22等にねじ止め等
の適宜な結合手段で固定され、外部機器(図示省略)に
接続される。
【0025】外部機器との電気的接続には、例えば、図
1に示したように、同じ端子形状にした固定通電軸11
及び可動側引き出し端子14と、絶縁層15に形成した
ブッシング15aと、絶縁ゴム製等の接続筒20を用い
て行うことができる。
【0026】これら固定通電軸11及び可動側引き出し
端子14とそれぞれの周囲のブッシング15a及び固定
用フランジ15bについては、真空容器10の周囲に注
型して絶縁層15を成形する際に、同様の用途において
外部接続導体が同形状をなし、且つ、取付枠または気密
容器22等へ接続する固定フランジ15bを持つブッシ
ング構造とされる。
【0027】以上のように構成した図3に示す真空バル
ブにおいて、例えば接地断路装置に使用する場合では、
固定側引き出し端子13を接地端子とすると、固定通電
軸11及び可動側引き出し端子14が主回路の通電をな
す。この時、固定側引き出し端子13は接地電位となる
ため、絶縁層15はブッシング形状をとらず外部と接続
される。また、固定通電軸11及び可動側引き出し端子
14においては、端子形状が同一であり、絶縁層15も
同一の固定用フランジ15b付きのブッシング形状をな
しているから、それぞれ図示しない外部機器との接続を
行い、通電をなす。
【0028】このように、絶縁層15を成形する際に同
様の用途において、ブッシング15a、固定用フランジ
15b及び端子部をなす外部接続導体11、14を同形
状になすことで、コンパートメント仕切枠等の取付枠ま
たは気密容器22へ接続する際に、他の取付枠または気
密容器との取合いは容易になる。従って、受配電装置と
して大幅に縮小化が図れるとともに、低コストにて安全
性、保守性の高い受配電装置が得られる。
【0029】[第3の実施の形態]図4に本発明の第3
の実施の形態に係る真空バルブを示す。本例は、端子ア
ダプタを用いて外部接続導体を同形状に形成する技術に
関するものであり、図4中、10は真空容器、11は固
定通電軸、11aは端子アダプタ、12は操作軸、13
は固定側引き出し端子、14は可動側引き出し端子、1
4aは端子アダプタ、15は絶縁層、15aはブッシン
グ、16は本体アダプタ、17は可動側フランジ、18
は円筒形絶縁部材、19は固定側フランジを表す。
【0030】図4に示す真空バルブでは、図1、図2に
示したものと比較すると、3つの外部接続導体のうち、
固定通電軸11自体及び可動側引き出し端子14自体は
図8と同様短いが、用途別に端子形状及びブッシング形
状を図1、図2と同様に同一とするために、絶縁層15
内にて、固定通電軸11及び可動側引き出し端子14の
先端にそれぞれ端子アダプタ11a及び端子アダプタ1
4aがねじ止めや高温ろう付け等の適宜な結合手段で接
続されている点が異なる。固定側引き出し端子13な
ど、他に変わりはない。
【0031】これらの端子アダプタ11a及び端子アダ
プタ14aは、2つの外部接続導体が同形状となるよう
に作製されている。従って、固定通電軸11と端子アダ
プタ11aとがなす外部接続導体、及び、可動側引き出
し端子14と端子アダプタ14aとがなす外部接続導体
の端子形状はともに、図1、図2と同様、同一になる。
これにより、2つの外部接続導体は、用途別に外部機器
(図示省略)の端子形状と同一にできる。
【0032】固定通電軸11と端子アダプタ11aとが
なす外部接続導体、及び、可動側引き出し端子14と端
子アダプタ14aとがなす外部接続導体の周囲(15
a)ではともに、図1、図2と同様、絶縁層15が同一
形状のブッシング15aに形成されている。
【0033】これら固定通電軸11と端子アダプタ11
aとの接続、可動側引き出し端子14と端子アダプタ1
4aとの接続、及び、それぞれの周囲のブッシング15
aについては、真空容器10の周囲に注型して絶縁層1
5を成形する際に、同様の用途において外部接続導体が
同形状をなすようにされ、また、同形状のブッシング構
造とされる。
【0034】以上のように構成した図4に示す真空バル
ブにおいて、例えば接地断路装置に使用する場合では、
固定側引き出し端子13を接地端子とすると、固定通電
軸11とその端子アダプタ11a、及び、可動側引き出
し端子14とその端子アダプタ14aが主回路の通電を
なす。この時、固定側引き出し端子13は接地電位とな
るため、絶縁層15はブッシング形状をとらず外部と接
続される。また、固定通電軸11及び可動側引き出し端
子14においては、端子アダプタ11a、14aのため
にブッシング15a部分で端子形状が同一であり、絶縁
層15も同一のブッシング形状をなしているから、それ
ぞれ図示しない外部機器との接続を行い、通電をなす。
外部機器とは、図1のように、絶縁ゴム製の接続筒20
を嵌合しての接続及び絶縁を行うことができる。
【0035】このように、絶縁層15を成形する際に、
絶縁層15内部にて、外部接続導体を同形状になす端子
アダプタ11a、14aを接続して真空バルブを構成す
ることにより、真空バルブの加熱排気及び高温ろう付け
時の信頼性の向上とともに、生産性の向上、低コスト化
が図れる。
【0036】上述した端子アダプタ11a、14aを用
いて外部接続導体を同形状に形成する技術は、図1、図
2に示した真空バルブだけでなく、図3に示した真空バ
ルブにも適用することができ、同様の効果が得られる。
【0037】[第4の実施の形態]図5に本発明の第4
の実施の形態に係る真空バルブを示す。図5中、10は
真空容器、11は固定通電軸、11aは端子アダプタ、
12は操作軸、13は固定側引き出し端子、14は可動
側引き出し端子、14aは端子アダプタ、15は絶縁
層、15aはブッシング、16は本体アダプタ、17は
可動側フランジ、18は円筒形絶縁部材、19は固定側
フランジ、23は接地層を表す。
【0038】図5に示す真空バルブは、図4に示したも
の比較すると、真空容器10の周囲に注型して成形され
る絶縁層15上において、3つ全ての外部接続導体の部
分及びブッシング15aの形状面を除いて、接地層23
を成形している点が異なり、他は同じである。
【0039】図5における3つの外部接続導体は、固定
通電軸11に端子アダプタ11aが接続されてなるも
の、固定側引き出し端子13自体、及び、可動側引き出
し端子14に端子アダプタ14aが接続されてなるもの
である。
【0040】接地層23は、真空容器10の周囲に注型
して絶縁層15を成形した後、適当なマスクを使用し
て、成形することができる。この接地層23の一端は接
地電位の部位、例えば、本体アダプタ16に接続され
る。
【0041】以上のように構成した図5に示す真空バル
ブにおいては、全ての外部接続導体の部分及びブッシン
グ15aの形状面を除いて、真空バルブの外被が接地さ
れることで、受配電装置として更なる縮小化が図れると
ともに、安全性、保守性、信頼性の高い受配電装置が得
られる。
【0042】上述した全ての外部接続導体の部分及びブ
ッシング15aの形状面を除いて、絶縁層15上に接地
層23を成形する技術は、図4に示した真空バルブだけ
でなく、図1、図2に示した真空バルブにも、図3に示
した真空バルブにも適用することができ、同様の効果が
得られる。
【0043】[第5の実施の形態]図6に本発明の第5
の実施の形態に係る真空バルブを示す。図6中、10は
真空容器、11は固定通電軸、11aは端子アダプタ、
12は操作軸、13は固定側引き出し端子、14は可動
側引き出し端子、14aは端子アダプタ、15は絶縁
層、15aはブッシング、16は本体アダプタ、17は
可動側フランジ、18は円筒形絶縁部材、19は固定側
フランジ、23は接地層、24は導電性リングを表す。
【0044】図6に示す真空バルブは、図5に示したも
の比較すると、真空容器10の周囲に注型して成形され
る絶縁層15の内部において、真空容器10を構成する
円筒形絶縁部材18とその固定側フランジ19との接続
部の外周に、それぞれと同電位となるように金属製など
の導電性リング24を埋め込み、更に、円筒形絶縁部材
18とその本体アダプタ16との接続部の外周にも、そ
れぞれと同電位となるように金属製などの導電性リング
24を埋め込んだ点が異なり、他は同じである。
【0045】導電性リング24は真空容器10の周囲に
注型して絶縁層15を成形する前に設けられ、絶縁層1
5の成形によってその内部に埋め込まれる。
【0046】以上のように構成した図6に示す真空バル
ブにおいては、真空容器10の円筒形絶縁部材18とそ
の固定側フランジ19との接続部、及び、円筒形絶縁部
材18とその本体アダプタ16との接続部に対して、集
中する電界を導電性リング24が緩和して大幅に耐電圧
値を向上させる。これにより、真空バルブの性能が向上
し、安全性、信頼性の高い受配電装置が得られる。
【0047】図6では、円筒形絶縁部材18と固定側フ
ランジ19との接続部、並びに、円筒形絶縁部材18と
本体アダプタ16との接続部の両方の外周に、それぞれ
と同電位となるように導電性リング24を埋め込んでい
るが、いずれか一方の接続部の外周のみに、導電性リン
グ24を埋め込んでも良く、埋め込んだ接続部において
電界集中の緩和が達成できる。
【0048】また、上述した導電性リング24の埋め込
んで電界集中を緩和する技術は、図5に示した真空バル
ブだけでなく、図1、図2に示した真空バルブにも、図
3に示した真空バルブにも、図4に示した真空バルブに
も適用することができ、同様の効果が得られる。
【0049】上述した第1〜第5の実施の形態に係る真
空バルブは全て3つの外部接続導体を持っているが、2
つ以上であれば外部接続導体の数に制限されない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明によれ
ば、絶縁層を成形する際に、同様の用途において、ブッ
シング及び端子部をなす外部接続導体を同形状になすこ
とで、絶縁ゴム製の接続筒を同一の着脱式形状とするこ
とができ、回路構成の汎用性、接続容易性及び生産性の
向上が図れる。更に、他機器との取合いの絶縁を容易に
保ちながら接続でき、受配電装置として大幅に縮小化が
図れるとともに、低コストにて安全性、保守性の高い受
配電装置が得られる。
【0051】また、第2発明によれば、絶縁層を成形す
る際に、同様の用途において、固定用フランジ及び端子
部をなす外部接続導体を同形状になすことで、コンパー
トメント仕切板等の取付枠または気密容器へ接続する際
に、他の取付枠または気密容器との取合いは容易にな
る。従って、受配電装置として大幅に縮小化が図れると
ともに、低コストにて安全性、保守性の高い受配電装置
が得られる。
【0052】また、第3発明によれば、絶縁層を成形す
る際に、絶縁層内部にて端子アダプタを接続して外部接
続導体を同形状になすことにより、真空バルブの加熱排
気及び高温ろう付け時の信頼性の向上とともに、生産性
の向上、低コスト化が図れる。
【0053】また、第4発明によれば、接地層の成形に
より、全ての外部接続導体の部分及びブッシングの形状
面を除いて真空バルブの外被が接地されることで、受配
電装置として更なる縮小化が図れるとともに、安全性、
保守性、信頼性の高い受配電装置が得られる。
【0054】また、第5発明によれば、絶縁層の内部に
て、真空容器を構成する円筒形絶縁部材とその固定側フ
ランジとの接続部、及び、円筒形絶縁部材とその本体ア
ダプタとの接続部の一方または両方の外周に導電性リン
グを設けることで、電界集中が緩和して大幅に耐電圧値
が向上する。これにより、真空バルブの性能が向上し、
安全性、信頼性の高い受配電装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る真空バルブを
絶縁層を破断して示す図。
【図2】図1の真空バルブを絶縁ゴム製の接続筒を除外
した状態で示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る真空バルブを
絶縁層を破断して示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る真空バルブを
絶縁層を破断して示す図。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る真空バルブを
絶縁層を破断して示す図。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係る真空バルブを
絶縁層を破断して示す図。
【図7】従来の真空バルブを絶縁層を破断して示す図。
【図8】特願2001−117797号で提案した真空
バルブを絶縁層を破断して示す図。
【符号の説明】
10 真空容器 11 固定通電軸(外部接続導体) 11a 固定通電軸用の端子アダプタ 12 操作軸 13 固定側引き出し端子(外部接続導体) 14 可動側引き出し端子(外部接続導体) 14a 可動側引き出し端子用の端子アダプタ 15 絶縁層 15a 絶縁層に成形されたブッシング 15b 絶縁層に成形されたフランジ 16 本体アダプタ 17 可動側フランジ 18 円筒形絶縁部材 19 固定側フランジ 20 絶縁ゴム製の着脱式接続筒 20a 接続金具 21 外部機器の端子 22 コンパートメント仕切枠等の取付枠または気密容
器 23 接地層 24 導電性リング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器外部へ引き出された外部接続導
    体の一部または全ての端子形状が同様の用途において同
    形状をなし、真空容器の周囲に注型されて成形される絶
    縁層のうち、前記同形状をなす外部接続導体の周囲の部
    分がブッシング形状に成形され、絶縁ゴム製の接続筒が
    嵌合される界面での絶縁が行えるブッシング構造を有す
    ることを特徴とする真空バルブ。
  2. 【請求項2】 真空容器外部へ引き出された外部接続導
    体の一部または全ての端子形状が同様の用途において同
    形状をなし、真空容器の周囲に注型されて成形される絶
    縁層のうち、前記同形状をなす外部接続導体の周囲の部
    分がフランジ形状に成形され、前記フランジで取付枠ま
    たは気密容器に接続するブッシング構造を有するするこ
    とを特徴とする真空バルブ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の真空バルブに
    おいて、前記同形状をなす外部接続導体が前記絶縁層内
    で接続された、端子形状を同一とするための端子アダプ
    タを有することを特徴とする真空バルブ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3に記載の真空
    バルブにおいて、前記絶縁層のうち、前記外部接続導体
    及びブッシング形状面を除く表面に、接地層が成形され
    ていることを特徴とする真空バルブ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の真空バルブにおいて、
    前記絶縁層の内部に、真空容器を構成する円筒形絶縁部
    材と固定側フランジまたは本体アダプタとの接続部の一
    方または両方の外周に位置し、それぞれと同電位となる
    ように導電性リングが埋め込まれていることを特徴とす
    る真空バルブ。
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