JPH04121596U - 配管の緩衝器 - Google Patents

配管の緩衝器

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JPH04121596U
JPH04121596U JP2688991U JP2688991U JPH04121596U JP H04121596 U JPH04121596 U JP H04121596U JP 2688991 U JP2688991 U JP 2688991U JP 2688991 U JP2688991 U JP 2688991U JP H04121596 U JPH04121596 U JP H04121596U
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JP
Japan
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piping
cushioning material
material fixing
pipe
buffer
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Withdrawn
Application number
JP2688991U
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English (en)
Inventor
清 福澤
博幸 一ノ尾
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Vibration Dampers (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管サポート数を大幅に減少して,建設コス
トを低減する。また再処理施設の稼働停止及び取換え工
事を不要にして,長期間の継続的な運転を可能にする。
さらに作業員の被爆を低減する上に,放射能汚染物を低
減する。 【構成】 配管5の長手方向に沿って分割可能な緩衝材
1を配管5のうち,地震の振動等により隣接する配管や
構造物に衝突すると予想される配管部分に被嵌する。ま
た配管5の長手方向に沿って分割可能な緩衝材固定金具
2を緩衝材1の両側から配管5に被嵌して,これらの緩
衝材固定金具2と緩衝材1とを緩衝材固定ピン3により
固定するとともに,締付ボルト4によりこの緩衝材固定
金具2を配管5に固定して,上記のように隣接する配管
や構造物に衝突すると予想される配管部分を緩衝材1に
より保護する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,再処理施設,原子力プラント,化学プラント等の配管に適用する緩 衝器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,プラントでは,配管設計に剛設計法が採用されている。そのため,地震 時等に隣接する配管同士の干渉,或いは配管と隣接する構造物との干渉は生じる ことがなくて,緩衝器は不要である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが現在計画されている商業用再処理施設のセル内では,セル内の小口径 配管が膨大な数にのぼり,これらの配管を軽水炉プラントの配管のような剛設計 にすると,支持間隔を狭くする必要があり,剛設計の支持数も膨大になる。 また再処理施設の配管内の液体の移送には,ポンプを用いず,ヘツド差を利用 しており,必ずしも配管を支持する配管サポートを取り易い壁や天井,床等に沿 わせることができず,剛設計を採用できなくて,やむを得ず支持間隔を長くした 柔設計法を採用する計画になっている。
【0004】 この場合,セル内の配管は,物理的に間隔を5cm程度にする必要もあって, 地震時の振動により隣接する配管同士,或いは配管と隣接する構造物とが衝突し て,配管に損傷が生じるという問題があった。 本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり, その目的とする処は,配管 サポート数を大幅に減少できて,建設コストを低減できる。また再処理施設の稼 働停止及び取換え工事を不要にできて,長期間継続的に運転できる。さらに作業 員の被爆を低減できる上に,放射能汚染物を低減できる配管の緩衝器を提供しよ うとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本考案の配管の緩衝器は,配管の長手方向に沿 って分割可能な緩衝材を配管に被嵌し,配管の長手方向に沿って分割可能な緩衝 材固定金具を上記緩衝材の両側から配管に被嵌して,これらの緩衝材固定金具と 緩衝材とを互いに固定するとともに,この緩衝材固定金具を配管に固定している 。
【0006】
【作用】
本考案の配管の緩衝器は前記のように構成されており,配管の長手方向に沿っ て分割可能な緩衝材を配管のうち,地震の振動等により隣接する配管や構造物に 衝突すると予想される配管部分に被嵌する。また配管の長手方向に沿って分割可 能な緩衝材固定金具を緩衝材の両側から配管に被嵌して,これらの緩衝材固定金 具と緩衝材とを互いに固定するとともに,この緩衝材固定金具を配管に固定して ,上記隣接する配管や構造物に衝突すると予想される配管部分を緩衝材により保 護する。
【0007】
【実施例】
次に本考案の配管の緩衝器を図1乃至図3に示す第1実施例により説明すると ,1がワイヤメツシユよりなる緩衝材で,この緩衝材1は,配管の長手方向に沿 って分割可能になっている。 2が緩衝材固定金具で,この緩衝材固定金具2も,配管の長手方向に沿って分 割可能になっている。
【0008】 3が緩衝材1を緩衝材固定金具2に固定する緩衝材固定ピン,5が配管,6が 上記緩衝材固定金具2を開閉可能に連結する蝶番,4がこの開閉可能な緩衝材固 定金具2を配管5に締付け固定する締付ボルトである。 次に前記図1乃至図3に示す配管の緩衝器の作用を具体的に説明する。配管5 の長手方向に沿って分割可能な緩衝材1を配管5のうち,地震の振動等により隣 接する配管や構造物に衝突すると予想される配管部分に被嵌する。また配管5の 長手方向に沿って分割可能な緩衝材固定金具2を緩衝材1の両側から配管5に被 嵌して,これらの緩衝材固定金具2と緩衝材1とを緩衝材固定ピン3により固定 するとともに,締付ボルト4によりこの緩衝材固定金具2を配管5に固定する。 その結果,配管5のうち,地震の振動等により隣接する配管や構造物に衝突する と予想される配管部分が緩衝材1により保護される。
【0009】 図4乃至図6は,緩衝材固定金具2,2間に架け渡したワイヤロープ7により ,配管5に被嵌した緩衝材1と,配管5に被嵌した緩衝材固定金具2,2とを固 定する以外,前記第1実施例と同様に構成した第2実施例で,この実施例でも, 配管5のうち,地震の振動等により隣接する配管や構造物に衝突すると予想され る配管部分が緩衝材1により保護される。
【0010】 図7乃至図9は,緩衝材固定金具2,2を固定金具用連結棒9で連結すること により,配管5に被嵌した緩衝材1と,配管5に被嵌した緩衝材固定金具2,2 とを固定し,緩衝材1をフオイル8により包み込む一方,同フオイル8の内縁部 を固定金具用連結棒9に取付ける以外,前記第1実施例と同様に構成した第3実 施例で,この実施例でも,配管5のうち,地震の振動等により隣接する配管や構 造物に衝突すると予想される配管部分が緩衝材1により保護される。
【0011】 図10乃至図12は,緩衝材固定金具2,2を長尺のボルト10で連結するこ とにより,配管5に被嵌した緩衝材1と,配管5に被嵌した緩衝材固定金具2, 2とを固定する以外,前記第1実施例と同様に構成した第4実施例で,この実施 例でも,配管5のうち,地震の振動等により隣接する配管や構造物に衝突すると 予想される配管部分が緩衝材1により保護される。
【0012】
【考案の効果】
本考案の配管の緩衝器は前記のように配管の長手方向に沿って分割可能な緩衝 材を配管のうち,地震の振動等により隣接する配管や構造物に衝突すると予想さ れる配管部分に被嵌する。また配管の長手方向に沿って分割可能な緩衝材固定金 具を緩衝材の両側から配管に被嵌して,これらの緩衝材固定金具と緩衝材とを互 いに固定するとともに,この緩衝材固定金具を配管に固定して,上記隣接する配 管や構造物に衝突すると予想される配管部分を緩衝材により保護するので,再処 理施設等の配管設計において,柔構造設計を採用することが可能になり,配管サ ポート数を大幅に減少できて,建設コストを低減できる。
【0013】 また隣接する配管や構造物に衝突すると予想される配管部分を緩衝材により保 護するので,地震後の放射線環境下おける再処理施設の稼働停止及び取換え工事 を不要にできて,長期間継続的に運転できる。 また地震後の放射線環境下おける再処理施設の取換え工事を不要にできて,作 業員の被爆を低減できる上に,放射能汚染物を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる配管の緩衝器の第1実施例を示
す側面図である。
【図2】同緩衝器の端面図である。
【図3】図1の矢視AーA線に沿う縦断正面図である。
【図4】第2実施例を示す側面図である。
【図5】同緩衝器の端面図である。
【図6】図4の矢視AーA線に沿う縦断正面図である。
【図7】第3実施例を示す側面図である。
【図8】同緩衝器の端面図である。
【図9】図7の矢視AーA線に沿う縦断正面図である。
【図10】第4実施例を示す側面図である。
【図11】同緩衝器の端面図である。
【図12】図10の矢視AーA線に沿う縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 緩衝材 2 緩衝材固定金具 5 配管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の長手方向に沿って分割可能な緩衝
    材を配管に被嵌し,配管の長手方向に沿って分割可能な
    緩衝材固定金具を上記緩衝材の両側から配管に被嵌し
    て,これらの緩衝材固定金具と緩衝材とを互いに固定す
    るとともに,この緩衝材固定金具を配管に固定したこと
    を特徴とする配管の緩衝器。
JP2688991U 1991-04-19 1991-04-19 配管の緩衝器 Withdrawn JPH04121596U (ja)

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JPH04121596U true JPH04121596U (ja) 1992-10-30

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ID=31911292

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002061790A (ja) * 2000-08-24 2002-02-28 Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd 配管カバーの取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002061790A (ja) * 2000-08-24 2002-02-28 Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd 配管カバーの取付構造
JP4550979B2 (ja) * 2000-08-24 2010-09-22 日本化学産業株式会社 配管カバーの取付構造

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950713