JPH04121535U - 油圧作動式主クラツチ - Google Patents
油圧作動式主クラツチInfo
- Publication number
- JPH04121535U JPH04121535U JP3421791U JP3421791U JPH04121535U JP H04121535 U JPH04121535 U JP H04121535U JP 3421791 U JP3421791 U JP 3421791U JP 3421791 U JP3421791 U JP 3421791U JP H04121535 U JPH04121535 U JP H04121535U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- hub
- piston
- disks
- main clutch
- Prior art date
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- Pending
Links
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- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 17
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧作動式多板クラッチの相対回転部からの
油漏れを防止するシールリングの寿命を増加する。 【構成】 ハウジング1、ハブ2、ディスク3,4及び
ピストン5で構成される多板クラッチにおいて、変速機
ケース9に固着したケージ10上にハウジング1を持設
するベアリング11とハウジング1の嵌合面を軸方向に
直列に配設する。また、この嵌合面を通過するピストン
作動用油路の前後に一対の回転型シールリング14を付
設する。 【効果】 シールリングの径を小さくすることによって
シール部の周速を低くし、耐久性を向上する。
油漏れを防止するシールリングの寿命を増加する。 【構成】 ハウジング1、ハブ2、ディスク3,4及び
ピストン5で構成される多板クラッチにおいて、変速機
ケース9に固着したケージ10上にハウジング1を持設
するベアリング11とハウジング1の嵌合面を軸方向に
直列に配設する。また、この嵌合面を通過するピストン
作動用油路の前後に一対の回転型シールリング14を付
設する。 【効果】 シールリングの径を小さくすることによって
シール部の周速を低くし、耐久性を向上する。
Description
【0001】
ブルトーザ等に装着され、エンジン等の原動機の動力を変速機へ伝達あいるは
開放する油圧作動式多板型クラッチの内部構造に関する。
【0002】
第2図は、従来の油圧作動式多板型クラッチの断面図である。クラッチ部分は
、ハウジング15、出力軸23と係合するハブ16、外周がハウジング15に係
合する複数個のプレート、内周がハブ16と係合するディスク18及び油圧作動
式ピストン19で構成されている。入力側のハウジング15は、主クラッチケー
ス20に持設されたベアリング26に回動自在に嵌合すると共に、内面に形設し
たスプライン部が原動機と係合した入力軸22と噛合している。また、出力側の
ハブ16は、内面に係設したスプライン部が出力軸23、すなわち変速機入力軸
に噛合している。
【0003】
かかる構成の多板クラッチでは、ピストン19の背面Q部に作動油を注入する
と、ピストン19が図の右側へ移動し、プレート17、18がハウジング15の
B面に加圧密着される。このため、ハウジング15とハブ16が一体化し、入力
軸22の動力が出力軸23に伝達される。このような作用を行うために、主クラ
ッチケース20とハウジング15には、図示しない油圧源からピストン19の背
面Q部に通じる油路24及び25が作設してあり、さらにベアリング26の外周
に形成した主クラッチケース20とハウジング15の嵌合面からの油の漏出を防
止するために、一対の回転型シールリング27が油路の前後に付設されている。
【0004】
従来構造の多板型クラッチでは、主クラッチケースとハウジングの嵌合面で相
対回転が行われる。したがって、この嵌合面を通過する油路の前後には、回転型
のシールリング27を配設する必要があるが、このシールリングの耐久性は油圧
とシール面の周速に関連があり、周速が早いほど寿命が低下する。
【0005】
しかるに従来構造では、ハウジングを主クラッチケースに持設するベアリング
の外周部にシールリングを配設してあるので、シールリング径が大きく周速も早
くなるため、シールリングの耐久性が不足する傾向があった。本考案はかかる課
題を解決することを目的としている。
【0006】
上記目的を解決するため、本考案では、入力軸と係合するハウジング、出力軸
と係合するハブ、外周がハウジングと係合する複数個のプレート、内周がハブと
係合する複数個のディスク及びこれらのディスクをハウジングに加圧密着させる
油圧作動式ピストンで構成される多板型クラッチにおいて、出力側の変速機ケー
スに固着したケージ上にハウジングを回動自在に持設するベアリングと、ハウジ
ングの嵌合面を軸方向に直列に配設するとともに、この嵌合面を通過するピスト
ン作動用油路の前後に一対の回転型シールリングを付設して油の漏出こ防止して
いる。
【0007】
上記構造によれば、従来型に比べて小径の回転型シールリングを使用できるた
め、シール面の周速を低くすることができる。
【0008】
以下に、本考案を図に示す実施例について説明する。第1図は、本考案に係る
油圧作動式主クラッチの断面図である。
【0009】
クラッチ部分は、ハウジング1、ハブ2、外周がハウジング1に係合する複数
個のプレート3、内周がハブ2と係合する複数個のディスク4及び油圧作動式ピ
ストン5で構成されている。ハウジング1の入力側は、入力軸6に固着され、内
周に嵌合されたベアリング7によって出力軸8の外周に形設されたスプライン部
に噛合したハブ2の軸部外周を回動自在に持設している。一方、ハウジング1の
出力側は、変速機ケース9に固着したケージ10の外周によって持設されている
。また、ピストン5の背面P部に油を注入するため、ケージ10とハウジング1
には、それぞれ油路12及び13が付設してあり、さらにケージ10にはハウジ
ング1との嵌合部の油路からの油の漏出を防止するために、一対の回転型シール
リング14が油路の前後に作設してある。
【0010】
かかる多板型クラッチでは、油路12,13を経由してピストン5の背面P部
に油を注入することによって、ピストン5が図の左方へ移動し、ディスク3及び
プレート4がハウジングA面に加圧密着される。このため、ハウジング1とハブ
2が一体化し、入力軸6の動力が出力軸8に伝達される。
【0011】
かかる構造の油圧作動式主クラッチでは、ハウジングを持設するベアリング1
1と油路からの油の漏出を防止するシールリングQを軸方向へ直列に配設してい
るため、該ベアリングの外周部にシールリングを配設した従来型と比べてシール
の径を小さくすることができる。このため、シール部の周速が低下してシールリ
ングの耐久性が増加し、寿命が向上する。
【0012】
【図1】本考案に係る油圧作動式主クラッチの断面図で
ある。
ある。
【図2】従来技術の油圧作動式主クラッチの断面図であ
る。
る。
1,15・・・・・・ ハウジング
2,16・・・・・・ ハブ
3,17・・・・・・ プレート
4,18・・・・・・ ディスク
5,19・・・・・・ ピストン
6,22・・・・・・ 入力軸
7,11,21,26 ベアリング
8,23・・・・・・ 出力軸
9・・・・・・・・・ 変速機ケース
10・・・・・・・・・ ケージ
12,13,24,25 油路
14,27・・・・・・ シールリング
20・・・・・・・・・ 主クラッチケース
Claims (1)
- 【請求項1】 入力軸と係合するハウジング、出力軸と
係合するハブ、外周がハウジングと係合する複数個のデ
ィスク、内周がハブと係合する複数個のディスク及びこ
れらのディスクをハウジングに加圧密着させる油圧作動
式ピストンで構成される多板型クラッチにおいて、出力
側の変速機ケースに固着したケージ上に、ハウジングを
回動自在に持設するベアリングと、ハウジングの嵌合面
を軸方向に直列に配設するとともに、この嵌合面を通過
するピストン作動用油路の前後に一対の回転型シールリ
ングを付設して油の漏出を防止したことを特徴とする油
圧作動式主クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3421791U JPH04121535U (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 油圧作動式主クラツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3421791U JPH04121535U (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 油圧作動式主クラツチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04121535U true JPH04121535U (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=31916689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3421791U Pending JPH04121535U (ja) | 1991-04-17 | 1991-04-17 | 油圧作動式主クラツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04121535U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012219975A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Honda Motor Co Ltd | クラッチ構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0227024B2 (ja) * | 1984-12-04 | 1990-06-14 | Waarudo Giken Kk |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP3421791U patent/JPH04121535U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0227024B2 (ja) * | 1984-12-04 | 1990-06-14 | Waarudo Giken Kk |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012219975A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Honda Motor Co Ltd | クラッチ構造 |
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