JPH04121478U - クライオポンプ - Google Patents

クライオポンプ

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Publication number
JPH04121478U
JPH04121478U JP2638191U JP2638191U JPH04121478U JP H04121478 U JPH04121478 U JP H04121478U JP 2638191 U JP2638191 U JP 2638191U JP 2638191 U JP2638191 U JP 2638191U JP H04121478 U JPH04121478 U JP H04121478U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cold panel
stage cold
cryopump
stage
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP2638191U
Other languages
English (en)
Inventor
康成 向
Original Assignee
株式会社日本製鋼所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本製鋼所 filed Critical 株式会社日本製鋼所
Priority to JP2638191U priority Critical patent/JPH04121478U/ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の大きさを大きくすることなく排気容量
を増大させたクライオポンプを提供するものである。 【構成】 水蒸気及び半導体製造用ガスを凝縮凍結する
第一段コールドパネル10の表面積を増大させるため
に、代表径Dを同じのままで円筒部12を中心線に平行
で、交互に凹凸となる半円筒面が連設している連続波形
面としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクライオポンプに関し、特に第一段コールドパネルの形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のクライオポンプの一例は図3に示すように、被排気容器の排気口8に一 端が接続され、図示しない粗引き用真空ポンプに接続されている排気管9を有す るケーシング1と、このケーシング1の底面に設けられ、ギフォード・マクマホ ンサイクル、スターリングサイクル等を利用して高圧ヘリウムの断熱膨張を利用 した冷凍機6と、前記ケーシング1内に設けられ、前記冷凍機6のコールドヘッ ド7の第一冷凍ステージ7aに取付けられた上向きの有底円筒形の第一段コール ドパネル2と、前記コールドヘッド7の先端に前記第一段コールドパネル2と同 心状に第二冷凍ステージ7bに取付けられた下向きの有底円筒形の第二段コール ドパネル3と、この第二段コールドパネル3の内面に接着塗布された活性炭4と 、前記第一段コールドパネル2の上面の開口部に設けられたバッフル5とからな るものである。
【0003】 このような構造のクライオポンプは前記冷凍機6により前記第一段コールドパ ネル2とバッフル5とは約70Kに冷却され、第二段コールドパネル3は約15 Kに冷却されている。
【0004】 このように構成されているクライオポンプの動作は、被排気容器内の残留気体 分子をバッフル5の開口部を通してケーシング1内に導き、約70Kに冷却され ている第一段コールドパネル2とバッフル5で水蒸気等の蒸気圧の低い気体を凝 縮凍結し、水蒸気等が除かれた気体分子については約15Kに冷却されている第 二段コールドパネル3でN2 、O2 及びAr等の気体を凝縮凍結し、更に第一段 及び第二段コールドパネル2、3で凝縮凍結が不可能なNe、H2 及びHeは第 二段コールドパネルと共に約15Kに冷却されている活性炭4により低温吸着さ れる。
【0005】 このようなクライオポンプに使用されている従来の第一段コールドパネル2は 図4の斜視図に示すように、下端が閉塞され、上端が開放されている上向きの有 底円筒構造を成しており、この下端の閉塞部2aの中心には第一冷凍ステージ7 aに取付けるための穴2bが穿設されている。この第一段コールドパネル2の側 面は表面が平滑な円筒形部材で構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
近年、半導体の製造にクライオポンプの利用が増大している。クライオポンプ が装着されている半導体製造装置においては、この半導体製造装置の始動時に、 この半導体製造装置内の水蒸気はクライオポンプの第一段コールドパネルに凝縮 凍結される。
【0007】 又、半導体製造装置の定常運転時には、半導体製造用ガスがこの半導体製造装 置内に導入され、余剰の半導体製造用ガスはクライオポンプにより排気される。 この半導体製造用ガスの中には第一段コールドパネルに凝縮凍結されるガスもあ る。
【0008】 しかし、従来の第一段コールドパネル2では、ケーシング1の内面からの熱輻 射の影響を考慮すると、第一段コールドパネル2の径を大きくすることが出来ず 、この第一段コールドパネル2の表面積を大きくすることが出来なかった。
【0009】 このため、第一段コールドパネル2に凝縮凍結される半導体製造用ガスに対す る排気容量を大きくするためには、必要以上の大型のクライオポンプを使用する しか方法がなかった。
【0010】 本考案は上述の問題を解決し、大型化せずに半導体製造用ガスに対する排気容 量を高めたクライオポンプを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、筒形のケーシング1と、このケーシング1の内 側に同心状に設けられて水蒸気等を凝縮凍結させる第一段コールドパネル10と 、この第一段コールドパネル10の内側に同心状に設けられてN2 、O2 、Ar 等を凝縮凍結させる第二段コールドパネル3と、この第二段コールドパネル3の 内面に接着塗布されてNe、H2 、Heを低温吸着する活性炭4とからなるクラ イオポンプにおいて、第一段コールドパネル10を波形部材で構成したものであ る。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の実施例の第一段コールドパネルの斜視図、図2は図1のA−A 断面図である。この第一段コールドパネル10は下面の閉塞部11と、この閉塞 部11の中心に穿設されて第一冷凍ステージ7aに取付ける穴11aと、この穴 11aを通り閉塞部11に垂直な中心線に平行な側面の円筒部12とよりなるこ とは従来の第一段コールドパネル2と同じであるが、円筒部12が従来の円筒面 と大きく相違している。
【0013】 円筒部12は代表径Dの円筒面に沿って、交互に凹凸となるように多数の半円 筒面が連設している円筒波形面で構成されている。
【0014】 上述の円筒波状の第一段コールドパネル10は、その表面積は前記代表径Dが 等しければ、表面が平滑部材で構成された単純円筒の従来の第一段コールドパネ ル2の表面積よりも50%以上も大きくなる。このため、半導体製造用ガスの凝 縮凍結が可能な面積は従来の第一段コールドパネル2に比べて50%以上も増大 させることが可能である。
【0015】
【考案の効果】
上述のように、第一段コールドパネル10を波形部材で構成することにより、 代表径が同じならばケーシング1の内面からの熱輻射が同じ状態で第一段コール ドパネル10の表面積を大きくすることが出来、第一段コールドパネル10に凝 縮凍結される半導体製造用ガスに対する排気容量を大きくすることが出来る。
【0016】 このことは又クライオポンプの運転可能時間の延長、即ち半導体製造装置の運 転可能時間の延長が出来、生産性の向上が可能となる。
【0017】 又、同じ排気容量のクライオポンプを製作する場合は小型化することが可能で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一段コールドパネルの斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来のクライオポンプの断面図である。
【図4】従来の第一段コールドパネルの斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 第一段コールドパネル 3 第二段コールドパネル 4 活性炭 5 バッフル 6 冷凍機 7 コールドヘッド 7a 第一冷凍ステージ 7b 第二冷凍ステージ 8 排気口 9 排気管 10 第一段コールドパネル 11 閉塞部 12 円筒部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形のケーシングと、このケーシングの
    内側に同心状に設けられて水蒸気等を凝縮凍結させる第
    一段コールドパネルと、この第一段コールドパネルの内
    側に同心状に設けられてN2 、O2 、Ar等を凝縮凍結
    させる第二段コールドパネルと、この第二段コールドパ
    ネルの内面に接着塗布されてNe、H 2 、Heを低温吸
    着する活性炭とからなるクライオポンプにおいて、第一
    段コールドパネルを波形部材で構成したことを特徴とす
    るクライオポンプ。
JP2638191U 1991-04-18 1991-04-18 クライオポンプ Pending JPH04121478U (ja)

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JP2638191U JPH04121478U (ja) 1991-04-18 1991-04-18 クライオポンプ

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