JP2001510523A - 改良型シールド付きクライオポンプ - Google Patents

改良型シールド付きクライオポンプ

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JP2001510523A
JP2001510523A JP53314998A JP53314998A JP2001510523A JP 2001510523 A JP2001510523 A JP 2001510523A JP 53314998 A JP53314998 A JP 53314998A JP 53314998 A JP53314998 A JP 53314998A JP 2001510523 A JP2001510523 A JP 2001510523A
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バートレット・アレン・ジェー
カセロ・ジョン・ジェー
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ヘリックス・テクノロジー・コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 クライオポンプは、二段冷凍機、主ポンプ面34、および放射シールド36を備える。この放射シールド36は冷凍機の第一段29と熱接触をしている。前記主ポンプ面34は放射シールド36によって囲まれ、熱伝導部材56によって冷凍機の第二段32と熱接触している。前記冷凍機は放射シールド36の外側に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 改良型シールド付きクライオポンプ 発明の背景 極低温真空ポンプ(クライオポンプ)は気体分子を低温クライオパネルに凝結 させて周りの雰囲気から気体を除去する。現在入手できるクライオポンプは通常 、一般的な設計概念に従うものである。通常4〜25Kの範囲で作動する低温ア レイは、主ポンプ面である。この表面は、通常60〜130Kの温度範囲で動作 する放射シールドによって囲まれている。一般にこの放射シールドはハウジング を備えており、このハウジングは、前面アレイを配置している開口端すなわち前 部開口以外は閉じられている。 動作中、クライオポンプは水蒸気のような高沸点気体を前面アレイ上に凝縮さ せる。沸点の低い気体は前面アレイを通過して放射シールド内の空間に入り、そ こで低温アレイ上に凝縮する。この低温アレイの温度以下で動作を発揮する木炭 や分子ふるいのような吸着剤によってコーディングされた表面をこの空間内に設 けて、水素のような沸点の特に低い気体を除去することもできる。気体をこのよ うにポンプ表面に凝縮および/または吸着させることにより、作業室を真空にで きる。 クライオポンプを閉サイクルクライオクーラによって冷却する場合、クーラは 一般に極低温冷凍機であり、放射シールドの後面か側面を通って伸びるコールド フィンガを有する。冷却工程では、極低温冷凍機はヘリウムのような圧縮気体を 、冷凍機内の冷凍シリンダを通して循環させる。圧縮気体の発生源、すなわち圧 縮機は一般に入口弁を介してシリンダの第一端に接続する。排気管路の排気弁は シリンダの第一端から圧縮機の低圧側まで延びている。最初、再生熱交換マトリ ックス(再生器)を備えるディスプレーサはシリンダの第二端にある。排気弁を 閉じ、入り口弁を開いてシリンダに圧縮気体を充填する。入口弁が開いた状態で 、ディスプレーサが第一端の方向へ移動して圧縮気体を再生器を通して第二端へ 押し出す。この圧縮気体は再生器を通る時に冷却される。入口弁 が閉じ、排気弁が開いた状態で、気体は低圧排気管路に入って膨張し、さらに冷 える。その結果第二端でシリンダの壁越しに温度勾配が発生して、負荷からシリ ンダ内の気体に熱が流れる。その後、排気弁が開、入口弁が閉の状態で、ディス プレーサが第二端へ戻る。それにより気体が再生器を通って戻され、熱が冷気体 に戻されて、サイクルが完了する。 クライオポンプの使用に必要な低温を得るには、流入気体を膨張させる前に冷 却しなければならない。再生器は流入気体から熱を奪い、蓄えてから排気流に放 出する。再生器はヘリウムを両方向に交互に通す逆流式熱交換器で、表面積が大 きく、比熱が大で、熱伝導度の低い材料で形成される。このためヘリウムの温度 が高ければヘリウムから熱をとり、ヘリウムの温度が低ければこの熱をヘリウム に放出する。 窒素、酸素およびアルゴンのような低沸点気体を凝縮させるために十分低い温 度を得るのに、一般に図1に示すような第二段の冷凍を加える。図1の装置にお いて、ヘリウムは弁Aを通って冷凍機に入り、弁Bから出る。第一段冷凍ヘッド となるディスプレーサ207は第一再生器211を有し、第二段冷凍ヘッドとな るディスプレーサ209は第二再生器213を有する。第一段熱負荷203と第 二段熱負荷205から熱が奪われる。一般的なクライオポンプにおいては下記の ように、第一段負荷は放射シールドと前面アレイを含むものであり、第二段負荷 は主ポンプ面として働く低温アレイである。 クライオポンプの放射シールドと主ポンプ面ならびにそれに関連するその他の 構成部品の具体例を図2A、2Bに例示する。図2Aは従来のクライオポンプの 設計を例示しており、冷凍機とクライオパネルが同軸上にある。ここで、冷凍機 の第一段29は真空容器11を通って放射シールド36のベースまで伸びている 。放射シールド36は第一段負荷として働き第一段29の最寒冷端に接続されて いる。この放射シールド36は主ポンプ面34を囲んで、それを放射熱から守る 。放射シールド36の前面開口16に前面アレイ38が取り付けられ、放射シー ルド36 を通る伝導によるか、米国特許第4,356,701号に記載のように熱ストラ ットを通して冷却される。 これら二段のうち冷たい方の第二段32は、放射シールド36の内面から主ポ ンプ空間を通って主ポンプ面34にまで伸びており、主ポンプ面と熱的に結合さ れている。この設計ではバッフルアレイ34の中心が中空になっていて、そこへ 第二段を収容しポンプ空間を減少させていることが分かる。第二段32の最寒冷 端はコールドフィンガの先端にある。主ポンプ面34はこの最寒冷端で第二段ヒ ートシンク30(図2B参照)に接続されている。主ポンプ面34として働くク ライオパネルは図2Aと2Bに示すように金属バッフルのアレイとするか、第二 段ヒートシンク30に接続して簡単な金属板かカップとすることができる。さら に、第二段クライオパネルは低温吸着剤も支持する。 通常第二段シリンダ32は、それが第一段と連接する端から、主ポンプ面34 に熱的に連結される最寒冷先端まで、約77Kから15Kまで徐々に低下する温 度勾配を示す。すべての気体の蒸気圧は温度とともに上がる。温度とともに蒸気 圧が上がると気体が凝縮する速度が低下し、凝縮状態を保つ時間が短くなる。し たがって、気体はシリンダ32のより寒冷端で、よりはやくより確実に凝縮する 。 運転中、クライオポンプは一定期間高圧にさらされ、その後、大幅に圧力を低 下させることが必要な場合がある。高圧で、アルゴンのような気体は一時十分冷 却された第二段上に凝縮することがある。システムの弁を開くなどして第一段に 熱負荷がかかると、第一段の温度が上昇して第二段の長手方向の温度分布が変わ る。温度が上昇すると蒸気圧が高くなり、第二段に凝縮していた気体すべてが、 ことに表面には出ていない冷温領域に以前に凝縮した気体が再度蒸気に変わる。 この急速な昇華のプロセスによって作業室の圧力が急に増す。さらに第二段沿 いの温度勾配が急になると、圧力が長く「ハングアップ(停滞)」して凝結と昇華の サイクルを繰り返し、気体分子はより冷たい主ポンプ 面34へ徐々にしか移動しなくなる。さらに、第二段32の熱負荷が一定であっ ても、冷凍機シリンダ内のディスプレーサは往復動する。この往復動によってシ リンダの経路沿いの温度が変動し、温度が変動すると、蒸気圧も変動して作業室 の圧力が高周波数で変動するようになる。第二段シリンダへの凝縮の効果を軽減 させるためにシールド5(図2Bに例示)を加えて第二段32を囲んでいる。 図2Bに例示された実施形態は米国特許第5,156,0075号に開示され ている。この形態は従来設計の「平型」クライオポンプとして認められており、 クライオクーラと真空容器を直角に配置し、垂直方向に小型化した構造としてい る。この場合は、第二段を、ポンプ空間を通り、クライオパネルと熱的に連結す る位置へ割り込ませるようにクライオパネルの設計を変更しなければならない。 図2Bに示すように、第二段32は、放射シールド36によって画定される凝縮 室内へ突出している。ここで、第二段32はバッフルアレイ34をその側部から 中央位置へと貫通し、そこで第二段32がバッフルアレイ34に熱的に連結され てバッフルアレイを冷却する。さらに、第二段シールド5で第二段32を囲み、 望ましくない凝縮が起らないようにするのであるが、そのためにバッフルアレイ の設計に大きく影響を及ぼし、自由な設計を妨げることになる。 発明の開示 図2A、2Bに示すように、第二段が主ポンプ空間を貫通する所では、主ポン プ表面の連続性を損ない、利用できるクライオポンプの表面積を減らす。さらに 、図2Bに示す主ポンプ面が非対称に構成されているので、ポンプ作動中の凝縮 付着が不均等になることが分かった。このような不均等な凝結はクライオポンプ のポンプ能力を制限する。 本発明は冷凍およびシールド要素の構成を改善するクライオポンプに関する。 改良型クライオポンプは、第一段と、より低温の第二段とを有 する冷凍機を備えるものである。第一段は放射シールドと熱的に接触して、両者 の温度を平衡させる。第二段は低沸点気体が凝縮する主ポンプ面と熱的に直接接 触する。重要なことは、第一、第二段とも放射シールドで囲まれた空間の外にあ ることである。 好ましい一実施形態においては、これも放射シールドの外にある第二段シール ドは第二段を囲み、二段の冷凍機のつによって冷却される。主ポンプ面は、熱 伝導連結部材である少なくとも一つのストラットによって支持されてストラット と熱的に連結されるバッフルアレイとすることができる。このストラットは、熱 伝導による主ポンプ面と第二段の間の最も重要な熱伝達モードとなる。このスト ラットは主ポンプ面を取り付ける別個の部材とするか、単に主ポンプを形成する 部材を延長して熱伝導連結部材とし、これに第二段を取り付けてもよい。クライ オポンプは放射シールドと冷凍機によって形成される“L”形の湾曲部に、外部 電子モジュールを配置することもできる。 クライオポンプ凝縮装置は、凝縮室を画定する放射シールド、放射シールドと 熱的に接触するが凝縮室の外側に配置されている第二段シールド、およびこの凝 縮室内の主ポンプ面を備える。クライオポンプシールドは放射シールドと上述の 第二段シールドを備える。第二段シールドは好ましくはそれを冷凍機の第一段に 取り付ける第一フランジを備えるものとする。この第二段シールドは、第二段シ ールドを放射シールドに取り付けるための第一フランジの平面に垂直な方向に取 り付けられた第二フランジをさらに備えるものである。本発明の一構成によれば 、第二段シールドと、放射シールドおよび第一段の両者との熱的連結も実現され る。 第二段を放射シールドの外に置くと、バッフルの対称的で不連続部分のないア レイを用いることができて、霜の分布をより均等にし、ポンプ能力をより大きく することができる。 図面の簡単な説明 前述およびその他の本発明の目的、特徴および利点は、図面に示した本発明の 好ましい実施形態についての以下の説明から明らかにされる。各図面を通じて、 同一部分には同一参照符号を用いている。図面は必ずしも寸法に比例して描かれ ておらず、発明の原理を例示することを重視している。 図1は従来のクライオポンプの閉サイクル極低温冷凍機の一例を示す概略図で ある。 図2Aは従来技術の一例を示す部分断面斜視図である。 図2Bは従来技術の他の例の側面断面図である。 図3は本発明を具現するクライオポンプの斜視図である。 図4は本発明を具現するクライオポンプの側面断面図である。 図5は本発明を具現するクライオポンプを、図4を描いた方向から水平面で時 計方向に90°回転した方向からの断面図である。 図6は第二段を囲む第二段シールドの斜視図である。 好ましい実施形態の詳細な説明 好ましい構成のクライオポンプの外観を図3に示す。外筒12、ベース13お よび第一段シェル20を含む真空容器11が、水を除くほとんどの気体が主とし て凝縮されるか吸着される真空チャンバを取り囲んでいる。真空容器11は外フ ランジ14の所で作業室(図示せず)に取り付ける。真空容器11の、ベース1 3と反対側の端に多数の貫通小孔を持つオリフィスプレート15が放射シールド 36に取り付けられ、放射シールド36によって冷却される。このオリフィスプ レート15は真空容器11のフランジ14を越えて作業室中に延びている。 第一段シェル20が、外筒12の軸心に直角の軸方向に突出している。冷凍機 はこのシェル20内に挿入され、外筒12内に突出し、そこで外筒内のポンプ面 を冷却する。第一段シェル20は、冷凍機を駆動するモ ータが設置されたモータハウジング22に取り付けられている。クライオポンプ のプログラム制御装置を内蔵している電子機器ハウジング24は、外筒12に近 接し、また第一段シェル20に近接して配置されている。 機械式制御機構も例示している。図3では隠れて見えないが、蒸気放出通路を 形成する蒸気放出導管70(図4参照)が第一段シェル20に取り付けられ真空 室と流体的に結合している。蒸気放出導管70は第一段シェル20から外方向へ 伸び、それぞれ安全逃し弁(リリーフバルブ)パージハウジング72と低真空弁 74とに通じる一対の流出口に分岐する。安全逃し弁パージハウジング72は、 そのチャンバから高圧を逃がす安全逃し弁を囲んでいる。このハウジング72か ら伸び、安全逃し弁に連結されているのがパージ電磁弁73であり、逃し弁への パージを行う。ハウジング内の低真空弁74は蒸気放出コンジット70の反対の 分岐路の端に取り付けられ、真空室から気体を機械的に真空引きする低真空ポン プと接続されている。弁74は作動電磁弁76によって制御され、低真空接続部 78を介して低真空ポンプに接続されている。 図3には例示されていないが、電子モジュールの一種である再生パージ電磁弁 80(図5参照)が外筒12に取り付けられている。再生パージ電磁弁80は外 筒12と放射シールド36の両方の開口を通して、再生中に窒素パージを行う。 再生を行う時、十分な熱エネルギーがバッフルアレイ34に供給されて、バッフ ルアレイ34に凝縮した気体を昇華させる。これも第一段シールド20から遠い 側で隠れているが、真空室内の温度を測定するための温度センサ電子フィードス ルー(電子モジュールの一種)82も図5には例示されている。最後に、第一段 シールド20のこの同じ側には、ヘリウムを第一、第二段へ送るためのヘリウム 供給管継手84ならびに膨張したヘリウムをクライオクーラから圧縮機へ戻すた めの供給ヘリウム戻し部86が示されている。 図4、5は図3に示すクライオポンプの断面を例示している。真空容 器11内でそれと同心に配備されているのが放射シールド36である。この放射 シールド36は、前面開口端に取り付けたオリフィスプレート15とともに、そ の中に主ポンプ面34(ここではバッフルアレイの形になっている)を取り付け る凝縮室を画定している。バッフルアレイ34は切頭円錐形の縁部を有する不完 全円形の板38で形成されている。クライオポンプの運転中に、低沸点気体がこ れらの円板上に凝縮して室内が真空になる。 前記オリフィスプレート15は放射シールド36に取り付けられるだけでなく 、この放射シールド36と熱的接触も形成している。従って、上方の作業室から 来る水蒸気のような凝縮温度の高い気体は冷凍機が作動している時には、オリフ ィスプレート上に凝縮する。一方、作業室から凝縮室への凝縮温度の低い気体の 流れは、気体流に対し一部障壁として作用するオリフィスプレート15によって 制限される。このように気体の流れが制限されて、凝縮温度の低い気体が凝縮 に入る速度が遅くなって作業室の低凝縮温度気体の圧力が適度に保たれる。 オリフィスプレートを用いるのは、クライオポンプを用いてスパッタリング用 に適正な真空度を得る従来のシステムでは有利である。このようなシステムでは 、スパッタリング中に作業室にアルゴンのような不活性気体を噴射して作業室の 圧力を上げて不活性気体環境とする。しかしその他の気体を除去するためにクラ イオポンプを運転する必要がある。オリフィスプレート15の減速機能によって 生じる圧力差により、不活性気体でバッフルアレイ34を急速に過負荷にするこ となくそのような環境が維持できる。別の応用ではこのオリフィスプレートをシ ェブロンアレイのような別の前面アレイと取り替えることができる。 バッフルアレイ34は第二段ヒートシンク30から延びる熱伝導連結部材であ る熱ストラット56によって支持されている。ストラット56はそれによって物 理的に支持するだけでなく、第二段ヒートシンク30とバッフルアレイ34を熱 的に接続する。冷凍機が冷凍プロセスを行う と、第二段冷凍ヘッド32は第二段ヒートシンク30を介してバッフルアレイ3 4から熱を奪い、バッフルアレイ34を冷却する。運転中、バッフルアレイ34 は、第二段32によって20Kより低い温度に冷却されて低凝縮温度気体を凝縮 させるのが望ましい。 第二段シリンダ32は、周囲気体から第二段32を保護する第二段シールド5 により囲まれている。このシールド5がなければ、周囲気体は第二段32に凝縮 することになる。ヒータ62は、第二段シールド5を通して第二段32に熱を供 給して第二段の温度を調整し、設定された間隔で再生プロセス中クライオポンプ を駆動する。ヒータ62は、第一段冷凍ヘッド29沿いに延びて、突出したハウ ジング64を通って、第二段シールド5により囲まれた空間に入っている。第二 段シールド5内に入ったヒータ62は、第二段の先端に向かって進み、図4に見 える所にする、その場所からヒータ62は第二段32と並行に進む。ヒータ62 は、ヒートシンクと密接に熱接触するが第二段シリンダ32には接触しない。 第二段シールド5は図6に単独で詳細に示すが、互いに直交する方向に向けら れた一対のフランジ53、66があり、それぞれ、図4の第一段ヒートシンク5 4と放射シールド36に取り付けられている。第一フランジ53はボルト55で 第一段ヒートシンク54に取り付けるとともにそれに熱的に結合している。また 第一フランジ53と第一段ヒートシンク54の間にインジウムシールを置く。図 5に示すように、第二フランジ66も同様にボルトとインジウムシールで放射シ ールド36に取り付け熱的に結合させる。 前述のように、これらの構成部品を合わせて取り付けると、熱が図4の放射シ ールド36から第二段シールド5を通って第一段ヒートシンク54へ伝導される 。すると熱が第一段ヒートシンク54から第一段29の寒冷端を通って冷凍機の 冷却された作動気体へ流れる。従って、放射シールド36は第一段29の寒冷端 の温度に近づく温度まで冷却される。 放射シールド36は、運転中約120Kより低い温度に保つのが望ましい。図4 、5に示すように、第二段32と第二段シールド5はともに放射シールド36に よって囲まれた空間の外に配置されている。 図6に詳細に例示するように、第二段シールド5を第一段ヒートシンクに取り 付ける第一フランジ53はほぼ環状である。しかし、ヒータを第二段シールド5 の突出したハウジング64に入れる個所で環が切れている。突出ハウジングはシ ールド5から突出しており、その中へ納まったヒータは冷凍機の第二段32に熱 を供給できる位置まで延びている。 このシステムを組み立てるには、図4の第一フランジ53によって画定される 孔を通して第二段32を第二段シールド5に挿入し、次いでその組み立て物を第 一段シェル20を通して挿入する。モータハウジング22をシェル20にボルト 締めする。次いで放射シールド36を第二フランジ66に内側からボール締めす る。 次いでストラット56に取り付けたバッフルアレイ34を前面開口を通して凝 縮室に装着し、その後に前部アレイを取り付ける。ストラット56は、図5に示 す放射シールドのベースの開口と第二フランジ66によって画定される空間を通 って挿入され、第二段32に取り付けられて熱的に結合される。最後に、図4の 第二段アレイ34の上板をストラット56に取り付け、オリフィスプレート15 を放射シールド36に取り付ける。 本発明を、その好ましい実施形態を引用して具体的に示し説明したが、請求の 範囲によって規定される本発明の範囲を逸脱することなく形状、細部を種々変更 できることは当業者には理解できることである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カセロ・ジョン・ジェー アメリカ合衆国,マサチューセッツ州 02766,ノートン,ケンジントン ロード 47

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第一段と第二段を備える冷凍機と、 熱伝導連結部材を介して前記冷凍機の第二段と熱接触する主ポンプ面と、 前記主ポンプ面を囲み前記冷凍機の第一段と熱接触する放射シールドであって 、冷凍機の第一、第二段を放射シールドの外に位置させる放射シールドと、 前記放射シールドと前記冷凍機の第二段の両方を包囲するチャンバを画定する 容器と、 を備えたクライオポンプ。 2.請求項1において、さらに、前記容器内に配置されて、前記第二段を取り囲 み、前記第一と第二段の一方によって冷却される第二段シールドを備えたクライ オポンプ。 3.請求項2において、前記主ポンプ面と前記第二段の熱接触が、主ポンプ面を 物理的に支持する少なくとも一つのストラットによってなされているクライオポ ンプ。 4.請求項3において、前記主ポンプ面がバッフル部のアレイを有するクライオ ポンプ。 5.請求項4において、各バッフル部が少なくとも一つのストラットに固定され ているクライオポンプ。 6.請求項5において、前記バッフル部が切頭円錐形の縁部を有する不完全円形 の板であるクライオポンプ。 7.請求項5において、前記放射シールドが前記第二段シールドに取り付けられ ているクライオポンプ。 8.開口端と閉止端を有する側壁があって、この閉止端が底板によって閉止され ており、前記側壁内の空間によって凝縮室が画定されている放射シールドと、 前記凝縮室内のバッフルのアレイと、 前記放射シールドと熱接触する第一段と第二段を有し、この第一および第二段 が前記凝縮室の外側に置かれている冷凍機と、 前記バッフルのアレイと熱接触してバッフルのアレイを物理的に支え、冷凍機 の第二段に取り付けられた少なくとも一つのストラットであって、前記バッフル のアレイと前記冷凍機の第二段の間の熱伝達の主要モードがこのストラットを通 る熱伝導であるストラットと、 前記放射シールドと前記冷凍機の第二段の両方を取り囲む室を画定する容器と 、 を備えたクライオポンプ。 9.第一の軸心沿いに伸びる冷凍機と、 前記冷凍機に取り付けられた閉止端を有し、前記第一の軸にほぼ垂直な第二の 軸心沿いに前記閉止端から延出している放射シールドと、 前記冷凍機に電子的に連結され、前記放射シールドと前記冷凍機の接合部の 湾曲した所に配置された電子モジュールと、 を備えたクライオポンプ。 10.第一段と第二段を有する冷凍機を備えるクライオポンプに用いるクライオ ポンプ凝縮装置であって、 凝縮室を画定する放射シールドと、 冷凍機の第一段と熱接触し、この冷凍機の第二段を囲む第二段シールドであっ て、この第二段シールドには前記冷凍機の第一段に連結するための第一フランジ と前記放射シールドに連結される第二フランジがあり、この第二フランジが前記 第一フランジの軸心にほぼ直交する軸心方向に向けられており、前記凝縮室の外 側に配置された第二段シールドと、 前記凝固室内にあって、前記冷凍機の第二段と熱的に接触す る主ポンプ面と、 を備えたクライオポンプ凝結装置。 11.主ポンプ面と、第一段と第二段を有する冷凍機とを備え、第二段が主ポン プ面と熱的に接触しているクライオポンプに用いるクライオポンプシールドであ って、 凝縮室を画定する放射シールドと、 冷凍機の第一段と熱接触し、この冷凍機の第二段を囲む第二段シールドであっ て、この第二段シールドには前記冷凍機の第一段に連結するための第一フランジ と前記放射シールドに連結された第二フランジがあり、この第二フランジが第一 フランジの軸心にほぼ直交する軸心方向に向けられており、前記凝縮室の外側に 配置された第二段シールドと、 を備えたクライオポンプシールド。 12.(a)第一の軸心沿いに伸びる第一、第二段を有する冷凍機と、(b)前 記第二段と熱的に接触している主ポンプ面と、(c)前記主ポンプ面を囲み、前 記第一の軸心にほぼ直交する第二の軸心に沿って延び、前記第一段と熱接触して いる放射シールドと、(d)前記第二段を取り巻き、前記第一段に熱連結された 第二段シールドとを備えたクライオポンプに用いられる第二段シールドであって 、 前記第二段シールドを前記第一段に連結するための第一フランジと、 前記第二段シールドを前記放射シールドに連結するための、前記第一フランジ の軸心にほぼ直交する軸心方向に向けられた第二フランジと を備えたクライオポンプに使用する第二段シールド。 13.請求項12において、さらに、前記第二段シールドと前記第一段との熱接 触をなす第一熱結合部と、前記第二段シール ドと前記放射シールドとの熱接触をなす第二熱結合部とを備えた第二段シールド 。 14.請求項1において、少なくとも一つの熱伝導性ストラットを前記主ポンプ 面と冷凍機の前記第二段の両方に取り付けたクライオポンプ。 15.主ポンプ面と第一、第二段を有する冷凍機とを備え、前記第二段が前記主 ポンプ面に熱接触しているクライオポンプに使用するクライオポンプシールドで あって、 凝縮室を画定する放射シールドと、 前記冷凍機の第一段と熱接触し、前記第二段を囲む第二段シールドであって、 前記放射シールドに直接取り付けられていて、凝縮室の外側にある第二段シール ドと、 を備えたクライオポンプシールド。
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