JPH04121359U - 小形モータ - Google Patents

小形モータ

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JPH04121359U
JPH04121359U JP3357291U JP3357291U JPH04121359U JP H04121359 U JPH04121359 U JP H04121359U JP 3357291 U JP3357291 U JP 3357291U JP 3357291 U JP3357291 U JP 3357291U JP H04121359 U JPH04121359 U JP H04121359U
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JP
Japan
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armature
armature core
yoke
laminated steel
teeth
Prior art date
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Pending
Application number
JP3357291U
Other languages
English (en)
Inventor
憲昭 岩渕
竜一郎 富永
Original Assignee
株式会社安川電機
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社安川電機 filed Critical 株式会社安川電機
Priority to JP3357291U priority Critical patent/JPH04121359U/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 積層鋼板1を積層して形成した電機子鉄心2
のスロット部21に電機子巻線3を収納して電機子4を
構成し、電機子鉄心2の継鉄部23をそれぞれ中央から
両方の軸方向に向かって折り曲げて円筒状のフレーム5
の内側に固定し、または電機子鉄心2の内周側に設けた
歯部24の先端をそれぞれ中央から両方の軸方向に向か
って折り曲げ、空隙を介して回転子を対向させたもので
ある。 【効果】 コイルエンドとフレームとの間の空間を磁気
回路である継鉄部や歯部に有効に活用でき、磁束を増加
してトルクを大きくすると共に、電機子鉄心の外形を小
さくすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小形モータに関し、特に、小形モータの積層鋼板を積層して形成し た電機子鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小形モータの電機子鉄心は、例えば図4に示すように、円周方向に等間 隔で内周に開口するスロットを打ち抜いた円板状の積層鋼板1を複数枚積層して リング状の電機子鉄心2を形成し、このスロット部21の中に電機子巻線3を収 納して電機子4を構成し、電機子4を円筒状のフレーム5の内側に固定してある 。電機子4の内周側には空隙を介して永久磁石61を備えた回転子6が設けられ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記構成では、電機子鉄心2の端面22から電機子巻線3のコイル エンド31が出っ張り、コイルエンド31とフレーム5および回転子5との間に デッドスペースA,Bができてモータが大きくなってしまう。このデッドスペー スA,Bを小さくするためにコイルエンドを成形加工したり、巻線量を少なくす るような設計をしたり、巻線方式に短節巻きや集中巻きを採用したりする工夫が 行われているが、電機子巻線からコイルエンドをなくすことはできないのでデッ ドスペースの低減には限度があり、モータ全体の小形化が難しいという欠点があ った。 本考案は、従来のデッドスペースを磁気回路の一部に利用することでモータ全 体の小形化を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、積層鋼板を積層して形成した電機子鉄心のスロット部の中に電機子 巻線を収納して電機子を構成し、前記電機子鉄心の継鉄部を円筒状のフレームの 内側に固定し、前記電機子鉄心の内周側に設けた歯部に空隙を介して対向する回 転子を設けた小形モータにおいて、前記電機子鉄心の各積層鋼板の継鉄部をそれ ぞれ中央から両方の軸方向端部に向かって折り曲げたものである。 また、前記電機子鉄心の各積層鋼板の歯部の先端をそれぞれ中央から両方の軸 方向端部に向かって折り曲げたものである。
【0005】
【作用】
電機子鉄心の中央から両方の軸方向に向かって継鉄部を折り曲げ、コイルエン ドとフレームの間に継鉄部を伸ばし、フレームの内側に固定してあるので、電機 子鉄心の外径を小さくすることができる。 また、電機子鉄心の歯部の先端を中央から両方の軸方向端部に向かって折り曲 げて、隣り合う歯部との間に隙間を設けることにより、歯部の先端にフリンジン グ効果が生じて磁束が増加する。 また、折り曲げられた歯部の先端が永久磁石の表面に平行になるように加工す ると、歯部の先端に軸方向長さと積層鋼板の厚さとの比に比例して大きな磁束が 得られる。
【0006】
【実施例】
本考案を図に示す実施例について説明する。 図1は本考案の実施例を示す側断面図で、スロットを打ち抜いた円板状の積層 鋼板1を複数枚積層してリング状の電機子鉄心2を形成し、このスロット部21 の中に電機子巻線3を収納して電機子4を構成し、電機子4を円筒状のフレーム 5の内側に固定し、電機子4の内周側には空隙を介して永久磁石61を備えた回 転子6を対向するようにした構成は従来とほぼ同じである。 従来と異なる点は、電機子鉄心2の外周に形成された継鉄部23の外径を小さ くし、電機子鉄心2の中央から左側の継鉄部23は左側の軸方向端部に向かって 、中央から右側は右側の軸方向端部に向かって、それぞれ緩やかな曲線状に折り 曲げ、スロット部は互いに密着しているが、継鉄部23の相互間には僅かな隙間 をおいてフレーム5の内側に固定してある。 継鉄部23を形成する方法としては、曲げ角度の異なるプレス型を複数種類用 意して、複数種類の継鉄部23を持った積層鋼板1をプレス加工し、曲げ角度の 順に積層して、相互間に隙間を持った継鉄部23を樹脂で固め、その後所定の外 径寸法に切削する。 このように、継鉄部23の外径を小さくし、継鉄部23を電機子鉄心2の中央 から両方の軸方向に向かって折り曲げ、コイルエンド31とフレーム5の間に継 鉄部23を伸ばし、フレーム5の内側に固定してあるので、電機子鉄心2の外径 を小さくすることができる。 なお、積層鋼板を軸方向に直角や鋭角に急激に曲げると、塑性伸びと鉄損が大 きくなり、電機子鉄心の磁気特性が悪くなるので、緩やかな曲線状に折り曲げて ある。
【0007】 図2は他の実施例を示す側断面図で、隣り合うスロット部21の間に形成され た歯部24の先端を電機子鉄心2の中央から両方の軸方向端部に向かってそれぞ れ緩やかな曲線状に折り曲げて、隣り合う歯部との間に隙間を設けある。 このように歯部24を形成することにより、図3に点線で示すように、歯部2 4の先端に磁束Φが膨れるフリンジング効果が生じて磁束が増加する。 また、歯部24を折り曲げて、先端が永久磁石61の表面に平行になるように 加工すると、永久磁石61と歯部24との間に生じる磁束Φは、歯部24の先端 の軸方向長さLと積層鋼板1の厚さtとの比に比例し、歯部24を永久磁石61 の表面に対して垂直にした場合のL/t倍の磁束が生じる。したがって、磁束が 増加する分トルクを増加することができる。 この場合、歯部の軸方向長さが長くなるが、歯部24の長さをコイルエンド3 1の両端の間の長さより短くしておき、永久磁石61の長さを歯部24の長さに に合わせることにより、永久磁石61の直径を小さくすることができ、モータ全 体を小さくすることができる。 なお、上記実施例は永久磁石形回転子を備えたものについて説明したが、積層 鋼板を積層して形成した電機子鉄心を備えたモータであれば回転形およびリニア 形のいずれのモータにも適用できる。
【0008】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、電機子鉄心の継鉄部または歯部を軸方向 に緩やかな曲線状に曲げることにより、コイルエンドとフレームの間および回転 子の間の空間を継鉄部や歯部の磁気回路に有効に活用し、電機子鉄心の外径を小 さくすることができ、外径の小さい小形モータを提供できる効果がある。 とくに、電機子鉄心の積層長さが短いものほど上記効果が大きく、扁平形モー タのトルク増加に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す側断面図である。
【図3】本考案の歯部を拡大して磁束の状態を示す説明
図である。
【図4】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 積層鋼板 2 電機子鉄心 21 スロット部 22 端面 23 継鉄部 24 歯部 3 電機子巻線 31 コイルエンド 4 電機子 5 フレーム 6 回転子 61 永久磁石

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層鋼板を積層して形成した電機子鉄心
    のスロット部に電機子巻線を収納して電機子を構成し、
    前記電機子鉄心の継鉄部を円筒状のフレームの内側に固
    定し、前記電機子鉄心の内周側に設けた歯部に空隙を介
    して対向する回転子を設けた小形モータにおいて、前記
    電機子鉄心の各積層鋼板の継鉄部または歯部をそれぞれ
    中央から両方の軸方向端部に向かって折り曲げ、または
    前記電機子鉄心の各積層鋼板の継鉄部および歯部の先端
    をそれぞれ中央から両方の軸方向端部に向かって折り曲
    げたことを特徴とする小形モータ。
  2. 【請求項2】 前記各積層鋼板の継鉄部または歯部をそ
    れぞれ緩やかな曲線状に折り曲げ、相互間に僅かな隙間
    を設けた請求項1または2記載の小形モータ。
  3. 【請求項3】 前記各積層鋼板の歯部の先端を回転子外
    周表面に平行に成形した請求項1または2記載の小形モ
    ータ。
JP3357291U 1991-04-11 1991-04-11 小形モータ Pending JPH04121359U (ja)

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JP3357291U JPH04121359U (ja) 1991-04-11 1991-04-11 小形モータ

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JPH04121359U true JPH04121359U (ja) 1992-10-29

Family

ID=31916208

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157390A (ja) * 1999-11-22 2001-06-08 Shinko Electric Co Ltd 高耐熱回転電機
JP2008295245A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Denso Corp 交流モータ
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