JPH04121311U - 無許可通電チエツク機構付き分電盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】入力端子１０から出力端子２０，３０，４０へ
の電力出力を制御する投入／切断スイッチ２１，４１は
出力端子２０，４０へ電力を投入し、投入／切断スイッ
チ３１は出力端子３０への電力を切断する位置にあり、
出力端子２０，３０，４０への出力投入を設定する許可
スイッチ２２，３２は許可しない、又、許可スイッチ４
２は許可する位置にある。出力投入が許可されていない
のに、投入されていないかをチェックするチェックスイ
ッチ５０はチェックを行う位置にある。チェックスイッ
チ５０がその位置にあり、許可スイッチ２２，３２，４
２が無許可の位置にあり、電源投入／切断スイッチ２
１，３１，４１が投入の位置にある場合のみ点灯して異
常を知らせる異常表示ランプ２３は点灯、異常表示ラン
プ３３，４３は消灯して出力端子２０が許可がないのに
使用されていることをチェック担当者へ知らせる。 【効果】無許可の通電のチェック洩れがなくなり、火災
等の発生を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、工場、事務所のレイアウトで使用する分電盤に関し、特に許可が必 要な時間帯における通電チェックに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の分電盤は、複数に分岐した端子ごとに電源投入／切断のスイッ チが設けられており、１つの分電盤には、投入又は切断状態のスイッチが通常混 在することになる。

【０００３】 そして、最終退場者による許可確認ができるように従来は、通電が許可された 端子の電源投入／切断スイッチにキャップ又はマークを付けている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来のスイッチにキャップやマークを付けた最終退場者による目視チ ェックでは、チェック担当者は、チェックするスイッチが多いため、無許可の通 電があるのを漏らしてしまう可能性があり、火災等へつながる恐れがあるという 欠点がある。

【０００５】 本考案の目的は、分電盤のチェック担当者がチェックスイッチを投入し、無許 可であることを異常表示ランプで知ることができることにより、上記の欠点を解 消し、無許可の通電のチェック洩れがなくなり、火災等の発生を防止できる無許 可通電チェック機構付き分電盤を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の無許可通電チェック機構付き分電盤は、分電盤の各出力端子ごとに使 用許可があるかないかを設定する許可スイッチと、許可スイッチにより出力端子 への出力投入が許可されていないにもかかわらず出力が投入されていないかをチ ェックする１つのチェックスイッチと、チェックスイッチがチェックの位置にあ り許可スイッチが無許可の位置にあり出力端子の電源投入／切断スイッチが投入 の位置にある場合のみ点灯してチェック担当者へ異常を知らせる異常表示ランプ とを有している。

【０００７】

【実施例】

次に本考案の実施例について図面を参照にして説明する。

【０００８】 図１は本考案の一実施例の無許可通電チェック機構付き分電盤の配線図である 。

【０００９】 図１において、本実施例の無許可通電チェック機構付き分電盤は、分電盤１と 、入力端子１０と、出力端子２０，３０，４０と、投入／切断スイッチ２１，３ １，４１と、許可スイッチ２２，３２，４２と、異常表示ランプ２３，３３，４ ３と、チェックスイッチ５０とから構成されている。

【００１０】 ここで、分電盤１は、入力端子１０からの入力電力を出力端子２０，３０，４ ０へ分配するものである。

【００１１】 投入／切断スイッチ２１，３１，４１は、出力端子２０，３０，４０への電力 の出力を制御するものであり、図１の投入／切断スイッチ２１，４１は出力端子 ２０，４０へ電力を投入する。また、投入／切断スイッチ３１は出力端子３０へ の電力を切断するスイッチ位置にある。

【００１２】 許可スイッチ２２，３２，４２は、出力端子２０，３０，４０への出力投入が 許可されているかを設定するものであり、図１の許可スイッチ２２，３２は許可 しない、また、許可スイッチ４２は許可するスイッチ位置にある。

【００１３】 チェックスイッチ５０は、出力端子２０，３０，４０への出力投入が許可され ていないにもかかわらず、出力が投入されていないかをチェックするためのスイ ッチであり、図１はチェックを行う位置にある。

【００１４】 異常表示ランプ２３，３３，４３は、チェックスイッチ５０がチェックの位置 にあり、許可スイッチ２２，３２，４２が無許可の位置にあり、電源投入／切断 スイッチ２１，３１，４１が投入の位置にある場合のみ点灯して分電盤のチェッ ク担当者へ異常を知らせるものであり、図１では異常表示ランプ２３が点灯、異 常表示ランプ３３，４３は消灯して出力端子２０が許可がないのに使用されてい ることをチェック担当者へ知らせる。

【００１５】 次に、分電盤１の使用方法を述べる。

【００１６】 使用する許可が必要な時間（主に夜間）の使用許可を受けた作業者は、使用し ている出力端子の許可スイッチを許可側に設定する。また、許可を受けていない 作業者は、使用している出力端子の許可スイッチを許可なし側に設定する。

【００１７】 最終退場者であり、チェック担当になった者は、退場前にチェックスイッチを 入れ、異常表示ランプが点灯していないことを確認し、チェックスイッチを切る 。

【００１８】 もし、点灯している異常表示ランプがあった場合は、その異常表示ランプに対 応する出力端子に接続されている装置の電源スイッチを切った後、対応する投入 ／切断スイッチ２１，３１，４１を切断し、すべての異常ランプ２３，３３，４ ３が消灯することを確認する。

【００１９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の無許可通電チェック機構付き分電盤は、分電盤 のチェック担当者がチェックスイッチを投入し、無許可であることを異常表示ラ ンプで知ることができることにより、無許可の通電のチェック洩れがなくなり、 火災等の発生を防止することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の無許可通電チェック機構付
き分電盤の配線図である。

【符号の説明】

１ 分電盤 １０ 入力端子 ２０，３０，４０ 出力端子 ２１，３１，４１ 投入／切断スイッチ ２２，３２，４２ 許可スイッチ ２３，３３，４３ 異常表示ランプ ５０ チェックスイッチ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 分電盤の各出力端子ごとに使用許可があ
   るかないかを設定する許可スイッチと、前記許可スイッ
   チにより出力端子への出力投入が許可されていないにも
   かかわらず出力が投入されていないかをチェックする１
   つのチェックスイッチと、前記チェックスイッチがチェ
   ックの位置にあり前記許可スイッチが無許可の位置にあ
   り出力端子の電源投入／切断スイッチが投入の位置にあ
   る場合のみ点灯して前記チェック担当者へ異常を知らせ
   る異常表示ランプとを有することを特徴とする無許可通
   電チェック機構付き分電盤。