JPH04120910U - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents
ズームレンズ鏡筒Info
- Publication number
- JPH04120910U JPH04120910U JP2644791U JP2644791U JPH04120910U JP H04120910 U JPH04120910 U JP H04120910U JP 2644791 U JP2644791 U JP 2644791U JP 2644791 U JP2644791 U JP 2644791U JP H04120910 U JPH04120910 U JP H04120910U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- cam
- lens barrel
- cam follower
- zoom lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カムフォロワに油溝を設けることで滑らかで
良好なズーム操作感が永続するズームレンズ鏡筒を提供
する。 【構成】ズーム操作をするために設けられたカム筒のカ
ム溝と、固定鏡筒の案内溝に摺動可能に係合するカムフ
ォロワの係合外周面の外周方向に少なくとも1本の溝を
有することを特徴としている。
良好なズーム操作感が永続するズームレンズ鏡筒を提供
する。 【構成】ズーム操作をするために設けられたカム筒のカ
ム溝と、固定鏡筒の案内溝に摺動可能に係合するカムフ
ォロワの係合外周面の外周方向に少なくとも1本の溝を
有することを特徴としている。
Description
【0001】
本考案はズームレンズ鏡筒の変倍装置に関するものである。
【0002】
従来ズームレンズの変倍装置は、図2に示す様な構造であった。図2において
、ズーム操作環3の回転力はカム筒2に植設された連結ピン7によってカム筒2
に伝達される。それによってカム筒2に形成されたカム溝2’が回転することに
より、固定鏡筒1の案内溝1’とカム溝2’に摺動可能に係合するカムフォロワ
4が案内溝1’に回転方向の動きを制限されて案内溝1’に沿って直進移動する
。カムフォロワ4はレンズ6を保持する可動レンズ保持枠5に植設されて一体に
なっており、従ってレンズ6は光軸方向に直進移動し、変倍がなされる。
【0003】
上記のような従来の技術に於いては、摺動を滑らかにするために塗布されてい
る油がカムフォロワが移動することにより摺動面からおとされ、そのことにより
カムフォロワとカム溝及び案内溝との摩擦抵抗が大きくなり、結果滑らかで良好
なズーム操作感が得られなくなりなおかつ耐久性も低下するという問題点があっ
た。
【0004】
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、滑らかで良好なズーム操作感が永続して得られるズームレンズ鏡筒の提
供をすることにある。
【0005】
上記目的のために本考案では、可動レンズ保持環5を光軸に沿って直進させる
案内溝1’を持つ固定鏡筒1と、ズーム操作によって可動レンズ保持環5を移動
させるためのカム溝2’を持つカム筒2と、前記可動レンズ保持環5に固設され
ると共に前記カム溝2’及び前記案内溝1’に摺動可能に係合するカムフォロワ
4a、4b、4cとを備えたズームレンズ鏡筒において、前記カムフォロワ4a
、4b、4cの前記係合外周面の外周方向に少なくとも1本の溝8を有すること
を課題解決の手段とするものである。
【0006】
本考案に於ては、カムフォロワのカム溝及び案内溝との係合外周部に溝を設け
ているのでカムフォロワの移動により落とされた油の1部は溝の中に入り込み、
その溝内に蓄積された油が摺動面に再び供給される。したがって、油切れによる
ズーム操作感の悪化と耐久性の低下という不都合は解消する。
【0007】
図1は本考案によるズームレンズ鏡筒のカムフォロワ近傍を説明する部分断面
図である。以下図面を参照して本考案の一実施例を説明するが、既述の図2と同
一部品は同一符号を付して説明を省略する。
図1においてカム筒2に形成されたカム溝2’に摺動可能に係合するカラー部
材4bと固定鏡筒1の案内溝1’に摺動可能に係合するカラー部材4aは固定ね
じ4cによって可動レンズ保持枠5に固設されている。
【0008】
カラー部材4a及びカラー部材4bにはそれぞれ案内溝1’及びカム溝2’と
の係合面の円周方向に一本の溝8が形成されており、このカラー部材4a、4b
と前記固定ねじ4cとによってカムフォロワを構成する。
上記の如く構成されたカムフォロワは、ズームレンズ鏡筒が変倍動作を開始す
ると案内溝1’とカム溝2’の摺動面に塗布された油をかき寄せると共に摺動面
に設けられた円周方向の溝8に油を蓄える。
【0009】
その結果、蓄えられた油はカムフォロワのカラー部材4a、4bの移動にとも
ない再びカム筒2のカム溝2’及び固定鏡筒1の案内溝1’に供給されることに
なり、摺動面に油が均一に塗布された状態を維持する。
本実施例では溝を一本で説明したが、これにこだわるものではなく、複数本設
けてもよく、また幅の広い溝を設けてもよいことは勿論である。
【0010】
以上のように本考案によれば、摺動面の油切れが起こりにくくなり、良好なズ
ーム操作感が得られると共に耐久性も向上する効果がある。
【図1】本考案によるズームレンズ鏡筒のカムフォロワ
近傍を説明する部分断面図,
近傍を説明する部分断面図,
【図2】従来のズームレンズ鏡筒のズームレンズ変倍部
の断面図である。
の断面図である。
1 固定鏡筒
1’ 案内溝
2 カム筒
2’ カム溝
4 カムフォロワ
4a、4b カラー部材
4c 固定ねじ
8 円周方向の溝
Claims (1)
- 【請求項1】 可動レンズ保持環を光軸に沿って直進さ
せる案内溝を持つ固定鏡筒と、ズーム操作によって可動
レンズ保持環を移動させるためのカム溝を持つカム筒
と、前記可動レンズ保持環に固設されると共に前記カム
溝及び前記案内溝に摺動可能に係合するカムフォロワと
を備えたズームレンズ鏡筒において、前記カムフォロワ
の前記係合外周面の外周方向に少なくとも1本の溝を有
することを特徴とするズームレンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2644791U JPH04120910U (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ズームレンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2644791U JPH04120910U (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ズームレンズ鏡筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120910U true JPH04120910U (ja) | 1992-10-29 |
Family
ID=31910941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2644791U Pending JPH04120910U (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ズームレンズ鏡筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04120910U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020170163A (ja) * | 2015-07-28 | 2020-10-15 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒および撮像装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5766410A (en) * | 1980-10-13 | 1982-04-22 | Olympus Optical Co Ltd | Lens barrel |
JPS58193506A (ja) * | 1983-04-25 | 1983-11-11 | Canon Inc | レンズ鏡筒 |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP2644791U patent/JPH04120910U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5766410A (en) * | 1980-10-13 | 1982-04-22 | Olympus Optical Co Ltd | Lens barrel |
JPS58193506A (ja) * | 1983-04-25 | 1983-11-11 | Canon Inc | レンズ鏡筒 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020170163A (ja) * | 2015-07-28 | 2020-10-15 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒および撮像装置 |
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