JPH04120362U - インコメータ - Google Patents

インコメータ

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JPH04120362U
JPH04120362U JP2562591U JP2562591U JPH04120362U JP H04120362 U JPH04120362 U JP H04120362U JP 2562591 U JP2562591 U JP 2562591U JP 2562591 U JP2562591 U JP 2562591U JP H04120362 U JPH04120362 U JP H04120362U
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roller
incometer
suction
metal roller
ink
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一 春
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大日本印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ローラとゴムローラとの間から発生する
ミスチングインキの散乱を防止することができ、その人
体への影響を防止することができるインコメータを提供
する。 【構成】 駆動装置により回転される金属ローラ2と、
この金属ローラ2に接触して回転するゴムローラ3と
を、少なくとも覆う着脱可能なカバー6に吸引口7を形
成し、この吸引口7に吸引ホース8を介して吸引装置9
を接続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インキの粘着性(タック値)の測定やミスチングの測定を行うイン コメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のインコメータは、駆動装置により一定の速度で回転され、一定 の温度に保持された金属ローラと、該金属ローラに接触して、その摩擦力により 回転するゴムローラと、これら金属ローラ及びゴムローラの回転軸に取付けられ 、分銅をスライド調整して上記ゴムローラへのトルクを加減するトルク調整アー ムと、該トルク調整アームの下端部に設けられたカウンターウェイトと、上記金 属ローラに接触して振動を付与するバイブレーションローラとから主になってお り、これらの構成部品は上記金属ローラとゴムローラとの間から発生するミスチ ングインキの散乱を防止するために着脱可能なカバー内に収納されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のインコメータにあっては、上記金属ローラとゴムローラとの 間から発生するミスチングインキが上記カバーの隙間から散乱してしまい、当該 インコメータ周辺の環境が悪化するという問題があった。 また、微粉ミスチングインキが空気中に浮游すると人体に影響を及ぼす虞れが あるという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、上記課題に鑑み、金属ローラとゴムローラとの間から発生す るミスチングインキの散乱を防止することができ、その人体への影響を防止する ことができるインコメータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案に係るインコメータによれば、駆動装置により回転される 金属ローラと、この金属ローラに接触して回転するゴムローラとを、少なくとも 覆う着脱可能なカバーに吸引口を形成し、この吸引口に吸引ホースを介して吸引 装置を接続したことにより、達成される。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、上記金属ローラとゴムローラとの間から発生するミスチン グインキは、これら金属ローラ及びゴムローラを少なくとも覆う着脱可能なカバ ー内に散乱する。このカバー内に散乱したミスチングインキは、該カバーに形成 された吸引口に上記吸引ホースを介して接続された吸引装置の吸引風により、該 吸引口から吸引ホース内に導入され、吸引装置内に収納されることになる。
【0007】 従って、上記カバーの隙間からミスチングインキが散乱するのが防止され、当 該インコメータ周辺の環境が悪化することはない。 また、微粉ミスチングインキも空気中に浮游しないので、人体への影響は防止 されるものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適な一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1及び図2に示されているように、本実施例のインコメータ1のインコメー タ本体1aの略中央部には、金属ローラ2が設けられている。この金属ローラ2 には駆動装置(図示せず)が備えられており、一定の速度で回転駆動されるよう になっている。また、この金属ローラ2には、これを一定の温度に保持するため の、サーモスタット等を備えた加温装置(図示せず)が備えられている。
【0009】 この金属ローラ2の上部には、これに接触するようにゴムローラ3が設けられ ており、該ゴムローラ3は金属ローラ2との摩擦力により共に回転するようにな っている。 また、上記金属ローラ2の前部には、これに接触して振動を該金属ローラ2に 付与するバイブレーションローラ4が設けられている。
【0010】 上記金属ローラ2及びゴムローラ3の回転軸は、分銅(図示せず)をスライド 調整して上記ゴムローラ3へのトルクを加減するトルク調整アーム5が取付けら れている。そして、このトルク調整アーム5の下端部にはカウンターウェイト( 図示せず)が設けられている。 上記金属ローラ2、ゴムローラ3及びバイブレーションローラ4は、上記金属 ローラ2とゴムローラ3との間から発生するミスチングインキの散乱を防止する ため着脱可能なカバー6によって覆われている。このカバー6内の上部、即ち、 上記ゴムローラ3の直上には、吸引口7が形成されている。この吸引口7は、開 口断面が長方形を呈するように形成され、上記カバー6に孔を穿設して取付けら れている。この吸引口7の長手方向の長さLは上記金属ローラ2、ゴムローラ3 及びバイブレーションローラ4の長さSよりも長く設定されている。また、この 吸引口7には、吸引ホース8の一端部8aが接続され、その他端部8bには吸引 装置9が接続されている。
【0011】 本実施例にあっては、上記吸引口7、吸引ホース8及び吸引装置9に一般家庭 用の掃除機を使用するが、これに限るものではない。 そして、上記インコメータ本体1aの上部には、上記吸引装置9を駆動或いは 停止するためスイッチ10が設けられている。 次に、上記実施例における作用を述べる。
【0012】 本実施例のインコメータ1にあっては、駆動装置により回転駆動される金属ロ ーラ2の上部に、上記ゴムローラ3が接触して共回りしている。上記金属ローラ 2の駆動軸は上記駆動装置に連結されているため固定されているが、上記ゴムロ ーラ3の駆動軸は上記トルク調整アーム5によって分銅及びカウンターウェイト とつながっており、上記金属ローラ2の駆動軸を中心として自由に回転すること ができる。上記金属ローラ2とゴムローラ3との間にインキを付けないで上記金 属ローラ2を回転させたとき、上記分銅は通常の位置で平衡状態にある。しかし 、インキピペット(図示せず)により、上記金属ローラ2とゴムローラ3との間 に一定量のインキを与えると、インキのタックにより上記ゴムローラ3にトルク が作用し、上記トルク調整アーム5は傾く。そして、このトルク調整アーム5の 分銅をスライドさせて、該トルク調整アーム5を通常時の状態に平衡させて分銅 の位置されている目盛りを読み、この値をタック値とするものである。
【0013】 このインコメータ1はタック値の測定だけでなく、ミスチングの測定にも用い られる。ミスチングは、印刷機の運転中に、インキが霧状に散乱する現象で、上 記金属ローラ2とゴムローラ3との間でインキがフィラメント状になって、複数 に分裂したミストになり、このミストが界面電気によって反発し合い浮游するも のである。
【0014】 本実施例のインコメータ1にあっては、上記金属ローラ2とゴムローラ3との 間から発生するミスチングインキは、上記金属ローラ2、ゴムローラ3及びバイ ブレーションローラ4を覆う着脱可能なカバー6内に散乱する。このカバー6内 に散乱したミスチングインキは、上記吸引装置9の吸引風により、該カバー6内 の上部に形成された吸引口7から吸引ホース8内に導入され、吸引装置9内に集 納されることになる。特に、上記吸引口7の長手方向の長さLは上記金属ローラ 2、ゴムローラ3及びバイブレーションローラ4の長さSよりも長く設定されて いるので、ミスチングインキは有効に吸引されることになる。
【0015】 これは以下のような実験を行うことにより確認された。 まず、上記金属ローラ2及びゴムローラ3の付近に一枚、インコメータ1の周 辺に二枚の紙片を位置させ、次に上記金属ローラ2とゴムローラ3との間に一定 量のインキを塗る。そして、上記吸引装置9の電源スイッチ10をON或いはO FFする。この状態でインコメータ1の測定を開始する。
【0016】 即ち、上記紙片にミスチングしたインキ量を、上記吸引装置9の電源スイッチ 10をONした状態と、OFFした状態とで比較した。すると、上記金属ローラ 2及びゴムローラ3の付近に位置させた紙片へのミスチングインキ量は50%減 少し、上記インコメータ1の周辺に位置させた紙片へのミスチングインキ量は7 0%減少することが確認できた。
【0017】 尚、このようにミスチングインキを吸引することにより低いタック値を得るこ とになるが、インコメータ1のタック値補正機能により、これを補正することが できるものである。 従って、本実施例のインコメータ1によれば、上記カバー6の隙間等からミス チングインキが散乱するのを防止することができ、当該インコメータ1周辺の環 境が悪化するのを防止することができるのである。
【0018】 これにより、微粉ミスチングインキも空気中に浮游せず、その人体への影響を 防止することができるものである。 尚、本実施例にあっては、上記吸引装置9として一般家庭用掃除機を採用する ことにより、製作が簡単で、低コスト化を実現することができる。また、より吸 引力の強い吸引装置9を用いることにより、より効果的にミスチングインキの散 乱を防止することができる。さらに、本実施例にあっては、上記吸引口7をカバ ー6内の上部に形成したが、これに限らず、例えばカバー6内の下部に該吸引口 7を形成して上記金属ローラ2及びゴムローラ3の下方からミスチングインキを 吸引しても良い。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係るインコメータによれば、金属ローラとゴムロー ラとの間から発生するミスチングインキの散乱を防止することができ、その人体 への影響を防止することができるという、優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るインコメータの一実施例を示す正
面図である。
【図2】本考案に係るインコメータの一部を示す概略側
面図である。
【符号の説明】
1…インコメータ 1a…インコメータ本体 2…金属ローラ 3…ゴムローラ 4…バイブレーションローラ 5…トルク調整アーム 6…カバー 7…吸引口 8…吸引ホース 8a…吸引ホースの一端部 8b…吸引ホースの他端部 9…吸引装置 10…スイッチ L…吸引口の長さ S…ローラの長さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により回転される金属ローラ
    と、該金属ローラに接触して回転するゴムローラとを、
    少なくとも覆う着脱可能なカバーに吸引口を形成し、該
    吸引口に吸引ホースを介して吸引装置を接続したことを
    特徴とするインコメータ。
JP2562591U 1991-04-16 1991-04-16 インコメータ Expired - Lifetime JP2545128Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2562591U JP2545128Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 インコメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2562591U JP2545128Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 インコメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04120362U true JPH04120362U (ja) 1992-10-28
JP2545128Y2 JP2545128Y2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=31910313

Family Applications (1)

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JP2562591U Expired - Lifetime JP2545128Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 インコメータ

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JP2545128Y2 (ja) 1997-08-25

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