JP2545128Y2 - インコメータ - Google Patents

インコメータ

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JP2545128Y2
JP2545128Y2 JP2562591U JP2562591U JP2545128Y2 JP 2545128 Y2 JP2545128 Y2 JP 2545128Y2 JP 2562591 U JP2562591 U JP 2562591U JP 2562591 U JP2562591 U JP 2562591U JP 2545128 Y2 JP2545128 Y2 JP 2545128Y2
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JP
Japan
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roller
metal roller
ink
suction
rubber roller
Prior art date
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JP2562591U
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一 春
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インキの粘着性(タッ
ク値)の測定やミスチングの測定を行うインコメータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインコメータは、駆動装
置により一定の速度で回転され、一定の温度に保持され
た金属ローラと、該金属ローラに接触して、その摩擦力
により回転するゴムローラと、これら金属ローラ及びゴ
ムローラの回転軸に取付けられ、分銅をスライド調整し
て上記ゴムローラへのトルクを加減するトルク調整アー
ムと、該トルク調整アームの下端部に設けられたカウン
ターウェイトと、上記金属ローラに接触して振動を付与
するバイブレーションローラとから主になっており、こ
れらの構成部品は上記金属ローラとゴムローラとの間か
ら発生するミスチングインキの散乱を防止するために着
脱可能なカバー内に収納されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のイン
コメータにあっては、上記金属ローラとゴムローラとの
間から発生するミスチングインキが上記カバーの隙間か
ら散乱してしまい、当該インコメータ周辺の環境が悪化
するという問題があった。また、微粉ミスチングインキ
が空気中に浮游すると人体に影響を及ぼす虞れがあると
いう問題があった。
【0004】本考案の目的は、上記課題に鑑み、金属ロ
ーラとゴムローラとの間から発生するミスチングインキ
の散乱を防止することができ、その人体への影響を防止
することができるインコメータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本考案に係
るインコメータによれば、駆動装置により回転される金
属ローラと、この金属ローラに接触して回転するゴムロ
ーラとを、少なくとも覆う着脱可能なカバーに吸引口を
形成し、この吸引口に吸引ホースを介して吸引装置を接
続したことにより、達成される。
【0006】
【作用】上記構成によれば、上記金属ローラとゴムロー
ラとの間から発生するミスチングインキは、これら金属
ローラ及びゴムローラを少なくとも覆う着脱可能なカバ
ー内に散乱する。このカバー内に散乱したミスチングイ
ンキは、該カバーに形成された吸引口に上記吸引ホース
を介して接続された吸引装置の吸引風により、該吸引口
から吸引ホース内に導入され、吸引装置内に収納される
ことになる。
【0007】従って、上記カバーの隙間からミスチング
インキが散乱するのが防止され、当該インコメータ周辺
の環境が悪化することはない。また、微粉ミスチングイ
ンキも空気中に浮游しないので、人体への影響は防止さ
れるものである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好適な一実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示されている
ように、本実施例のインコメータ1のインコメータ本体
1aの略中央部には、金属ローラ2が設けられている。
この金属ローラ2には駆動装置(図示せず)が備えられ
ており、一定の速度で回転駆動されるようになってい
る。また、この金属ローラ2には、これを一定の温度に
保持するための、サーモスタット等を備えた加温装置
(図示せず)が備えられている。
【0009】この金属ローラ2の上部には、これに接触
するようにゴムローラ3が設けられており、該ゴムロー
ラ3は金属ローラ2との摩擦力により共に回転するよう
になっている。また、上記金属ローラ2の前部には、こ
れに接触して振動を該金属ローラ2に付与するバイブレ
ーションローラ4が設けられている。
【0010】上記金属ローラ2及びゴムローラ3の回転
軸は、分銅(図示せず)をスライド調整して上記ゴムロ
ーラ3へのトルクを加減するトルク調整アーム5が取付
けられている。そして、このトルク調整アーム5の下端
部にはカウンターウェイト(図示せず)が設けられてい
る。上記金属ローラ2、ゴムローラ3及びバイブレーシ
ョンローラ4は、上記金属ローラ2とゴムローラ3との
間から発生するミスチングインキの散乱を防止するため
着脱可能なカバー6によって覆われている。このカバー
6内の上部、即ち、上記ゴムローラ3の直上には、吸引
口7が形成されている。この吸引口7は、開口断面が長
方形を呈するように形成され、上記カバー6に孔を穿設
して取付けられている。この吸引口7の長手方向の長さ
Lは上記金属ローラ2、ゴムローラ3及びバイブレーシ
ョンローラ4の長さSよりも長く設定されている。ま
た、この吸引口7には、吸引ホース8の一端部8aが接
続され、その他端部8bには吸引装置9が接続されてい
る。
【0011】本実施例にあっては、上記吸引口7、吸引
ホース8及び吸引装置9に一般家庭用の掃除機を使用す
るが、これに限るものではない。そして、上記インコメ
ータ本体1aの上部には、上記吸引装置9を駆動或いは
停止するためスイッチ10が設けられている。次に、上
記実施例における作用を述べる。
【0012】本実施例のインコメータ1にあっては、駆
動装置により回転駆動される金属ローラ2の上部に、上
記ゴムローラ3が接触して共回りしている。上記金属ロ
ーラ2の駆動軸は上記駆動装置に連結されているため固
定されているが、上記ゴムローラ3の駆動軸は上記トル
ク調整アーム5によって分銅及びカウンターウェイトと
つながっており、上記金属ローラ2の駆動軸を中心とし
て自由に回転することができる。上記金属ローラ2とゴ
ムローラ3との間にインキを付けないで上記金属ローラ
2を回転させたとき、上記分銅は通常の位置で平衡状態
にある。しかし、インキピペット(図示せず)により、
上記金属ローラ2とゴムローラ3との間に一定量のイン
キを与えると、インキのタックにより上記ゴムローラ3
にトルクが作用し、上記トルク調整アーム5は傾く。そ
して、このトルク調整アーム5の分銅をスライドさせ
て、該トルク調整アーム5を通常時の状態に平衡させて
分銅の位置されている目盛りを読み、この値をタック値
とするものである。
【0013】このインコメータ1はタック値の測定だけ
でなく、ミスチングの測定にも用いられる。ミスチング
は、印刷機の運転中に、インキが霧状に散乱する現象
で、上記金属ローラ2とゴムローラ3との間でインキが
フィラメント状になって、複数に分裂したミストにな
り、このミストが界面電気によって反発し合い浮游する
ものである。
【0014】本実施例のインコメータ1にあっては、上
記金属ローラ2とゴムローラ3との間から発生するミス
チングインキは、上記金属ローラ2、ゴムローラ3及び
バイブレーションローラ4を覆う着脱可能なカバー6内
に散乱する。このカバー6内に散乱したミスチングイン
キは、上記吸引装置9の吸引風により、該カバー6内の
上部に形成された吸引口7から吸引ホース8内に導入さ
れ、吸引装置9内に集納されることになる。特に、上記
吸引口7の長手方向の長さLは上記金属ローラ2、ゴム
ローラ3及びバイブレーションローラ4の長さSよりも
長く設定されているので、ミスチングインキは有効に吸
引されることになる。
【0015】これは以下のような実験を行うことにより
確認された。まず、上記金属ローラ2及びゴムローラ3
の付近に一枚、インコメータ1の周辺に二枚の紙片を位
置させ、次に上記金属ローラ2とゴムローラ3との間に
一定量のインキを塗る。そして、上記吸引装置9の電源
スイッチ10をON或いはOFFする。この状態でイン
コメータ1の測定を開始する。
【0016】即ち、上記紙片にミスチングしたインキ量
を、上記吸引装置9の電源スイッチ10をONした状態
と、OFFした状態とで比較した。すると、上記金属ロ
ーラ2及びゴムローラ3の付近に位置させた紙片へのミ
スチングインキ量は50%減少し、上記インコメータ1
の周辺に位置させた紙片へのミスチングインキ量は70
%減少することが確認できた。
【0017】尚、このようにミスチングインキを吸引す
ることにより低いタック値を得ることになるが、インコ
メータ1のタック値補正機能により、これを補正するこ
とができるものである。従って、本実施例のインコメー
タ1によれば、上記カバー6の隙間等からミスチングイ
ンキが散乱するのを防止することができ、当該インコメ
ータ1周辺の環境が悪化するのを防止することができる
のである。
【0018】これにより、微粉ミスチングインキも空気
中に浮游せず、その人体への影響を防止することができ
るものである。尚、本実施例にあっては、上記吸引装置
9として一般家庭用掃除機を採用することにより、製作
が簡単で、低コスト化を実現することができる。また、
より吸引力の強い吸引装置9を用いることにより、より
効果的にミスチングインキの散乱を防止することができ
る。さらに、本実施例にあっては、上記吸引口7をカバ
ー6内の上部に形成したが、これに限らず、例えばカバ
ー6内の下部に該吸引口7を形成して上記金属ローラ2
及びゴムローラ3の下方からミスチングインキを吸引し
ても良い。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係るインコメ
ータによれば、金属ローラとゴムローラとの間から発生
するミスチングインキの散乱を防止することができ、そ
の人体への影響を防止することができるという、優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るインコメータの一実施例を示す正
面図である。
【図2】本考案に係るインコメータの一部を示す概略側
面図である。
【符号の説明】
1…インコメータ 1a…インコメータ本体 2…金属ローラ 3…ゴムローラ 4…バイブレーションローラ 5…トルク調整アーム 6…カバー 7…吸引口 8…吸引ホース 8a…吸引ホースの一端部 8b…吸引ホースの他端部 9…吸引装置 10…スイッチ L…吸引口の長さ S…ローラの長さ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により回転される金属ローラ
    と、該金属ローラに接触して回転するゴムローラとを、
    少なくとも覆う着脱可能なカバーに吸引口を形成し、該
    吸引口に吸引ホースを介して吸引装置を接続したことを
    特徴とするインコメータ。
JP2562591U 1991-04-16 1991-04-16 インコメータ Expired - Lifetime JP2545128Y2 (ja)

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JP2562591U JP2545128Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 インコメータ

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JP2562591U JP2545128Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 インコメータ

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Publication Number Publication Date
JPH04120362U JPH04120362U (ja) 1992-10-28
JP2545128Y2 true JP2545128Y2 (ja) 1997-08-25

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ID=31910313

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091498A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Toyo Seiki Seisakusho:Kk インコメータのロール洗浄装置及びロール洗浄方法
JP2010091499A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Toyo Seiki Seisakusho:Kk インコメータ
JP2010091500A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Toyo Seiki Seisakusho:Kk インコメータの安全装置

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