JPH04120164A - 着色ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

着色ポリカーボネート樹脂組成物

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JPH04120164A
JPH04120164A JP23902890A JP23902890A JPH04120164A JP H04120164 A JPH04120164 A JP H04120164A JP 23902890 A JP23902890 A JP 23902890A JP 23902890 A JP23902890 A JP 23902890A JP H04120164 A JPH04120164 A JP H04120164A
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JP
Japan
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residue
polycarbonate resin
anthraquinone
weight
parts
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JP23902890A
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Toshiaki Asao
朝生 俊明
Tatsuhide Hosomi
達秀 細見
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、色相の鮮明な着色ポリカーボネート樹脂組成
物に関する。さらに詳細には、本発明は染料の発色性が
良好で、淡色ではみかけの透明性、耐変退色性に優れ、
濃色では色が鮮明であり、射出成形品、シート、フィル
ム等を製造するのに好適な着色ポリカーボネート樹脂組
成物に関する。
〔従来の技術および課題〕
ポリカーボネート樹脂は透明性、機械物性、難燃性、寸
法安定性、電気特性により、幅広い分野で用いられてい
る。また、市場の要求や、外観を変える目的で、染顔料
により樹脂を着色することもよく行われる。その場合、
その着色ポリカーボネートの商品価値は、色相、色調、
色の鮮やかさ等によって決定される。
そのため、その着色には、ポリカーボネート樹脂に悪影
晋を与えずに300℃程度の成形加工温度に耐え、染色
性も良好な染顔料が専ら用いられている。そのような染
顔料としては、アンスラキノン系染料、インジゴイド系
染料、ペリノン系染料、フタロシアニン系顔料等がある
。しかし、主に青、紫、縁糸の着色に多く用いられるア
ンスラキノン系染料は染料の耐熱性が不充分なため、変
退色を生じやすく、成形品の染色も不充分なことが多か
った。この変退色を防ぐため、従来は単にボスファイト
系安定剤を用いたり、水酸基を有する化合物やポリアル
キレングリコールをホスファイト系安定剤と併用する方
法(特公平1−50257号公報)が提案されているが
、従来のポリカーボネート樹脂に対して効果を有する熱
安定剤を用いても染料の発色までは改善できず、一般に
、成形時に変退色した成形品が得られていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、着色ポリカーボネート樹脂の加熱溶融時
の変退色を低減し、アンスラキノン系染料の発色を改良
すべく鋭意検討した結果、芳香族アンスラキノン系染料
で着色されたポリカーボネート樹脂に特定の含イオウカ
ルボン酸エステル順を配合することにより、ポリカーボ
ネート樹脂が本来有する優れた透明性、機械的物性、耐
熱性等を損なうことなく、染料の発色の良好な着色ポリ
カーボネート樹脂組成物が得られることを見出し、本発
明に到達した。
本発明は、ポリカーボネート樹脂100正単部あたり、
少なくとも一種のアンスラキノン系染料0゜00001
〜0.3重量部、及び下記一般式(1)で表される含イ
オウカルボン酸エステル類の少なくとも一種を0.00
1〜0.5重量部配合してなることを特徴とする色相の
鮮明な着色ポリカーボネート樹脂組成物 一般式(1) (式中、R1は11又は炭素数1〜22のアルキル基、
R2は11またはメチル基、lは0または1を示し、X
は1.3.5− トリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレート残基、トリメチロールエタン残基、トリメ
チロールプロパン残基、グリセロール残基またはペンタ
エリスリトール残基である。Xが1.3゜5−トリス(
2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート残基、トリメ
チロールエタン残基、トリメチロールプロパン残基、又
はグリセロール残基の場合、mは1〜3の整数、nは0
〜2の整数で、かつm+nは3であり、Xがペンタエリ
スリトール残基の場合、mは1〜4の整数、nはO〜3
の整数で、かつm+nは4である。)である。
本発明において用いられる、ポリカーボネート樹脂は、
芳香族ジヒドロキシ化合物又はこれと少量のポリヒドロ
キシ化合物をホスゲン又は炭酸のジエステルと反応させ
ることによって得られる分岐していてもよい熱可塑性芳
香族ポリカーボネート重合体又は共重合体である。
芳香族ジヒドロキシ化合物の一例は、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェノールA
)、2.2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン(−テトラブロモビスフェノールA
)、ヒス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2゜2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)オクタン、2.2−ビス(4−
11’ロキシー3−メチルフェニル)フロパン、1.1
−ビス(3−ターシャリ−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(3,5−シ
クロロー4−ヒドロキシフェニル)プロパン等で例示さ
れるビス(ヒドロキシアリール)アルカン類;1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1.
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン等
で例示される、ビス(ヒドロキシアリール)シクロアル
カン類;4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、
4.4’−ジヒドロキシ−3,3′ジメチルジフエニル
エーテル等で例示されるジヒドロキシジアリールエーテ
ル類;4,4°−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4°−ジヒドロキシ−3,3°−ジメチルジフェニ
ルスルフィドで例示されるジヒドロキシジアリールスル
フィド類;4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホキ
シド、4.4’−ジヒドロキシ−3,3゛−ジメチルジ
フェニルスルホキシドで例示されるジヒドロキシジアリ
ールスルホキシド類;4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4.4”−ジヒドロキシ−3,3′−ジメ
チルジフェニルスルホン等で例示されるジヒドロキシジ
アリールスルホン類;ハイドロキノン、レゾルシン、4
.4’ジヒドロキシジフエニル等があげられるが、特に
ビスフェノールAが好ましい。
また分岐した芳香族ポリカーボネート樹脂を得るには、
フロログリシン、2.6−シメチルー2.4.61− 
IJ (4−ヒドロキシフェニル)へブテン−3,4,
6−シメチルー2.4.6− )す(4−ヒドロキシフ
ェニル)へブテン−2,1,3,5−)す(2−ヒドロ
キシフェニル)ベンゼン、1,1.1−1−リ(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、2.6−ビス(2−ヒドロ
キシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、
α、α′、α−トリ(4−ヒドロキシフェニル)−1,
3,5−1−リイソプロピルベンゼンなどで例示される
ポリヒドロキシ化合物、及び3,3−ビス(4−ヒドロ
キシアリール)オキシインドール(=イサチンビスフェ
ノール)、5クロルイサチン、5,7−ジクロルイサチ
ン、5−ブロモイサチンなどが例示される。
また、ホスゲン法ポリカーボネートの場合、末端停止剤
又は分子量調節剤を使用してもよい。末端停止剤又は分
子量調節剤としては、−価のフェノール性水酸基を有す
る化合物があげられ、通常のフェノール、p−第三ブチ
ルフェノール、トリブロモフェノールなどの他に、長鎖
アルキルフェノール、脂肪族カルボン酸クロライド、脂
肪族カルボン酸、ヒドロキシ安息香酸アルキルエステル
、ヒドロキシフェニル酸アルキルエステル、アルキルエ
ーテルフェノールなどが例示される。
本発明で用いられるアンスラキノン系染料は、アンスラ
キノン骨格を有する染料であり、日本学術振興会染色加
工第120委員会編“新染色加工講座1′″第37頁〜
40頁に分類されているような染料である。具体的には
、アンスラキノンブルー系、アンスラキノンバイオレッ
ト系、アンスラキノングリーン系等が例示されるが、必
ずしもこれらに限定されない。これらのアンスラキノン
系染料は二種以上組合せることができ、さらに他の染顔
料と併用することもできる。
アンスラキノン系染料の使用量は、マスキングを目的と
した淡色の製品から一般の濃色品に至るまでの広い範囲
から、目的に応じて適宜選択され、ポリカーボネート樹
脂100重量部あたり少なくとも一種のアンスラキノン
系染料0.00001〜0.3重量部であるが、0.0
0005〜0.1重量部が好ましい。
本発明で用いられる含イオウカルボン酸エステル類は下
記一般式(1)で表される化学構造を有する化合物であ
り、その使用量はポリカーボネート樹脂100重量部あ
たり0.001〜0.5重量部である。
一般式(1) (式中、R1は)1又は炭素数1〜22のアルキル基、
R2は11またはメチル基、lはOまたは1oを示し、
Xは1.3.5−トリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレート残基、トリメチロールエタン残基、トリメ
チロールプロパン残基、グリセロール残基またはペンタ
エリスリトール残基である。 Xが1゜3、5− )リ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート残基、ト
リメチロールエタン残基、トリメチロールプロパン残基
、又はグリセ0−ル残基の場合、mは1〜3の整数、n
は0〜2の整数で、かつm+nは3であり、χがペンタ
エリスリトール残基の場合、mは1〜4の整数、nはO
〜3の整数で、かつm+nは4である。)である。
これらの含イオウカルボン酸エステル類は、多価アルコ
ール成分として、1.3.5− (2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、グリセリン、マたはペンタエリスリ
トールと、含イオウカルボン酸成分として、アルキルチ
オグリコール酸類、3−アルキルチオプロピオン酸類、
または2−メチル−3−アルキルチオプロピオン酸類と
を縮合することによって得られる完全もしくは部分エス
テル類であり、例えばチオグリコール酸4モルとペンタ
エリスリトール1モルとのエステル、3−メルカプトプ
ロピオン酸3モルとペンタエリスリトール1モルとのエ
ステル、3−(2−エチルへキシルチオ)プロピオン酸
3モルとトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
ート 1モルとのエステル、2−メチル3−(ラウリル
チオプロピオン酸2.5モルとトリメチロールエタン1
モルとのエステル、3−ステアリルチオプロピオン酸2
モルとトリメチロールプロパン1モルとのエステル、3
−ラウリルチオプロピオン酸3モルとグリセリン1モル
とのエステル等があげられる。 これらの含イオウカル
ボン酸エステル類は、チオール型とチオエーテル型のイ
オウ原子の結合様式があるが、臭気等、取扱い上からは
、長鎖アルキルチオエーテル系が好ましい。
また、エステル部分の様式が、完全エステル型と部分エ
ステル型があり、どちらの型のエステルも、アンスラキ
ノン系染料に対して発色促進効果を有する。 これらの
含イオウカルボン酸エステル類の含イオウカルボン酸部
分は、互いに同一でも異なっていてもよい。また、含イ
オウカルボン酸エステル類は単独でアンスラキノン系染
料と併用してもよいが、その他の熱安定剤と共に併用し
てもよい。
本発明においては、含イオウカルボン酸エステル順と共
に、亜リン酸もしくは亜リン酸エステル類を併用するこ
とが、含イオウカルボン酸エステル類の染料発色を促進
する効果を妨げずにポリカーボネート樹脂の熱変色を防
ぐ上で好ましい。亜リン酸もしくは亜リン酸エステルの
使用量は、ポリカーボネート樹脂100重量部あたり、
0.0001〜0.1重量部であり、これらはそのまま
添加してもよいが、水溶液として加えてもよい。 亜リ
ン酸エステルとしては、例えばトリフェニルホスファイ
ト、トリクレジルホスファイト、トリ (ノニルフェニ
ル)ホスファイト、トリス (4−ターシャリ−ブチル
フェニル)ホスファイト、トリス (2,4ジターシャ
リ−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス (2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、トリデシルホスファイト
、ジフェニル−モノデシルホスファイト、モノフェニル
−ジデシルホスファイト、テトラ (トリデシル)−4
,4”−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、
ビス (ノニルフェニル)ペンタエリスリチルジホスフ
ァイト、ジラウリルペンタエリスリチルジホスファイト
、ジステアリルペンタエリスリチルジホスファイト、ビ
ス (2,4−ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)ペン
タエリスリチルジホスファイト、ビス (2,6−ジ−
ターシャリ−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリ
スリチルジホスファイト、2.2−メチレンビス(4,
6−ジ−ターシャリ−ブチル−フェニル)オクチルホス
ファイト、水添ビスフェノールA−ペンタエリスリトー
ルホスファイトポリマー、水添ビスフェノールA−フェ
ノールホスファイトポリマー等が好ましく使用できる。
本発明の組成物にはポリカーボネート樹脂の改質を目的
とする他の添加剤類を添加してもよい。
例えば、難燃剤、光安定剤、熱安定剤、帯電防止剤、可
塑剤、離型剤、滑剤、相溶化剤、発泡剤、ガラス繊維、
炭素繊維、セラミックスウィスカー等の補強剤、充填剤
、その他、染顔料との併用、さらにはポリカーボネート
樹脂以外の樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ四弗化エチレン、ポリ弗化ビニリデン、ポリス
チレン、ポリメチルメタクリレート、Al3S樹脂、ポ
リエチレン、ポリフェニレンオキシド、その他、エラス
トマー等を混合することもできる。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて説明する。なお、実施例、比較例
中、部は重量部を表し、含イオウカルボン酸エステル類
は以下のように略記した。
PTMP :ペンタエリスリチル テトラキス(3−メ
ルカプトプロピオネート)、 〔商品名PTMP  アトケム・ジャパンGl製)PT
LP :ペンタエリスリチル テトラキス(3−ラウリ
ルチオプロピオネート)、 〔商品名スミライサ−TP−D  住友化学■製〕PT
SP :ペンタエリスリチル トリス (3−ステアリ
ルチオプロピオネート)、 ’rpsp:  トリメチロールプロパン トリス (
3−ステアリルチオプロピオネート)、 GSP :グリセロール 3−ステアリルチオプロピオ
ネート 色相安定性評価は下記の方法によって行った。
(色評価方法) 射出成形機を用いて各組成物のベレットを、射出成形機
(住友重機工業0菊製;ネオマツ) 350/120)
で樹脂温度320℃、金型温度80℃、保持圧1000
kg/cm2で50mm X 60mm、厚さ3mmの
成形片を連続的に5枚成形、またはシリンダー内に30
分間樹脂を滞留した後、5枚成形した。 成形品の色評
価は成形品を5枚重ねて目視検査で色相(目視での色の
種類)と色調(目視での色の鮮明さ)をもって判断した
。色調の判断結果は、次のように表示した。
A 良好(染料本来の色相を有し、色が鮮明)B 普通 C不良(色相が変退色または鮮明さに欠ける)実施例1
〜6、比較例1〜3 標準の条件下で、トリエチルアミン、水酸化ナトリウム
、及びパラターシャリ−ブチルフェノールと共に、有機
溶剤中でほぼ等モル量の2,2−ビス(ヒドロキシフェ
ニル)プロパンとホスゲンとを反応させて調製されたホ
モポリマー100部に、第1表に示す添加剤を所定量加
え、タンブラ−型ブレンダーで混合した後、50mmφ
押出機で300℃でペレット化した。得られたベレット
は、前記の方法で成形し、色評価を行った。結果を第1
表に示す。
第1表はアンスラキノン系染料で淡紫色に着色したもの
の例を示すが、この表から、実施例(含イオウカルボン
酸エステルを使用)の方が比較例(含イオウカルボン酸
エステル不使用)に比べ、色相、色調が優れていること
が明らかである。
第 1表 実施例7〜11、比較例4〜6 アンスラキノン紫染料の代わりに、アンスラキノン青染
料を用いて第2表に示す添加剤を加えて行った以外は、
実施例1〜6と同様にペレット化し、色評価を行った。
その結果を第2表に示した。
実施例7〜11は比較例4〜6に比べ色調の点て優れて
いることは明白である。
第 2表 第 2表−2 実施例12〜15、比較例7〜10 アンスラキノン青染料の代わりに、アンスラキノン緑染
料を用いて第3表に示す添加剤を加えて行った以外は、
実施例1〜6と同様にペレット化した。 その結果を第
3表に示した。
第3表から、含イオウカルボン酸エステル類を用いた実
施例の方が色相、 色調の点で優れている ことが明らかである。
第 3表 第 3表−2 第1〜3表の結果から明らかに、アンスラキノン系染料
に含イオウカルボン酸エステル類または含イオウカルボ
ン酸エステル類と亜リン酸エステル類を併用した組成物
は、染料の変退色が少なく、熱安定性も優れている。 
よって、本発明の着色ポリカーボネート樹脂組成物は、
その色相の良さにより各種成形材料等に有用である。
特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリカーボネート樹脂100重量部あたり、少なく
    とも一種のアンスラキノン系染料0.00001〜0.
    3重量部、及び下記一般式(1)で表される含イオウカ
    ルボン酸エステル類の少なくとも一種を0.001〜0
    .5重量部配合してなることを特徴とする色相の鮮明な
    着色ポリカーボネート樹脂組成物一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1はH又は炭素数1〜22のアルキル基、
    R_2はHまたはメチル基、lは0または1を示し、X
    は1、3、5−トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
    アヌレート残基、トリメチロールエタン残基、トリメチ
    ロールプロパン残基、グリセロール残基またはペンタエ
    リスリトール残基である。Xが1、3、5−トリス(2
    −ヒドロキシエチル)イソシアヌレート残基、トリメチ
    ロールエタン残基、トリメチロールプロパン残基、又は
    グリセロール残基の場合、mは1〜3の整数、nは0〜
    2の整数で、かつm+nは3であり、Xがペンタエリス
    リトール残基の場合、mは1〜4の整数、nは0〜3の
    整数で、かつm+nは4である。) 2、熱安定剤として、亜リン酸もしくは亜リン酸エステ
    ルを0.0001〜0.1重量部含む請求項1記載の組
    成物 3、アンスラキノン系染料が、青系、紫系、緑系の色の
    アンスラキノン系染料から選ばれる一種又は二種以上で
    ある請求項1記載の組成物
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1266931A1 (de) * 2001-06-13 2002-12-18 Bayer Ag Wärmeabsorbierende Polymer-Zusammensetzung
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