JPH04120093U - 筆記具用キヤツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールペンや鉛筆等の筆記具用キャップに耳
かきとしての機能を具備させる。 【構成】 図２に示されるように、ボールペン１２に被
嵌されるキャップ１０の、キャップ本体１４から突出延
在するクリップ部１６の先端に耳かき部１８を設ける。
耳かき部１８はクリップ部１６の先端を湾曲させるのみ
でよいので、クリップとしての機能の低下、製造コスト
の増大を伴なうことなく、耳かきの機能を具備させるこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ボールペン、鉛筆等の筆記具のキャップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の筆記具用キャップは、その殆どの場合、キャップ本体の基端から突出延 在されたクリップ部を備え、キャップ本体を筆記具本体に取付けた状態で、クリ ップ部と筆記具本体との間に、ポケットの縁部等を挾み込み可能とされている。

【０００３】 このような筆記具用キャップは、キャップ以外の用途に用いられるものでなく 、単なるキャップとしての機能のみを有するものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、ボールペンや鉛筆等の筆記具用キャップの機能を更に増大させよ うとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、キャップ本体の基端から突出延在されたクリップ部を備え、キャ ップ本体が筆記具本体に取付けられた状態で、該筆記具本体とクリップ部により ポケットの縁部等を挾み込み可能とされた筆記具用キャップにおいて、前記クリ ップ部の先端に耳かき部を形成したものである。

【０００６】 前記耳かき部は、取付け状態で前記筆記具本体側が凹曲面となるようにしても よい。

【０００７】

【作用及び効果】

この考案においては、本来、キャップ本体の基端から突出延在されているクリ ップ部の先端に耳かき部を形成しているので、何等のコスト増大もなく、又キャ ップとしての機能を損なうことなく、該筆記具用キャップに耳かきとしての機能 を兼ね備えさせることができるという効果がある。

【０００８】 又、請求項２によれば、耳かき部は、取付け状態で筆記具本体側が凹曲面とな るようにされているので、キャップ本体を筆記具本体に取付けたとき、耳かき部 が筆記具本体と馴染み易く、又製造過程においても、キャップ本体の内周面から 連続した凹曲面とすることができ、製造が容易であるという効果がある。

【０００９】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【００１０】 実施例に係るキャップ１０は、ボールペン１２に取付けられるものであり、キ ャップ本体１４の基端（開口側の端部）１４Ａから突出延在されたクリップ部１ ６を備えている。

【００１１】 前記クリップ部１６は、その先端に耳かき部１８が形成されている。

【００１２】 又、図３に示されるように、前記クリップ部１６の、キャップ本体１４をボー ルペン１２に取付けたときの該ボールペン１２側の面（内側面）は凹曲面１６Ａ とされている。

【００１３】 この凹曲面１６Ａは、キャップ本体１４の、ボールペン１２に嵌合される内周 面１４Ｂから連続して形成されている。

【００１４】 但し、耳かき部１８は、クリップ部１６の基端１４Ａでの接続部よりも、幅が 広く形成されている。

【００１５】 又、耳かき部１８は、通常の耳かきと同様に、側方から見た場合、その先端側 がキャップ本体１４の中心軸線側に凹となるように屈曲されている。

【００１６】 なお、上記実施例の耳かき部１８は、キャップ本体１４の中心軸線側に凹とな るように形成されているが、本考案はこれに限定されるものでなく、図５に示さ れる第２実施例のように、凹部が外向きの耳かき部２０を形成するようにしても よい。

【００１７】 この場合、耳かき部２０の凸側の部分で、ポケットの縁部等をボールペン１２ の本体と共に挾み込むことになるので、ボールペン１２のポケット等への着脱を 円滑に行うことができる。又、耳かき部２０の湾曲を大きくして、耳掃除を容易 とすることができる。

【００１８】 なお、上記実施例は、いずれもボールペンのキャップについてのものであるが 、本考案は、キャップ本体の基端から突出延在されたクリップ部も備え、キャッ プ本体が筆記具本体に取付けられた状態で、該筆記具本体とクリップ部によりポ ケットの縁部等を挾み込み可能とされた筆記具キャップに一般的に適用されるも のである。

【００１９】 従って、鉛筆のキャップ、サインペン等のキャップにも当然適用され得るもの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明に係る筆記具をボールペンとし
た場合の、ボールペン及び実施例に係るキャップを示す
斜視図である。

【図２】図２は、同実施例のキャップを示す側面図であ
る。

【図３】図３は、図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う拡大断
面図である。

【図４】図４は、同実施例のキャップを示す平面図であ
る。

【図５】図５は、本考案の第２実施例に係るキャップを
示す側面図である。

【符号の説明】

１０…キャップ、 １２…ボールペン、 １４…キャップ本体、 １４Ａ…基端、 １４Ｂ…内周面、 １６…クリップ部、 １６Ａ…凹曲面、 １８、２０…耳かき部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】キャップ本体の基端から突出延在されたク
   リップ部を備え、キャップ本体が筆記具本体に取付けら
   れた状態で、該筆記具本体とクリップ部によりポケット
   の縁部等を挾み込み可能とされた筆記具用キャップにお
   いて、前記クリップ部の先端に耳かき部を形成したこと
   を特徴とする筆記具用キャップ。
2. 【請求項２】請求項１において、前記耳かき部は、取付
   け状態で前記筆記具本体側が凹曲面とされたことを特徴
   とする筆記具用キャップ。