JPH04120035A - 環状セスキテルペン及びその製造法 - Google Patents

環状セスキテルペン及びその製造法

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JPH04120035A
JPH04120035A JP23796490A JP23796490A JPH04120035A JP H04120035 A JPH04120035 A JP H04120035A JP 23796490 A JP23796490 A JP 23796490A JP 23796490 A JP23796490 A JP 23796490A JP H04120035 A JPH04120035 A JP H04120035A
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孝志 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヤマトゴキブリの性フエロモンであるペリプラ
ノンJの合成中間体及びその製造法に関する。
本発明により提供される下記構造式(n)で示される環
状セスキテルペン(以下、化合物(I)と称す)及び下
記構造式(n)で示される環状セスキテルペン(以下、
化合物(n)と称す)は、通常のエポキシ化反応によっ
て簡単にペリプラノンJへ変換可能である。
〔従来の技術〕
本発明によって得られる化合物(1)及び化合物(II
)は文献未記載の新規化合物であり、無論これらの化合
物Φ性質ならびに合成法はこれまで知られていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
ペリプラノンJはヤマトゴキブリの性フエロモンであり
、1989年に高橋ら(Appl、 Ent、 Zoo
l、。
1土、435)により単離され、MS及びGCFT■2
のスペクトルにより、下記構造式(III)で示される
構造が提唱されている。
しかしながら、天然には極く微量しか存在せず、化学的
に合成された例もない。
本発明の課題は、化合物(I[[)を効率良く合成する
ための中間体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記課題は、前記化合物(1)あるい
は(II)を合成することによって達成される。
化合物(1)は、−船蔵 %式% (式中、R1は置換もしくは非置換のアルコキシメチル
基を表し、Xはハロゲン原子又は−OR”基を表し、こ
こでR2は、置換されていてもよいベンゼンスルホニル
基もしくは置換されていてもよいアルキルスルホニル基
を表す。)で示される化合物を塩基性条件下閉環させ、
生成する一般式 (式中、R1は前記定義のとおりである。)で示される
化合物を酸、次いで塩基で処理することによって製造す
ることができ、化合物(I[)は、化合物(I)をさら
に還元することによって製造することができる。
本発明の原料物質の1つである(mV’) (上記化合
物(IV)においてR1が1−エトキシエチル基、Xが
1)−)ルエンスルホニル基)の合成は、たとえば次の
ようにして行い得る。
1.3−シフ゛ロモブロバン(1)と2当量のマロン酸
ジメチル(2)を炭酸カリウムを用いて縮合させ、化合
物(3)を合成する。(3)を水素化ナトリウムを用い
てエルレートを生成させ、水素化リチウムアルミニウム
で処理することにより、ジアリルアルコール(4)へ変
換する。(4)の2個のアルコールのうち1つをTHP
 (テトラヒドロピラニル)基で保護しく5)とする。
(5)のアルコール部分を臭素化したのち(6)、常法
により−ittig塩(7)とする。この化合物(7)
とヨウ化イソプロピル、マロン酸ジメチル6・ら4段階
で合成されるアルデヒド(8)とを反応させ、アルコー
ルの保護基を除去し、ジオール化合物(9)を得る。
化合物(9)のアリル、アルコール部を酸化し、α、β
−不飽和アルデヒドとしたのち、残りのアルコール部分
をp−トルエンスルホニル基で保護し、化合物(10)
を合成する。これにトリメチルシリルシアニドと18−
クラウン−6/KCNを反応させ、続いてベンジルトリ
メチルアンモニウムフルオライドを加えて反応させ、最
後にエチルビニルエーテルと触媒量のp−)ルエンスル
ホニル酸を加えて反応させ(■゛)を得る。
次に、本発明の化合物(化合物(I)及び(■))から
ベリプラノンJを合成する方法を説明する。
以下余白 (I)とも−ブチルハイドロパーオキサイド(TBHP
)とを水素化カリウム存在下で反応させてベリプラノン
Jを得る。又は、(It)と酸化バナジウムアセチルア
セトナートを反応させてエポキシアルコール体卸を合成
し、そのアルコール部分をコリンズ酸化することにより
ベリプラノンJを合成する。
以上のように本発明によれば、安価な原料から簡便に、
ゴキブリの性フエロモンのベリプラノンJを合成するこ
とが可能である。
次に本発明の詳細な説明する。−船蔵(rV)において
R1は置換もしくは非置換のアルコキシメチル基を表し
、例えばメトキシメチル基、1−エトキシエチル基等、
が例示される。Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等
のハロゲン原子又は−OR”、l (R2は置換されて
いてもよいベンゼンスルホニル基、置換されていてもよ
いアルキルスルホニル基を表し、例えばp−)ルエンス
ルホニル基、メタンスルホニル基等が例示される。)を
表す。
化合物(IV)は塩基性条件下閉環させることにより化
合物(V)に変換され、この反応に用いられる塩基とし
ては、リチウムテトラメチルジシラザン、ナトリウムテ
トラメチルジシラザン、リチウムジイソプロピルアミド
のような金属アミド;水素化カリウム、水素化ナトリウ
ムのような水素化金属などが例示される。反応は通常、
有@溶媒中で行なわれ、有機溶媒としては例えば、ベン
ゼン、トルエン、ヘキサン等の炭化水素類;ジイソプロ
ピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ンなどのエーテル類が使用され、その使用量は、化合物
(IV)の濃度が約0.05〜0.2モル/lとなる程
度が好ましい。反応温度は約20〜100℃の温度節理
で行うのが適当である。反応時間は10分〜3時間が好
ましいが、最も好ましくは30分〜1時間30分である
。本反応は窒素又はアルゴン気流中で行うのが望ましい
。生成物はシリカゲルクロマトグラフィーなとで精製し
てもよいが、未精製で次の反応に用いることもできる。
化合物(V)から化合物(1)を合成するための酸とし
ては塩酸、酢酸、p−)ルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、スルホン酸、ピリジニウムp−トルエンスル
ホン酸、H゛イオン交mFd脂等が望ましいが、最も好
ましくはp−トルエンスルホン酸及びピリジニウムp−
トルエンスルホン酸である。反応溶媒としては、メタノ
ール、エタノールなどの低級アルコールが用いられる。
反応温度は一り0℃〜室温が好ましいが、最も好ましく
はO℃〜室温である。反応時間は10分〜3時間が好ま
しいが、最も好ましくは30分〜1時間30分である。
その後、0℃〜室温にて塩基、例えば希水酸化ナトリウ
ム水溶液、飽和型ソウ水溶液、トリエチル、アミン等で
処理することにより化合物(1)を合成することができ
る。
化合物(I)を常法にしたがって水素化アルミニウムリ
チウム、水素化ホウ素ナトリウム等の金属水素化物で還
元することにより化合物(n)を合成することができる
次に実施例及び参考例をあげて本発明を具体的に説明す
る。
参考例1゜ 02CH3 1,3−ジブロモプロパン(1) (100g、  0
.49mol)、マロン酸ジメチル(2)(290mj
!、2.47 mol)、炭酸カリウム(340g)を
アセトン(11)に添加し8時間加熱還流した。冷却後
、固体をが過により除き、減圧濃縮後、残渣を減圧蒸留
し、化合物(3)119gを(収率80%)得た。
N M R(CDC13) 1.2〜1.6 (m、2H) 1.7〜2.1  (m、4H) 3.38   (t、J=7.3H2,2H)3.75
   (s、12H) 参考例2゜ 水素化ナトリウム(16gt o、 33mol)をT
HF (500mjりに懸濁させ、70 ’cに加熱し
た。そこへ、化合物(3) (50g) (7)THF
(200ml)溶液を滴下し、滴下終了後、3時間加熱
還流させた。室温まで冷却後水素化アルミニウムリチウ
ム(20g、  0.53a+ol)を徐々に加えた。
その後70℃まで加熱し、8時間撹拌した。室温まで冷
却後、アルミニウムの塩が塊状になるまで飽和硫酸ナト
リウム水を加えた。デカンテーションにより固体を除き
、減圧濃縮後、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、ジアリルアルコール体(4)7.
Ogを(収率3o%)得た。
NMR(CDCI、l) 0.82〜0.87  (m、  2 H)1.95〜
2.10  (m、  4H)3.97 4.80 4.96 参考例3゜ (s、  4H) (s、  2H) (s。
2H) 化合物(41(7,0g、  45mmol)を塩化メ
チレン(500ml)に溶かし、触媒量のピリジニウム
p−トルエンスルホン酸(0,1g)を入れた。そこへ
、ジヒドロビラン(1,23m l 、  13.5m
mol)の塩化メチレン溶液(25mjりを室温で滴下
した。2時間攪拌後、少量のトリエチルアミンで酸クエ
ンチしたのち減圧濃縮し、残渣をシリカゲルを用いたカ
ラムクロマトグラフィーで精製し、モノTHP体と原料
(4)を回収した。回収した、原料(4)は、同様に反
応を行ない、4回リサイクルを行なうことにより、モノ
THP体(517,6g(収率70%)を得た。
N M R(CDC13) 1.45〜1.95  (m、l0H)2、O1〜2.
20  (m、  4H)3.42〜3.54 (m、
  IH)3.76〜3.88 (+++、  11(
)3.87(d、J・13.2Hz  、LH)参考例
4゜ 4.04  (s、2H) 4.15   (d、J=13.2H2,LH)4.6
0   (t、J=3.5Hz 、IH)4.84〜4
.90(m、2H) 4.98〜5.50(m、2H) 化合物(5) (7,0g、  29mmol) 、無
水臭化リチウム(12,6g、  145mmol) 
 トリエチルアミン(4,9mff、 35mmol)
をTHF (300mA)に溶かし、溶液を一25℃に
冷却した。そこへ、塩化メタンスルホニル(2,5mj
l!、  32mmol)を加えた。室温まで昇温しで
2時間攪拌した。反応終了後、0.IN塩酸水にあけて
ジエチルエーテルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルを用い
たカラムクロマトグラフィーで精製すると、臭化物(6
)7.5g(収率85%) NMR(cocz、) 1.4〜1.9  (m 2.07     (t。
2.21     (t。
3.4〜3.5(m。
3.8〜4.0(m。
3.88     (d。
3.95     (s。
4.16     (d。
4.60     (t 4.89     (t。
4.94     (、q。
5.03     (3 5,15(s。
参考例5゜ が得られた。
8H) J−3,8Hz。
J=3.8H2 IH) 1F() J = 6.882 2H) J=6.8Hz。
J −1,8Hz。
J−0,3Hz。
J=0.7Hz。
IH) IH) 2H) 2H) IH) IH) IH) IH) IH) 化合物(61(7,5g。
24.7mmol) トリフェニ ルホス’フィン(9,7g、  37.1mmol)を
アセトニトリル(250mjりに?容かし、アルゴン気
流下、2日間室温で攪拌した。アセトニトリルを微圧下
留去し、得られた固体を、塩化メチレン/ジエチルエー
テルにより再結晶し、白色吸湿性結晶(7)7.0g(
収率50%)を得た。
NMR(CDCβ3) 1、4〜1.9 (m、12H)  4.72(s I
H)3、3〜3.6 (m、 L H)  4.93(
s、LH)3、7〜3.9 (m、 L H)  5.
04(dd、J=2.6Hz、4.1H−,2H)3、
79 (d、112.8)1z  IH) 7.6〜8
.0(m、15H)4、04 (d、J=6.4Hz 
、IH)4、53 (t、J・1.2Hz 、IH)4
、70 (s、1)1) 参考例6゜ H Wittig塩(7) (7,0g 12.4 mmo
l)をテトラヒドロフラン(100m7りに溶かし室温
で攪拌した。
78℃に冷却し、n−ブチルリチウムTHF溶液(1,
7N、  9.5mj!、  16.1mmol)を加
えた。
そのまま、1時間攪拌後、−20℃に昇温し、ヨウ化イ
ソプロピルとマロン酸ジメチルとから数段階で簡単に合
成可能な3−メチル−2−テトラヒドロピラノキシメチ
ルブタナール(sl (1,7g、 8.3mmol)
をTHF(20mjりに溶かした溶液を滴下した。滴下
後、室温まで昇温し、30分攪拌した。反応液を飽和塩
化アンモニウム水溶液にあけ、ジエチルエーテルで抽出
し、濃縮した。得られた残渣をメタノール(100ml
りに溶かし、pトルエンスルホン酸(10■)を加え室
温で3時間攪拌した。トリエチルアミンを数滴加え、p
トルエンスルホン酸で捕捉後、濃縮して得られた残渣を
シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーにより精
製しジオール(9)1.2g(収率60%)を得た。
N M R(CDCl :l) 0.91  (d、11.0Hz 、3H) 4.87
  (s、IH)0.89  (d、11.0Hz 、
3H) 4.92  (s、18)1.4 〜2.4(
m、l0H)    4.95   (s、IH)3.
46            5.03   (s、L
H)(dd、J=8.8H2,10,4H2,IH)3
.69            5.47(dd、 J
=4.6Hz 、 10.4Hz 、LH) (dd、
 J=9.4Hz 、15.8Hz、IH)4.07(
s・21()         6.14(d、J=1
5.8)1z、 I)I)参考例7゜ 化合物(9) (1,2g 、 5.0 mmol)を
fi  ”%キサン(3mf)に懸濁させ、そこへ均一
溶液になるまで塩化メチレンを少量加えた。活性二酸化
マンガン(2,2g 、  25 mmol)を加え、
室温で5時間攪拌した。反応液をセライトを通して炉遇
し、炉液を濃縮した。得られた残渣及びピリジン(1,
21taL  151IIaol)をクロロホルム(5
m/)に溶かし、塩化p−トルエンスルホニル(1,4
3g。
7.511mol)を0℃で加えた。3時間攪拌後、メ
タノールを少量加え、30分間撹拌した。その後、希塩
酸、飽和型ソウ水、飽和食塩水で洗浄し、有機層を濃縮
後、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、化合物(10)  1.3 g(収率65%
)を得た。
参考例8゜ C 化合物(10)(1゜3 g 、3.25+nmol)
と触媒量の18−クラウン−6/KCNをトリメチルシ
リルシアニド(2m7りに加え、0℃で15分間攪拌し
た。反応液をTHF (3mA)で稀釈し、IN塩酸水
を少量加え、0℃で5分間攪拌した。
反応液を飽和食塩水に投入しジエチルエーテルで抽出し
た。溶媒を減圧留去しシアンヒドリン体の粗生物を得た
。これと少量のp−トルエンスルホン酸をベンゼン(1
0m!りに溶かし、この中にエチルビニルエーテル(0
,5mz。
5.2 mn+ol)を0℃にて滴下した。20分間攪
拌後、反応液に飽和重曹水を加えた後エーテル抽出した
。溶媒層を飽和食塩水で洗浄し、濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィーにて
精製し、シアノヒドリンエーテル体(■”N、35g(
収率85%)を得た。
NMR(CDC13) 0.92〜0.68 (m、  12 H)1.10〜
1.45 (m、2H) 1.57〜2.05 (m、  3 H)2.08〜2
.39 (m、  3 H)3、26      (d
、J=2.9 H2、3H)3、15〜3..40 (
m、  I H)3.90〜4.30 (m、  4 
H)4.78〜5.45 (m、6H) 5.98      (d、J=16.3 H2,I 
H)7.25〜7.85 (m、  4H)実施例1゜ シアンヒドリンエーテル(IV’ )  (1,0g。
2.0mmol)を1.4−ジオキサン(100mff
)に溶解し、ナトリウムテトラメチルジシラザン(15
mmol、)をベンゼン(100’m7りに溶解した中
に、アルゴン気流下80”Cにて3時間かけて滴下した
。更に30分間撹拌を続けた後、室温まで冷却し、反応
液を水冷した飽和塩化アンモニウム水溶液中に投入し、
エーテルで抽出した。エーテル層を飽和食塩水で洗浄し
、濃縮することにより褐色油状物0.78gを得た。
N M R(CDC12) 0.65〜1.43 (m、  16 H)1.43〜
2.61  (m、6H) 3.17〜3.69 (m、  2H)4.67〜6.
27 (m、  7 H)実施例2゜ へ、イん2、と 実施例1で得られた褐色油状物をメタノール(40m1
2)に溶解し、触媒量のp−トルエンスルホン酸を加え
、0°Cで1時間攪拌した。反応液をエーテル抽出し、
溶媒層を飽和重曹水と激しく振とうした後、水洗し濃縮
後、粗生成物を得た。得られた粗生成物をシリカゲルを
用いたカラムクロマトグラフィーにより精製し、環状エ
ノン(I)0.24gを得た。(rV’からの収率54
%) NMR(CDCl2) 0.86         5.45 (d、J=11.4H2,3H)  (dd、J・10
.6Hz、15.8Hz、 LH)0.90 (d、J
−11,6Hz 、3H) 5.51 (s、IH)1
.5〜2.4 (m、8H)    5.6Hd、J・
1.5i1z、 1)1)2.51         
5.88 (dd、J・5.4Hz 、10.1Hz 、IH)(
d、J=15.8Hz 、IH)3.02 (dd、J=11.1Hz 4.85(s  IH) 4.86  (s、IH) 実施例3゜ 10、IH2 5,47 IH)(dd’、J・9.4)1z、 5.8Hz、 
IH)6.14  (d、J=15.882.  LH
)叶 実施例1で得られた環状エノンN)  (0,1g0、
46 mmol)をジエチルエーテル(1rrWりに溶
解し、−40℃に冷却後、DIBAL(水素化ジイソフ
チルアルミニウム)のn−ヘキサン溶液(2N)(1m
j!、  2mmol)を滴下した。30分間攪拌後、
硫酸ナトリウム永和物を投入し、さらに攪拌した。
30分後、固体を決別し、炉液を濃縮後、得られた残渣
をシリカゲルを用いたクロマトグラフィーにより精製し
、環状アリルアルコール(n)0.09g(収率90%
)を得た。
N M R(CDC& x) 4.38 〜4.48(m、LH) 0.82(d、J=6.6Hz  、3H)4.80 
 (s、LH)0.95(d、J=6.6Hz  、3
H)4.87  (s、IH)1.45 〜1.67(
m、4H)  4.98  (s、IH)1.90 〜
2.10(m、4H)  5.08  (s、IH)2
.10 〜2.17(+a、IH)  5.75(dd
’  J=9.1 16.2Hz  LH)2.45 
〜2.65(m、LH)  6.20  (d、J=1
6.2)1z、LH)4.38 〜4.48(m、IH
) 参考例9、 ペリプラノンJの合成 水素化カリウム(184ag、  4.6 mmol)
をTHF(3ml)に懸濁させ一40℃に冷却した。そ
こへ、t−ブチルヒドロペルオキシドのトルエン溶液(
4,2N、  1.1m6. 4.6mmol)を加え
、0℃まで徐々に昇温し2時間攪拌すると、白い固体が
スラリー状で得られた。次に一10℃に冷却し実施例1
で得られた環状エノン(1) (0,1g 、0.46
11IIIlol)をTHF(2mjlりに熔解したも
のを滴下した。−10℃で3時間攪拌後、チオ硫酸ナト
リウム水溶液にあけ、エーテルで抽出し、水洗後濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルを用いたカラムクロマト
グラフィーにより精製し、ベリプラノンJ53.8曙(
収率5o%)を得た。
NMR(CDII3) 0.89  、    (d、J・6.87H2,3H
)0.91     (d、J・6.87Hz、 3H
)1、17〜1.70 (m、6H) 1、87〜2.37 (m、48) 2.75     (d、J・5.5Hz、 IH)2
.78     (d、J・5.OH2,11()4、
89     (s、28) 5、93     (dd”、J・9.62.16.5
ttz、 IH)6、03    、  (d、J=1
6.31(z、 IH)〔発明の効果〕 本発明によれば安価に入手できる工業用原料がら容易に
構成式(1)又は(11)で示される新規な環状セスキ
テルペンを製造することができる。
これらの環状セスキテルペンは、上記の参考例9から明
らかなように、ペリプラノンJに容易に変換される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)下記構造式( I )又は(II)で示される環状セス
    キテルペン。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R^1は置換もしくは非置換のアルコキシメチ
    ル基を表し、Xはハロゲン原子又は −OR^2基を表し、ここでR^2は置換されていても
    よいベンゼンスルホニル基もしくは置換されていてもよ
    いアルキルスルホニル基を表す。)で示される化合物を
    塩基性条件下閉環させ、生成する一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、R^1は前記定義のとおりである。)で示され
    る化合物を酸、次いで塩基で処理することを特徴とする
    下記構造式( I )で示される環状セスキテルペンの製
    造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R^1は置換もしくは非置換のアルコキシメチ
    ル基を表し、Xはハロゲン原子又は −OR^2基を表し、ここでR^2は置換されていても
    よいベンゼンスルホニル基もしくは置換されていてもよ
    いアルキルスルホニル基を表す。)で示される化合物を
    塩基性条件下閉環させ、生成する一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、R^1は前記定義のとおりである。)で示され
    る化合物を酸、次いで塩基で処理して構造式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される環状セスキテルペンを得、次いでこの化合物
    を還元することを特徴とする下記構造式(II)で示され
    る環状セスキテルペンの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)
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