JPH04120004A - 防菌防かび剤 - Google Patents

防菌防かび剤

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JPH04120004A
JPH04120004A JP23832690A JP23832690A JPH04120004A JP H04120004 A JPH04120004 A JP H04120004A JP 23832690 A JP23832690 A JP 23832690A JP 23832690 A JP23832690 A JP 23832690A JP H04120004 A JPH04120004 A JP H04120004A
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JP
Japan
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phenyl
antimicrobial
antifungal agent
antibacterial
bacteria
Prior art date
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Pending
Application number
JP23832690A
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English (en)
Inventor
Yoshio Igarashi
喜雄 五十嵐
▲しん▼上 奎介
Keisuke Yagami
Chiharu Nakayoshi
中吉 千春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICHIKAWA GOSEI KAGAKU KK
Original Assignee
ICHIKAWA GOSEI KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は細菌類、かび類、酵母類、藻類等の繁殖を阻止
することのできる防菌防かび剤に関するものである。
(従来の技術) 近年、紙、繊維、塗料、ラテックス、切削油、皮革、プ
ラスチックス、木製建築用材料等の需要が増大し、その
用途も細分化する傾向にある。また、密閉系の冷却水や
用水の需要も増加している。
これに伴って、これらの材料、製品、中間物、用水等に
細菌類、かび類、酵母類、藻類等の微生物が繁殖して劣
化、生産コストの増大、美観の損失等の問題を引き起こ
すことも多くなってきている。
これらの問題を解決するために各種の防菌防かび剤が提
案されてきた。
薬学雑誌、104. pp、1198〜120B(19
84)においては、真菌の1種であるT、アステロイデ
ス(7’、asteroides)に対するN−(フェ
ニル)エチルマレイミドおよびN−(4−クロロフェニ
ル)エチルマレイミドの活性が試験されており、その最
低発育阻止濃度はそれぞれ3μmg / mlおよび1
3μg / mlであると報告されている。
Micoblol、  1ma+uno1.. 29.
  pp、1237 〜1241(1985)において
は、C,アルビカンス(C,albicans)、A、
ニガー(A、nlger) 、P、  シトリヌム(P
、citrinun)、T、メンタグロフィテス(T、
 mentagrophytes)という4種の真菌類
に対して、N−ベンジルマレイミド、N−(フェニル)
エチルマレイミド、N−(α−メチルベンジル)マレイ
ミドの活性が試験されており、いずれもC,アルビカン
スに対しては100μg / mlで効果があったが、
他の3種に対しては100μg / mlで効果がなか
ったと報告されている。
特公昭53−27336号はN−(フェニル)エチルマ
レイミドを種子殺菌剤として使用することを開示してい
るが、その工業的な使用は示唆しないものである。
西独特許出願公開第2207199号にはアクリル酸ブ
チル−スチレン共重合体の分散液中にN−ベンジルマレ
イミドを添加して防腐効果を得ることが開示されている
特公昭49−38819号にはN−(3,5−ジクロロ
フェニル)マレイミド、特公昭62−39123にはN
(2,4,6−ドリクロロフエニル)マレイミド、特開
昭49−133526号にはN−低級アルキルマレイミ
ドを防菌防かび剤として使用することか開示されている
しかしながら、広範囲の微生物に対して繁殖防止効果を
有し、安定性、製造コスト、安全性の面で充分に満足で
きる防菌防かび剤はこれまで知られていなかった。特に
人体に対する安全性が高く、環境に対する影響の少ない
薬剤が近年待望されているが、このような要求を充分に
満たすものはなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、広範囲の細菌
類、かび類、酵母類、藻類等に対して優れた繁殖防止効
果を有し、安定性が良好であり、製造コストが安く、安
全性に問題のない防菌防かび剤を提供することをその目
的とするものである。
(課題を解決するだめの手段) 本発明等は、上記目的を達成するべく鋭意研究を重ねた
結果、一般式 (ただし、式中Xは直鎖もしくは分岐低級アルキル基、
R1およびR2゛は水素原子もしくはハロゲン原子、R
3は水素原子もしくは置換基を示す)で表されるN−(
フェニル)アルキルマレイミド類が極めて有効であるこ
とを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明の防菌防かび剤は上記一般式で表され
るN−(フェニル)アルキルマレイミド類の少なくとも
1種を有効成分として含有することを特徴とするもので
ある。
本発明の防菌防かび剤において有効成分とじて用いる化
合物は、工業的に安価な無水マレイン酸と(フェニル)
アルキルアミン類を有機溶媒中で反応させ、中間体とし
て得られるN−(フェニル)アルキルマレアミド酸を脱
水することにより安価かつ容易に製造することができる
この製造工程における有機溶媒としては、四塩化炭素、
ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハ
ロゲン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、
エーテル等を使用することができ、反応温度は室温から
有機溶媒の沸点までの間の温度とすることができる。
脱水反応には無水酢酸のような酸無水物、塩化アセチル
のような酸ハライド、塩化亜鉛のようなルイス酸等を用
いることができる。これらによるアミド酸の脱水閉環反
応はよく知られたものである。
(発明の作用および効果) 本発明において有効成分として用いるN−(フェニル)
アルキルマレイミド類は粉末であり、多くの溶剤に溶解
するため、本発明の防菌防かび剤は溶液としての使用が
可能である。一方、この有効成分は水に対する溶解度が
小さいため、界面活性剤等と混合することにより水和剤
として、あるいは懸濁剤として使用することも可能であ
る。また、本発明の防菌防かび剤は粉剤もしくは錠剤と
しても使用することができる。
本発明の防菌防かび剤は細菌類、かび類、酵母類、藻類
のいずれに対しても低濃度で有効である。
特にダラム陽性菌に対しては極めて良好な阻止効果を示
すことから、これらの菌による被害が多発している分野
においては特に有効である。
また本発明の防菌防かび剤は低毒性であり、人体および
環境に対する影響が殆どない。特に、皮膚に対する刺激
が殆どないことは従来の防菌防かび剤の多くでは得られ
ない大きな特徴である。
本発明において有効成分として用いるN−(フェニル)
アルキルマレイミド類は良好な抗微生物スペクトルを有
するために単独でも充分な効果を発揮するものであるが
、他の防菌防かび剤と混合して使用することも可能であ
り、相乗効果も期待できる。
これらの利点を有する本発明の防菌防かび剤はその産業
上の利用価値が極めて高いものである。
(実 施 例) 以下、実施例により、本発明の防菌防かび剤の抗微生物
効果について具体的に説明する。
後述の化合物魔1〜20を製造した。
N−ベンジルマレイミド(111cL1)の製造無水マ
レイン酸9.8 g (0,Lmol)と四塩化炭素2
00 mlを500 m1反応フラスコに入れ、溶解し
た。
これにベンジルアミンio、7g (0,1■of)を
室温で加えた後、60℃で4時間加熱し、−夜室温で放
置した。析出した淡黄色結晶を濾別し、乾燥して中間体
であるN−ベンジルマレアミン酸を定量的に得た。こう
して得たN−ベンジルマレアミン酸20.6g (0,
1a+ol)を無水酢酸ナトリウムo、i gと無水酢
酸30gと共に200 m1反応フラスコに入れ、8G
”Cで4時間反応させた。反応終了後、水100 ml
を加えて無水酢酸を加水分解した後、ジクロロメタンで
抽出し、抽出層を10%炭酸ナトリウム水溶液で4回洗
浄、水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去し、残渣をエタノールから再結晶して目的物で
あるN−ベンジルマレイミド15、Og (収率80%
)を得た。
その特性値は以下の通りであった。
m、p、  86〜70℃ ’HNPvIR(CDC13) δ(pl)ffl)  : 4.B5 (2H,S、 
 CH2)6.70(2H,S、CHX2) 7.1〜7.5  (5H,m、芳香族)化合物No、
 2〜20についても、対応する原料を用いて化合物N
α1と同様の方法で製造した。
実施例1:細菌に対する最低発育阻止濃度試験所定濃度
の試料化合物を含むブイヨン液体培地に予め前培養した
供試細菌の懸濁液を加え、37℃の恒温槽で8時間培養
した。培養後の濁度を測定し、微生物が発育しなかった
最小薬剤濃度(最低発育阻止濃度)を求めた。結果を表
1に示す。
実施例2:かび、酵母に対する 所定濃度の試料化合物を含むジャガイモ寒天培地をペト
リ皿に10m1流して固化した後、予め前培養した供試
微生物の懸濁液を1白金耳ずつ画線状に接種し、28℃
の恒温槽で4日間保持した後、微生物の発育状態を観察
し、肉眼で微生物の発育を認めなかった最小の薬剤濃度
(最低発育阻止濃度)を求めた。結果を表2に示す。
平成03年05 月 日 特 許 庁 長 官 植 松 敏 殿 1、 事件の表示 平成02年 特 許 願 第238 号 発明の名称 防菌防かび剤 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中Xは直鎖もしくは分岐低級アルキル基、
    R_1およびR_2は水素原子もしくはハロゲン原子、
    R_3は水素原子もしくは置換基を示す)で表されるN
    −(フェニル)アルキルマレイミド類の少なくとも1種
    を有効成分として含有する防菌防かび剤。
JP23832690A 1990-09-07 1990-09-07 防菌防かび剤 Pending JPH04120004A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06305908A (ja) * 1993-04-26 1994-11-01 Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd 水中防汚剤
WO2003035058A3 (en) * 2001-10-25 2003-12-31 Ssl Int Plc Polymaleide compounds and their medical use
WO2017192665A1 (en) * 2016-05-03 2017-11-09 The Regents Of The University Of California Inhibitors of ires-mediated protein synthesis

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003035058A3 (en) * 2001-10-25 2003-12-31 Ssl Int Plc Polymaleide compounds and their medical use
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