JPH04119838U - 軟弱地盤における共同溝等の支持構造 - Google Patents

軟弱地盤における共同溝等の支持構造

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JPH04119838U
JPH04119838U JP1991033619U JP3361991U JPH04119838U JP H04119838 U JPH04119838 U JP H04119838U JP 1991033619 U JP1991033619 U JP 1991033619U JP 3361991 U JP3361991 U JP 3361991U JP H04119838 U JPH04119838 U JP H04119838U
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earth retaining
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JP1991033619U
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Inventor
陽一 横山
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株式会社クボタ
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Abstract

(57)【要約】 【目的】 共同溝を施設した軟弱地盤の液状化対策をす
る。 【構成】 施設する共同溝1の両側に土留壁2,2を構
築して、両土留壁2,2間の軟弱地盤bを除去し、土留
壁2,2の鋼管パイル3,3に固着して排水用の孔あき
鋼管5,5を設ける。そして、それらの間に砂利類層8
を介して共同溝1を載設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液状化発生のおそれのある軟弱地盤における共同溝等の支持構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電線類等を集約して地中下するキャブシステム構想にもとづき、共同溝 の施設が普及されつつあるが、近頃では軟弱地盤においても共同溝等の施設が増 大しつつある。
【0003】 ところで、共同溝等のような比較的軽量な構造物では、施工費をできるだけ低 く抑えるため、基礎杭の打設を省略し、掘り下げた溝の中に砂利等を敷きその上 に共同溝を設置することが行われている。また、軟弱地盤等に施設の場合は、上 記同様に設置した共同溝の両側に鋼管柱列壁等の土留壁を設けるようにしてい る。
【0004】 すなわち、従来軟弱地盤等への共同溝の施設は、図5に示すように、共同溝1 を施設する地盤域の両側に、例えば、液状化のおそれのない硬質地盤aまで根入 れした鋼管3,3を多数連設して鋼管柱列土留壁2,2を構築し、それら土留壁 2,2間の液状化のおそれのある軟弱地盤bを硬質地盤aまで掘削除去し、砂利 類4を投入して共同溝1を設置し、共同溝1を砂利類10で囲んで支持するように している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
軟弱地盤に共同溝を施設する上記の方法は、地盤の液状化時における過剰間隙 水圧の消散を共同溝1の周囲に配した砂利類10の層によって図ろうとするもので ある。しかし、この方法のものでは、地震による地盤の変動と軟弱地盤の液状化 による過剰間隙水圧の影響で、共同溝が浮沈するとともに、共同溝を支持する地 盤aが図5の鎖線で示すように不等沈下をおこし、或は再液状化においての機能 低下等が考えられる。
【0006】 本考案は、上記のような軟弱地盤での共同溝施設における問題点を解決するた めになされたもので、共同溝を直接的に支持する砂利類層内の過剰間隙水圧を消 散する手段を設けることにより、共同溝の浮沈を防止し、不等沈下及び支持機能 の低下を抑制して、共同溝の損壊を防ごうとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成について、実施例に対応する図1〜 図4を参照して説明すると、請求項1の共同溝等の支持構造は、施設する共同溝 1の両側外方の軟弱地盤bに、硬質地盤aに根入れした鋼管パイル3,3の連設 による土留壁2,2を構築し、それら両土留壁2,2間の軟弱地盤bを除去する とともに、両土留壁2,2の対向する内側に、鋼管パイル3,3の長さ方向に沿 って、多数の通水孔6,6を設けた孔あき鋼管5,5を固着し、両土留壁 2,2間に敷設した砂利類層8を介して共同溝1を載設したことを特徴とするも のである。
【0008】 また、請求項2の共同溝等の支持構造は、請求項1のものにおいて、両土留壁 2,2に固着した孔あき鋼管3,3の互いに対向するもの同志の下端間を、横向 き孔あき鋼管9,9により連通して結合したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
地震の発生によって軟弱地盤bの間隙水圧が上昇し、地盤の液状化現象がおき ることになるが、その際、過剰となった間隙水圧は、土留壁2,2を通して共同 溝1を囲んだ域内にも波及することになる。しかし、両土留壁2,2間の共同溝 1を囲む域内で上昇した水圧は、通水性のよい砂利類層8と排水機能を有する孔 あき鋼管5,5を通って地上に逃れることになり、共同溝1を囲む同域内での液 状化が防止できるとともに、液状化による硬質地盤aへの影響が抑制される。
【0010】 また、対向する孔あき鋼管5,5同志を横向き孔あき鋼管9,9で結合したも のでは、砂利類層8で過剰となった間隙水圧も、横向き孔あき鋼管9,9によっ て直ちに吸収し、孔あき鋼管5,5から地上へ逃れることになる。
【0011】
【実施例】
本考案構造物の実施例について説明すると、図1、図2において、1は共同 溝、2は共同溝1の両側に、共同溝1と少し間隔をおき対向して構築した土留壁 である。この土留壁2は、多数の鋼管パイル3,3を継手4,4を介して柱列状 に連設して形成したもので、各鋼管パイル3はその下部が軟弱地盤bの下にある 液状化のおそれの少ない硬質地盤aに根入れされている。
【0012】 そして、上記両土留壁2,2の間にある軟弱地盤は硬質地盤aまで掘削除去さ れ、両土留壁を構成する鋼管パイル3,3には、他の土留壁2と対向する側に、 多数の通水孔6,6を設けた孔あき鋼管5,5が鋼管パイル3の長さ方向、すな わち上下方向に沿って溶接等により固着されており、それらの下端は底蓋7によ り塞がれている。また、両土留壁2,2間の硬質地盤a上には、砂利類を敷設し た所要厚さの砂利類層8が設けられ、その上に共同溝1が載設され、共同溝1の 両側間隙にも砂利類が充填されている。
【0013】 なお、共同溝1は図示のようにその両外側面を孔あき鋼管5,5に接して載設 されるのが好ましいが、共同溝1の外側面と孔あき鋼管5,5との間に砂利類層 を設けるようにしてもよい。また、実施例の図面では、孔あき鋼管5,5は鋼管 パイル3,3の1本おきに隔設されているが、孔あき鋼管5は各鋼パイル3毎に 設けてもよく、或は複数本おきに設けるようにしてもよい。
【0014】 図3、図4は本考案の他の実施例を示したものである。この実施例では、両土 留壁2,2に設けられた孔あき鋼管5,5の対向するもの同志が互いにその下端 において、水平方向に延長する横向きの孔あき鋼管9により連通して結合されて いる。この場合、横向き孔あき鋼管9の下側には硬質地盤aとの間にも砂利類層 8を形成するのが好ましい。そして、共同溝1は、それら孔あき鋼管5,5と横 向き孔あき鋼管9,9とに囲まれた中に載設されることになる。
【0015】 なお、上記の実施例は共同溝を対象としているが、本考案は、共同溝ばかりで なくこれに類した水路等や杭支持しない比較的軽量な構造物の軟弱地盤における 支持構造として広く適用できるものである。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の軟弱地盤における共同溝等の支持構造は、共同 溝の両外方に構築した土留壁の対向する内側に、排水用の孔あき鋼管を固着し、 その間に砂利類層を介して共同溝を載設したものであるから、地震により軟弱地 盤の間隙水圧が上昇して液状化が発生し、その水圧が土留壁を通して共同溝施設 域内に波及し、或は同域内自体の水圧が上昇しても、その水圧は孔あき鋼管を通 って地上に消散させることができ、同域内の液状化及び共同溝支持地盤の不等沈 下を抑制することができる。また、横向き孔あき鋼管を設けたものでは、水圧の 消散がより効果的にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同平断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】同平断面図である。
【図5】従来の共同溝の支持構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 共同溝 2 土留壁 3 鋼管パイル 4 継手 5 孔あき鋼管 6 通水孔 8 砂利類層 9 横向き孔あき鋼管 a 硬質地盤 b 軟弱地盤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施設する共同溝の両側外方の軟弱地盤
    に、硬質地盤に根入れした鋼管パイルの連設による土留
    壁を構築し、それら両土留壁間の軟弱地盤を除去すると
    ともに、両土留壁の対向する内側に、鋼管パイルの長さ
    方向に沿って、多数の通水孔を設けた孔あき鋼管を固着
    し、両土留壁間に敷設した砂利類層を介して共同溝を載
    設したことを特徴とする、軟弱地盤における共同溝等の
    支持構造。
  2. 【請求項2】 両土留壁に固着した孔あき鋼管の互に対
    向するもの同志の下端間を、横向き孔あき鋼管により連
    通して結合したことを特徴とする、請求項1記載の軟弱
    地盤における共同溝等の支持構造。
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