JPH0411934B2 - - Google Patents

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JPH0411934B2
JPH0411934B2 JP60041990A JP4199085A JPH0411934B2 JP H0411934 B2 JPH0411934 B2 JP H0411934B2 JP 60041990 A JP60041990 A JP 60041990A JP 4199085 A JP4199085 A JP 4199085A JP H0411934 B2 JPH0411934 B2 JP H0411934B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tape
cylinder
upper cylinder
magnetic recording
lead
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60041990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61202360A (ja
Inventor
Kyoshi Chikashige
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP4199085A priority Critical patent/JPS61202360A/ja
Publication of JPS61202360A publication Critical patent/JPS61202360A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、安定したテープ走行が得られるよう
にした磁気記録再生装置に関するものである。
(発明の概要) 回転する上シリンダーのテープ接触面径が、固
定された下シリンダーのテープ接触面径より大き
く形成されて、テープが前記下シリンダーに設け
られたリードに附勢される回転ヘツドシリンダー
を備えた磁気記録再生装置において、 下シリンダーのテープ接触面の摩擦抵抗が、上
シリンダーのテープ接触面の摩擦抵抗より大きく
なるようにして、 安定した下シリンダーのテープ接触面の大きな
摩擦抵抗によりテープ張力を安定させ、テープが
安定してリードに附勢されるようにしたものであ
る。
(従来の技術) ヘリカル走査方式の一般的な磁気記録再生装置
では、第3図に示すごとく、回転ヘツドシリンダ
ー1は、回転する上シリンダー2と固定された下
シリンダー3とで構成され、下シリンダー3に設
けられるリード4に添つてテープ5が走行されて
いる。ここでリード4の加工精度は、記録された
テープ5の互換性に大きく影響するために、一般
的に5μm以下の精度で加工されている。ところ
で、上シリンダー2の回転方向に対して、テープ
5の走行方向はθの交角を有する斜め方向である
ため、テープ5は上シリンダー2との摩擦抵抗に
よりリード4から離れる方向の力を受けている。
そこで、テープ5を常にリード4に附勢するよう
に、回転ヘツドシリンダー1は、第4図のごとき
断面形状に構成されている。即ち、下シリンダー
3のテープ接触面径D1を上シリンダー2のテー
プ接触面径D2より3μm程度小さく形成して、
テープ5に加わるテープ張力Tによる力Rをテー
プ5に対してやや斜め下方に作用させ、その分力
として下向きの力Fを作用させて、テープ5をリ
ード4に附勢するように構成されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の従来の磁気記録再生装置では、下シリン
ダー3のテープ接触面径D1を上シリンダー2の
テープ接触面径D2より若干小さく形成して、テ
ープ5に下向きの力Fを作用させて、リード4に
テープ5を附勢しているが、以下の理由でこの下
向きの力Fの大きさは不安定であり、安定してテ
ープ5をリード4に附勢させることができない。
まず、テープ5をリード4に附勢する下向きの力
Fを大きくするには、下シリンダー3のテープ接
触面径D1と上シリンダー2のテープ接触面径D
2の差を大きく設定すれば良いが、それだけテー
プ5に無理な力が作用し、テープ5に安定して情
報を記録もしくは再生することができない。そこ
で、前述のごとく、下シリンダー3のテープ接触
面径D1は、上シリンダー2のテープ接触面径D
2より3μm程度小さく形成されるに過ず、テー
プ5に作用する下向きの力Fは僅かである。ここ
で、上シリンダー2とテープ5の相対速度の差は
大きく、上シリンダー2とテープ5の間にエアフ
イルム6(空気層)が形成されて、このエアフイ
ルム6がテープ5の僅かな変動でも大きく変化
し、上シリンダー2とテープ5の間の摩擦係数が
大きく変動し易い。なお、下シリンダー3とテー
プ5の相対速度の差は小さく、下シリンダー3と
テープ5の間の摩擦係数は比較的に安定してい
る。そして、テープ5は回転ヘツドシリンダー1
に斜めに巻き付けられているので、回転ヘツドシ
リンダー1テープ5が巻き付く入口側ではテープ
5の幅の多くが上シリンダー2に接触し、逆に出
口側ではテープ5の幅の多くが下シリンダー3に
接触している。ところで、摩擦抵抗は、接触面の
面積と摩擦係数により定まる。そこで、テープ5
が回転ヘツドシリンダー1へ巻き付く入口側で
は、テープ5と上シリンダー2の接触面積が大き
く、テープ5と上シリンダー2の摩擦抵抗が変動
し易く、テープ5のテープ張力Tが大きく変動し
て、テープ5に作用する下向きの力Fも変動し易
い。その結果、テープ5が安定してリード4に附
勢されず、安定したテープ走行が得られない。こ
れを改善すべく、回転ヘツドシリンダー1に対す
るテープ5の位置を規制するために、回転ヘツド
シリンダー1の入口側と出口側にガイドポスト
(図示せず)が設けられている。しかしながら、
このガイドポストの調整が不適当であれば、テー
プ5のエツジに無理な力が作用してテープ5を痛
めてしまい、ガイドポストの調整が難しい等の問
題点があつた。
本発明の目的は、上記した従来の磁気記録再生
装置の問題点を解決すべくなされたもので、テー
プのテープ張力を安定させることにより、テープ
がリードに安定して添つて走行できるようにした
磁気記録再生装置を提供することにある。
(問題を解決するための手段) 上記の目的を解決するために、本発明の磁気記
録再生装置は、回転する上シリンダーと、テープ
下端を案内するリードが形成されるとともに固定
された下シリンダーとから成る回転ヘツドシリン
ダーを備えた磁気記録再生装置において、前記上
シリンダーと下シリンダーのテープ接触面に、テ
ープ走行方向とほぼ平行に、断面が浅い弧状また
はV字状の溝を縁が互いに接するように密に多数
形成するとともに、これらの溝の縁部分がテープ
の幅方向となす角度が前記上シリンダーより下シ
リンダーで小さくなるように構成されている。
(作用) テープ接触面に縁が接するように密に多数形成
した浅い弧状またはX字状の溝の縁部分がテープ
の幅方向となす角度が上シリンダーより下シリン
ダーで小さくなるように構成したので、縁部分に
おいて、下シリンダーとテープの接触面積が、上
シリンダーとテープの接触面積より大きくなる。
そこで、下シリンダーとテープの摩擦抵抗が、上
シリンダーとテープの摩擦抵抗より大きくなり、
下シリンダーのテープ接触面の安定した大きな摩
擦抵抗によりテープ張力を安定させて、テープを
リードに附勢する下向きの力Fを安定させること
ができ、安定してテープ走行させることができ
る。
(実施例の説明) 以下、本発明の実施例を第1図を参照して説明
する。第1図は、本発明の磁気記録再生装置の一
実施例の回転ヘツドシリンダーの要部断面図であ
る。
第1図において、回転ヘツドシリンダー1は、
上シリンダー2のテープ接触面の外周を先端形状
が曲率半径の小さい弧状の切削工具で形成され、
下シリンダー3のテープ接触面の外周を先端形状
が曲率半径の大きい弧状の切削工具で形成されて
いる。このようにして、上シリンダー2と下シリ
ンダー3のテープ接触面の外周には、テープ5の
走行方向とほぼ平行に切削工具により切削された
浅く細かな溝が縁が互いに接するように密に多数
形成されている。そして、上シリンダー2の溝の
縁の傾斜とテープの幅方向のなす角度aは、下シ
リンダー3の溝の縁の傾斜とテープの幅方向のな
す角度bより大きい。そこで、テープ5と下シリ
ンダー3のテープ接触面の面積は、テープ5と上
シリンダー2のテープ接触面の面積よりも大きく
なる。そこで、摩擦抵抗は接触面の面積の摩擦係
数により定まるので、上シリンダー2と下シリン
ダー3が同一の材質からなり摩擦係数が同一であ
れば、テープ接触面の面積が大きい下シリンダー
3の摩擦抵抗が上シリンダー2の摩擦抵抗より大
きくなる。
かかる構造で、テープ5に作用する摩擦抵抗
は、下シリンダー3とテープ5の安定した摩擦抵
抗が大きく、上シリンダー2とテープ5の不安定
な摩擦抵抗を小さくしたので、テープ5のテープ
張力Tの変動が少なく、それだけテープ5をリー
ド4に附勢する下向きの力Fが安定する。よつ
て、テープ5をリード4に安定に添つて走行させ
ることができる。
なお、切削工具の先端形状は、弧に限られず、
浅いV字状等であつても良いことは明らかであろ
う。
さらに、第2図に示すように、切削工具の先端
形状を、切削工具により切削された溝の上側でリ
ード4から遠い側(ここで上側および下側とは第
2図図面の上下方向をいう)の縁の傾斜とテープ
の幅方向のなす角度cを、同一溝の下側でリード
4に近い側の縁の傾斜とテープの幅方向のなす角
度dより大きくして、この角度c,dの差によ
り、テープ5に加わるテープ張力Tによる力Rを
テープ5に対してやや斜め下方に作用させ、その
分力として下向きの力Fを作用させるようにして
も良い。
なお、上記実施例では、上シリンダー2、下シ
リンダー3とテープ5のテープ接触面の面積に着
目したものであるが、上シリンダー2と下シリン
ダー3を摩擦係数が違う材質で構成して、テープ
5の走行をより一層安定させるようにしても良
い。例えば、上シリンダー2をAl合金の「2218」
で構成し、下シリンダー3をAl合金の「AC−
5A」で構成すれば、Al合金の「2218」の摩擦係
数がAl合金の「AC−5A」の摩擦係数より小さい
ので、下シリンダー3とテープ5の摩擦抵抗が上
シリンダー2とテープ5の摩擦抵抗より大きくな
り、より一層にテープ5の走行を安定させること
ができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の磁気記録再生装
置は、上シリンダーと下シリンダーのテープ接触
面に縁を互いに接するように密に多数形成した浅
い溝の縁部分がテープの幅方向となす角度を、上
シリンダーより下シリンダーで小さくなるように
したので、下シリンダーのテープ接触面の摩擦抵
抗が、上シリンダーのテープ接触面の摩擦抵抗よ
り大きくなる。そこで、下シリンダーのテープ接
触面の安定した大きな摩擦抵抗によりテープ張力
を安定させて、テープをリードに附勢する下向き
の力Fを安定させることができ、テープをリード
に安定に添つて走行させることができる。そし
て、上シリンダーと下シリンダーのテープ接触面
を切削加工する際に、先端形状の異なる切削工具
を用いることで、本発明の磁気記録再生装置を簡
単に製造できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気記録再生装置の一実施
例の回転ヘツドシリンダーの要部断面図であり、
第2図は、切削工具により切削された溝の上下の
縁の傾斜とテープの幅方向のなす角度を相違させ
た回転ヘツドシリンダーの要部断面図であり、第
3図は、ヘリカル走査方式の一般的な磁気記録再
生装置の回転ヘツドシリンダーとテープを示す図
であり、第4図は、上シリンダーと下シリンダー
のテープ接触面径を相違させて、テープをリード
に附勢する下向きの力の作用を説明するための回
転ヘツドシリンダーの要部断面図である。 1:回転ヘツドシリンダー、2:上シリンダ
ー、3:下シリンダー、4:リード、5:テー
プ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転する上シリンダーと、テープ下端を案内
    するリードが形成されるとともに固定された下シ
    リンダーとから成る回転ヘツドシリンダーを備え
    た磁気記録再生装置において、前記上シリンダー
    と下シリンダーのテープ接触面に、テープ走行方
    向とほぼ平行に、断面が浅い弧状またはV字状の
    溝を縁が互いに接するように密に多数形成すると
    ともに、これらの溝の縁部分がテープの幅方向と
    なす角度が前記上シリンダーより下シリンダーで
    小さくなるように構成したことを特徴とする磁気
    記録再生装置。 2 請求項1記載の磁気記録再生装置において、
    前記溝の前記リードに近い側の縁部分がテープの
    幅方向となす角度が、同一溝の前記リードから遠
    い側の縁部分がテープの幅方向となす角度より小
    さくなるように構成したことを特徴とする磁気記
    録再生装置。
JP4199085A 1985-03-05 1985-03-05 磁気記録再生装置 Granted JPS61202360A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4199085A JPS61202360A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4199085A JPS61202360A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 磁気記録再生装置

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JPS61202360A JPS61202360A (ja) 1986-09-08
JPH0411934B2 true JPH0411934B2 (ja) 1992-03-03

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JP4199085A Granted JPS61202360A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 磁気記録再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559630U (ja) * 1991-12-28 1993-08-06 ミツミ電機株式会社 回転ドラム装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4877814A (ja) * 1972-01-19 1973-10-19
JPS4919853U (ja) * 1972-05-27 1974-02-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141425U (ja) * 1982-03-16 1983-09-22 松下電器産業株式会社 回転ヘツド装置

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