JPH04118823U - アクセル安全装置 - Google Patents

アクセル安全装置

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JPH04118823U
JPH04118823U JP3113091U JP3113091U JPH04118823U JP H04118823 U JPH04118823 U JP H04118823U JP 3113091 U JP3113091 U JP 3113091U JP 3113091 U JP3113091 U JP 3113091U JP H04118823 U JPH04118823 U JP H04118823U
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計二 平手
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株式会社豊田自動織機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性部材が折損した場合においても,微速走
行を継続し又は車両を停止させ,安全を確保することが
できる,アクセル安全装置を提供すること。 【構成】 バッテリ車両に設けたアクセルペダル5と,
該アクセルペダル5によって駆動される回動アーム7
と,回動ストッパー1とよりなる。回動ストッパー1の
回動支点10の前後と上記回動アーム7との間には,ア
クセルペダル5を常時開放方向Fに付勢する第1弾性部
材21と第2弾性部材22とを介設する。回動ストッパ
ー1は,その前端と後端にアクセル制動片11とアクセ
ル制動片12とを有している。上記いずれかの弾性部材
が折損したときには,他方の弾性部材が回動アーム7を
回動させ,アクセルペダルの下面にアクセル制動片11
又は12を位置させる。そのため,アクセルペダルの踏
み込みが規制される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,バッテリ車両におけるアクセル安全装置に関する。
【0002】
【従来技術】
図5に示すごとく,バッテリ車両におけるアクセルペダル5は,車両フロア6 の下方に配設された回動アーム7及びロッド52に踏動可能に取り付けられてい る。 即ち,上記アクセルペダル5は,その下端部55が車両フロア6上に突設され た回動ピン51に取り付けられている。また,該アクセルペダル5には,その先 端下面53の近傍に取り付けた取付具521を介して,ロッド52が取り付けら れている。また,該ロッド52は,その下端部522が上記回動アーム7の先端 に固定された連結具71を介して,連動可能に取り付けられている。また,該回 動アーム7は,その他端がアクセルユニット8の下方側面に突設されたセンサー 軸81に,回動可能に取り付けられている。 上記回動アーム7には,その略中央部において,弾性部材としての2本のスプ リング9,9の下端92が取り付けられている。また,該スプリング9は,その 上端93がスプリングハンガー91に取り付けられている。これにより,上記ア クセルペダル5を常時は開放方向に付勢している。また,上記車両フロア6には ,上記アクセルペダル5の先端下方部にストッパー61が立設されている。
【0003】 そこで,図5に示すごとく,上記アクセルペダル5を足で踏み込む。これによ り,上記ロッド52及び回動アーム7は,2本のスプリング9の引張力に抗して D方向へ下動する。このとき,上記センサー軸81は,該回動アーム7と共に回 動する。また,上記スプリング9は伸長する。そして,上記アクセルペダル5を 更に踏込むと,その先端下面53が上記ストッパー61に当接することになる。 そして,図6に示すごとく,アクセル回路Tにおいては,上記センサー軸81 の回動時に,アクセルユニット8内に設けたセンサー軸スイッチ(図示略)がス イッチ接点80に接触し,スイッチONとなる。また,センサー軸81に設けた 速度調整端子84は,抵抗83上を,アクセルペダル5の踏み込み量に応じて移 動する。これにより,バッテリ車両の速度調整が行われる。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術には,次の問題点がある。 即ち,上記スプリング9が強い衝撃,劣化等により,2本とも折損した場合に おいては,上記回動アーム7は,アクセルペダル5から足を外しただけでは上方 へ戻らないおそれがある。そのため,バッテリ車両を移動させることが困難とな る。
【0005】 また,上記スプリング9が一本のみ折損した場合においては,上記アクセルペ ダルの作動状態に若干の変化を生ずるが,運転者はそれに気付くことが少ない。 そのため,上記スプリング9が2本とも折損するまで,運転を継続することにな り上記と同様に,バッテリ車両を移動させることが困難となる。 本考案は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,弾性部材が折損した 場合においても,微速走行を継続し又は車両を停止させて安全を確保することが できる,アクセル安全装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
本考案は,バッテリ車両に設けたアクセルペダルと,センサー軸を有し該アク セルペダルによって駆動される回動アームと,上記アクセルペダルの下部に配設 された回動ストッパーとよりなると共に,該回動ストッパーの回動支点の前後と 上記回動アームとの間にはアクセルペダルを常時開放方向に付勢する第1弾性部 材と第2弾性部材とを介設してなり,また上記回動ストッパーはその前端と後端 にアクセル制動片を設けたことを特徴とするアクセル安全装置にある。 本考案において最も注目すべきことは,上記回動支点の前後と回動アームとの 間には第1弾性部材と第2弾性部材とを介設し,また上記回動ストッパーの前端 と後端にアクセル制動片を設けたことである。
【0007】 上記第1弾性部材及び第2弾性部材としては,例えばコイルスプリングを用い る。そして,両者は,上記回動アームとの間に上記アクセルペダルを常時開放方 向に付勢するよう介設する。 上記回動ストッパーは,中央下方部に回動支点を有し,その前後に,上記第1 弾性部材と第2弾性部材を取り付けるための,例えばフックを有する。また,上 記回動ストッパーは,その前端と後端に,上記いずれかの弾性部材が折損したと きに,アクセルペダルの踏込量を規制するためのアクセル制動片を有する。 そして,上記回動ストッパーは,実施例2に示すごとく,前端又は後端に配設 したいずれか一方の重さを大きくすることが好ましい。これにより,上記第1弾 性部材及び第2弾性部材の双方が折損した場合においても,上記回動ストッパー を回動できる。
【0008】
【作用及び効果】
本考案においては,上記回動ストッパーと回動アームとの間に,第1弾性部材 と第2弾性部材を介設しているので,上記アクセルペダルは,常時開放方向に付 勢されている。 ところが,上記第1弾性部材,第2弾性部材のいずれか一方が何らかの原因で 折損した場合においては,残りの一方の弾性部材が上記回動ストッパーの一端を ,回動アーム側へ引張ることになる。そのため,上記回動ストッパーは,その回 動支点を支点として約90度回動する。
【0009】 その結果,該回動ストッパーに設けられた前端又は後端のいずれかのアクセル 制動片が,上記アクセルペダルの下面と近接又は当接した状態になる。 そこで,上記アクセル制動片が,上記アクセルペダルの踏み込み作動,即ち下 方への動きを,制限することになる(図2,図3)。 そして,上記アクセルペダルと回動ストッパーのアクセル制動片とが近接状態 にある場合においては,該アクセルペダルを若干下方へ踏動させることができる 。これにより,バッテリ車両を微速走行により,補修場所等へ安全に移動させる ことができる。
【0010】 また,上記アクセルペダルとアクセル制動片とが当接状態にある場合において は,該アクセルペダルを殆ど踏動させることができない。そのため,バッテリ車 両は上記微速走行よりも更に遅い速度で走行を継続できるか又は停止することに なり,安全を確保することができる。 したがって,本考案によれば,弾性部材が折損した場合においても,微速走行 を継続し又は車両を停止させて安全を確保することができる,アクセル安全装置 を提供することができる。
【0011】
【実施例】
実施例1 本考案にかかるアクセル安全装置につき,図1〜図3を用いて説明する。 即ち,本例のアクセル安全装置は,図1に示すごとく,バッテリ車両に設けた もので,アクセルペダル5と,センサー軸81を有し該アクセルペダル5によっ て駆動される回動アーム7と,上記アクセルペダル5の下部に配設された回動ス トッパー1とよりなる。 また,該回動ストッパー1の回動支点10の前後と上記回動アーム7との間に は,アクセルペダル5を常時開放方向Fに付勢する,第1弾性部材21と第2弾 性部材22とを介設してなる。
【0012】 ここで注目すべきことは,上記回動ストッパー1は,その前端にテーパー当接 面状のアクセル制動片11と,後端に垂直当接面状のアクセル制動片12とを有 していることである。また,上記回動ストッパー1は,図1に示すごとく,その 略中央下部に配設した回動支点10と,上記アクセル制動片11と,上記アクセ ル制動片12と,下方2か所に配設したフック15,16とを有する。
【0013】 また,上記回動ストッパー1は,車両フロア6と略同一水平面上において,上 記アクセルペダル5の下方に取り付ける。そして,上記回動ストッパー1の下方 2か所に配設したフック15,16と,上記回動アーム7に配設した係止穴70 ,70との間には,第1弾性部材21と第2弾性部材22とを取り付ける。 その他は,前記従来例(図5,図6)と同様である。
【0014】 次に作用効果につき説明する。 本例においては,上記回動ストッパー1と回動アーム7との間には,第1弾性 部材21と第2弾性部材22を介設しているので,上記アクセルペダル5は常時 開放方向に付勢されている。 ところが,図2に示すごとく,上記第2弾性部材22が何らかの原因で折損し た場合においては,第1弾性部材21が上記回動ストッパー1の一端を,矢印A で示すごとく回動アーム7の方向へ引張ることになる。そのため,上記回動スト ッパー1は,その回動支点10を支点として,後端が略90度回動する。
【0015】 一方,図3に示すごとく,上記第1弾性部材21が折損した場合においては, 上記第2弾性体22が上記回動ストッパー1の一端を矢印Aで示すごとく引張る ことになる。 そのため,アクセル制動片11かC方向へ回動し,上記アクセルペダル5との クリアランスtを保って近接した状態になる。 そこで,上記テーパー当接面状のアクセル制動片12が,図3に示すごとく, アクセルペダル5の動きを制限することになる。 その結果,該回動ストッパー1に設けられた後端のアクセル制動片12が,B 方向へ回動し,上記アクセルペダル5とのクリアランスtを保って近接した状態 になる。 そこで,上記垂直当接面状のアクセル制動片12が,図2に示すごとく,アク セルペダル5の踏み込み作動,即ち下方への動きを,制限することになる。 そして,上記アクセルペダル5と回動ストッパー1のアクセル制動片11,1 2のいずれかが,上記のごとく,クリアランスtを保って近接状態にあるため, 該アクセルペダルを若干下方へ踏動させることができる。これにより,バッテリ 車両を微速走行により補修場所等へ移動させることができる。即ち,上記回動ス トッパー1とアクセルペダル5との間に存在するクリアランスtの分だけ,該ア クセルペダルを踏動させてバッテリ車両を微速走行させることができる。
【0016】 実施例2 本例にかかるアクセル安全装置は,図4に示すごとく,上記実施例1における 回動ストッパー1の後端のアクセル制動片12を,長方体状のアクセル制動片1 3にしたものである。 即ち,上記アクセル制動片13は,前端に配設したテーパー当接面状のアクセ ル制動片11より,重量が大きい長方体形状を有する。 そのため,第1弾性部材21及び第2弾性部材22の双方が,何らかの原因で 双方とも折損した場合においては,図4に示すごとく,重量が大きい一方の上記 アクセル制動片13が下方Gに移動する。そのため,上記テーパー当接面状のア クセル制動片11が,上方Hへ移動する。これにより,テーパー当接面状のアク セル制動片11が,アクセルペダル5の踏動を制限することになる。 また,上記長方体状のアクセル制動片13に代えて,上記テーパー当接面状の アクセル制動片11の重さを大きくすることもできる。また,偏心用の錘りを上 記回動ストッパー1の裏面側の前端又は後端に取り付けることもできる。 したがって,本例においても,上記実施例1と同様の効果を得ることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかるアクセル安全装置の断面図。
【図2】実施例1にかかるアクセル安全装置の第2弾性
部材が折損したときの作動説明図。
【図3】実施例1にかかるアクセル安全装置の第1弾性
部材が折損したときの作動説明図。
【図4】実施例2にかかるアクセル安全装置の要部説明
図。
【図5】従来例にかかるアクセル装置の断面図。
【図6】従来例にかかるアクセル装置のアクセル回路
図。
【符号の説明】
1...回動ストッパー, 10...回動支点, 11,12,13...アクセル制動片, 15,16...フック, 21...第1弾性部材, 22...第2弾性部材, 5...アクセルペダル, 7...回動アーム, 81...センサー軸,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ車両に設けたアクセルペダル
    と,センサー軸を有し該アクセルペダルによって駆動さ
    れる回動アームと,上記アクセルペダルの下部に配設さ
    れた回動ストッパーとよりなると共に,該回動ストッパ
    ーの回動支点の前後と上記回動アームとの間にはアクセ
    ルペダルを常時開放方向に付勢する第1弾性部材と第2
    弾性部材とを介設してなり,また上記回動ストッパーは
    その前端と後端にアクセル制動片を設けたことを特徴と
    するアクセル安全装置。
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JPH04118823U true JPH04118823U (ja) 1992-10-23
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