JPH04118643U - 圧電センサー - Google Patents

圧電センサー

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Publication number
JPH04118643U
JPH04118643U JP3067191U JP3067191U JPH04118643U JP H04118643 U JPH04118643 U JP H04118643U JP 3067191 U JP3067191 U JP 3067191U JP 3067191 U JP3067191 U JP 3067191U JP H04118643 U JPH04118643 U JP H04118643U
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JP
Japan
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pressure
insertion hole
engine block
rod
piezoelectric element
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Pending
Application number
JP3067191U
Other languages
English (en)
Inventor
親礼 安部
Original Assignee
日本特殊陶業株式会社
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Publication date
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  • Testing Of Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンブロックの装着部材の多種多様化に
対応してエンジンブロック内面での取付け面積が小さな
圧電センサーの提供を目的とするものである。 【構成】 エンジンブロック30に挿通孔31を形成
し、該挿通孔31の外方位置に圧電素子15を収納する
金属製螺子筐1を螺着して、受圧杆9をエンジンブロッ
ク30に形成した挿通孔31に直接挿入し、その受圧面
をエンジンブロック30内に臨ませて、該受圧杆9を介
して圧電素子15にエンジンブロック30内の圧力変動
に伴う圧縮圧を印加するようにした。このため挿通孔3
1はその内径を小さくでき、エンジンブロック30内面
での圧電センサーSの取付け面積を小さくすることがで
きる。また受圧杆9に保持凸部14を周面から突成して
挿通孔31に内接させ、前記受圧杆9を保持すると共
に、受圧杆9との間に通気間隙xを確保するようにした
から、受圧杆9の共振を抑止することができ、さらには
挿通孔31内で受圧杆9周囲にデポジットが詰まってそ
の応答性が阻害されるようなことはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被検出圧力流体の圧力変動を検知するための圧電センサーに関する 。
【0002】
【従来の技術】
この種の圧電センサーとしては、ノッキングや燃料の噴出によって振動を生じ るエンジンのエンジンブロックに螺装孔を設け、該螺装孔に、圧電素子を収納す る上下に長く、かつ雄螺子筒が形成された金属製螺子筐を、前記雄螺子筒を螺装 孔に螺合して固定し、該金属製螺子筐内に保持した受圧杆を前記雄螺子筒内に挿 通し、該受圧杆の外端面を前記金属製螺子筐内に配設された圧電素子を加圧する 踏圧面とし、内端面を前記エンジンブロック内に露出する受圧面としたものが、 例えば特開平1−189537号に開示されているように種々提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
昨今、小型のエンジンにあってもエンジンブロックには点火プラグ、吸気弁、 排気弁の他、多種の部材が多数装着されるようになってきており、これに伴って 圧電センサーの取付け許容面積が小さくなってきている。ところが、従来の圧電 センサーにあっては、エンジンブロックの螺装孔に雌螺子筒を螺装して、該筒内 に受圧体を挿通する構成であり、螺装孔が大径とならざるをえず、エンジンブロ ック内面での取付け面積を小さくすることができず、ブロックの設計上支障をき たしていた。 本考案は、かかる従来構成の問題点を除去することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、 内燃機関のエンジンブロックに挿通孔を形成し、 該挿通孔の外方位置に、圧電素子を収納する金属製螺子筐を螺着し、 さらに前記挿通孔に内接する保持凸部を周面から突成し、その外端面を前記金属 製螺子筐内に配設された圧電素子を加圧する踏圧面とし、内端面を前記エンジン ブロック内に露出する受圧面とした受圧杆を前記挿通孔に挿入した ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
受圧杆をエンジンブロックに形成した挿通孔に直接挿入しており、このため挿 通孔の内径を小さくでき、エンジンブロック内面でのセンサーの取付け面積が小 さくなる。また受圧杆が長いとその共振によりノイズが発生し易いが、保持凸部 を挿通孔内に内接しているから横ぶれが防止される。さらには、受圧杆と挿通孔 杆には前記保持凸部により間隙が形成されるから、エンジンブロック内で発生す る未燃物、エンジン構成部品のスケール、排ガス中の燃焼残渣等(以下デポジッ トという)が受圧杆の周囲で詰まって、該受圧杆の応答特性が阻害されるのが防 止される。
【0006】
【実施例】
本考案の圧電センサーSの一実施例を図1に従って説明する。 エンジンブロック30には、挿通孔31と、該挿通孔31の外方位置で雌螺子 32とが連成され、該雌螺子32に金属製螺子筐1が螺着している。 前記金属製螺子筐1は下底に透孔2を備え、その周面に雄螺子3が形成され、 さらにその上部外周には六角部6が形成され、該六角部6での回転操作により前 記雄螺子3は雌螺子32に螺合される。またその上部開口7からは金属製受圧杆 9,圧電素子15,絶縁キャップ21等が収納され、カシメ部8によりそれらを 脱出不能に固定するようにしている。前記透孔2は金属製螺子筐1の内径よりも 径小とし、その周囲の内底面を係止段5としている。
【0007】 前記螺子筐1内の各収納物についてさらに詳細に説明すると、前記受圧杆9は その外端部に形成した鍔部11を金属製螺子筐1内に収納して、透孔2から主杆 部10を垂下突出しており、前記鍔部11を係止段5に当接し、その装着状態で 、前記主杆部10をエンジンブロック30の挿通孔31に挿通し、その内端を受 圧面12としてエンジンブロック30内に露出している。また鍔部11の上面を 踏圧面13としている。そして、前記係止段5により伸出方向への移動を拘束し て支持している。ここで前記主杆部10の外径は、圧電素子15の外径よりも小 さくし、これに対応して、前記挿通孔31を可及的に小径となるようにしている 。
【0008】 さらに前記受圧杆9の内端方には、前記挿通孔31に内接する保持凸部14が 形成されている。この保持凸部14は、前記受圧杆9の全周に連続状に形成され ているのではなく、図2に示すように部分的に形成され、受圧杆9の主杆部10 と挿通孔31との間にエンジンブロック30内に連通する通気間隙xが形成され るようにしている。
【0009】 前記圧電素子15は筒状をしていて、前記金属製螺子筐1内に嵌装された絶縁 筒16内に密嵌状に内装され、その下面に電極板17及び絶縁板18が順次設け られ、前記絶縁板18により圧電素子15と該板と接触する鍔部11とを電気的 に絶縁している。また前記圧電素子15の上面には、絶縁筒16内でリング状の 電極板19と、絶縁板20とが順次設けられ、さらに前記絶縁筒16と、絶縁板 20とを覆うように、止圧板22をその上部に配設している。尚、前記絶縁筒1 6は止圧板22と受圧杆9の鍔部11間で、少し丈を短くして、受圧杆9からの 圧力が作用しないようにし、後述するノッキング等の発生に対して該受圧杆9の 圧力が圧電素子15側にのみ作用するようにしている。
【0010】 前記絶縁キャップ21は管状をしていて、その下部の鍔面21aを前記止圧板 22上面に当接し、前記カシメ部4によって装着部2に保持されて該装着部2上 方に突出している。前記絶縁キャップ21内には、絶縁被覆23が上下方向に保 持され、該絶縁被覆23内を通る信号搬送用の導線24aが圧電素子15内を通 って前記電極板17に接続し、同じく導線24bが電極板19に接続している。
【0011】 前記構成からなる圧電センサーSは、エンジンブロック30の内周面に形成さ れた挿通孔31と連通するに雌螺子32に前記螺子筐1の取付螺子5を螺着して 装着され、これによりエンジンブロック30内の被検出圧力流体内に受圧杆9の 受圧面12を臨ませる。
【0012】 前記圧電センサーの作用を説明すると、エンジンブロック30内の流体に圧力 変動を生じた場合において、該ブロック内に燃料の噴射や、ノッキングが発生し て圧力波が生じると、前記受圧杆9は受圧面12でこの圧力を受けて踏圧面13 により絶縁板18,電極板17を介して圧電素子15を加圧する。この加圧によ り該圧電素子15は上面を止圧板22により支持されているから圧縮歪が生じ、 これに伴って電位差が発生して、これが検出信号として導線24a,24b間か ら取出される。かかる信号は、増幅器等外部機器によって増幅、整波等の処理を 加えられ、そのノッキング、噴射時期等の検知が可能となる。
【0013】 一方、受圧杆9がないと、その空間でガス圧共振によるノイズが発生し易いが 、受圧杆9の配設及びその受圧杆9に保持凸部14を挿通孔31内に内接してい ることにより、該共振が抑止される。さらには、受圧杆9と挿通孔31間には前 記保持凸部14により通気間隙xが形成され、この間隙xはエンジンブロック3 0内に連通しているから、エンジンの燃焼により、デポジットが受圧杆9の周囲 に流入してきても、振動等により直にエンジンブロック30内に排除されて、該 デポジットが受圧杆9周囲で詰まって、該受圧杆9の応答特性を阻害するような ことはない。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、受圧杆9をエンジンブロック30に形成した挿通孔31に直接挿入 し、その受圧面12をエンジンブロック30内に臨ませて、該受圧杆9を介して 圧電素子15にエンジンブロック30内の圧力変動に伴う圧縮圧を印加するよう にしたものであり、このため挿通孔31は、保持凸部14を含めた受圧杆9の主 杆部10が挿入し得る径であれば良いから、従来に比してその内径を小さくでき 、エンジンブロック30内面での圧電センサーSの取付け面積を小さくすること ができて、エンジンブロック30の装着部材の多種多様化に対応することができ る。また、受圧杆9の配設及びその受圧杆9に保持凸部14を挿通孔31内に内 接していることにより、ガス圧による共振が抑止され、ノイズの発生を低減でき 、さらには挿通孔31内で受圧杆9周囲にデポジット等が詰まって、その応答性 が阻害されるようなことはなく、安定した出力信号を生じることができる等の優 れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の取付け状態を示す縦断側面図である。
【図2】受圧杆9の斜視図である。
【符号の説明】
S 圧電センサー 1 金属製螺子筐 5 取付螺子 9 受圧杆 12 受圧面 13 踏圧面 14 保持凸部 15 圧電素子 30 エンジンブロック 31 挿通孔 x 通気間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のエンジンブロックに挿通孔を形
    成し、該挿通孔の外方位置に、圧電素子を収納する金属
    製螺子筐を螺着し、さらに前記挿通孔に内接する保持凸
    部を周面から突成し、その外端面を前記金属製螺子筐内
    に配設された圧電素子を加圧する踏圧面とし、内端面を
    前記エンジンブロック内に露出する受圧面とした受圧杆
    を前記挿通孔に挿入したことを特徴とする圧電センサ
    ー。
JP3067191U 1991-04-04 1991-04-04 圧電センサー Pending JPH04118643U (ja)

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JP3067191U JPH04118643U (ja) 1991-04-04 1991-04-04 圧電センサー

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122076A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Nippon Soken Inc 圧力センサの取付構造
JP2011504587A (ja) * 2007-11-26 2011-02-10 キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト 力又は圧力を測定するための部品及びそのような部品を含むセンサ
JP2015219131A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 株式会社デンソー 圧力検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59216028A (ja) * 1983-05-24 1984-12-06 Junji Isoyama 内燃機関用指圧器
JPS6128643A (ja) * 1984-07-16 1986-02-08 株式会社 北松セメント工業所 側溝ブロツク及び同ブロツクの成型方法

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