JPH04117971U - ベローズシール弁 - Google Patents

ベローズシール弁

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JPH04117971U
JPH04117971U JP2168891U JP2168891U JPH04117971U JP H04117971 U JPH04117971 U JP H04117971U JP 2168891 U JP2168891 U JP 2168891U JP 2168891 U JP2168891 U JP 2168891U JP H04117971 U JPH04117971 U JP H04117971U
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valve
valve body
valve seat
metal plate
thin metal
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修 内澤
芳幹 千葉
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株式会社本山製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス流路における吸蔵ガス放出量および開閉時
における金属粒子生成量が共に極少で、締切能力に優れ
たベローズシール弁を提供する。 【構成】軸方向に往復動自在な弁軸10に支持された弁
体9が、弁室4の壁部に突設された環状弁座8と当接可
能な金属薄板14を具備することを特徴とする。 【作用】弁体を含む全ての接ガス部を金属製となし得る
から吸蔵ガスの放出量が少なくてすみ、弁体の金属薄板
が弁座と正対して軸方向に接離するのであるから金属微
粒子を生ずるような摺接作用を伴うことがなく、かつ金
属薄板は微小変形が許容されるから弁座との接触面圧が
均等化されることにより締切能力が向上される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば半導体産業における高純度ガス流通系などに設けられるベロ ーズシール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体工場において使用されるN2 、Ar 、O2 等のガスは高純度であること が要求されるので、特に大口径(例えば50〜80mm)の配管に設けられる遮 断弁としては、図4に例示するようなベローズシール弁が多用されるようになっ ている。このものは鍛造された弁箱本体aを備え、ベローズbおよびガスケット cなどをも含む全ての接ガス部(流通ガスが接触する部分をいう)が金属材料か ら形成され、かつRmax が0.7μm 以下の研磨が施されているので、吸蔵ガス の放出量や外部リーク量が少なく、また内部には摺動部分がないため微粒子発生 量も少ないなど、鋳造弁箱を有する従前の玉形弁よりは格段に優れている。しか し、弁体dのシール部eが3弗化エチレン樹脂から形成されているので、締切能 力に優れてはいるがガス放出量が多く、不純物濃度1ppb レベルという要望には 対処することができない。このような欠点を除去するため図5に略示するように 弁体dを金属製にしてガス放出量の軽減を図り、そのために低下した締切能力を 向上させようとして弁座fとの相互当接部を円錐状にしたものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような円錐状当接部にあっては上記樹脂製シール部eに 比べて締切能力に劣り、しかも開閉時には多量の金属粒子を生成し、耐久性にも 劣るなどの不具合がある。
【0004】 本考案は上述のような問題点を解決するためになされたもので、弁体の接ガス 部も金属製としてガス放出量の一層の低減を図り、しかも開閉時に金属粒子を生 ずるようなことがなく、かつ締切能力に優れたベローズシール弁を提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸方向に往復動自在な弁軸に設けられた弁体が、弁室の壁部に突設 された弁座と当接可能な金属薄板を具備することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記の構成においては、弁体を含む全ての接ガス部を金属製となし得るから吸 蔵ガスの放出量が少なくてすみ、弁体の金属薄板が弁座と正対して軸方向に接離 するのであるから金属微粒子を生ずるような摺接作用を伴うことがなく、かつ金 属薄板は微小変形が許容されるから弁座との接触面圧が均等化されることにより 締切能力が向上される。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0008】 図1において、弁箱1は本体2および蓋体3を備え、内部には弁室4が形成さ れている。本体2には流入路5、流出路6および弁孔7が設けられており、弁室 4の底部には弁孔7の外囲部に位置して断面半円形状の環状弁座8が突設されて いる。この弁座8と接離自在に対向する弁体9は、上記蓋体3を貫通して弁室4 に突出する弁軸10の一端に設けられており、弁軸10の他端にはハンドル11 が設けられている。このハンドル11を回動操作すれば、弁体9が回動すること なく軸方向に往復動されて弁の開閉が行われるようになっている。弁軸10は、 弁室4内における部分がベローズ12によって流体密に覆われている。
【0009】 上記弁体9は、図2に示すように主部13が弁軸10と一体に設けられ、弁座 8と当接可能な弾性変形自在な金属薄板14を備えている。金属薄板14は周縁 部が主部13と一体に連結され、その背後には主部13に形成された空所15が 設けられている。空所15には、適宜弾性材料から形成されたクッション部材1 6が支持部材17とともに収容されている。そして、弁軸10およびクッション 部材16の間には、弁体9の主部13とクッション部材16の支持部材17とを 介して調心機構18が設けられている。調心機構18は、相対向位置して主部1 3および支持部材17に形成された一対の円錐状凹部19および、これらの間に 嵌装されたボール20を備えている。図中21は金属薄板14の外部リーク検出 用として設けられた貫通孔である。
【0010】 そして、流入路5から弁孔7および弁室4を経て流出路6に至る全ての接ガス 部が金属材料から形成され、かつ所望の研磨(例えばRmax が0.7μm 以下) が施されている。
【0011】 また、弁座8に対する弁体9の締付力が過大になるのを防止するため制限機構 22を設けることが望ましく、図示例においては蓋体3側および弁軸10側に固 定部23および可動部24がそれぞれ設けられている。 つぎに、上記実施例の作用について説明する。
【0012】 上記実施例においては、弁体9を含む全ての接ガス部が金属材料から形成され ているので吸蔵ガスの放出量が極少で、流通ガスの純度に実質的な悪影響を及ぼ すようなことがない。また、開閉時には弁体9の金属薄板14が弁座8に正対し て接離され、仮に両者の対向面が多少傾斜していても金属薄板14の微小変形が 許容されるとともに調心機構18によって補正されるので、開閉時にも実質的な 滑りを生ずることがないから金属微粒子の生成量が極小であり、かつ締切能力は 常に良好に保持される。したがって、He ガスによる漏洩試験でも安定して1× 10-8 torr l/sec 以下という成績が得られた。さらに、制限機構22を設ける ことにより弁座8と弁体9との面圧および開度をそれぞれ適正に設定することが できる。
【0013】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではなく、たとえば図3に示 すように上記支持部材17および調心機構18等を省略してもよく、さらにクッ ション部材16をも省略してよい。その他、本考案の要旨とするところの範囲内 で種々の変更ないし応用が可能である。
【0014】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案によれば、弁体が弁座と当接可能な金属薄板を備え ているので、弁体を含む全ての接ガス部を金属製となし得るから吸蔵ガス放出量 を極小にすることができ、かつ弁体が弁座と正対する方向に移動されることと相 俟って金属粒子の生成量をも極小にでき、しかも締切能力に優れたベローズシー ル弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例における開閉部を略示する拡大部分断
面図。
【図3】同実施例における開閉部の変形例を略示する拡
大部分断面図。
【図4】従来例を示す断面図。
【図5】従来例における開閉部の変形例を略示する拡大
部分断面図。
【符号の説明】
4…弁室、8…弁座、9…弁体、10…弁軸、12…ベ
ローズ、14…金属薄板、15…空所、16…クッショ
ン部材、18…調心機構。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室内の部分がベローズに覆われて軸方
    向に往復動自在な弁軸および、上記弁室の壁部に突設さ
    れた環状弁座と接離自在に対向して上記弁軸に設けられ
    た弁体を有するベローズシール弁において、上記弁体が
    上記弁座と当接可能な金属薄板を具備することを特徴と
    するベローズシール弁。
  2. 【請求項2】 請求項1の弁体が上記金属薄板の背後に
    設けられたクッション部材を具備することを特徴とする
    ベローズシール弁。
  3. 【請求項3】 請求項2の弁体が上記弁軸とクッション
    部材との間に介在する調心機構を具備することを特徴と
    するベローズシール弁。
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