JPH04117830A - Ｌａｎのデータベース構築方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、プロセス計装制御システム、ＦＡ（Ｐａｃｔ
ｏｒｙ　ａｕｔｍａｔｉｏｎ）システム等の分散処理シ
ステム等に利用されるＬＡＮのデータベース構築方式に
係わり、特に特定のステーションにデータベースを所有
させずＬＡＮ上でデータベースを管理するＬＡＮのデー
タベース構築方式に関する。

（従来の技術） この種のＬＡＮシステムは、１つの伝送路（以下、ＬＡ
Ｎと呼ぶ）」二に複数のステーションか互いに疎結合を
もって結ばれているので独立性が強＜、シかもネットワ
ークの制御が基本的には分散形式を取ること、また通信
速度の高速化、ネットワーク構成の柔軟性、システムコ
ストの経済性など多くの利点を有することから、分散処
理システムの構築に適している。

この分散処理システムは、計算機システム本体および周
辺装置などのハードウェア資源、システムプログラムや
応用プログラムなどのソフトウェア資源、データファイ
ルなどのファイル資源等を互いに共有利用するとき、或
いは予め定めた役割分担の下にある一連の処理を実行す
るときに非常に有効な運用手段となり得る。

ところで、このような分散処理システムでは、上述した
ように各ステーションの持つ情報を−元管理する必要が
あり、そのために各ステーションにそれぞれ分散してデ
ータベースを設ける方式、或いはある１つのステーショ
ンをデータベースステーションとして全ての情報を集中
させる方式が採られている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、以上のようなデータベースの構築方式では、デ
ータを要求するステーションとデータを所有するステー
ションとの間でデータの授受つまりデータの往復時間が
あり、各ステーションかデータを要求してから所望のデ
ータを受は取るまでに相当の時間がかかり、分散処理シ
ステムのデータ処理速度の低下、ひいてはシステムの信
頼性を損なう問題がある。

本発明は上記実情にかんがみてなされたもので、ＬＡＮ
上にデータベースを構築することにより、各ステーショ
ンはＬＡＮ上にデータを要求して所要のデータを取得で
きるようにするＬＡＮのブタベース構築方式を提供する
ことを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段および作用）本発明は上記
課題を解決するために、各ステジョンは予め定めた順序
に基づいて送信権を受けると他のステーションのデータ
に自身のデータを付加してＬＡＮ上に送信し順次データ
ベースを構築していき、かつ、完全に構築した後もＬＡ
Ｎ上をデータベースが駆け巡るようにする。しかる後、
送信権を得たステーションはＬＡＮ上からデータベース
を取り込んで自身のデータを最新のデータに更新してＬ
ＡＮ上にデータベースを送信する。一方、データを必要
とするステーションではＬＡＮに対してデータを要求す
ることにより、ＬＡＮ上のデータベースの中から短い時
間で必要なデータを取り込んで自身の必要な処理を実行
するものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。第１図はリング状に形成されたＬＡＮシステムの構成
を示す図であって、このシステムは伝送路１１に複数の
ステーション１２、・・・か分散配置され、予め定めた
役割の下にそれぞれ分散処理を実行する。

これらのステーション１２は第２図に示すごとく、伝送
路］〕上を駆け巡るデータベースとなるフレームを受信
する受信部コ２１およびこの受信部１２］で受信したフ
レームの中から次送信権指定ステーンヨンを表すビット
データを抽出し、ＣＨ−Ｎ　Ｏ記憶部１２２の自身のチ
ャンネルＮ。

とを比較し一致したとき送信権を獲得したと判断する送
信権判断手段１２３が設けられ、さらに受信部１２１に
はデータ弁別部１２４を介してブタ処理手段１２５が設
けられている。

このデータ処理手段１２５は、アプリケーションソフト
処理と自身のデータ更新処理とを行う機能を有し、これ
ら処理に必要なデータ例えばチャンネルＮｏのデータ等
をデータ弁別部１２４に送出する。その結果、このデー
タ弁別部１２４はチャンネルＮｏ等に基づき該当チャン
ネルのデータを弁別してデータ処理手段１２５に送出す
る一方、フレームの全データをデータ合成手段］２６に
送出する。なお、フレームを受信してデータ弁別を行な
い、さらにデータ処理手段］２５にて必要なデータ処理
を行なう一連の処理は送信権獲得の有無に拘らず行なう
ものである。そして、データ合成手段１２６にてデータ
弁別部］２４からの全データのうちデータ処理手段］２
５から更新（最新）データがあれば自身のチャンネル相
当部分のデータを最新のデータに更新した後、更新デー
タバッファ］２７に格納する。なお、データ合成手段１
２６は自身のステーションに送信権がある場合には次送
信権指定手段１２８からの次送信権ステンヨン指定デー
タをフレームの該当箇所（例えば先頭から数ビット）に
付加するデータ合成処理をも行なった後、更新データバ
ッファ１２７に格納する。そして、更新データバッファ
１２７のフレームデータは送信権判断手段１２３による
一致信号を受けて送信部１２９からＬ　Ａ、　Ｎ　１１
に送信される。

次に、第３図はフレーム構成を示す図であって、１３は
次送信権ステーションを指定するビットデータ、１４．
〜１４．。は各ステーションチャンネルＮＯデータ、１
４−ｔ〜１４□は各ステーションデータを意味する。な
お、フレームの各ステーションのステーションチャンネ
ルＮＯデータおよび各ステーションデータのビット長さ
は予め固定されているものとする。

次に、本発明におけるデータベースの構築の仕方につい
て説明する。先ず、第１のステーション１２はビットデ
ータ］３に次送信権ステーションを指定する一方、この
ビットデータ１３の後に第１のステーションのチャンネ
ルＮＯおよび第１のステーションのデータを付してＬＡ
ＮＩＩ上に送信する。指定を受けたステーションは前述
したように送信権判断手段１２３にて自身が送信権を獲
得したと判断し、同様にビットデータ１３に次送信権ス
テーンヨンの指定データを付し、かつ、前記第１のステ
ーションのチャンネルＮｏおよび第１のステーションの
データの後に第２のステーションのチャンネルＮｏおよ
び第２のステーションのデータを付してＬＡＮＩＩ上に
送信する。このようにしてＬＡＮ］、］上に全ステーシ
ョン１２、のデータをもったデータベースを構築する。

しかる後、以上のようにして完全にデータベスを構築し
た後、順次送信権を獲得したステーションは次送信権指
定手段１２８にて次送信権ステーションを指定するとと
もに、自ステーションの最新（更新）のデータをイτｊ
加してブロードキャスティング方式でＬＡＮＩＩに送信
する。次送信権の指定を受けたステーションは同様に次
送信権ステーションを指定するとともに、自ステーショ
ンの最新のデータに更新してＬＡＮＩＩに送信する。

一方、ＬＡＮ１．１上のデータベースのデータを必要と
するステーションは、当該ステーションのデータ処理手
段］２５では受信部１２］およびデータ弁別部］２４を
通して必要なステーションのデータを取り込んでアプリ
ケーションソフト処理を行い、必要に応じてデータ更新
処理を行い、更新データかあればデータ合成手段１２６
にてブタ合成を行って更新データバッファ１２７に格納
する。

従って、例えばＡ、Ｂ、Ｃの３つのステーションを持つ
ＬＡＮシステムの場合、Ａステーションがデータを送出
している時間ＴＡＳＢステーションがデータを送出して
いる時間Ｔ　Ｂ、Ｃステーションがデータを送出してい
る時間Ｔｃとすると、マクロ的に見たとき第４図に示す
ようにＴ周期で一巡しながらＬＡＮＩＩ上をデータベー
スが駆け巡りながら存在することになり、しかも常に最
新のデータと更新しながらＬ　Ａ　Ｎ　］、　１上にデ
ータベースが存在し、かつ、各ステーションは必要なデ
ータを随時得ながら所望とする処理を行うことができる
。

従って、以上のような実施例の構成によれば、予めＬ　
Ａ　Ｎ　］、、　Ｉ　Ｊ：を−巡する時間およびステー
ション数を考慮しながらデータベースフレームを構築す
ることにより、常にＬＡＮＩＩ上でデータベスを駆け巡
らすことができる。しかも、送信権を獲得したステーシ
ョンは常にＬＡＮ１．１上に最新のデータをブロードキ
ャスティングモードで送出するので、ＬＡＮＩＩ上に常
に更新された最新のデータベースを構築できる。さらに
、データを必要とするステーションは他のデータベース
ステンヨンにデータを要求せずにＬＡＮＩＩに対して要
求するので、非常に短い時間で所望とするブタを確実に
取得でき、分散処理システムのブタ処理の向上、ひいて
はシステムの信頼性を高めることができる。

なお、次送信権ステーンヨンの指定は必ずしも隣りのス
テーションである必要はなく、次送信権指定手段１２８
で定める任意のステーションであることは言うまでもな
い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、ＬＡＮ上にデータ
ベースを構築することにより、データを必要とするステ
ーションはＬＡＮ上にデータを要求することになるので
、所要のデータを短時間に取得でき、よって分散処理シ
ステムのデータ処理の向上、ひいてはシステムの信頼性
を高めることができる

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係わるＬＡＮのデータベ
ース構築方式を説明するために示したもので、第１図は
一般的なＬＡＮシステムの構成図、第２図は各ステーシ
ョンのブロック構成図、第３図はＬＡＮ上を駆け巡るデ
ータベースとなるフレーム構成図、第４図は各ステーシ
ョンのデータ保持時間および送信時間を説明する図であ
る。 １１・・ＬＡＮ、１２・・ステーション、１２２・ＣＨ
，Ｎｏ記憶部、１２３・・送信権判断手段、１２４・・
・データ弁別部、１２５・・・データ処理手段、１２６
・データ合成手段、］２７・・更新データバッファ、１
２８・次送信権指定手段。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各ステーションは予め定めた順序に基づいて送信権を受
   けると他のステーションのデータに自身のデータを付加
   してＬＡＮ上にデータベースを構築しつつＬＡＮ上を駆
   け巡らすとともに、送信権を得たステーションは自身の
   データを常に最新のデータに更新し、一方、データを必
   要とするステーションはＬＡＮに要求してデータベース
   の所望とするデータを取得することを特徴とするＬＡＮ
   のデータベース構築方式。