JPH0411782Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0411782Y2
JPH0411782Y2 JP9178486U JP9178486U JPH0411782Y2 JP H0411782 Y2 JPH0411782 Y2 JP H0411782Y2 JP 9178486 U JP9178486 U JP 9178486U JP 9178486 U JP9178486 U JP 9178486U JP H0411782 Y2 JPH0411782 Y2 JP H0411782Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
glass
colored
composite panel
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9178486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62203026U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9178486U priority Critical patent/JPH0411782Y2/ja
Publication of JPS62203026U publication Critical patent/JPS62203026U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0411782Y2 publication Critical patent/JPH0411782Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、軽量気泡コンクリートパネル(以下
「ALCパネル」という。)の少なくとも片面に、
着色した膨脹性接着剤によつて透明ガラスを貼設
した建築用の複合パネルに関するものである。
b 従来の技術 ALCパネルは、不燃性で軽量かつ断熱性に優
れているため建築物の外壁や間仕切に広く使用さ
れている。しかしながら、ALCパネルの表面に
は小さな凹凸があり、また表面強度が低いため表
面仕上材を施す必要がある。このため、ALCパ
ネルの表面に金属板、石綿スレート、化粧合板ま
たはタイル等を固着させた複合パネルが種々提案
されている。これらは表面強度が大きくかつ仕上
材の表面に自由な着色が可能であつたり、また仕
上材自体が特有の色調を持つものであつた。
c 考案が解決しようとする問題点 ところで、ガラスは耐久性、美観性等種々の優
れた性質を有しながら製品のほとんどが透明また
は半透明状のものであるため美観的に変化がとぼ
しく、また割れやすいことから複合パネルの表面
仕上材として使用されることが少なかつた。ま
た、着色ガラスを使用したい時でも所望の色調の
着色ガラスをその都度準備することは非常に手間
がかかり、かつその必要数量が少ない場合には非
常にコスト高になるという欠点を有していた。ま
た着色ガラスを接着剤を用いて接着すると、着色
ガラスの色調によつては接着剤の色が透けて見
え、美観を損うという問題点もあつた。
本考案は上述の如き問題点に鑑みて創案するに
至つたものであつて、その目的は、表面仕上材と
してガラスを用いた複合ALCパネルにおいて、
ガラスの色調を任意かつ低コストで変更可能にす
るとともに、ガラスが割れにくい構造にすること
にある。
d 問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するため本考案は、ALC
パネルの少くとも片面に、着色した膨脹性接着剤
によつて透明ガラスを貼設した複合パネルを提供
することにある。
e 実施例 以下、本考案に係る複合パネルの実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示すものであ
り、複合パネル1は、ALCパネル2の片面に、
着色した膨脹性接着剤4によつて透明ガラス3を
貼設して構成される。
この複合パネルの製造方法としては、まず着色
した膨脹性接着剤を準備する。膨脹性接着剤の着
色には通常の着色剤を混合して使用することがで
きるが、経年による色調変化を考慮すると、無機
系の着色剤を使用することが望ましい。
なお、着色剤は単独あるいは数種類を混合して
使用することができるため任意の色調のものを得
ることができる。
次に、着色した膨脹性接着剤をALCパネルお
よび透明ガラスの被着面となるそれぞれの面に均
一に塗布する。このとき、特にガラスへの接着剤
の塗布には細心の注意が必要である。すなわち、
ガラスの被着面に気泡が混入すると、接着後のガ
ラス表面に気泡が透けて見え、美観を損なう恐れ
がある。
このため、ガラスの被着面に接着剤を塗布した
時塗布面の反対側(ガラス表面側)から大気を透
かして見て、塗布ムラ、ピンホール等があればそ
の部分に再度接着剤を塗布し手直しする必要があ
る。
次に接着剤を塗布したALCパネルおよび透明
ガラスの被着面を重ね合せ、平板プレスで加圧
し、その加圧下で接着剤を固化させる。このよう
に加圧下で接着剤を固化させるため、ALCパネ
ルの表面の小さな凹部にも接着剤が十分に行き渡
り、かつ接着剤自体も膨脹性を有しているため透
明ガラスとALCパネルとは均一かつ確実に接着
することができる。
また、この時の加圧力を変えることにより、異
なつたパターンを得ることができる。すなわち、
約100Kg/m2で加圧すると、ALCパネルと透明ガ
ラスの間に着色された接着剤が万遍なく行き渡
り、均一な色調を得ることができる。一方、800
Kg/m2で加圧するとALCパネルの表面にある小
さな凹凸が直接ガラス被着面に当り、ウロコ状の
乱反射点が無数にあるパターンが得られる。した
がつて、この間の加圧力を適宜変化させることに
より種々のパターンを得ることも可能である。
第2図は、本考案の他の実施例を示すものであ
る。本実施例の複合パネルは、前記実施例の場合
と同様な方法によつて、ALCパネルの両面に、
加圧化にて透明ガラスを着色した膨脹性接着剤を
用いて貼設したものである。
なお、両実施例における透明ガラスは特に種
類、材質を限定するものではない。
f 考案の効果 以上説明したように本考案に係わる複合パネル
には、次のような効果がある。
(1) 着色接着剤を使用することにより、ガラスは
透明で済み、また使用数量の増減に対する対応
が容易にできるため非常に経済的であるととも
に、任意の色調を自由に選択することができ
る。
(2) 着色ガラスを接着剤で接着すると接着剤の色
が表面から透けて見える恐れもあるが、透明ガ
ラスを用いているのでその心配が全くない。
(3) 膨脹性接着剤を用いているから、平板プレス
の加圧力を適宜変えることにより、異なつた
種々のパターンを容易に得ることも可能であ
る。
(4) ガラス全面を接着剤で接着しているため、ガ
ラスが割れても飛散、落下する恐れがなく、防
災上きわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したものであつて、
第1図は複合パネルの断面図、第2図は別の実施
例による複合パネルの断面図である。 1……複合パネル、2……ALCパネル、3…
…透明ガラス、4……膨脹性接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軽量気泡コンクリートパネルの少なくとも片
    面に、着色した膨脹性接着剤によつて透明ガラ
    スを貼設したことを特徴とする複合パネル。 (2) 上記接着剤が、自己発泡性を有する膨脹性接
    着剤であることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の複合パネル。 (3) 上記接着剤が、無機質顔料にて着色された膨
    脹性接着剤であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の複合パネル。
JP9178486U 1986-06-16 1986-06-16 Expired JPH0411782Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9178486U JPH0411782Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9178486U JPH0411782Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62203026U JPS62203026U (ja) 1987-12-24
JPH0411782Y2 true JPH0411782Y2 (ja) 1992-03-24

Family

ID=30952893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9178486U Expired JPH0411782Y2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0411782Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62203026U (ja) 1987-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5634307A (en) Imitation stone surface apparatus and method
CA2248289A1 (en) Composite floor structure
US4463053A (en) Decorative panels and method of making same
JPH0411782Y2 (ja)
JPS6242786B2 (ja)
JP2002046199A (ja) 建築物又は構築物用表面装飾材及びその製造方法
CN2240433Y (zh) 轻质耐火复合板
CN2189607Y (zh) 单面可视彩印玻璃板
CN2263152Y (zh) 浮雕夜光板材
JPH0476151A (ja) 建築物表面仕上用シートの製造方法
KR20020092045A (ko) 장식판재 및 이의 제조방법 그리고 장식판재를 이용한벽면장식 방법
CN2295012Y (zh) 吸潮防火板
JPS6161980B2 (ja)
JPH03208950A (ja) 装飾板の製造法
CN2257843Y (zh) 翻篁复合板
JPH06115018A (ja) 防水化粧シートとその製造方法及び防水化粧シート複合パネル
CN2142392Y (zh) 金属纤维复合装饰板
RU3108U1 (ru) Панель декоративная
JPH04347251A (ja) 建築物表面仕上用シート
JPH0431398Y2 (ja)
KR0153075B1 (ko) 하니콤재층을 가진 건축용 칼라무늬 샌드위치 패널
JPH03158564A (ja) 型枠材及び建築物の表面処理方法
JPS584062A (ja) 装飾用被覆物
JPH01172285A (ja) 軽量気泡コンクリート外壁成形品
JPH1052884A (ja) 建築物用装飾パネルの製造方法