JPH04117766U - インクリボンカセツト - Google Patents
インクリボンカセツトInfo
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- JPH04117766U JPH04117766U JP2141291U JP2141291U JPH04117766U JP H04117766 U JPH04117766 U JP H04117766U JP 2141291 U JP2141291 U JP 2141291U JP 2141291 U JP2141291 U JP 2141291U JP H04117766 U JPH04117766 U JP H04117766U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 インク吸蔵体5を囲繞している壁体8に開口
部7を形成し、インク含浸体6を開口部7を塞ぐ姿勢で
当該開口部7周縁とインク吸蔵体5との間に挟着した。 【効果】 インク含浸体と補給ロールとの接触面積を充
分確保でき、しかも、インク含浸体を補給ロールに対し
て充分な圧接力で圧接できるものでありながら、インク
の吸蔵量を増やせる。
部7を形成し、インク含浸体6を開口部7を塞ぐ姿勢で
当該開口部7周縁とインク吸蔵体5との間に挟着した。 【効果】 インク含浸体と補給ロールとの接触面積を充
分確保でき、しかも、インク含浸体を補給ロールに対し
て充分な圧接力で圧接できるものでありながら、インク
の吸蔵量を増やせる。
Description
【0001】
本考案は、インクを吸蔵しているインク吸蔵体と、前記インク吸蔵体との接触
で当該インク吸蔵体に吸蔵されているインクが含浸されるインク含浸体と、前記
インク含浸体との弾性的な接触で当該インク含浸体に含浸されているインクが塗
布される補給ロールとが備えられ、前記補給ロールの回転で、当該補給ロールに
塗布されているインクが走行中のインクリボンに補給されるインクリボンカセッ
トに関する。
【0002】
冒記インクリボンカセットは、印字に使用した後のインクリボンに再度インク
を補給して、インクリボンを長期に亘って反復使用できるように構成したもので
あるが、従来、図6に示すように、インク吸蔵体01を囲繞している壁体02に
開口部03を形成し、棒状のインク含浸体04をこの開口部03を塞ぐ姿勢で壁
体02の内側に装着して、インク含浸体04自身を長手方向に弾性的に圧縮変形
させた際の弾性復元力で、当該インク含浸体04の開口部03から臨む端面を補
給ロール05に圧接させたものがある(例えば、実開平2−48353号公報参
照)。
【0003】
前記インクリボンカセットは、棒状のインク含浸体04の全体がインク吸蔵体
01を囲繞している壁体02の内側に装着され、インク含浸体04の長手方向へ
の圧縮変形にともなう反力を、壁体02内面と補給ロール05とで受け止める構
造となっているから、インク吸蔵体01を囲繞している壁体02の内側における
インク含浸体04の占める容積が大きくなり、インク吸蔵体01を収容できる容
積がその分小さくなるので、インクの吸蔵量が少なくなる欠点がある。
この欠点を解決する為に、例えばインク含浸体を細くして、インク吸蔵体の収
容容積を増やすことが考えられるが、この場合は補給ロールとの接触面積が小さ
くなって充分なインクを補給ロールに補給できないおそれがあり、又、インク含
浸体が座屈変形し易くなるから、インク含浸体を補給ロールに対して充分な圧接
力で圧接できないおそれがあるという欠点が新たに生じる。
本考案は上記実情に鑑みて成されたものであって、インク含浸体の補給ロール
に対する圧接構造を工夫することにより、インク含浸体と補給ロールとの接触面
積を充分確保でき、しかも、インク含浸体を補給ロールに対して充分な圧接力で
圧接できるものでありながら、インクの吸蔵量を増やせるインクリボンカセット
を提供することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成する為の本考案の特徴構成は、冒記インクリボンカセットにお
いて、前記インク吸蔵体を囲繞している壁体に開口部が形成され、前記インク含
浸体が前記開口部を塞ぐ姿勢で当該開口部周縁と前記インク吸蔵体との間に挟着
されている点にあり、かかる構成から次の作用効果を奏する。
【0005】
インク含浸体と補給ロールとの接触面積を減らすことなく、インク含浸体の下
側に入り込んでいるインク吸蔵体の分だけインク吸蔵体の収容容積を増やすこと
ができ、また、インク含浸体は、当該インク含浸体とインク吸蔵体との弾性変形
にともなう弾性復元力で補給ロールに対して圧接される。
【0006】
従って、インク含浸体と補給ロールとの接触面積を充分確保でき、しかも、イ
ンク含浸体を補給ロールに対して充分な圧接力で圧接できるものでありながら、
インクの吸蔵量を増やせる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】
〔第1実施例〕
図1は、液状インクを貯留しているカートリッジ式のインクタンクTが、上方
に開口する合成樹脂製の箱形ケース1aと箱形ケース1aの上方開口を塞ぐ合成
樹脂製の蓋ケース1bとを組み合わせてなるカセットケース1内に収納され、イ
ンクタンクTに貯留されている液状インクが走行中のエンドレスインクリボンR
に補給されるインクリボンカセットを示す。
前記カセットケース1には、左右一対のリボンガイド用腕2と、インクリボン
Rを折り畳み状態で収納しているリボン収納室3と、インクタンクTを収納して
いるインクタンク収納室4とが形成され、蓋ケース1bが当該蓋ケース1bに一
体形成してあるピンで嵌着固定されているとともに、前記一対のリボンガイド用
腕2間が、これら両者2に亘って走行するインクリボンRをインパクトドットヘ
ッド( 図示せず) により印字するための印字部Aに構成されている。
【0009】
前記インクタンクTは、液状インクを不織布や繊維或いはスポンジ等に吸収さ
せて貯蔵しているインク吸蔵体5と、インク吸蔵体5との接触で当該インク吸蔵
体5に吸蔵されているインクが含浸される板状のフェルト製インク含浸体6とを
、開口部7が形成されている合成樹脂製のケース8に収納して構成され、インク
含浸体6は開口部7を塞ぐ姿勢で当該開口部7周縁とインク吸蔵体5との間に挾
着されている。
前記リボン収納室3の入口側には、インクリボンRを印字部Aとリボン収納室
3とに亘って周回走行させるためのリボン駆動部9が設けられている。
前記リボン駆動部9はプリンター側からの動力を受けて駆動回転される駆動フ
ィードロール9aとこれに従動回転する補給ロール9bとを設けて構成され、こ
れら駆動フィードロール9aと補給ロール9bとの間にインクリボンRを挟持し
て、駆動フィードロール9aの駆動回転でインクリボンRがリボン収納室3から
引き出されて走行し、印字部Aを通過したインクリボンRは折り畳まれながらリ
ボン収納室3内に収納されるようになっている。
前記補給ロール9bはインク含浸体6とインク吸蔵体5とを強制的に弾性変形
させる状態で当該インク含浸体6に対して弾性的に接触しており、補給ロール9
bの回転にともなって、インク吸蔵体5からインク含浸体6に含浸された液状イ
ンクが補給ロール9bに塗布され、補給ロール9bに塗布された液状インクはイ
ンクリボンRに塗布されて、液状インクが塗布されたインクリボンRはリボン収
納室3内に収納される。
【0010】
〔第2実施例〕
図2は、第1実施例のインクタンクTにおける板状のインク含浸体6に代え、
インク含浸体6を長尺に形成してケース8内面とインク吸蔵体5との間に入り込
ませてある実施例を示す。
その他の構成は第1実施例と同様である。
【0011】
〔第3実施例〕
図3は、第1実施例のカートリッジ式のインクタンクTに代え、カセットケー
ス1に形成した壁体12で区画されるインク吸蔵体収納室10に、インク吸蔵体
5とインク含浸体6とを直に収納してある実施例を示し、インク含浸体6が壁体
12に形成してある開口部7を塞ぐ姿勢で当該開口部7周縁とインク吸蔵体5と
の間に挾着されている。
その他の構成は第1実施例と同様である。
【0012】
〔第4実施例〕
図4は、第1実施例のインクタンクTにおけるインク含浸体6を開口部7から
補給ロール9b側に延出させてある実施例を示す。
その他の構成は第1実施例と同様である。
【0013】
〔第5実施例〕
図5は、第1実施例のインクタンクTのケース8内側にインク含浸体6を係止
する係止片11を設けてある実施例を示す。
その他の構成は第1実施例と同様である。
【0014】
〔その他の実施例〕
ア.インク吸蔵体とインク含浸体とは、予め接着等の手段によって一体的に組付
けられていても良い。
イ.第1乃至第5実施例に示した構成を適宜組み合わせて実施しても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記
すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】インクリボンカッセトの内部を示す平面図
【図2】別実施例を示す要部断面平面図
【図3】別実施例を示す要部断面平面図
【図4】別実施例を示す要部断面平面図
【図5】別実施例を示す要部断面平面図
【図6】従来例を示す要部断面平面図
5 インク吸蔵体
6 インク含浸体
7 開口部
8 壁体
9b 補給ロール
12 壁体
R インクリボン
Claims (1)
- 【請求項1】 インクを吸蔵しているインク吸蔵体
(5)と、前記インク吸蔵体(5)との接触で当該イン
ク吸蔵体(5)に吸蔵されているインクが含浸されるイ
ンク含浸体(6)と、前記インク含浸体(6)との弾性
的な接触で当該インク含浸体(6)に含浸されているイ
ンクが塗布される補給ロール(9b)とが備えられ、前
記補給ロール(9b)の回転で、当該補給ロール(9
b)に塗布されているインクが走行中のインクリボン
(R)に補給されるインクリボンカセットにおいて、前
記インク吸蔵体(5)を囲繞している壁体(8),(1
2)に開口部(7)が形成され、前記インク含浸体
(6)が前記開口部(7)を塞ぐ姿勢で当該開口部
(7)周縁と前記インク吸蔵体(5)との間に挟着され
ていることを特徴とするインクリボンカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2141291U JPH04117766U (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | インクリボンカセツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2141291U JPH04117766U (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | インクリボンカセツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117766U true JPH04117766U (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=31907175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2141291U Pending JPH04117766U (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | インクリボンカセツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04117766U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360654B2 (ja) * | 1982-09-25 | 1988-11-25 |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP2141291U patent/JPH04117766U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6360654B2 (ja) * | 1982-09-25 | 1988-11-25 |
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