JPH04117586A - 磁気ストライプ処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （概要〕 媒体の移動速度を検出して媒体に設けた磁気ストライプ
のリード／ライト処理を補正する磁気ストライプ処理方
式に関し、 媒体の移動速度を検出して磁気ヘッドによるす−ド／ラ
イトの補正を行い、媒体の移動速度変動による影響を受
けないリード／ライト処理を可能にすることを目的とし
、 媒体の位置を検出して移動速度を算出するための媒体移
動変位検出用センサと、移動する媒体の磁気ストライプ
からデータをリードする固定の磁気ヘッドとを備え、上
記媒体移動変位検出用センサによって検出した媒体の位
置から算出した媒体移動速度をもとに、上記磁気ヘッド
によって媒体の磁気ストライプからリードしたデータに
ついて、移動速度変動に対応する補正を行って出力する
ように構成する。また、媒体移動速度をもとに、上記磁
気ヘッドによって媒体の磁気ストライプにライトするデ
ータについて、移動速度変動に対応する補正を行って書
き込むように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、媒体の移動速度を検出して媒体に設けた磁気
ストライプのリード／ライト処理を補正する磁気ストラ
イプ処理方式に関するものである。

金融端末装置において磁気ストライプを有する媒体（カ
ード、通帳など）を処理する方式として、磁気ヘッドを
媒体に対して移動するヘッド移動型と、磁気ヘッドを固
定して媒体を移動する媒体移動型がある。近年の金融端
末装置の小型化要求に伴い、磁気ヘッドを移動させるス
ペースおよび駆動用の機構の収納の困難性とあいまって
、これらが不要でしかも比較的単純な媒体移動型を使用
しなければならない場合が生じている。この際、媒体移
動型は、媒体上の磁気ストライプが磁気ヘッドを通過す
るときの速度変動が即、ジッタ成分となり、磁気ストラ
イプの読み出し、書き込みの双方に悪影響を与えてしま
うので、これを解決することが要求されている。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕従来の媒
体移動型の磁気ストライプ処理装置は、媒体の搬送精度
を十分に高くなるように機構を作成するか、あるいは搬
送速度の変動（磁気ストライプから見ればジッタ〉の影
響を受は難い記録密度や記録方式を選択するかしていた
。

しかし、前者の搬送機構の精度を上げると、その分複雑
化し、コストアップとなってしまう問題がある。また、
後者の記録密度や方式を変更すると、現在のようなより
多い情報を磁気ストライブ内に収納したいく記録密度を
上げたい、データの桁数を増やしたい）という要求に答
えることができないと共に、これらを変更してしまうと
従来の記録方式などとの互換性を維持できなくなってし
まうという問題がある。

本発明は、媒体の移動速度を検出して磁気ヘッドによる
リード／ライトの補正を行い、媒体の移動速度変動によ
る影響を受けないリード／ライト処理を可能にすること
を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

第１図を参照してＩｌｌ！を解決するための手段を説明
する。

第１図において、磁気ヘッド２は、移動する媒体６の磁
気ストライプ７からデータをリードしたり、データをラ
イトしたりする固定の磁気ヘッドである。

媒体移動変位検出用センサ１０は、媒体６の位置を検出
して移動速度を算出するためのセンサである。

媒体移動量算出部１３は、媒体移動変位検出センサ１０
からの信号をもとに、媒体６の移動量（単位時間当りの
移動量：移動速度）を算出するものである。

〔作用〕

本発明は、第１図に示すように、媒体移動変位検出用セ
ンサ１０によって検出した信号から媒体移動量算出部１
３が媒体６の媒体移動速度（単位時間当りの移動量）を
算出し、この媒体移動速度をもとに、磁気ヘッド２によ
って媒体６の磁気ストライプ７からリードしたデータに
ついて、移動速度変動に対応する補正を行って出力する
ようにしている。また、媒体移動速度をもとに、磁気ヘ
ッド２によって媒体６の磁気ストライプ７にライトする
データについて、移動速度変動に対応する補正を行って
書き込むようにしている。

従って、媒体６の移動速度を検出して磁気ヘッド２によ
るリード／ライトの補正を行うことにより、媒体６の移
動速度変動による影響を受けることなく、媒体６のリー
ド／ライト処理を行うことが可能となる。

〔実施例〕

次に、第１図から第４図を用いて本発明の１実施例の構
成および動作を順次詳細に説明する。

第１図（イ）は本発明の１実施例構成の正面図を示し、
第１図（ロ）は本発明の１実施例構成の底面図を示し、
第１図（ハ）は媒体移動変位量検出および補正ブロック
図を示す。

第１図（イ）、（ロ）において、挿入口１は、磁気スト
ライプ（ＭＳ）を持つ通帳などの媒体６を挿入する挿入
口である。

磁気へラド２は、媒体６の磁気ストライプ７からデータ
をリードしたり、データをライトしたりする固定した磁
気ヘッドである。

光学センサ３は、媒体６上のマーク、例えば通帳上のマ
ークを読むための光学センサである。

印字ヘッド４は、媒体６である通帳などに預は入れ金額
などを印字するものである。

プラテン５は、媒体６である通帳などを印字ヘッド４に
押圧して印字させるためのものである。

媒体６は、磁気ストライプ７を持つ通帳などの媒体であ
る。

磁気ストライプ（ＭＳ）７は、媒体６上に設けた磁気デ
ータをリード／ライトする磁気媒体である。

搬送用ローラ８は、媒体６を搬送するローラである。

搬送路９は、媒体６を搬送する搬送路である。

媒体移動変位検出センサ１０は、磁気ヘッド２によって
リード／ライトする媒体６の位置を検出して移動速度（
単位時間当りの移動量）を求めるためのセンサ（例えば
１次元センサ、ＣＣＤなと）である（第４図を用いて後
述する）。

第１図（ハ）において、Ａ／Ｄ変換器１）は、媒体移動
変位検出センサ１０によって検出したアナログの信号を
ディジタルの信号に変換するものである。

画素記憶メモリ１２は、Ａ／Ｄ変換器１）によってＡ／
Ｄ変換したディジタルの信号（媒体６から媒体移動変位
検出センサ１０である例えば１次元ＣＣＤによって検出
した画素の諧調信号）を記憶するものである。

媒体移動量算出部１３は、サンプリング用タイミング信
号発生器１９からのタイミング間の媒体６の移動量（−
媒体移動速度）を算出するものである（第４図を用いて
後述する）。

書込クロンク原発振器１４は、電圧によって発振するク
ロックを制御可能なＶＣＯ（電圧制御型の発振器）であ
って、媒体６の移動速度を補正するような書込クロック
を発振するものである。これにより、搬送用ローラ８に
よる媒体６の搬送速度が変動しても、この変動に対応し
て書込クロックを補正し、変動がないときの正規の位置
にデータを書き込むことが可能となる。

書込クロソクバンファ１５は、書込クロック原発振器１
４によって発振された書込クロックのバッファ（増幅器
）である。

書込データラッチ１６は、書込クロックバッファ１５か
ら入力された書込クロックに同期してライトデータを取
り込み、ＭＳライトデータとして磁気へラド２に入力し
て媒体６の磁気ストライプ（ＭＳ）７に書き込むための
ものである。

磁気ストライプデータ読出部１７は、磁気ヘッド２によ
って媒体６の磁気ストライプ７からリードしたデータ（
ＭＳリードデータ）について、媒体移動量算出部１３に
よって算出した媒体移動速度（サンプリング時間の間の
媒体６の移動量）をもとに、媒体６の変動がないときの
正規の位置から読み出したと同じように補正した時刻に
データを図示リードデータとして送出するものである。

これにより、リード時の媒体６の搬送による変動を補正
し、変動がないときと同じリードデータを送出すること
が可能となる。

次に、第２図ないし第４図を用いて第１図構成の動作を
詳細に説明する。

第２図は、本発明に係る磁気ストライブ処理フローチャ
ートを示す。

第２図において、■は、挿入口で媒体検出か否かを判別
する。ＹＥＳの場合には、■以陣を行う。

ＮＯの場合には、■を繰り返し行い、待機する。

■は、ＭＳ開始位置か否かを判別する。これは、第１図
挿入口１から吸入した媒体６の磁気ストライプ７が磁気
ヘッド２の位置に搬送され、ＭＳ開始位置にきたか否か
を判別する。ＹＥＳの場合には、■を行う、ＮＯの場合
には、■を繰り返し行い待機する。

■は、媒体変位を検出しながらＭＳのリード／ライトを
行う。これは、■ＹＥＳでＭＳの開始位置に媒体６が搬
送されてきたので、このときの媒体６について媒体移動
変位検出センサ１０によって当該媒体６を検出して媒体
移動量算出部１３が媒体の移動速度（サンプリング間の
移動距離）を算出し、この算出した移動速度をもとにリ
ードしたデータを補正して変動がないときの状態にした
リードデータを送出し、あるいはライトするデータの書
込クロックを補正して変動がないときの正規の位置にデ
ータを書き込むようにする。

■は、ＭＳ終了位置か否かを判別する。ＹＥＳの場合に
は、■で媒体の搬送を停止する。Ｎｏの場合には、■を
繰り返し行う。

以上の処理によって、媒体６の移動速度を検出しつつ媒
体６からリードしたデータを補正して出力したり、ある
いはライトするデータを補正して正規の媒体６の位置に
書き込むようにしている。

これにより、媒体６の移動速度にたとえ変動が発生して
も、この変動による影響を無くすことが可能となる。

第３図は、本発明に係る媒体変位検出／補正フローチャ
ートを示す。

第３図において、■は、イメージセンサの出力をＡ／Ｄ
変換する。これは、第１９媒体移動変位検出センサ１０
によって検出した媒体６の信号をＡ／Ｄａ換器１）によ
ってＡ／Ｄ変換する。

０は、変換されたデータをメモリに記憶する。

これは、■でＡ／Ｄ変換した後のディジタルの信号を画
素記憶メモリ１２に格納して記憶する。

０は、前回のデータと比較する。これは、０で画素記憶
メモリ１２に格納した前回のサブリング時のデータと、
今回のデータとを比較する。

■は、リード処理中か否かを判別する。ＹＥＳの場合に
は、［相］、０でリード時の補正を行う、ＮＯの場合に
は、［相］、［相］でライト時の補正を行う。

０は、ライト用の補正値を算出する。これは、第１図（
ハ）媒体移動量算出部１３が画素記憶メモリ１２に格納
されている前回のデータと、今回のデータとを比較し、
媒体６のサブリング間隔（あるいは複数のサンプリング
間隔）における移動量（−媒体移動速度）を求め、移動
速度の変動がないときの正規の媒体６の位置に書き込む
ための補正値を求める。

■は、ライトクロック用発振器に補正値を出力する。こ
れは、■で求めた補正値を書込クロック原発振器１４に
供給して書込クロックを発振して書込データラッチ１６
を介してＭＳライトデータを出力し、書き込む。

■は、データを更新し、次回に備える。

一方、［相］は、リード用の補正値を算出する。これは
、■と同様にして、第１図（ハ）媒体移動量算出部１３
が画素記憶メモリ１２に格納されている前回のデータと
、今回のデータとを比較し、媒体６のサブリング間隔（
あるいは複数のサンプリング間隔）における移動量（−
媒体移動速度）を求め、媒体６からリードしたデータに
ついて、移動速度の変動がないときの正規の媒体６の位
置からリードしたと同様にするための補正値を求める。

０は、リード用補正値を出力する。これは、＠で求めた
補正値に従って、磁気ストライプデータ読出部１７が媒
体６からリードしたＭＳリードデータについて、媒体移
動速度の変動を補正（出力する時間を調整して補正）し
て変動がない状態のリードデータを出力する。

■は、データを更新し、次回に備える。

第４図は、本発明に係る媒体移動変位検出説明図を示す
。

第４図において、ＡＳＢ、Ｃは、媒体６から媒体移動変
位検出センサ１０によって順次、例えばサンプグ周期毎
あるいは複数のサンプリング周期毎に読み取って画素記
憶メモリ１２に格納したデータを模式的にそれぞれ表し
たものである。

ここで、斜線の部分が媒体６の有りの黒・の部分、それ
以外が媒体６の無しの白の部分である。従って、この媒
体６の有りの黒レベルの部分の移動量Δ１）、Δ１８に
ついて各時間ｔで除算して媒体移動速度Ｖｉを下式のよ
うに求めることができる。

媒体移動速度Ｖ、−Δ１４／１（ｉ−正の整数ン　　・
　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　
・　・　・　・　・　・　（１）従って、この媒体移動
速度Ｖ、をもとに、リード時に、媒体６からリードした
データを送出するタイミングを補正して媒体６の搬送速
度の変動を補正したり、ライト時に、媒体６にデータを
書き込むタイミングを補正して書き込んだりすることに
より、リード／ライト処理時の媒体６の移動速度の変動
（ジッタ）を無くすことが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、媒体６の移動速
度を検出して磁気ヘッド２によるリード／ライトの補正
を行う構成を採用しているため、媒体６の移動速度変動
による影響を受けることなく、媒体６のリード／ライト
処理を行うことができる。これにより、小型、構造簡単
などの特質を持つ媒体移動型でもヘッド移動型に近い良
好なジッタ特性を持つ装置を実現できる。また、従来の
媒体移動型に対して最小限の改造でジッタ特性を改善で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例構成図、第２図は本発明に係
る磁気ストライブ処理フローチャート、第３図は本発明
に係る媒体変位検出／補正フローチャート、第４図は本
発明に係る媒体移動変位検出説明図を示す。 図中、１は挿入口、２は磁気ヘッド、３は光学センサ、
４は印字ヘッド、５はプラテン、６は媒体、７は磁気ス
トライプ、８は搬送用ローラ、９は搬送路、１０は媒体
移動変位検出センサ、１）はＡ／Ｄ変換器、１２は画素
記憶メモリ、１３は媒体移動量算出部、１４は書込クロ
ック原発振器、１５は書込クロンクバソファ、１６は書
込デークラッチ、１７は磁気ストライプデータ読出部、
１９はサンプリング用タイミング信号発生器を表す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）媒体の移動速度を検出して媒体に設けた磁気スト
   ライプのリード／ライト処理を補正する磁気ストライプ
   処理方式において、 媒体（６）の位置を検出して移動速度を算出するための
   媒体移動変位検出用センサ（１０）と、移動する媒体（
   ６）の磁気ストライプ（７）からデータをリードする固
   定の磁気ヘッド（２）とを備え、上記媒体移動変位検出
   用センサ（１０）によって検出した媒体（６）の位置か
   ら算出した媒体移動速度をもとに、上記磁気ヘッド（２
   ）によって媒体（６）の磁気ストライプ（７）からリー
   ドしたデータについて、移動速度変動に対応する補正を
   行って出力するように構成したことを特徴とする磁気ス
   トライプ処理方式。
2. （２）媒体の移動速度を検出して媒体に設けた磁気スト
   ライプのリード／ライト処理を補正する磁気ストライプ
   処理方式において、 媒体（６）の位置を検出して移動速度を算出するための
   媒体移動変位検出用センサ（１０）と、移動する媒体（
   ６）の磁気ストライプ（７）にデータをライトする固定
   の磁気ヘッド（２）とを備え、上記媒体移動変位検出用
   センサ（１０）によって検出した媒体（６）の位置から
   算出した媒体移動速度をもとに、上記磁気ヘッド（２）
   によって媒体（６）の磁気ストライプ（７）にライトす
   るデータについて、移動速度変動に対応する補正を行っ
   て書き込むように構成したことを特徴とする磁気ストラ
   イプ処理方式。