JPH04117275U - 水位調整装置 - Google Patents

水位調整装置

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JPH04117275U
JPH04117275U JP2851991U JP2851991U JPH04117275U JP H04117275 U JPH04117275 U JP H04117275U JP 2851991 U JP2851991 U JP 2851991U JP 2851991 U JP2851991 U JP 2851991U JP H04117275 U JPH04117275 U JP H04117275U
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water level
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宮崎隆行
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中に混在する異物に影響を受けない、水位
調整弁を提供する。 【構成】 調整池FP内で上流側水路2に連結した調整
弁3は、流入口と流出口へそれぞれ連通する長方形の開
口面を有する弁箱31と、流入口側開口面を開閉自在に
回動する断面凸レンズ状弁体と、弁体を偏心して軸支す
る弁軸とで構成されており、弁軸にフロート7を連結す
る。 【効果】 紐状,帯状の異物が弁箱内で絡まず通り抜け
る。耐久性が向上し、ウォータハンマの発生のおそれが
ない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はファームポンドや調整池などの水位を調整する装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
水位の調整のため上流側および下流側水路と連通する調整池を設け、上流側水 路と連結する調整弁を開閉して上流側から流入する水量を調整する水位調整装置 が従来から実施されている。 よく知られているのはバタフライ弁にフロートを組合せたもので、これは図6 に示すように、円筒状弁箱101、弁箱101を貫通し弁箱101に回動自在に 軸支された弁箱102、弁箱101内で弁軸102に固定された弁体103、弁 箱101の外側で連結部材104を介して弁軸102に連結されたフロート10 5を主要部材とする構造が簡単なものである。また弁の操作トルクも小さいから フロートも比較的小さくできるという利点もあって一般に採用されることが多か った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記従来の水位調整装置は、清浄な上水の貯水槽やタンク等の水位調 整に使用する場合は問題はないとしても、清浄でない農業用水のファームポンド や調整池等の水位調整に使用すると問題がある。すなわち農業用水には、土砂, 藻類等あらゆる形状の異物が混在しており、開弁状態においては弁体は弁箱の流 路内に流路を二分する状態で存在するから、蔦状や帯・紐状等の異物が弁体を跨 がるようにして絡みついて外れず、開閉不良や流量不足を防止するため、弁の使 用を停止して絡み付いた異物を取り除かねばならない。 また弁を開状態から閉鎖する際は全閉付近で、弁体弁座が異物を引きずるよう にして弁箱弁座に摺接するから、弁体弁座と弁箱弁座の間に硬質異物を噛み込み 、弁座が損傷するというトラブルが発生する。 本考案は以上に述べた課題を解決するために必ずしも清浄でない流水を取扱っ ても、混在する異物に影響を受けない水位調整装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る水位調整装置は、調整弁は流入口と流出口へそれぞれ連通する長 方形の開口面を有する弁箱と、流入口側開口面を開閉自在に回動する断面凸レン ズ状の弁体と、該弁体を偏心して軸支する弁軸とからなり、該弁軸にはフロート を連結することによって前記の課題を解決した。
【0005】
【作用】
本考案の調整弁は偏心回転弁と呼ばれる型式の一つであるが、とくに流入口、 流出口に連通する開口面が長方形であり、バタフライ弁のように流路の中央に弁 軸や弁体が立ち塞がっている訳ではなく、弁体は開弁時には弁箱の流路の妨げと ならない片隅に寄せられているから、蔦状や帯状・紐状などの異物が水中に混在 していても弁体に絡み付くことなく、ストレートに弁外へ排出される。 またこの型式の回転弁では開弁状態から閉鎖するときに全閉付近で弁体表面( 弁座面)の円弧面が異物を流入口側へ押し出すようにして弁箱の開口面(弁座面 )に密接するから、弁体弁座と弁箱弁座の間に異物を噛み込むおそれが少なく、 弁機能を害するトラブルがほとんど生じなくなる。
【0006】
【実施例】
図1は本考案に係る水位調整装置1を調整池(ファームポンド)FPに設置し た全体図であり、上流側の水路2に連結した調整弁3、調整弁3の弁軸に連結し た緩衝装置5、同じく弁軸に連結したフロート7、および下流側の水路8とで形 成している。 図2、図3(イ),(ロ)は調整弁3の実施例詳細を示し、調整弁の弁箱31は中 央部の弁体収納室32の周壁に両端部の流入口33および流出口34のそれぞれ に連通する角形の開口面35および36が設けられ、流入口33に連通する開口 面35の周縁に弁箱弁座37を形成する。 弁軸38A,38Bは弁箱31を貫通して回動自在に保持され、この弁軸に軸 支される弁体39は断面がレンズ状で表面が円弧状角形の弁体弁座40を形成し ている。 図3(ロ)は弁体弁座の動きを図示したもので、弁体弁座40の円弧面の中心は 全開状態においては点P0 にあるが、弁軸(中心O)の回動と共に円弧の軌跡を画 いて点B0 に達する。点B0 は弁箱弁座37の円弧面中心でもあるから、両円弧 は完全に一致して重なり合いこの点において弁を閉じる構成としている。 すなわち既に述べたとおり、開弁時には長い異物が絡み付くことなく弁内を通 り抜け閉弁するときには、全閉鎖付近で円弧状の弁体弁座40の面中心の軌跡は 流入口33に向う方向になるから、弁体弁座40の表面は水中に混在する異物を 流入口33側へ押し出すようにして弁箱弁座37の表面に密接するので、弁座3 7,40間に異物を噛み込むようなことはない。 また弁箱弁座37を流入口33に連通する開口面35の周縁に形成しているか ら、全閉時弁軸38A,38Bよりも上流側で止水されるので、弁軸軸受け部は ブッシュ41A,41Bのみで、シール機構を設ける必要はなく、パッキン抵抗 が生ぜず負荷トルクが小さくなるようになっている。
【0007】 次に緩衝装置5は図2に示すように調整弁3の弁軸38Aに取り付けられてい る。その構成の詳細は図4の(イ),(ロ)に示す。 弁軸38Aにキー42を介して連結するのは緩衝装置のロータ51であり、隔 壁52によって油室53A,53Bに分割されたケース54内へ回動自在に収容 されている。ロータ51は自ら円周面を二分割する羽根55を油室53A,53 B内へ突出しその先端がケース54の内周面に沿って回動する。ケース外で調整 弁56を介装した連結管57を各油室に結び、さらに隔壁52と羽根55との間 にある空間同士を交叉して相互に連結管58で結び、たとえば弁軸38が反時計 方向へ回動するときには空間Iにある調整油を排出して空間II内へ供給するよう になっており、調整弁56の開度を調整してロータ51に作用する抵抗を増減し 、回動速度を制御する。なお細かな部材としてはボルト59,ナット60によっ てカバー61、ケース54、フランジ62が一体的に組立てられ、ボルト63, ナット64によってフランジ62が弁箱31に固定される。フロート7は図1、 図2に示すように取付片71、ピン72、フレームレバー73、キー42,74 などの連結部材によって、調整弁3の弁軸38A,38Bに連結されており、両 端がピン75,76を介して取付片71と弁箱31に連結されてフレームレバー 73に平行な補助レバー77によって、回転しないようになっている。 図5は実施例の全体のイメージを示す斜視図である。
【0008】
【考案の効果】
本考案に係る水位調整装置は水中に混在する異物の悪影響に煩わされるおそれ がないから、清水だけでなく農水や下水の水路に介装して水位の調整を図るのに 好適である。すなわち維持管理が容易でトラブルが少なく耐久性に優れ信頼性が 高い。 また、流入口に連通する開口面を開閉するようにしているから、全閉鎖時弁軸 よりも上流側で止水されるので、弁軸軸受け部におけるシール機構を設ける必要 はなく、パッキン抵抗が生ぜず負荷トルクが小さくなって、フロート等の部材が 小型になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の正面図である。
【図2】この考案の実施例の横断平面図である。
【図3】(イ)は図2のA−A断面図、(ロ)は部分の拡
大図である。
【図4】(イ)はこの考案の実施例における緩衝装置の
横断平面図、(ロ)は(イ)のB-B断面図である。
【図5】この考案の実施例の斜視図である。
【図6】従来例の正面図である。
【符号の説明】
1 水位調整装置 2 上流側水路
3調整弁 5 緩衝装置 7 フロート
8 下流側水路 31 弁箱 33 流入口
34 流出口 35,36 開口面 38 弁軸
39 弁体 51 ロータ 53 油室
54 ケース FP 調整池

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側および下流側水路と連通する調整
    池内で上流側水路と調整弁を連結し、該調整弁の弁軸と
    水面上に浮上するフロートとを連結してフロートの昇降
    に連動して弁を開閉する水位調整装置において、調整弁
    は流入口と流出口へそれぞれ連通する長方形の開口面を
    有する弁箱と、流入口側開口面を開閉自在に回動する断
    面凸レンズ状の弁体と、該弁体を偏心して軸支する弁軸
    とからなり、該弁軸にはフロートを連結することを特徴
    とする水位調整装置。
JP1991028519U 1991-03-29 1991-03-29 水位調整装置 Expired - Lifetime JP2528587Y2 (ja)

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JP1991028519U JP2528587Y2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 水位調整装置

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JPH04117275U true JPH04117275U (ja) 1992-10-20
JP2528587Y2 JP2528587Y2 (ja) 1997-03-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283927A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Inax Corp ボールタップ
KR101346697B1 (ko) * 2012-05-03 2013-12-31 (주) 삼진정밀 침수방지밸브

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02203089A (ja) * 1989-01-31 1990-08-13 Katsuhiko Kosaka 液面制御弁

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