JPH041167Y2 - - Google Patents

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JPH041167Y2
JPH041167Y2 JP15110088U JP15110088U JPH041167Y2 JP H041167 Y2 JPH041167 Y2 JP H041167Y2 JP 15110088 U JP15110088 U JP 15110088U JP 15110088 U JP15110088 U JP 15110088U JP H041167 Y2 JPH041167 Y2 JP H041167Y2
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free roller
package
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free
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JP15110088U
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は糸の巻取装置に関し、特にその巻取装
置に使用し、パツケージに当接するフリーローラ
に関する。
〓従来の技術〓 従来この種の巻取装置においては、第3図に示
すように、糸が巻かれるパツケージ41の外周側
面にはフリーローラ42をほぼ一定の力で押しつ
けている。フリーローラ42は中心軸45の周囲
に軸受46を介して支持され、パツケージ41の
回転に応じ摩擦接触により自由に回転される。モ
ータ43はベルト44を介してプーリ47を駆動
し、パツケージ41を回転させ、パツケージの回
転によつて糸をパツケージに巻き取る。その際、
図示されないトラバース装置により、糸はパツケ
ージに対して所定のパターンでガイドされ、巻き
取られ、所定のチーズ或いはコーン形状を形成す
る。また、フリーローラ42の外周はなだらかな
円錐面のテーパをなし、クラウン効果によつてパ
ツケージが常時大径方向に導かれ安定した回転を
なすようにされる。従つて、フリーローラ42の
径は図中の点Aの径Daより点Bの径Dbを大径と
し、パツケージ41は常に大径側の点B側に推力
を受けている。
一方、フリーローラ端部の外周には一定間隔で
目盛50を付し、それをセンサ51で検出するこ
とによりフリーローラ42の回転数、即ち糸の巻
取り速度を検出し、インバータ52により周波数
信号に変換してモータ43を制御している。即
ち、パツケージの巻玉の径が増大する際、糸の巻
取り速度がそれについて上昇しないように、巻取
り速度に対応しているフリーローラ42の回転数
をセンサ51で検出することにより、糸の巻取り
速度が所定値になるようにモータ43をインバー
タ52で制御している。
〓考案が解決しようとする課題〓 上記のような従来の装置においては、パツケー
ジ41がフリーローラ42と接触する部分は、パ
ツケージ41の側面に広く分布していても、パツ
ケージ41がフリーローラ42を回転させる力を
伝達する中心となる点は、通常はパツケージの重
心Gの位置付近の点Pとなる。また、この接触点
Pはパツケージに対する糸巻きの密度によつて移
動し、パツケージの一端Aがゆるく巻かれ、他端
Bが堅く巻かれる時は、回転力伝達点PはB側に
移動することとなる。更にこの回転力伝達点P
は、巻玉の形状によつても異なることとなる。そ
の結果、接触点Pがフリーローラの小径Daの点
A側と大径Dbの点B側とでは、フリーローラ4
2の回転数を一定にしても巻取り速度は異なるこ
ととなる。例えば点Aと点Bとにおける直径Da
とDbとの間において、直径比が10%異なるとフ
リーローラを一定回転数Nとしても、巻取り速度
VはV=πDNの式により、10%異なることとな
る。その結果、巻取り状態に応じ、或いは巻玉の
形状により巻玉速度が変化する欠点があつた。
〓課題を解決するための手段〓 本考案は上記従来の装置の欠点を解消するた
め、モータで回転駆動され、糸が巻取られるパツ
ケージの外周にフリーローラを圧接する糸の巻取
装置において、フリーローラを軸方向に分割して
第1フリーローラ及びパツケージ外周の一部での
み接する第2フリーローラで構成し、第2フリー
ローラには該モータの回転数制御用の回転数検出
手段を設けたものである。
〓作用〓 本考案は以上のように構成することにより、パ
ツケージは第1フリーローラ及び第2フリーロー
ラと接触し回転するが、第1フリーローラとパツ
ケージとの接触点の移動にかかわらず、第2フリ
ーローラはパツケージの所定位置のみと接触す
る。従つて回転数検出手段を備えた第2フリーロ
ーラは、パツケージとフリーローラとの接触点が
第1フリーローラにおいて変化することがあつて
もほぼ一定状態で回転することとなる。
〓実施例〓 本考案の実施例を第1図に基ずいて説明する。
糸が巻かれるパツケージ1の外周側面には、フ
リーローラ8がほぼ一定の力で押しつけられてい
る。モータ3はベルト4を介してプーリ7を駆動
し、パツケージ1を回転可能とする。また、フリ
ーローラ8の外周面は全体として円錐面のテーパ
状をなし、クラウン効果によりパツケージ1に対
して軸方向に推力を与える。フリーローラ8は第
1フリーローラ2と第2フリーローラ15とより
なり、共に軸5に回転自在に支持されている。第
2フリーローラ15は第1フリーローラ2に比し
てその幅を小とし、その周面には回転数制御用基
準目盛10が設けてある。
上記構成において、モータ3を駆動してパツケ
ージ1を回転すると、パツケージ1の側周面は第
1フリーローラ2と第2フリーローラ15の外周
に当接し、その摩擦力で両フリーローラ2,15
を回転させる。パツケージ1が第1フリーローラ
2を回転させる回転力伝達点は、その面圧のほぼ
中心となるパツケージの重心近傍の点Pとなる。
一方、パツケージ1の一端Aと接触する第2フリ
ーローラ15は、パツケージ1とほぼ点A付近で
接触し回転させられる。
以上の構成からなる本考案において、モータ3
によりパツケージ1を回転すると、パツケージ1
の周側面は点P付近で第1フリーローラ2を回転
させ、かつ、点A付近で第2フリーローラ15を
回転させる。その時、第2フリーローラ15の回
転数をセンサ11で検出し、パツケージ1への糸
の巻取りによりパツケージの径が大きくなつて
も、糸の巻取り速度を一定に保つようにインバー
タ12でモータ3を駆動する周波数を制御する。
その結果、パツケージ1の巻糸密度変化によつ
て、或いは巻玉形状によつてパツケージ1と第1
フリーローラ2との接触点が変化しても、モータ
3の回転数に何ら影響を与えることない。また、
第2フリーローラ15についてみると、パツケー
ジ1との接触点は実質的に殆ど変化することがな
いので、パツケージ周速の検出は正確で、その検
出値にしたがつてモータ3はパツケージ1の径の
拡大に応じた糸速度の増大を、インバータ12に
よつて補償され、常に一定の巻取り速度となるよ
うに制御される。
上記実施例においては、パツケージ1の一端A
側と接触するフリーローラを第2フリーローラと
し、目盛10を設けたものであるが、第2図に示
されるようにパツケージ21の他端B側と接触す
るフリーローラを第2フリーローラ35としても
良い。この場合、第1フリーローラ22は中心軸
25に対し軸受26で自由回転可能に支持され、
第2フリーローラ25は軸受36で同様に支持さ
れる。また、第2フリーローラの端部外周には等
間隔の目盛30が設けられ、それをセンサ31で
検出して第2フリーローラ35の回転速度を検出
し、糸の巻取り速度を測定して、第1実施例同様
にパツケージ21駆動用モータを制御する。
他の実施例として、フリーローラ全体を三分割
し、回転数検出用目盛を備えた第2フリーローラ
を中心部に位置させても良い。
〓考案の効果〓 以上詳述した如く、本考案は、パツケージがフ
リーローラを回転させる回転伝達点が軸方向に変
化しても、糸の巻取り速度を測定するための基準
となる第2フリーローラとの接触点は実質的に殆
ど移動することはないので、常に安定したパツケ
ージ駆動モータの回転数制御が可能となり、糸の
巻取速度も安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の一部断面を示す
全体概要図、第2図は本考案の第2実施例の一部
断面を示す側面図、第3図は従来例の一部断面を
示す全体概要図。 1……パツケージ、2……第1フリーローラ、
3……モータ、4……ベルト、8……フリーロー
ラ、10……基準目盛、11……センサ、12…
…インバータ、15……第2フリーローラ、22
……第1フリーローラ、35……第2フリーロー
ラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータで回転駆動され、糸が巻取られるパツケ
    ージの外周にフリーローラを圧接する糸の巻取装
    置において、フリーローラを軸方向に分割して第
    1フリーローラ及びパツケージ外周の一部でのみ
    接する第2フリーローラとで構成し、第2フリー
    ローラには該モータの回転数制御用の回転数検出
    手段を設けてなることを特徴とする糸の巻取装
    置。
JP15110088U 1988-11-19 1988-11-19 Expired JPH041167Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15110088U JPH041167Y2 (ja) 1988-11-19 1988-11-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15110088U JPH041167Y2 (ja) 1988-11-19 1988-11-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0272276U JPH0272276U (ja) 1990-06-01
JPH041167Y2 true JPH041167Y2 (ja) 1992-01-16

Family

ID=31424840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15110088U Expired JPH041167Y2 (ja) 1988-11-19 1988-11-19

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JP (1) JPH041167Y2 (ja)

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JPH0272276U (ja) 1990-06-01

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