JPH04116603U - 蒸気タービン段落 - Google Patents
蒸気タービン段落Info
- Publication number
- JPH04116603U JPH04116603U JP2624791U JP2624791U JPH04116603U JP H04116603 U JPH04116603 U JP H04116603U JP 2624791 U JP2624791 U JP 2624791U JP 2624791 U JP2624791 U JP 2624791U JP H04116603 U JPH04116603 U JP H04116603U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separation chamber
- drain
- stator blade
- blade
- drain separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims abstract description 28
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 19
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動翼のチップ側後縁部から飛散する水滴を効
率よく回収する。 【構成】 内部ケーシング21には静翼環22,23を
介して静翼24、次段静翼25を固定し、該静翼24と
次段静翼25との間には動翼26を配設する。静翼環2
2,23及び内部ケーシング21に囲まれるごとくして
第1のドレン分離室27を設け、動翼26のチップ側後
縁部30から飛散した粒径の大きい水滴31を該室27
で受け、排出孔33を通して排出する。また、静翼環2
3の側壁には第2のドレン分離室28を設けると共に、
該室28と内部ケーシング21の壁面とを円周方向に数
個所設けたドレン排出管29により接続し、動翼26の
チップ側後縁部30から飛散した粒径の小さい水滴3
1′を該室28、該管29を通して排出する。
率よく回収する。 【構成】 内部ケーシング21には静翼環22,23を
介して静翼24、次段静翼25を固定し、該静翼24と
次段静翼25との間には動翼26を配設する。静翼環2
2,23及び内部ケーシング21に囲まれるごとくして
第1のドレン分離室27を設け、動翼26のチップ側後
縁部30から飛散した粒径の大きい水滴31を該室27
で受け、排出孔33を通して排出する。また、静翼環2
3の側壁には第2のドレン分離室28を設けると共に、
該室28と内部ケーシング21の壁面とを円周方向に数
個所設けたドレン排出管29により接続し、動翼26の
チップ側後縁部30から飛散した粒径の小さい水滴3
1′を該室28、該管29を通して排出する。
Description
【0001】
本考案は、湿り蒸気域で作動する蒸気タービン段落に関する。
【0002】
図2は従来の蒸気タービン段落の一例を示す図であり、内部ケーシング1の内
周側には静翼環2,3を介して静翼4、次段静翼5が固定されていると共に、該
静翼4と次段静翼5との間に位置するごとくして動翼6が配設されている。
【0003】
以上のような構成において、湿り蒸気7は、静翼4、動翼6及び次段静翼5を
通過して下流へ流れる。このとき、該湿り蒸気7に含まれる水滴8は、動翼6の
回転による遠心力で該動翼6のチップ側後縁部9に集積し、やがて該チップ側後
縁部9から飛散し、静翼環2,3及び内部ケーシング1で囲まれたドレン分離室
10に導かれる。この後、内部ケーシング1に放射状に設けられた複数個のドレ
ン排出孔11より、図示していない次段のドレン分離室又は復水器等に排出され
る。
【0004】
以上述べた従来の構成にあっては、動翼6のチップ側後縁部9から飛散した水
滴8は、粒径が大きいもの程、動翼6の接線方向に飛散し、ドレン分離室10内
にうまく導かれる。しかしながら、水滴8の粒径が小さくなると、動翼6を通過
する蒸気流の影響を受け、軸方向に傾いた状態で飛散する。このため、該飛散し
た水滴8が静翼環3の側壁に衝突し、ドレン分離室10に導かれることなく、再
び蒸気流に吸収されてしまい、その結果水滴の回収率が悪いという問題があった
。
【0005】
本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、動翼
のチップ側後縁部から飛散した水滴を効率よく回収できるようにした蒸気タービ
ン段落を提供することを目的とする。
【0006】
上記の課題を解決するために、本考案は、湿り蒸気域で作動する蒸気タービン
段落において、動翼出口と静翼入口との間の外周部に蒸気中の水滴を除去する第
1のドレン分離室を設けると共に、静翼環の側壁に第2のドレン分離室を設け、
該第2のドレン分離室と内部ケーシングの壁面とをドレン排出管で接続したもの
である。
【0007】
上記の手段によれば、動翼のチップ側後縁部から飛散した水滴は、その粒径に
よって、大きいものは直接第1のドレン分離室に導かれ、また比較的粒径の小さ
いものは第2のドレン分離室に流入して溜り、内部ケーシングに通じるドレン排
出管によって次段のドレン分離室又は復水器等へ排出される。
【0008】
以下、図1を参照して本考案の一実施例について詳細に説明する。図1は、本
実施例に係わる蒸気タービン段落を示す断面図である。
【0009】
図1において、符号21は内部ケーシングで、該内部ケーシング21には静翼
環22,23を介して静翼24、次段静翼25が固定されており、該静翼24と
次段静翼25との間には動翼26が配設されている。また、静翼環22,23及
び内部ケーシング21に囲まれるごとくして第1のドレン分離室27が設けられ
ている。この構成は図2に示した従来例と同様であるので、それ以上の説明は省
略する。なお、符号32は水滴を含んだ蒸気流、33はドレン排出孔を示す。
【0010】
本実施例の特徴とするところは、以上のような構成において、次段静翼25側
の静翼環23の側壁に第2のドレン分離室28を設け、該第2のドレン分離室2
8と内部ケーシング21の壁面とを円周方向に数個所設けたドレン排出管29に
より接続した構成としたところにある。
【0011】
以上のような構成にあっては、動翼26のチップ側後縁部30から飛散した水
滴31は、その粒径によって、大きいものは直接第1のドレン分離室27に導入
される。一方、比較的粒径の小さい水滴31′は、静翼環23の側壁に設けた第
2のドレン分離室28内に流入して溜り、この後、内部ケーシング21に通じる
複数のドレン排出管29により、図示しない次段のドレン分離室又は復水器等へ
排出される。
【0012】
以上述べたように、本考案によれば、蒸気タービン段落における静翼環の側壁
に第2のドレン分離室を設けた構成としたことにより、動翼のチップ側後縁部か
ら飛散し、静翼環側壁に衝突して再び蒸気流に吸収されていた水滴を、該第2の
ドレン分離室により効率よく分離回収できるようになった。その結果、タービン
性能の向上及び動翼の浸食被害の軽減を図ることができるという優れた効果を奏
する。
【図1】本考案の一実施例に係わる蒸気タービン段落を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】従来の蒸気タービン段落を示す断面図出ある。
21 内部ケーシング
22 静翼環
23 静翼環
24 静翼
25 次段静翼
26 動翼
27 第1のドレン分離室
28 第2のドレン分離室
29 ドレン排出管
Claims (1)
- 【請求項1】湿り蒸気域で作動する蒸気タービン段落に
おいて、動翼出口と静翼入口との間の外周部に蒸気中の
水滴を除去する第1のドレン分離室を設けると共に、静
翼環の側壁に第2のドレン分離室を設け、該第2のドレ
ン分離室と内部ケーシングの壁面とをドレン排出管で接
続したことを特徴とする蒸気タービン段落。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2624791U JPH04116603U (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 蒸気タービン段落 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2624791U JPH04116603U (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 蒸気タービン段落 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04116603U true JPH04116603U (ja) | 1992-10-19 |
Family
ID=31910780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2624791U Pending JPH04116603U (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 蒸気タービン段落 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04116603U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027903A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸気タービン内湿分除去装置 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP2624791U patent/JPH04116603U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027903A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸気タービン内湿分除去装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2534333B2 (ja) | オイル−空気分離器 | |
CN110005614A (zh) | 一种真空设备水气分离装置 | |
JPS5919792Y2 (ja) | エネルギ−回収装置 | |
JP5653659B2 (ja) | 蒸気タービンの車室構造 | |
US3104964A (en) | Gas pump with liquid removal means | |
JPH04116603U (ja) | 蒸気タービン段落 | |
JPH11343866A (ja) | ガスタ―ビンの圧縮機段のディフュ―ザのハウジング側における冷却空気取出し部 | |
US6375417B1 (en) | Moisture removal pocket for improved moisture removal efficiency | |
JP3350934B2 (ja) | 遠心型流体機械 | |
JP3815143B2 (ja) | 蒸気タービン | |
JP3663836B2 (ja) | 軸流蒸気タービンの低圧翼部のドレン除去構造 | |
JPS58152185A (ja) | 遠心流体ポンプ | |
JPS62168905A (ja) | タ−ビン湿分除去装置 | |
JP3004474B2 (ja) | 軸流回転機械 | |
JPS61216710A (ja) | 気流からミストを分離捕集する装置 | |
JP6813446B2 (ja) | 蒸気タービンのドレン排出構造及びその改造方法 | |
JPS61181801U (ja) | ||
JPS63176602A (ja) | 蒸気タ−ビン | |
JP5173646B2 (ja) | 蒸気タービン | |
JPH1122474A (ja) | セラミックタービン用スクロール | |
JPH08200007A (ja) | 蒸気タービンの湿分除去装置 | |
JPH0445816A (ja) | インタークーラのドレン回収装置 | |
JPH0717368Y2 (ja) | ミスト除去装置 | |
JP2500702Y2 (ja) | 気液二相流用遠心ポンプ | |
JPH0740828Y2 (ja) | 煙突のダスト除去装置 |