JPH04116046U - 小型移動農機におけるバツク装置 - Google Patents

小型移動農機におけるバツク装置

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JPH04116046U
JPH04116046U JP2724191U JP2724191U JPH04116046U JP H04116046 U JPH04116046 U JP H04116046U JP 2724191 U JP2724191 U JP 2724191U JP 2724191 U JP2724191 U JP 2724191U JP H04116046 U JPH04116046 U JP H04116046U
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JP
Japan
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transmission
belt
reversing
reverse
input shaft
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Pending
Application number
JP2724191U
Other languages
English (en)
Inventor
親則 伊藤
Original Assignee
三菱農機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン出力軸側の摩擦車に一定の巻き角θ
を有して、逆転伝動ベルトの裏面を圧接することによ
り、ミッションケースへの逆転駆動力を増大させ、確実
な伝動を行わせる。 【構成】 エンジン出力軸2とミッション入力軸6に伝
動ベルト9を介して伝達される動力をテンションクラッ
チ10操作により入切するようにし、ミッション入力軸
6を回動支点として上下方向に一体的に回動可能なベル
ト伝動体26を伝動ベルト9に平行して設け、該ベルト
伝動体26のタイトアーム20の先端部に複数の逆転テ
ンションプーリー22a、22bをプレート23に枢着
し、該逆転テンションプーリー22a、22bに掛け渡
された逆転伝動ベルト25裏面をエンジン出力軸側2の
摩擦車4に対して複数の逆転テンションプーリー22
a、22b間で一定の巻き角θを有して圧接し後進動力
を得るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型移動農機におけるバック装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小型移動農機におけるバック装置として、従来例えば実公平1−35091号 のものが提供されている。このものは、逆転テンションプーリーがエンジン出力 軸側の摩擦車に圧接して後進動力を得るようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のものは、単にバック時に逆転伝動ベルトを裏面の一箇所で エンジン出力軸側の摩擦車の周面に圧接して逆転動力を得るようにしたものであ るから、接触面が極めて少ない為に逆転動力伝達能力が劣るばかりか、逆転伝動 ベルトがスリップしやすく、走行部の負荷が大きくなるという課題が発生してい た。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、エンジンの出力軸から伝動ベルトを介してミッション入力 軸に伝達される動力をテンションクラッチ操作により入切すると共に、上記ミッ ション入力軸を回動支点として上下方向に一体的に回動可能なベルト伝動体を上 記伝動ベルトに平行して設けた小型移動農機において、前記ベルト伝動体は、前 記ミッション入力軸に設けた逆転用プーリーとミッション入力軸を中心に回動自 在なタイトアームと該タイトアームの先端に枢着されたプレートに取付けた複数 の逆転テンションプーリーと前記逆転用プーリーと複数の逆転テンションプーリ ーに掛け渡れた逆転伝動べルトを有し、該逆転伝動ベルト裏面をエンジン出力軸 側の摩擦車に対して前記複数の逆転テンションプーリー間で、一定の巻き角θを 有して圧接するようにして後進動力を得るように構成したことにより、上記従来 の課題を解決しようとするものである。
【0005】
【作用】
ベルト伝動体をエンジン出力軸から離反する方向に回動し、テンションクラッ チを「入」操作すれば、エンジンの動力は伝動ベルトを介してミッションに伝達 されて前進(正回転)動力が得られる。また、テンションクラッチを「切」操作 すると共に、ベルト伝動体を上記とは逆方向に回動させると、ベルト伝動体の先 端側に設けた複数のテンションプーリーに掛け渡した逆転伝動ベルトがエンジン 出力軸の摩擦車に巻き角θを有して圧接し、エンジンの動力はエンジン出力軸と は逆方向に回動せしめられる逆転伝動ベルトを介してミッションに伝達され後進 (逆回転)動力を得ることができる。
【0006】
【実施例】
本考案の構成を、図面に示した一実施例について、詳細に説明する。 図1乃至図10において、1はテーラ等の小型移動農機に搭載されたエンジン で該エンジン1の出力軸2にはエンジンプーリー3が固定されており、エンジン プーリー3には該エンジンプーリー3の内側に位置して摩擦車4が一体的に連設 されている。5はミッションを内蔵したミッションケースで、ミッション入力軸 6には正転用(前進用)プーリー7と逆転用(後進用)プーリー8が一体的に固 定さており、正転用プーリー7とエンジンプーリー3間には伝動ベルト9が掛け 渡されている。10は該伝動ベルト9のテンションクラッチ、11aはテンショ ンクラッチと操作レバーを連結するワイヤ、11bはテンションスプリング、1 1cはテンションプーリーである。
【0007】 ところで、上記ミッション入力軸6にはベアリング19を介してバック用タイ トアーム20が上下方向回動自在に支持されており、その回動先端部の支軸21 にはプレート23が枢着され、該プレート23には逆転テンションプーリー22 a、22bが回動自在に枢支されている。また、バック用タイトアーム20には ベルト伝動体26をエンジン出力軸2から離反する方向に回動した時に、プレー ト23が半時計方向に回動するのを規制する規制部材24が設けられている。該 プーリー22a、22bと前記逆転用プーリー8間には、逆転伝動ベルト25が 緊張状態に掛け渡されており、これらによりミッション入力軸6を回動支点とし て上下方向に一体的に回動可能なベルト伝動体26が構成されている。27は後 進レバーで、該後進レバー27はワイヤ28を介して上記アーム20に連結され ており、後進レバー27を握るとワイヤ28が引っ張られてバック用タイトアー ム20が下方に回動し、エンジン出力軸2に設けた摩擦車4に、逆転伝動ベルト 25の外周部が2つの逆転テンションプーリー22a、22b間で巻き角θに渡 り圧接するようになっている。29は復帰用スプリングである。
【0008】 また、14はハンドルであり図5乃至図7に示すようにハンドルフレーム15 には、これを左右方向に調節自在にするように回動調節座16が固設されており 、該回動調節座16には長穴と3つの窪み16a、16b、16cが設けてある 。また、機体側にはハンドルフレーム取付座17が設けられており、該ハンドル フレーム取付座17にも長穴と3つの窪み17a、17b、17cが穿設してあ り、そして回動調節座16とハンドルフレーム取付座17との窪みの位置を合わ せ、ノブボルト18によって締め付けてハンドルを固定するように構成されてい る。図8において12はエアクリーナの吸気口、13はエンジン1を始動させる リコイルスタータのリコイルフックの握り部が設けられており、該握り部13は 洗車時にエアクリーナへ水が直接進入するのを防止するためにエアクリーナ吸気 口12の前面に適当間隔を有して設けてあり、握り部13が吸気口全体を覆う様 になっている。また、図9及び図10に示すようにフェンダー30の両側には着 脱式のゴム板31が設けられており、該ゴム板31をロータリ32の外周に巻き つけた後、両端を固定するフック部33a、33b、33cを穴34a、34b 、34cに引っ掛けることによりロータリ32を付けたままでも路上走行するこ とができるようになっている。
【0009】 叙上の如き構成において、前進作業時にはテンションクラッチ操作レバー11 の「入」操作により、テンションプーリー11cを図2図示の如く上方に回動さ せ、エンジンプーリー3と正転用プーリー7間の伝動ベルト9を緊張させてエン ジン1の動力をミッションケース5内に伝達させる。
【0010】 また、機体移動中後退の必要が生じた場合は、クラッチ操作レバー11を「切 」操作してテンションプーリー11cを下方に回動し、前進の動力を断とする。 その後、後進用レバー27を操作しワイヤ28を引きアーム20を図2における 矢印イ方向に回動させ、該バック用タイトアーム20先端のプレート23に取り 付けた2つの逆転テンションプーリー22a、22bのうち、先端側の逆転テン ションプーリー22aに掛けられた逆転伝動ベルト25の外周部がエンジン出力 軸2の摩擦車4に接当した後、後端側の逆転テンションプーリー22bに掛けら れた逆転伝動ベルト25の外周部が該摩擦車4に接当して、巻き角θに渡り逆転 伝動ベルト25の裏面が摩擦車4に圧接される。このようにして、エンジン1の 出力軸2の回転方向とは逆方向の回転を得、その動力を逆転伝動ベルト25及び 逆転用プーリー8を介してミッション入力軸6、次いでミッションケース5内に 伝達し、該ミッションケース5内で適宜減速して後進速度を得るものである。
【0011】
【考案の効果】
上記したように本考案は、エンジンの出力軸から伝動ベルトを介してミッショ ン入力軸に伝達される動力をテンションクラッチ操作により入切すると共に、上 記ミッション入力軸を回動支点として上下方向に一体的に回動可能なベルト伝動 体を上記伝動ベルトに平行して設けた小型移動農機において、前記ベルト伝動体 は、前記ミッション入力軸に設けた逆転用プーリーとミッション入力軸を中心に 回動自在なタイトアームと該タイトアームの先端に枢着されたプレートに取付け た複数の逆転テンションプーリーと前記逆転用プーリーと複数の逆転テンション プーリーに掛け渡れた逆転伝動べルトを有し、該逆転伝動ベルト裏面をエンジン 出力軸側の摩擦車に対して前記複数の逆転テンションプーリー間で、一定の巻き 角θを有して圧接するようにして後進動力を得るように構成したから、ベルト伝 動体を上下方向に回動させるのみで後進動力を得られると共に、逆転伝動ベルト のエンジン出力軸の摩擦車に対する巻き角が大きくなり、ベルト伝動体のスリッ プが減少して逆転駆動伝達力が増大し、確実な伝動が可能になる等、有用な実用 的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】作用説明図である。
【図2】要部の側面図である。
【図3】要部の横断平面図である。
【図4】本考案を装備したティーラの全体斜視図であ
る。
【図5】ハンドルフレーム取付け状態を示す側面図であ
る。
【図6】回動調節座の平面図である。
【図7】ハンドルフレーム取付座の平面図である。
【図8】リコイルフック握り部の取付け状態を示す側面
図である。
【図9】フェンダーにゴム板を装着した状態を示す斜視
図である。
【図10】ロータリにゴム板を装着した状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジン出力軸 4 摩擦車 6 ミッション入力軸 9 伝動ベルト 10 テンションクラッチ 22a 逆転テンションプーリー 22b 逆転テンションプーリー 25 逆転伝動ベルト 26 ベルト伝動体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸から伝動ベルトを介し
    てミッション入力軸に伝達される動力をテンションクラ
    ッチ操作により入切すると共に、上記ミッション入力軸
    を回動支点として上下方向に一体的に回動可能なベルト
    伝動体を上記伝動ベルトに平行して設けた小型移動農機
    において、前記ベルト伝動体は、前記ミッション入力軸
    に設けた逆転用プーリーと、ミッション入力軸を中心に
    回動自在なタイトアームと、該タイトアームの先端に枢
    着されたプレートに取付けた複数の逆転テンションプー
    リーと、前記逆転用プーリーと複数の逆転テンションプ
    ーリーに掛け渡れた逆転伝動べルトを有し、該逆転伝動
    ベルト裏面をエンジン出力軸側の摩擦車に対して前記複
    数の逆転テンションプーリー間で、一定の巻き角θを有
    して圧接するようにして後進動力を得るように構成した
    ことを特徴とする小型移動農機におけるバック装置。
JP2724191U 1991-03-27 1991-03-27 小型移動農機におけるバツク装置 Pending JPH04116046U (ja)

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