JPH04115590U - 産業用ロボツトのアーム回動装置 - Google Patents

産業用ロボツトのアーム回動装置

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JPH04115590U
JPH04115590U JP2766691U JP2766691U JPH04115590U JP H04115590 U JPH04115590 U JP H04115590U JP 2766691 U JP2766691 U JP 2766691U JP 2766691 U JP2766691 U JP 2766691U JP H04115590 U JPH04115590 U JP H04115590U
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JP
Japan
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arm
rotation
rotating
operation force
linear actuator
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Application number
JP2766691U
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English (en)
Inventor
俊英 黒田
茂樹 藤長
重貴 越智
正和 小林
清 武内
潤子 桃崎
龍平 美藤
Original Assignee
新明和工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボット1の回動アーム5を所定範囲内で回
動させる駆動機構10の動力の無駄を防止して省力化を
図る。 【構成】 旋回コラム3と回動アーム5間にわたって駆
動機構10を設ける。駆動機構10は回動アーム5側に
枢支されたナット部材13と、旋回コラム3側に枢支さ
れた駆動モータ15と、ナット部材13に螺挿され、駆
動モータ15によって正逆駆動されるネジ軸14とを備
えている。回動アーム5の回動範囲内中央位置で、回動
操作力作用点Pにおける回動中心Q回りの接線方向Lに
対し、ネジ軸14の軸心方向Mが一定角度α傾斜されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザ加工用ロボット等の産業用ロボットのアーム回動装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図5に示される極座標型のレーザ加工用ロボット1があり、該ロボッ ト1は基台2上に上下方向の軸心回りに旋回自在に支持された旋回コラム3を備 え、旋回コラム3の上部に水平方向の軸心回りに回動自在に支軸4により支持さ れた回動アーム5を備えている。
【0003】 回動アーム5はその長手方向に伸縮自在な入れ子構造の伸縮アーム6を備え、 伸縮アーム6の突出端側には、伸縮方向の軸心回りに回動自在に第1回動体7が 取り付けられると共に、第1回動体7の回動軸心と直交する方向の軸心回りに第 2回動体8が回動自在に取り付けられている。さらに第2回動体8には、トーチ 9が第2回動体8の回動軸心に直交する方向に沿って取り付けられている。
【0004】 そして、回動アーム5内に導入されたレーザービームは回動アーム5,伸縮ア ーム6,第1回動体7,第2回動体8,およびトーチ9内を順次通過して、トー チ9の先端よりワークに照射され、溶接や切断等の加工処理を施すよう構成され ている。
【0005】 また旋回コラム3の一側には、回動アーム5を支軸4の軸心回りに回動操作す るためのリニアアクチュエータ機構としての駆動機構10が設けられており、該 駆動機構10は図5および図6に示される如く、回動アーム5の一側に突設され た支持筒11に軸受12を介して回動自在に支持されたナット部材13と該ナッ ト部材13に進退自在に螺挿されたネジ軸14と、ネジ軸14の下端部に装着さ れ、ネジ軸14を軸心回りに正逆駆動させる駆動モータ15と、旋回コラム3よ り突設された支持アーム16に回動自在に枢支され、前記駆動モータ15が装着 されるモータ支持台17とから主構成されている。なお、ナット部材13とネジ 軸14とのネジ構造は、ボールネジ構造とされている。また、回動アーム5、ナ ット部材13およびモータ支持台17の回動軸心は互いに平行となるよう配設さ れている。
【0006】 そして図5および図7に示される如く、回動アーム5の水平姿勢Aを中心とし て、回動アーム5は上下に一定角度θ1 ,θ2 (θ1 =θ2 )ずつ回動操作可能 に構成されており、また回動アーム5の水平姿勢Aにあってはネジ軸14の軸心 が旋回コラム3の旋回軸心に平行な上下方向に指向するよう構成されていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記構造の駆動機構10にあっては、図8に示される如く、回動アーム5が水 平姿勢Aの際、ネジ軸14の軸心方向Mが回動アーム5とナット部材13の枢支 点即ち回動操作力作用点P位置で、回動アーム5の支持軸心、即ち回動中心Q回 りの接線方向Lに指向しており、駆動モータ15の駆動によって発揮されるネジ 軸14の軸支心方向の推力Fが有効に回動操作力Faとして作用する。次に、回 動アーム5が上下に回動するに伴ってネジ軸14の軸心方向Mが回動操作力作用 点P位置での回動中心Q回りの接線方向Lに対し漸次傾斜角度が大きくなり、ネ ジ軸14の軸心方向の推力Fの前記接線方向成分のみが回動操作力として作用す る。そして図8に示される如く、トーチ9側が最上位置となる上向き姿勢Bとさ れた際には、回動操作力はFbとなり、トーチ9側が最下位置となる下向き姿勢 Cとされた際には回動操作力はFcとなる。図3はこれら、回動アーム5の水平 姿勢Aからの回動角度と回動操作力との関係を示しており、回動アーム5が上向 き姿勢Bとされた際の回動操作力Fbが最も小さく、この状態においても回動ア ーム5を回動操作可能となるよう駆動モータ15の出力を決定する必要があり、 比較的大出力の駆動モータ15が選定されていた。
【0008】 従って、駆動モータ15の大型化を招くと共に、他の回動操作範囲における回 動アーム5の回動操作時は動力の無駄が多くなるという欠点があった。
【0009】 そこで、本考案は上記問題点に鑑み、回動操作力の均等化により、リニアアク チュエータ機構の省力化を図り、動力の無駄防止を図った産業用ロボットのアー ム回動装置を提供すること目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための技術的手段は、コラム側に所定の支持軸心回りに回 動自在にアームが枢支され、コラム側もしくはアーム側のいずれか一方側にリニ アアクチュエータ機構の駆動部側が枢支されると共に、他方側にリニアアクチュ エータ機構の従動部側が枢支され、リニアアクチュエータ機構の前記両枢支位置 間距離を伸縮作動させることにより、アームを前記支持軸心回りに所定の回動範 囲内で回動操作自在とした産業用ロボットのアーム回動装置において、アーム回 動範囲の両端位置で、アームの支持軸心回りの回動操作力が同一となるように、 アーム回動範囲の中央位置で、アーム側の回動操作力作用点における支持軸心回 りの接線方向に対し、リニアアクチュエータ機構の伸縮方向が一定角度傾斜して 設定されてなる点にある。
【0011】
【作用】
本考案によれば、アーム回動装置の中央位置で、アーム側の回動操作力作用点 における支持軸心回りの接線方向に対し、リニアアクチュエータ機構の伸縮方向 が予め、一定角度傾斜されており、アーム回動範囲の両端位置でそれぞれ同一の アームの支持軸心回りの回動操作力が発揮できるよう構成されているため、回動 操作力のアンバランスが是正され、ここに回動操作力の均等化が図れ、動力の無 駄を防止してより有効に回動操作力が得られ、リニアアクチュエータ機構を省力 化できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1は極座標型のレーザ 加工用ロボット1の全体図を示し、前述した従来例と同様構成部分は同一符号を 付して説明を省力する。
【0013】 本実施例におけるリニアアクチュエータ機構としての駆動機構10は前述同様 、回動アーム5の一側に回動自在に支持された従動部側としてのナット部材13 と、旋回コラム3側に回動自在に枢支されたモータ支持台17上に装着された駆 動部側としての駆動モータ15と、駆動モータ15によって正逆回転駆動され、 かつ前記ナット部材13に進退自在に螺挿されたネジ軸14とを備えてなり、図 1および図2に示される如く、回動アーム5が水平姿勢Aの際、回動アーム5と ナット部材13の枢支点、即ち回動操作力作用点P位置で、回動アーム5の支持 軸心、即ち回動中心Q回りの接線方向Lに対し、ネジ軸14の軸心方向Mが所定 角度α傾斜した状態となるよう構成されている。
【0014】 この傾斜角度αは図3に示される回動角度と回動操作力とその関係から求める ことができる。即ちθ1 +θ2 =θ1 ′+θ2 ′の関係を満たし、かつ回動角度 θ1 ′およびθ2 ′の際の回動操作力Fdが同一の値となる位置を求め、その回 動範囲の中心位置と回動アーム5の水平姿勢Aとの角度から前記傾斜角度αを設 定する。
【0015】 そして図1に示される回動アーム5の水平姿勢Aより駆動モータ15を駆動さ せ、ネジ軸14を軸心回りに正逆回転させれば、ネジ軸14に螺挿されているナ ット部材13はネジ軸14の軸心方向Mに沿って螺進もしくは螺退され、ここに ナット部材13の枢支点、即ち回動操作用点Pと、駆動モータ15側枢支点Rと の相互間距離が伸縮作動され、この伸縮作動に伴って回動アーム5が回動中心Q 回りに回動操作される。
【0016】 この場合、回動アーム5が水平姿勢Aより所定角度θ1 回動操作された下向き 姿勢Cまで移動する際の回動操作力Fは図3における回動角度・回動操作力曲線 に沿ってS1 からS2 まで移動する。また回動操作アーム5が水平姿勢Aより所 定角度θ2 回動操作された上向き姿勢Bまで移動する際の回動操作力Fは図3に おける回動角度・回動操作力曲線に沿ってS1 からS3 まで移動する。そしてこ の上向き姿勢Bおよび下向き姿勢Cにおいては、図2に示される如く、ネジ軸1 4の軸心方向が互いに一致する関係となる。
【0017】 以上のように、本実施例によれば、図3に示される回動角度・回動操作力曲線 における上向き姿勢Bでの回動操作力Fdと下向き姿勢Cでの回動操作力Fdと が同一とされ、ここに回動操作力のアンバランスが是正され、回動操作力が均等 化され、最小の回動操作力Fdであっても従来の構造における最小の回動操作力 Fbよりも大きな回動操作力を得ることができる。従って、回動操作力の効率の よい範囲を使用する方式であり、動力の有効利用による省力化が図れ、ここに動 力の無駄が防止でき、より小出力の駆動モータ15を選定することができ、小型 軽量化が図れる。
【0018】 図4は第2実施例を示しており、ネジ軸14の軸心方向Mは従来同様上下方向 とされている。そしてナット部材13の枢支点、即ち回動アーム5の回動中心Q と回動操作力作用点Pを通る直線Nが水平線Hに対し所定角度α傾斜するように 設定されており、ここに接線方向Lに対しネジ軸14の軸心方向Mが所定角度α 傾斜した状態とされる。
【0019】 なお、上記実施例において、リニアアクチュエータ機構として、ナット部材1 3,ネジ軸14,駆動モータ15等を用いた構造を示しているが、油圧シリンダ 等を用いる構造であってもよく、油圧シリンダの場合には、例えばシリンダケー ス側を旋回コラム3側に枢支し、ピストンロッド側を回動アーム5側に枢支する 構造とすればよい。また水平姿勢Aを中心として上下に同一角度回動操作する構 造を示しているが、回動操作範囲の中央位置は水平でなくてもよく、さらにアー ムの回動方向も上下方向に何等限られない。
【0020】
【考案の効果】 以上のように、本考案の産業用ロボットのアーム回動装置によれば、アーム回 動範囲の両端位置で、アームの支持軸心回りの回動操作力が同一となるように、 アーム回動範囲の中央位置で、アーム側の回動操作力作用点における支持軸心回 りの接線方向に対し、リニアアクチュエータ機構の伸縮方向が一定角度傾斜して 設定されてなるものであり、リニアアクチュエータ機構による回動操作力のアン バランスが是正でき、リニアアクチュエータ機構の動力を効率よく利用できる範 囲を使用して回動操作力の均等化が図れ、ここにリニアアクチュエータ機構の省 力化が図れると共に、動力の無駄防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す側面図である。
【図2】同要部の作動説明図である。
【図3】回動アームの回動角度と回動操作力との関係図
である。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部側面図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
【図6】同一部断面平面図である。
【図7】従来例における要部の作動説明図ある。
【図8】従来例における各位置での回動操作力の説明図
である。
【符号の説明】
1 ロボット 3 旋回コラム 4 支軸 5 回動アーム 10 駆動機構 13 ナット部材 14 ネジ軸 15 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 正和 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内 (72)考案者 武内 清 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内 (72)考案者 桃崎 潤子 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内 (72)考案者 美藤 龍平 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産業機械事業部内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラム側に所定の支持軸心回りに回動自
    在にアームが枢支され、コラム側もしくはアーム側のい
    ずれか一方側にリニアアクチュエータ機構の駆動部側が
    枢支されると共に、他方側にリニアアクチュエータ機構
    の従動部側が枢支され、リニアアクチュエータ機構の前
    記両枢支位置間距離を伸縮作動させることにより、アー
    ムを前記支持軸心回りに所定の回動範囲内で回動操作自
    在とした産業用ロボットのアーム回動装置において、ア
    ーム回動範囲の両端位置で、アームの支持軸心回りの回
    動操作力が同一となるように、アーム回動範囲の中央位
    置で、アーム側の回動操作力作用点における支持軸心回
    りの接線方向に対し、リニアアクチュエータ機構の伸縮
    方向が一定角度傾斜して設定されてなることを特徴とす
    る産業用ロボットのアーム回動装置。
JP2766691U 1991-03-28 1991-03-28 産業用ロボツトのアーム回動装置 Pending JPH04115590U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378713B1 (ko) * 2000-06-01 2003-04-07 최형식 보행로봇의 다리관절 구조

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