JPH0411551A - 索道装置におけるブレーキトルクの制御法 - Google Patents

索道装置におけるブレーキトルクの制御法

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JPH0411551A
JPH0411551A JP11349790A JP11349790A JPH0411551A JP H0411551 A JPH0411551 A JP H0411551A JP 11349790 A JP11349790 A JP 11349790A JP 11349790 A JP11349790 A JP 11349790A JP H0411551 A JPH0411551 A JP H0411551A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は索道装置におけるブレーキトルクの制御法に係
り、詳しくは、例えば原動滑車と従動滑車との間に張架
された支曳索に懸架しているリフト搬器などを、常時所
定の減速度で停止させることができるようにしたブレー
キトルクの制御方法に関するものである。
〔従来の技術] スキーリフトなどの循環式索道装置においては、例えば
、山頂駅舎に設置された原動滑車を介して、支曳索を握
索しているリフト搬器が一定速度で搬送されるようにな
っている。そのリフト搬器はキャビンやクワッドなどで
あり、それに備えられた握索器でもって支曳索を挟持し
、また、支曳素より離脱することができる。
このような循環式索道装置にあっては、例えば握索不良
が発生したり、天候が急変するなどの緊急事態が生じた
とき、支曳索を停止させるための油圧開放式ブレーキ装
置が駆動機構に取り付けられている。このブレーキ装置
は、ブレーキパッドと一体のピストンを制動方向へ押圧
するスプリングと、ブレーキパッドを制動解除させる油
圧シリンダとよりなる。
制動させる場合は、スプリングの弾発力に抗してブレー
キパッドを反制動方向へ作動させている圧油室の油圧を
導出させ、スプリングの弾発力でピストンを押し出し、
原動滑車をブレーキパッドで挟圧させるようにしている
。一方、制動を解除している間は圧油室に高圧油が供給
され、スプリングの弾発力に抗してピストンを退避させ
るようにしている。
ところで、循環式索道装置が稼働状態に入ると、圧油開
放式ブレーキ装置は、当初に設定された一定の制動力を
発揮するように調整される。すなわち、スプリングの弾
発力は所望以上の制動力を発揮するように選定され、試
運転の段階で所定の制動力が得られるように、圧油室の
開放残圧が予め調整される。以後は、圧油室の残圧が変
更されることなく、スプリングが残圧に抗して復元する
力でもって制動されるようになっている。
一方、リフト搬器が支曳索を順次握索して上昇・反転・
下降を繰り返す間に、積載状況や移行方向に変化が生じ
る。また、リフト搬器が間引き運転されることもあって
、制動力をほぼ一定にした油圧開放式ブレーキ装置によ
ると、支曳索すなわちリフト搬器の減速度がその都度具
なることになる。例えば、上昇側のリフト搬器が満面状
態にあり下降側が空荷のときは支曳索が停止しやすく、
その逆では停止しにくい傾向にある。前者では減速度が
大きくなり、後者では小さくなる。したがって、急激な
制動状態となる前者の場合にはリフト搬器が揺動し、乗
客に不快感を与えたり、積荷が脱落しやすくなり、後者
の場合には緩速状態の長引くことによる不安感を与え、
思わぬトラブルの発生を招く問題がある。
本発明は上述の問題に鑑みなされたもので、その目的は
、リフト搬器の積載状態やリフト搬器自体の搬送数が変
化するなど時として異なる負荷状態下で駆動される索道
装置の運転状況に応じて、支曳索を常に略一定の減速度
で停止させることができるようにしたブレーキトルクの
制御法を提供することである。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、支曳索に懸架されたリフト搬器を、その支曳
索の移動により運搬し、そのリフト搬器の移行を停止さ
せるとき、支曳索を移動させている駆動機構の圧油開放
式ブレーキ装置によって制動力を発揮させるようにして
いる索道装置に適用される。
その特徴とするところは、第1図および第3図を参照し
て、駆動機構2Aを作動させている電動機6の負荷電流
値を検出し、その電流値に応じて、圧油開放式ブレーキ
装置1内のスプリング15で制動方向に付勢されるピス
トン12の制動力を、反スプリング側の圧油室13の圧
力を調整して変更させ、支曳索4の減速度がリフト搬器
5(第2図(b)参照)における積載状態の大小の如何
を問わず、略一定となるようにしたことである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、支曳索を駆動する電動機の負荷電流値
に応じて、支曳索すなわちリフト搬器を停止させるため
の圧油開放式ブレーキ装置における制動力を、その都度
調整することができる。したがって、リフトa器の積載
量の変化や種々の運転形態をとっている場合でも、その
リフト搬器を略一定の減速度で停止させることができる
。その結果、リフト搬器の搭乗者が停止の際の象、激な
ショックや揺れによる不安や不快を感しることなく、ま
た、積載物の脱落も回避され、さらには、支曳索に懸架
されたリフ)11G器の車輪がガイドレールから外れる
といったトラブルの発生も解消される。
〔実 施 例〕
以下、本発明が適用される索道装置ならびにブレーキト
ルクの制御法を、図面に基づき詳細に説明する。
本例の索道装置は循環式であり、第3図に示す駆動機構
2Aを構成する原動滑車2が、例えば山頂駅舎に立設さ
れた出力軸6fの上端に取り付けられている。その出力
軸6fは、ギヤーカップリング6e、主減速機6d、ユ
ニバーサルジヨイント6c、副減速機6b、ユニバーサ
ルジヨイント6aを介して、−階フロアに直列配置した
二基の電動機6.6に接続されている(第4図参照)。
一方、山麓駅舎には第2図(a)に示す従動滑車3が配
置され、両滑車2.3間に支曳索4が張架されている。
その支曳索4は、山頂駅舎と山麓駅舎間に立設される複
数の支柱(図示せず)の上部に設けられる各滑車で案内
されながら、循環するようになっている。そして、原動
滑車2の外周部には、第5図に示すように、支曳索4の
移動を停止させる圧油開放式ブレーキ装置1,1が取り
付けられている(第6図参照)。
上記の圧油開放式ブレーキ装置1は、第1図に示すブレ
ーキバッド9を備え、原動滑車2の周囲一部を固定パッ
ド7とで挟圧することにより制動力を発揮し、後述する
ようにしてブレーキパッド9が退避すると、制動が解除
されるようになっている。なお、ブレーキバッド9や固
定バッド7は駆動機構2Aのいずれかの軸に設けられる
図示しないディスクを挟圧するようにしておいてもよい
ちなみに、山麓駅舎には、支曳索4に所定の張力を与え
る緊張装置や、支曳索4から離脱させたリフト搬器5(
第2図Φ)参照)を格納する収容庫が設けられる。リフ
ト搬器5を支曳索4に懸架するためにリフト搬器5の上
部に設けられる握索器(図示せず)としては、例えばデ
タッチャー式のものが採用され、それに備えられている
レバーを原動滑車2や従動滑車3の近傍に設置されたガ
イドで案内して揺動させると、支曳索4を挟持したり離
脱することができるようになっている。
前記した圧油開放式ブレーキ装N1におけるブレーキバ
ッド9は、第1図に示すように、ピストンロンド10の
一端に取り付けられ、制動機枠8と一体になっている油
圧シリンダ11内のピストン12と一体的に移動するよ
うになっている。その油圧シリンダ11には、ピストン
12を原動滑車2側へ付勢するスプリング15が内装さ
れている。
油圧シリンダ11は、ピストン12によって圧油室13
とスプリング室14とに画成されている。
第一油路20からスプリング15の弾発力より大きい圧
油が圧油室13に供給されると、スプリング15が縮小
してピストン12が押し上げられ、ブレーキパッド9が
原動滑車2の上面2aから離反し、制動が解除される。
そして、逆に、後述するバランシングバルブ26によっ
て規制された圧力まで圧油室13が減圧されると、スプ
リング150弾発力と残圧との差でもって、制動力が発
揮されるようになっている。
ところで、スキーリフトなどでは、営業運転終了後にリ
フト搬器5であるキャビンやクワッドなどが取り外され
る(第2図Φ)および(q)参照)。翌朝の営業開始前
に支曳索4が移動され、山麓駅舎の収容庫からキャビン
5を出庫して、それぞれの握索器で上昇する支曳索4に
懸架される(第2図(b)参照)。
第2図(C)から第2図(e)のようにして、支曳索4
に所定数のキャビン5を懸架させた状態で営業が開始さ
れ、第2図(f)中の黒印のようにキャビン5にスキー
ヤ−が搭乗する。スキーヤ−を山頂駅舎に運搬するだけ
の場合には、スキーリフトの運転状態は第2図(6)の
ようになる。例えば夏場などに観光客を運搬する場合に
は、第2図th)ないし第2図(1)のような状態とな
る。営業を終了すると、第2図(ロ))から第211J
(p)のようにしてキャビン5が回収され、第2図(q
)のように支曳索4にキャビン5が懸架されない状態に
しておき、支曳索5の移動が停止される。
このようにスキーリフトにおいては、支曳索4にキャビ
ン5が懸架されたりされなかったり、またその懸架数が
異なったり、上りの支曳索4の荷重が大きくなったり、
下りの支曳索4の荷重が大きくなったりする。いずれの
状態においても支曳索4の張力は緊張装置によって調節
されているが、支曳索4の移動を緊急もしくは定期的に
停止させたい場合に、圧油開放式ブレーキ装置1によっ
て制動させることになる。しかし、上記のように負荷状
態が異なると、制動力に相違の生じることが判るであろ
う。
例えば第2図(C)や第2図(□□□の場合には極めて
少ない制動力でよく、第2画成)や第2図(0)の場合
には大きい制動力が要求されることが理解できよう。
もし、第2図(C)の場合も第2図(k)の場合にも、
同し制動力が作用するようになっていると、第2図(C
)の場合に急激な減速となり、第2図仮)の場合には大
層緩やかな制動となる。したがって、第2図(C)の場
合にリフト搬器5が大きく揺動したりガイドレールから
脱輪する。第2図(ロ)の場合には停止に時間がかかり
緩速移動によって搭乗者に不安感を与えることになる。
一方、第2図(C)の場合には電動機6に大きい負荷が
かかり、第2図(ロ)の場合の負荷は小さくなることも
判るであろう。すなわち、電動機6にががる負荷と制動
に必要なトルクとは、第7図に示すような関係にある。
以下、第2図(a)は第7図中の■に、第2図(b)は
■に、第2図(e)は■に、第2図(員は■に、第2図
(i)は■に、第2図(ロ)は■に、第2図に)は■に
、第2図(0)は■にそれぞれ対応し、各中間の状態は
第2図(a)ないし第2図(Q)中の○数字が第7図の
○番号に対応する。
これから判るように、営業中の電動機負荷と必要制動力
の関係は破線の菱形のようになり、営業前後の準備や格
納時には実線の菱形のようになる。
すなわち、具体的な数値例をあげると、営業中の必要制
動トルクは例えば約2,000Kg−mから約3゜55
0 Kg −mまでの範囲で、営業外には約680Kg
・mから約3,340Kg−mまでの範囲で大きく異な
る。
同様にして電動a6の負荷トルクも広い領域で変動する
。ちなみに、各菱形の中に描いた小さな菱形は、それぞ
れの状態においてキャビン5の懸架数を減らした間引き
運転の場合の関係を示している。
従来は、圧油開放式ブレーキ装置1における圧油室13
の残圧を予め決定してしまっているので、第7図中の二
点鎖線ような制動トルク線T0である一定の例えば制動
力τ。が設定される。したがって、■、■、■において
は緩慢な停止となり、■、■、■においては急激な停止
となる。本発明は、上記の電動機負荷トルクと必要制動
トルクとが細長い菱形に沿って略逆比例することに着目
したもので、営業運転中は破線の菱形に接近したそれよ
りやや大きい一点鎖線のような制動トルク線T、に従わ
せ、電動機負荷トルクの増大に応してτ、からτ2まで
減少させるようにしている。
また、営業外運転においては三点鎖線の制動トルク線T
2に従わせて、τ3からτ4まで減少させることにより
、過大な制動トルクの発生を回避している。もちろん、
営業運転と営業外運転とを区別しないで、粗い制動力で
よいとする場合には、制動トルク線T、のみに従わせれ
ばよい。また、間引き運転についてまできめ細かい配慮
をする場合にはT、よりやや低い制動トルクgT3を選
定したり、T、よりやや低い制動トルク線T、を設定し
ておけばよい。
このような制動トルク線の選定が従来行われていなかっ
たのは、バランシングバルブ26による減圧が一義的な
設定であったことに基づいている。
本発明においては、減圧変更を電動機6の負荷トルクに
対応させて行えば、バランシングバルブ26による減圧
調整を任意に変更できるということに着眼したものであ
る。
次に、その制動力の調整制御について説明する。
駆動機構2Aを作動させている電動機6には、その負荷
電流値を検出する負荷検出器6A(第1図参照)が設け
られる。その検出値に応して圧油開放式ブレーキ装置1
内のスプリング15で付勢されたピストン12の制動力
を調整する反スプリング側の圧油室13の油圧を制御し
、支曳索4の減速度がキャビン5における積載状態の大
小やキャビン数の多少を問わず、略一定の1.0m /
 5ec2となるようにしている。
そのために、電動機6の負荷電流値を受けてバランシン
グバルブ26の開度調整を演算するマイクロコンピュー
タなどの減圧制御手段17が設けられる。これには、前
述した制動トルク線T、などが記憶されており、電動機
6の負荷に応じた減圧指令がバランシングバルブ26に
出力されるようになっている。バランシングバルブ26
のソレノイド26Aの励磁度が異なると、油圧シリンダ
11の圧油室13から油タンク18に排出される圧力が
その励磁度に応して規制され、過大な制動力が原動滑車
2に作用しないように調整される。
すなわち、減圧が大きすぎると制動力は大きくなり、減
圧が少なすぎると制動力が小さくなるが、そのようなこ
とが起こらないように、その都度制御される。
減圧制御手段17に、営業運転中や営業外運転中もしく
はそれぞれの間引き運転中などをモードスイッチで選択
して、その旨入力できるようにしている場合には、その
選定されたモードに対応した制動トルク線に基づいて、
支曳索5を停止させることができる。
圧油開放式ブレーキ装置1における油圧回路を説明する
と、油タンク18から油圧ポンプ19を経て圧油室13
に至る第一油路20があり、切換電磁弁21を介在して
いる。切換電磁弁21は、消磁されたとき第一油路20
を遮断する図示の閉位置に保持され、励磁されたとき第
一油路20を開放する開位置に切り換えられる。
第一油路20には、切換電磁弁21の上流側から分岐し
て切換電磁弁21の下流側に合流するブレーキ用油路2
2が接続される。このブレーキ用油路22には、可変絞
り24.切換電磁弁25およびバランシングバルブ26
が介在される。切換電磁弁25は、消磁されたときブレ
ーキ用油路22を開放する図示の開位置とされ、励磁さ
れたとき遮断する閉位置に切り換えられる。
このような構成によれば、以下のようにして、支曳索4
の制動トルクを電動機6の負荷電流値の多少に応じて調
整し、運転状況の相違による過大な制動力が作用するの
を回避することができる。
営業運転を開始するに先立ち、制御盤においてモードス
イッチのいずれかを入れて、その旨の制御となるように
減圧制御手段I7に人力しておく。
なお、以下の説明では、制動トルク線T1のみに従う場
合を述べる。第1図に示す油圧ポンプ19を回転させ、
第一油路20の切換電磁弁21とフレーキ用油路22の
切換電磁弁25とを励磁する。
この状態でブレーキ用油路22やバランシングバルブ2
6を介した油タンク1Bと圧油室13との連通が阻止さ
れる一方、第一油路20を流れる圧油が圧油室13に供
給される。ピストン12はスプリングI5に抗して移動
され、それに伴ってブレーキパッド9が固定パッド7か
ら遠ざかり、原動滑車2の制動が解除される。
そこで、電動機6,6を駆動させ、第2図(a)のよう
に支曳索4を原動滑車2と従動滑車3の間で循環させる
。山麓駅舎で出庫された空のキャビン5が順次支曳索4
に懸架され(第2図(ロ)参照)、第2図(C)を経て
第2図(e)の状態となるまで続けられる。この場合第
7図中の■から■までのように電動機6の負荷トルクは
増大し、かつ、■から■までの間は減少する。電動機6
の負荷トルクは例えば約100 Kg−mから約400
Kg−mの範囲にある。
いま、いずれかの状態、例えば第2図(b)の状態にあ
るとき、風が強くなってキャビン5の懸架作業を続ける
ことができなく、支曳索4を停止させた方がよいという
事態や、キャビン5の握索器に握索不良があってそれが
検出されたような場合が注したとする。負荷検出器6A
においては時々刻々電動機6の負荷電流値を検出してお
り、その検出信号に応じた制動力が得られるように、減
圧制御手段17では制動トルク線T1に従ったソレノイ
ド26Aの励磁度が演算される。
すなわち、電動機6の負荷トルクは負荷電流値に対応す
るものであるので、その電流値に合わせてバランシング
バルブ26における減圧機能の調整がなされる。例えば
、負荷電流値が負荷トルク230 Kg−mに対応して
いるとすると、制動トルク線T、に従う約3,100K
g−mのトルクが発生するような残圧が圧油室13に保
持される。なお、バランシングバルブ26は公知であり
、それに装着さたソレノイド26Aによって設定圧力を
変えることができることも知られている。しかし、本発
明は、そのようなバランシングバルブ26の制御を、稼
働状態によって異なる電動機6の負荷電流値に対応させ
て行うことに、その特徴をもたせているのである。
上記のような制動トルクが原動滑車2に作用すると、そ
の制動力は前述した制動力τ。よりも這かに小さく、第
2図(b)の状態にある支曳索4を停止させるに最も好
適な1.0m/5ec2にほぼ等しい減速度が得られる
。したがって、制動の反動でキャビン5が大きく揺れた
り、キャビン5の移行を案内しているガイドレールから
キャビン懸架装置の車輪が外れるといったことはなくな
る。
第2図げ)から第2図(1)までの状態は、第7図の■
から■、■■、■の破線の菱形を辿るようになるが、そ
のような状態にあるいずれかの場合に支曳索4を停止さ
せるときも同様にして、略1.Om/sec”の減速度
で制動される。キャビン5に搭乗した人に与える減速感
は大きくも小さくもならず、不快感や不安感を与えなく
て済む。キャビンやクワッドなどとは異なり荷物を輸送
するためのハンガーの場合でも、荷物が飛び出したり落
下するようなこともない。ガイドレールからの脱輪も回
避される。第2図(ホ)から第2図(q)においても前
述と同様であり、停止動作時の安全が図られる。
なお、運転状態をモードスイッチで選択することができ
るようになっている場合には、その制動力は、それぞれ
の制動トルク線に従い、より一層必要制動トルクに近づ
けることができる。また、制動トルク線を直線とするこ
となく、第7図中のTビのように段階的に変化するもの
に置き換えておいてもよい。上記の索道装置は循環式に
限らず、往復動式や一方向移動弐の場合でも本発明を適
用することができる。
以上詳細に述べたように、バランシングバルブによる減
圧制御を支配するソレノイドの励磁度の大小を、電動機
の検出負荷電流値に応じて変更し、それによって圧油室
の減圧度を調整するようにしているので、原動滑車もし
くは駆動機構などに過大な制動力が作用せず、運転状況
に応じた制動力により、安全な停止動作が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための圧油開放式ブレーキ装
置を含む油圧回路図、第2図(a)〜(q)はスキーリ
フトにおける種々な運転状態の説明図、第3図は山頂駅
舎に設けられた機械室の縦断面図、第4図は第3図のI
V−IV線矢視断面図、第5図は第3図のV−V線矢視
図、第6図は第3図の■■線矢視図、第7図は電動機の
負荷トルクと必要な制動トルクとの関係を運転モードに
対比させて表したグラフである。 1−圧油開放式ブレーキ装置、2A−駆動機構、4−支
曳索、5− リフト搬器(キャビン)、6電動機、6A
−負荷検出器、12−・−ピストン、13−圧油室、1
5−スプリング、17−減圧制御手段、26−バランシ
ングバルブ、26a−ソレノイド。 特許出願人   川鉄鉄構工業株式会社代理人 弁理士
 言付 勝俊(ほか1名)第2図(a) 3/ 第2図(b) 第 図 (cl) 第 図 (f) 第 図 第 図 (]) 第 図 (m) 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支曳索に懸架されたリフト搬器を、その支曳索の
    移動により運搬し、そのリフト搬器の移行を停止させる
    とき、支曳索を移動させている駆動機構の圧油開放式ブ
    レーキ装置によって制動力を発揮させるようにしている
    索道装置において、上記駆動機構を作動させている電動
    機の負荷電流値を検出し、その電流値に応じて、前記圧
    油開放式ブレーキ装置内のスプリングで制動方向に付勢
    されるピストンの制動力を、反スプリング側の圧油室の
    圧力を調整して変更させ、支曳索の減速度が前記リフト
    搬器における積載状態の大小の如何を問わず、略一定と
    なるようにしたことを特徴とする索道装置におけるブレ
    ーキトルクの制御法。
JP2113497A 1990-04-27 1990-04-27 索道装置におけるブレーキトルクの制御法 Expired - Lifetime JPH0829704B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201390A (ja) * 2007-02-23 2008-09-04 Nippon Cable Co Ltd ケーブルカーの起動制御装置
US8811858B2 (en) 2010-12-28 2014-08-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Charging unit and discharging unit
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