JPH04115157U - Ptp包装体 - Google Patents

Ptp包装体

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JPH04115157U
JPH04115157U JP9504191U JP9504191U JPH04115157U JP H04115157 U JPH04115157 U JP H04115157U JP 9504191 U JP9504191 U JP 9504191U JP 9504191 U JP9504191 U JP 9504191U JP H04115157 U JPH04115157 U JP H04115157U
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JP
Japan
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film
ptp
pockets
material film
rows
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Application number
JP9504191U
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English (en)
Inventor
登 山口
秀雄 三浦
喬 鈴木
Original Assignee
三共株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 錠剤類を密閉封入した2列ポケット間のシー
ト部全長に、カッティングと同時にPPフイルムのよう
な素材フイルムの面方向に逆反りのカール矯正突条を付
設することにより、経時変化によるカールの発生を抑制
したPTP包装体を得るとともに、安価な素材フイルム
の使用を可能とすることにある。 【構成】 経時変化によりカールする素材フイルムに形
成された、少くとも、2列のポケット5群に、錠剤、ま
たは、カプセル剤などの薬剤を収容し、この素材フイル
ムにアルミ箔フイルムを重ね合わせ接着して上記ポケッ
ト5に薬剤を密閉封入したPTP包装体Aにおいて、上
記ポケット5列間のシート部に、素材フイルムの面方向
に逆反りせしめたカール矯正突条9bを付設したもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、PTP包装体の改善に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
合成樹脂フイルムに、連続的に錠剤やカプセル剤などの薬剤が封入されるポケ ットを形成し、この各ポケットに錠剤類をフィーダーによって自動的に供給した のち、アルミ箔シートを合成樹脂フイルムにヒートシールしてポケット内に錠剤 類を密閉封入したシートを切断し、例えば、5錠2列のPTP包装体が得られる PTP包装手段は一般に知られている。
【0003】 このようなPTP包装体に使用される合成樹脂フイルムとしては、PVC(ポ リ塩化ビニール)フイルム,PP(ポリプロピレン)フイルムやPVDC(ポリ塩化 ビニリデン)層を含むラミネートフイルムなどが知られている。しかしながら、 ラミネートフイルムは高防湿性を有し、かつ、図3に示すように、PTP包装体 はカールしないので重ね性はよいが、フイルム素材が高価であるという経済的な 不都合がある。
【0004】 PVCフイルムはカールせず重ね性はよいが、防湿性が低いという欠点を有し ている。これに対し、PPフイルムは安価であるという経済的な有利さと比較的 防湿性が高いという利点はあるが、ポケット成形時の加熱,アルミ箔との重ね合 せ、および、シール筋目をつけるときの加熱,シートにカッティング用の筋目や ミシン目を付設する時の加熱というように、工程中において幾度か溶融温度、ま たは、それ以上の加熱をうけて冷却されたのち、PPフイルムは収縮するという 物性をもつことから、経時変化により図4に示すようにPTP包装体はカールす る。
【0005】 この種PTP包装体は、図2〜図4に示すように、2枚のPTP包装体を互い に向き合わせたものを1組とし、5組〜25組を機械的にバンド掛けして包装す ることから、図4のように大きくカールしたPTP包装体を向かい合わせに組ま せても、両者の組み合わせが崩れることもあり、機械的なバンド掛けがなし得な い場合が生じ、安価で、而も、機械的加工の容易なPPフイルムの使用には重大 な課題があった。
【0006】 本考案の目的は、錠剤類を密閉封入した2列ポケット間のシート部全長に、カ ッティングと同時にPPフイルムのような素材フイルムの面方向に逆反りのカー ル矯正突条を付設することにより、経時変化によるカールの発生を抑制したPT P包装体を得るとともに、安価な素材フイルムの使用を可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
従来技術の課題を解決する本考案の構成は、経時変化によりカールする素材フ イルムに形成された、少くとも、2列のポケット群に、錠剤、または、カプセル 剤などの薬剤を収容し、この素材フイルムにアルミ箔フイルムを重ね合わせ接着 して上記ポケットに薬剤を密閉封入したPTP包装体において、上記ポケット列 間のシート部に、素材フイルムの面方向に逆反りせしめたカール矯正突条を付設 したものである。
【0008】
【作用】
カール矯正突条は、素材フイルムの収縮量とアルミ箔フイルムの収縮量との差 によって生じた反りを分断し、反りを軽減し矯正する。
【0009】
【実施例】
次に、図面について本考案実施例の詳細を説明する。 図1は本考案PTP包装体の縦断正面図、図2は本考案PTP包装体を重ね合 わせた状態の説明図、図3はPVCフイルムを使用した従来技術のPTP包装体 を重ね合わせた状態の説明図、図4はPPフイルムを使用した従来技術のPTP 包装体を重ね合わせた状態の説明図、図5は本考案PTP包装体を製造する装置 の一例を示す全体図、図6は該装置の要部の一部切欠正面図、図7は同上平面図 、図8はカール矯正突条を付設する構成部の断面図、図9はPTPシート抑え機 構部の一部切欠正面図である。
【0010】 図1は、素材フイルム材料として比較的安価なPP(ポリプロピレン樹脂)フ イルムを使用したPTP包装体Aを示しており、該PTP包装体Aは次のように 構成されている。つまり、PPフイルム1に形成された、少くとも、2列のポケ ット5に、錠剤、または、カプセル剤を収容し、このPPフイルム1にアルミ箔 フイルム6を重ね合わせ接着して薬剤をポケット5内に密閉封入したのち、上記 ポケット5の列間のPTPシート9aに、上記PPフイルム1の面方向に逆反り せしめたカール矯正突条9bを付設したものである。
【0011】 次に、図5〜図9について本考案のPTP包装体Aを製造する装置について説 明する。 図5における1はPPフイルム,2は成形のためのPPフイルム加熱部,3は ポケット成形部,4は成形された各ポケット5に錠剤やカプセル剤(図示略)を 供給するフィーダ,6はアルミ箔フイルム,7は、PPフイルム1にアルミ箔フ イルム6を連続的に重ね合せヒートシールするヒートシール部,8はヒートシー ルにより得られたPTPシート帯9にカッティング用の筋目(図示略)を付設す るスリッター,10は刻印部,11は例えば、PTPシート帯9から1列5個の 錠剤入りポケットを2列毎に打抜く打抜き部,12は打抜かれた残りのシートの スクラップカッター,13はスクラップの回収箱である。
【0012】 図6〜図9について、カール防止装置の詳細を説明する。このカール防止装置 は、上記打抜き部11に組込まれるものであって、図6に示す14は台板で、こ の台板14上には、1列5個で2列の錠剤ポケット5をもつPTPシートを打抜 き、かつ、昇降する2個並列の雄型カッター15に対応する2個の雌型カッター 16が並列に配置されている。この雌型カッター16の上手側、即ち、ポケット の列にして3列前と4列前の中間位置に、図8に示すように、PTPシート帯9 の巾と略同長で、かつ、PTPシート帯9の搬送方向と直交する下部カール矯正 杆17を配設する。この下部カール矯正杆17の上面は上記雌型カッター16の 上面と略一致させるとともに、下部カール矯正杆17の上面長手方向に、先端が 略直角形状の山形をした矯正突条18を一体形成する。また、上記雄型カッター 15を昇降するホルダー19前部には、上記下部カール矯正杆17の矯正突条1 8に適合する山形の凹溝20を形成した上部カール矯正杆21を設ける。
【0013】 図中22は、上記雌型カッター16の前縁と上記上,下部カール矯正杆17, 21との間に配設され、かつ、PTPシート帯9の各ポケット5間に介入し、P TPシート帯9の浮き上がり変形を防止し、PTPシート帯9の打抜き、および 、上,下部カール矯正杆17,21によるカール防止加工を適確に行わせるため の櫛歯形状をした後部位置決め体,23は上記後部位置決め体22の中央部に着 脱可能に装着され、上記後部位置決め体22より長尺な位置決め部材で、上記2 個並設した雄,雌型カッター15,16の中間に位置し、2個取りの中間部の巾 を適確に保持させるためのものである。24は、上記上,下部カール矯正杆17 ,21と、PTPシート帯9を打抜き部11に間欠送りするポケット送りロール 25との間に配設された櫛歯形状をした前部位置決め体であって、上述した後部 位置決め体22と同様の作用をなすものである。
【0014】
【作用の説明】
図5についてPTPシート帯9を打抜き部11に供給するまでの工程を説明す る。PPフイルム1は繰り出し作用によって搬送される途中で千鳥状に配設した いくつかのロールを経て巻取りクセが除去され、加熱部2において加工し易いよ うに約120°C以上で加熱軟化される。加熱軟化されたPPフイルム1はポケ ット成形部3に至り、ここでポケット5が連続的に成形せしめられ、フィーダ4 に至って各ポケット5に錠剤、または、カプセル剤の供給収容が行われる。一方 、アルミ箔フイルム6が繰り出され、ポケット5に錠剤などを収容したPPフイ ルム1とアルミ箔フイルム6が重ね合わされ、ヒートシール部7において溶融温 度以上に加熱されながら両者はヒートシールせしめられ、ポケット5内に錠剤な どを密閉封入したPTPシート帯9が得られる。
【0015】 得られたPTPシート帯9は、スリッター8においてカッティング用の筋目や ミシン目が各ポケット5を囲むように形成され、次いで、刻印部10において必 要な刻印が施されたのち、ポケット送りロール25によってPTPシート帯9は 打抜き部11に送られる。
【0016】 次に、図6〜図9によってカール防止加工処理と、打抜きにより図2に示すよ うなPTPシート9aをうる工程について説明すると、上記ポケット送りロール 25によりPTPシート帯9は、ポケット5を上向きとした姿勢で打抜き部11 に一定長、即ち、ポケット2列分の長さだけ間欠的に送り込まれるとともに、前 部位置決め体24によって位置規制されながら後部位置決め体22の下側を通っ てポケット2列分の長さだけ雄,雌型カッター15,16の部位に臨む。このと き、ホルダー19が昇降機構(図示略)によって下降し、ポケット2列分をもつ PTPシート9aがPTPシート帯9から図7に示すように、2枚取り状態で打 抜かれると同時に、この打抜かれるPTPシート9aより上手側の3列目と4列 目のポケット列の中間に、上部カール矯正杆21の山形状の凹溝20と、下部カ ール矯正杆17の山形状の矯正突条18との間にPTPシート帯9が挟着され、 PTPシート帯9に上向きで、かつ、逆反りのクセを付与するカール矯正突条9 bを形成する。
【0017】 このように中央部にカール矯正突条9bが形成されたPTPシート帯9は、図 6で示す打抜き時から2回目の打抜き工程により打抜かれる。この操作が連続的 に行われ、PTPシート9aを打抜いた残りのPTPシート帯9は、スクラップ カッター12により細断され、スクラップ回収箱13に回収される。
【0018】
【考案の効果】
上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が得られる。 カール矯正突条の付設により、PTPシート帯の構成材としてPPフイルムの ような安価な素材フイルムの使用が可能となり、経済的効果の向上が図れるとと もに、図2のような組合わせによる多数組PTPシートの機械的なバンド掛けが 可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案PTP包装体の縦断正面図である。
【図2】本考案PTP包装体を重ね合わせた状態の説明
図である。
【図3】PVCフイルムを使用した従来技術のPTP包
装体を重ね合わせた状態の説明図である。
【図4】PPフイルムを使用した従来技術のPTP包装
体を重ね合わせた状態の説明図である。
【図5】本考案PTP包装体を製造する装置の一例を示
す全体図である。
【図6】装置の要部の一部切欠正面図である。
【図7】図6で示した要部の平面図である。
【図8】カール矯正突条を付設する構成部の断面図であ
る。
【図9】PTPシート抑え機構部の一部切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
A PTP包装体 1 PPフイルム 5 ポケット 6 アルミ箔フイルム 9 PTPシート帯 9a PTPシート 9b カール矯正突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経時変化によりカールする素材フイルム
    に形成された、少くとも、2列のポケット群に、錠剤、
    または、カプセル剤などの薬剤を収容し、この素材フイ
    ルムにアルミ箔フイルムを重ね合わせ接着して上記ポケ
    ットに薬剤を密閉封入したPTP包装体において、上記
    ポケット列間のシート部に、素材フイルムの面方向に逆
    反りせしめたカール矯正突条を付設したことを特徴とす
    るPTP包装体。
JP9504191U 1991-10-23 1991-10-23 Ptp包装体 Pending JPH04115157U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021149706A1 (ja) * 2020-01-22 2021-07-29

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60123323A (ja) * 1983-12-02 1985-07-02 シーケーデイ株式会社 Ptpシ−トのカ−ル修正方法およびその装置

Patent Citations (1)

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