JPH04114228U - 超音波遅延線 - Google Patents

超音波遅延線

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Publication number
JPH04114228U
JPH04114228U JP1853491U JP1853491U JPH04114228U JP H04114228 U JPH04114228 U JP H04114228U JP 1853491 U JP1853491 U JP 1853491U JP 1853491 U JP1853491 U JP 1853491U JP H04114228 U JPH04114228 U JP H04114228U
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JP
Japan
Prior art keywords
delay line
ultrasonic delay
ultrasonic
transducer
electrode
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Pending
Application number
JP1853491U
Other languages
English (en)
Inventor
賢治 野口
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、上記従来例の有する不都合を改善
し、比較的簡単な構成で、超音波遅延線のリード線接続
部の接続状態の信頼性を高めるとともに、高周波遅延線
の組立て作業効率を改善できる超音波遅延線を提供する
ことを目的とする。 【構成】多数回反射型超音波遅延線を示し、厚さD[m
m]で中心線に沿って1つの側面が45°に切欠かれ
た、切欠面(トランスジューサ接着面)2を設けてなる
超音波遅延媒体10のトランスジューサ接着面2上に、
十字状に絶縁領域20を設けて、4分割されたアース電
極3,3を設け、その上部に上面に信号電極9,9を接
合してなる2組の入力トランスジューサ4,出力トラン
スジューサ5がそれぞれ接着されており、各電極3,
3,…,3,9,9,…9には導電性接着剤A,A,
…,Aを用いてリード線12,12,13,13が接続
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超音波遅延線の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在多用されているバルク波型の超音波遅延線は、小型でしかも比較的長い遅 延時間を得るために、矩形状の超音波遅延媒体を用いた多数回反射型超音波遅延 線が主流となっている。
【0003】 図3に示す超音波遅延線11Aは、多数回反射型超音波遅延線を示し、厚さd [mm]で中心線に沿って1つの側面が45°に切欠かれた、切欠面(トランスジ ューサ接着面)2を設けてなる超音波遅延媒体10を主構成要素としている。前 記トランスジューサ接着面2上には、中央部で分離されたアース電極3,3が設 けられ、その上部に上面に信号電極9,9を接合してなる入力トランスジューサ 4,出力トランスジューサ5がそれぞれ接着されており、各電極3,3,9,9 には図示のようにそれぞれ導電性接着剤A,A,…,Aを用いてリード線12, 13が接続されている。
【0004】 一般に櫛形フィルタ回路を形成するためには、遅延時間64[μS]の遅延線を 2個使用することから、この種の遅延線を実際に使用して製品化した高周波遅延 線20は、図4に示すように7本の端子ピン33,33,…,33を植設した金 属板で構成されたベース27の上面に超音波遅延線11Aのリード線12,13 とベース27との短絡を防止するマイラカバー24が両面テープ30を介して装 着されている。そして、このマイラカバー24の上面には、超音波遅延線11A の破損を防止するための弾性部材としての弾力性ダンパー22を介して超音波遅 延線11Aが実装され、その上に予め所定の回路パターンを設けるとともに、前 記端子ピン33,33,…,33および超音波遅延線11Aに接続されたリード 線12,13との接続を行うためのスルーホール35,35,…,35が形成さ れている誘電体基板で構成されたプリント基板25が両面テープ30を介して装 着されている。また、このプリント基板25の上には両面テープ30を介しても う1枚の超音波遅延線11Bが実装されており、各超音波遅延線11A,11B のリード線12,13は前記プリント基板25のそれぞれ図示のように接続され ている。そして、この超音波遅延線11Bの上には弾力性ダンパー22およびマ イラカバー24が設けられ、これら各部材を覆うように金属性のカバー26が被 せられ、各部材はカバー26とベース27とにより構成される空間に密閉され、 各超音波遅延線11A,11Bは、外部に対して静電シールドされるようになっ ている。
【0005】
【課題が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記高周波遅延線20は、薄く割れやすい超音波遅延線11A ,11Bを使用することから、保護部材として弾性部材(弾力性ダンパー22) や短絡防止用のマイラカバー24を常に1組余計に装備するため部品コストが高 くなり、しかも組立て作業時間が複雑となり、低コスト化を追及する電子部品の 動向に反するという不都合があった。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、上記従来例の有する不都合を改善し、比較的簡単な構成で、超音波 遅延線の特性を損なうこと無く容易に、高周波遅延線の組立て作業効率を改善で きる超音波遅延線を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案では、矩形状の超音波遅延媒体の少なくとも一側面を45°に切 除してトランスジューサ接合面を形成し、このトランスジューサ接合面にそれぞ れアース電極を設け、その上部に上面に信号電極を形成した入・出力トランスジ ューサを接着し、各電極にリード線を接続してなる超音波遅延線において、 前記アース電極を媒体の厚さ方向に垂直な方向に絶縁領域を設けて各アース電 極を電気的に2分割し、当該各アース電極上にそれぞれその上部に信号電極を形 成した入・出力トランスジューサを設けるという構成を採り、これによって前記 目的を達成しようとするものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1及び第2図に基づいて説明する。ここで上記従 来例と同一の構成部材には同一の付号を付すものとする。
【0009】 図1に示す超音波遅延線1は、多数回反射型超音波遅延線を示し、厚さD[mm ]で中心線に沿って1つの側面が45°に切欠かれた、切欠面(トランスジュー サ接着面)2を設けてなる超音波遅延媒体1Aを主構成要素としている。
【0010】 前記トランスジューサ接着面21上には、超音波遅延媒体1Aの厚さ方向に中 央部で分離るとともに、超音波遅延媒体1Aの厚さ方向と垂直な方向に図示のよ うに絶縁領域20を設けて分離し、全体として4分割されたアース電極3,3, …,3が設けられ、その上部に上面に信号電極9,9を接合してなる入力トラン スジューサ4,4,出力トランスジューサ5,5がそれぞれ接着されており、各 電極3,3,…,3,9,9,…,9には導電性接着剤A,A,…,Aを用いて リード線12,12,13,13が接続され、各電極3,3,…,3,9,9, …,9とリード線12,12,13,13の接続部及びその近傍に、リード線接 続状態を保護するための絶縁性塗料8,8,…,8がそれぞれ図示のように塗布 されている。 櫛形フィルタ回路を形成するためには、遅延時間64[μS]の 遅延線を2個使用することから、この種の遅延線を実際に使用して製品化した高 周波遅延線20は、 この様な構成の超音波遅延線1を使用して、櫛形フィルタ回路を形成するため には、遅延時間64[μS]の遅延線を2個使用することから、この種の遅延線を 実際に使用して製品化した高周波遅延線11は、図2に示すように7本の端子ピ ン33,33,…,33を植設した金属板で構成されたベース27の上面に、超 音波遅延線1の破損を防止するための弾性部材としての弾力性ダンパー22を介 して超音波遅延線1が実装され、その上に予め所定の回路パターンを設けるとと もに、前記端子ピン33,33,…,33および超音波遅延線1に接続された各 リード線12,13との接続を行うためのスルーホール35,35,…,35が 形成されている誘電体基板で構成されたプリント基板25が両面テープ30を介 して装着されている。また、このプリント基板25の上には、これら各部材を覆 うように金属性のカバー26が被せられ、各部材はカバー26とベース27とに より構成される空間に密閉され、各超音波遅延線1は、外部に対して静電シール ドされるようになっている。
【0011】 本実施例は、以上のように構成された超音波遅延線1を使用するので、上記従 来例の高周波遅延線20で必要であった、2枚の超音波遅延線を1枚にすること ができ、加えて弾力性ダンパー22とマイラカバー24を1組使用するだけで部 品点数を削減でき、結果的に製造コストを改善できるとともに、作業効率を改善 できる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成された超音波遅延線を使用して高周波遅延線を形成 することができるので、比較的簡単な構成で、超音波遅延線の特性を損なうこと 無く容易に、高周波遅延線の組立て作業効率を改善できる超音波遅延線を提供で きる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る超音波遅延線の
斜視図
【0015】
【図2】図1に示す超音波遅延線を使用した高周波遅延
線の組立て工程説明図
【0016】
【図3】従来例に係る超音波遅延線の斜視図
【0017】
【図4】図3に示す超音波遅延線を使用した高周波遅延
線の組立て工程説明図
【0018】
【符号の説明】
1A,11A,11B…超音波遅延線 2………トランスジューサ接着面 3………アース用電極 4………入力トランスジューサ 5………出力トランスジューサ 8………塗料 10……超音波遅延媒体ブロック 12,13…信号用電極 20……絶縁領域 A………導電性接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形状の超音波遅延媒体の少なくとも一側
    面を45°に切除してトランスジューサ接合面を形成
    し、このトランスジューサ接合面にそれぞれアース電極
    を設け、その上部に上面に信号電極を形成した入・出力
    トランスジューサを接着し、各電極にリード線を接続し
    てなる超音波遅延線において、前記アース電極を媒体の
    厚さ方向に垂直な方向に絶縁領域を設けて各アース電極
    を電気的に2分割し、当該各アース電極上にそれぞれそ
    の上部に信号電極を形成した入・出力トランスジューサ
    を設けたことを特徴とする超音波遅延線。
JP1853491U 1991-03-26 1991-03-26 超音波遅延線 Pending JPH04114228U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1853491U JPH04114228U (ja) 1991-03-26 1991-03-26 超音波遅延線

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JP1853491U JPH04114228U (ja) 1991-03-26 1991-03-26 超音波遅延線

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JPH04114228U true JPH04114228U (ja) 1992-10-07

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ID=31905013

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JP1853491U Pending JPH04114228U (ja) 1991-03-26 1991-03-26 超音波遅延線

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