JPH04114190U - 配管の接続具 - Google Patents

配管の接続具

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JPH04114190U
JPH04114190U JP2609991U JP2609991U JPH04114190U JP H04114190 U JPH04114190 U JP H04114190U JP 2609991 U JP2609991 U JP 2609991U JP 2609991 U JP2609991 U JP 2609991U JP H04114190 U JPH04114190 U JP H04114190U
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tube
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寛 新井
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シーアイ化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】セット時の取付け作業が簡単で、しかも部品点
数を少なくし部品管理を容易にした配管の接続具を提供
する。 【構成】管体1、2の一方の端に大径の嵌合受口部1A
を形成し、これに管体の他方の端部を液密に嵌挿し、両
管体を接合する時、二分割した二対の割環体4A、4
B、5A、5Bをそれぞれの管体に被嵌し、一方の左右
の両割環体4A、5Aを連結片6Aを介しての接続具に
おいて、一方の一対の上記割環体4A、4Bは締結具に
よって管体2を挾み込むように締結される構成であり、
他方の一対の上記割環体5A、5Bは上記嵌合受口部1
Aに対して管体1の長手方向に関して係止されるような
嵌合径で上記管体1に嵌合し、かつ割環体5Bが上記割
環体5Aに向けて嵌挿し、管体1、2の長手方向に互い
に衝合する半径方向係合部51A、51Bを具備してい
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体の配管系に用いられる配管の接続具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塩化ビニ−ルなどの配管において、従来から使用されている配管の接続具は、 図4および図5にみられるように、互いに接続される管体21、22の一方、例 えば、管体21の端に大径の嵌合受口部21Aを形成し、これに管体の他方、す なわち、管体22の端部22Aをゴム環23を介して液密に嵌挿する時に用いら れる。上記接続具は、半径方向に二分割した二対の割環体24A、24Bおよび 25A、25Bと、両割環体24A、25Aおよび24B、25Bをそれぞれ連 結する連結杆26A、26Bとを具備していて、上述のように両管体21、22 が接合されている状態で、一方の割環体24A、24Bを長手方向に関して上記 嵌合受口部21Aに対して係止されるように位置して両割環体24A、24Bお よび25A、25Bをそれぞれ管体21、22に被嵌し、長手方向にクロスする ボルト27、ナット28によって各対毎の割環体を管体21、22外側で接合、 締結している。この場合、連結杆26A、26Bはその両端に形成形成した係止 部29、30を各割環体24A、24Bおよび25A、25Bに備えた係止部3 1、32に対して長手方向に引張りを受けるようにして係止し、その状態で上記 ボルト27、ナット28の締結の時、両対の割環体を結合させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような構成では、上記接続具を用いることで、ゴム環23を接合した個所 にスラスト荷重がかかり、管体21、22の嵌合部が抜けるのを防止することが できる。 しかしながら、上記接続具は、各別の割環体24A、24Bおよび25A、2 5Bをボルト27、ナット28で締め付けなければならないし、また、この時、 連結杆26A、26Bを同時に組み込まなければならないので、セット時の作業 が面倒であり、しかも、部品点数も、割環体が4個、連結杆26A、26Bが2 個、ボルト27、ナット28がそれぞれ4個と、非常に多く、部品管理が面倒で ある。
【0004】
【考案の目的】
本考案は上記事情に基いてなされたもので、セット時の取付け作業が簡単であ り、しかも、部品点数を少なくして部品管理を容易にした配管の接続具を提供し ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案では、図示の実施例にも明らかにしているように、管体(1 、2)の一方の端に大径の嵌合受口部(1A)を形成し、これに管体(1、2) の他方の端部を液密に嵌挿し、両管体(1、2)を接合する時、二分割した二対 の割環体(4A、4B、5A、5B)をそれぞれの管体(1、2)に被嵌し、各 対毎の割環体(4A、4B、5A、5B)を管体(1、2)外側で接合するとと もに、少なくとも一方の左右の両割環体(4A、5A)を連結片(6A)を介し て接続している配管の接続具において、一方の一対の上記割環体(4A、4B) は締結具によって管体(2)を挟み込むように締結される構成であり、他方の一 対の上記割環体(5A、5B)は上記嵌合受口部(1A)に対して管体(1)の 長手方向に関して係止されるような嵌合径で上記管体(1)に嵌合し、かつ割環 体(5B)が上記嵌合受口部側から上記割環体(5A)に向けて嵌挿し、管体( 1、2)の長手方向に互いに衝合する半径方向係合部(51A、51B)を具備 している。
【0006】
【作用】
従って、接続具のセット時、他方の割環体(5A、5B)を長手方向にスライ ドして、互いに半径方向係合部(51A、51B)を係合した状態で、嵌合受口 部(1A)に係止させた状態にし、この状態で一方の割環体(4A、4B)をボ ルト、ナットなどの締結具で締結すれば、簡単に管体(1、2)に対して上記接 続具の取付けが完成するから、作業性が従来のものに比べて著しく簡素化できる 。しかも、部品点数も、少なくとも、割環体(4A、5A)および連結杆(6A )とがそれぞれ一体化されるため、大幅に減少し、部品管理が容易となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1ないし図3を参照して具体的に説明する。本考案 における接続具は、従来の場合と同じように、互いに接続される管体1、2の一 方、例えば、管体1の端に大径の嵌合受口部1Aを形成し、これに管体の他方、 すなわち管体2の端部2Aの挿口をゴム環3を介して液密に嵌挿する時に用いら れる。上記接続具は、図1および図2に示す第1の実施例では、半径方向に二分 割した二対の割環体4A、4Bおよび5A、5Bと、両割環体のうち前後に対向 する一方の半割環体4Aおよび5A同士をその左右外端部において一体的に連結 する左右二本の連結片6A、6Aとを具備し、他方の半割環体4Bおよび5B同 士は分離されている。また、図3に示す第2の実施例では、更に、他方の両半割 環体4Bおよび5Bをその湾曲中間部において一体的に連結する一本の連結片6 Bを具備している。そして、いずれの実施例の場合も、上記割環体4A、4Bは 従来と同様、両側のフランジ部41A、41Bにボルト通し孔42A、42Bを 備え、これにボルト7を通して、両割環体4A、4Bを、管体の長手方向とクロ スする方向でナット8に締結できるようになっている。また、上記割環体5A、 5Bは、管体に嵌合する嵌合径Dを持っていると共に、その両側に位置して、割 環体5Bが上記嵌合受口部側から上記割環体5Aに向けて嵌挿し、管体の長手方 向に互いに衝合する半径方向係合部51A、51Bを具備している。
【0008】 なお、上記実施例では、上記係合部51Aは肉厚形突片の内部に上記割環体5 Aの半径方向内側および上記嵌合受口部側に向けて開口する溝孔を有する形状を なしており、また、上記係合部51Bは上記溝孔内に嵌挿される肉薄形突片の形 状をなしている。
【0009】 このような構成では、上記割環体5A、5Bを管体1の嵌合受口部1Aの基端 にそれが管体の長手方向に関して係合されるような位置で、その各半径方向係合 部51A、51Bを、管体の長手方向にスライドさせて係合させると(図2参照 )、この状態で、連結片6Aを介して(あるいは、第2の実施例では、連結片6 Aおよび6Bを介して)他方の割環体4A、4Bが管体2に嵌合する位置が定ま る。そこで、ボルト7、ナット8の締結具を用いて、クロス方向から両割環体4 A、4Bを管体2に締め付け固定するのである。このようにして接続具がセット されると、管体1に対して管体2が抜け出ようとしても、嵌合受口部1Aに対し て管体の長手方向に関して割環体4A、4Bが係合して、その動きを封じている 。これは半径方向係合部51A、51Bが管体の長手方向とクロスする方向につ いて互いに係合されているから、割環体5A、5Bが互いに半径方向に分離でき ない状態にあるからである。
【0010】 なお、上記実施例では、締結具としてボルトおよびナットを用いたが、他の接 続手段を用いてもよいことは勿論である。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述したように、一方の一対の割環体は締結具によって管体を 挟み込むように締結される構成であり、他方の一対の割環体は嵌合受口部に対し て管体の長手方向に関して係止されるような嵌合径で上記管体に嵌合し、かつ後 者の対の一方の割環体が上記嵌合受口部側からその対の他方の割環体に向けて嵌 挿し、管体の長手方向に互いに衝合する半径方向係合部を具備しているので、接 続具のセット時、後者の対の割環体を長手方向にスライドして、互いに半径方向 係合部を係合した状態で、嵌合受口部に係止させた状態にし、この状態で前者の 対の割環体をボルト、ナットなどの締結具で締結すれば、簡単に管体に対して上 記接続具の取付けが完成するから、作業性が従来のものに比べて著しく簡素化で きる。しかも、部品点数も、少なくとも、割環体および連結杆とがそれぞれ一体 化されるため、大幅に減少し、部品管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を説明するための一部破断し
た側面図である。
【図2】上記実施例の分解斜視図である。
【図3】別の実施例の分解斜視図である。
【図4】従来例の側面図である。
【図5】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1、2 管体,1A 嵌合受口部,2A 端
部,3 ゴム環,4A、4B 割環体,41
A、41B フランジ部,42A、42B ボル
ト通し孔,5A、5B 割環体,51A、51B
半径方向係合部,6A、6B 連結片,7
ボルト,8 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体(1、2)の一方の端に大径の嵌合
    受口部(1A)を形成し、これに管体(1、2)の他方
    の端部を液密に嵌挿し、両管体(1、2)を接合する
    時、二分割した二対の割環体(4A、4B、5A、5
    B)をそれぞれの管体(1、2)に被嵌し、各対毎の割
    環体(4A、4B、5A、5B)を管体(1、2)外側
    で接合するとともに、少なくとも一方の左右の両割環体
    (4A、5A)を連結片(6A)を介して接続している
    配管の接続具において、一方の一対の上記割環体(4
    A、4B)は締結具によって管体(2)を挟み込むよう
    に締結される構成であり、他方の一対の上記割環体(5
    A、5B)は上記嵌合受口部(1A)に対して管体
    (1)の長手方向に関して係止されるような嵌合径で上
    記管体(1)に嵌合し、かつ割環体(5B)が上記嵌合
    受口部側から上記割環体(5A)に向けて嵌挿し、管体
    (1、2)の長手方向に互いに衝合する半径方向係合部
    (51A、51B)を具備していることを特徴とする配
    管の接続具。
JP2609991U 1991-03-27 1991-03-27 配管の接続具 Expired - Lifetime JP2532403Y2 (ja)

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JPH04114190U true JPH04114190U (ja) 1992-10-07
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100900191B1 (ko) * 2009-01-23 2009-06-02 신우산업주식회사 수도관 이탈방지용 연결장치

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KR100900191B1 (ko) * 2009-01-23 2009-06-02 신우산업주식회사 수도관 이탈방지용 연결장치

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