JPH04114019A - ガラス繊維強化複合材料 - Google Patents

ガラス繊維強化複合材料

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JPH04114019A JP2412387A JP41238790A JPH04114019A JP H04114019 A JPH04114019 A JP H04114019A JP 2412387 A JP2412387 A JP 2412387A JP 41238790 A JP41238790 A JP 41238790A JP H04114019 A JPH04114019 A JP H04114019A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001] 本発明はガラス繊維強化複合材料の製造法に関する。さ
らに特に本発明は、ガラス製造の特別なシラン処理が複
合材料の改良された衝撃強度を促進するという上述の方
法に関する。 [0002] 広範なプラスチック材料をガラス及び他の繊維で強化す
ることによって複合材料を製造することは公知である。 この方法で強化しうるプラスチック材料には、ポリアミ
ド、熱可塑性ポリエステル、熱硬化性樹脂及びポリオレ
フィンがある。 ポリオレフィンマトリックス及びガラス繊維強化材を含
む複合材料は、他の種類のプラスチック材料を用いた同
様の材料と比べて機械的性能が貧弱である。この貧弱な
機械的性質はポリオレフィンマトリックスとガラス繊維
との間の固有の接着の弱さに帰することができる。ポリ
オレフィン及び特にポリプロピレンは非常に低い極性を
もち、従ってその他の材料への接着は非常に貧弱である
。例えば表面の予備処理しないと塗料やシール剤がポリ
プロピレン表面に付着しないということは工業において
良く知られている。 [0003] ガラス繊維及び/又はポリオレフィンの表面を改変する
ことによってガラス繊維強化ポリオレフィンの性質を改
善する試みがなされてきた。例えば米国特許第4,45
1,592号はガラス繊維をアミノシラン及びカルボキ
シル化ポリオレフィン/ラテックスフィルム形成材料の
混合物で処理し、同時にポリオレフィンをカルボン酸例
えばイソフタル酸又はテレフタル酸で処理する方法を記
述している。この方法では酸がポリフロピレン鎖と反応
し且つグラフトし、一方アミノシランはガラス繊維の表
面上に塩基性基を与える。結果としてガラス繊維は酸改
変ポリオレフィンと接触した時に、繊維とポリオレフィ
ンの間に塩様の静電的結合が生じ、複合材利用の衝撃強
度が改善される。 [0004] 酸グラフト化ポリオレフィン共重合体をポリオレフィン
組成物中に導入し、そして得られるポリオレフィン、組
成物をアミノシラン処理のガラス繊維と共に用いて、複
合材料の機械的性質を改善することも公知である。この
ように改変したポリプロピレンは「カップルド・ポリプ
ロピレン」としての文献には記述され、中でも米国特許
第3,416,990号及び第3,849,516号に
開示されている。 [0005] テンプル(Temple)の米国特許第4,455,3
43号は、ポリプロピレンを含む熱可塑性重合体に対す
る強化マットに使用するガラス繊維糸の処理法を記述し
ている。この方法ではガラス繊維糸を、1つがビニル含
有試剤であり且つ他が飽和アミノシランカップリング剤
である、但し存在するシランの全重量に基づいてビニル
含有試剤が60〜99重量%そしてアミノシランカップ
リング剤が40〜1重量%である有機シランカップリン
グ剤を含んでなる水性組成物で処理する。水性組成物は
熱に安定な有機過酸化物、ガラス繊維潤滑剤及び非イオ
ン性表面活性剤を更に含んでなる。フィルム形成重合体
及び/又は軟化剤も水性組成物中に導入することができ
る。 [0006] ゴドリュースキ−(God l ewski )らの、
本特許願と同一譲受人による米国特許第4.481,3
22号は、ポリオレフィンを含む熱可塑性重合体へのガ
ラス繊維の接着を改善するための組成物を記述している
。この組成物はガラス繊維と熱可塑性重合体の間の塩様
静電的結合の生成に依存しなくて、むしろ1つの間の共
有結合の生成に依存する。結果としてこの組成物をポリ
プロピレンと共に用いる時、ポリプロピレンをカップリ
ングさせる又はさもなければ改変する必要がない。ユニ
オン・カーバイド社(Llnion Carbide 
Corp、 )から商品名ウカルシル(UCAR3IL
)PCのなで市販されているこの組成物は、(a)少く
とも2つの重合性不飽和基を有する重合しうる不飽和有
機化合物、 (b)ビニル重合性不飽和の、加水分解し
うるシラン、及び(c)遊離基発生剤、を含んでなる。 この3つの部分からなる系は「繊維共有結合剤」として
言及されよう。この組成物は普通混練り操作中にガラス
繊維及びポリオレフィンに添加される。 (上述の米国
特許第4,481,322号に記述されている方法にお
いて、繊維共有結合剤は無機充填剤及び表面活性剤も含
有しうる。しかしながら、表面活性剤はいくつかの場合
に省略でき、そして繊維共有結合剤を用いてガラス繊維
/ポリオレフィン複合材料を製造する場合[0007] 繊維共有結合組成物を用いることの利点は文献に記述さ
れている。参照ゴドリュースキー 雲母充填ポリオレフ
ィンにおける有機珪素化学品、第38回強化フラスナッ
ク/複合物会議、S、P、1.、テキサス週ヒユースト
ン市、1983年2月9日、及びギレッ) (Guil
let)、充填及び強化ポリオレフィンにおけるシラン
との化学的カップリング、「混練り88」会議、英国ロ
ンドン市、1988年2月16〜17日。これらの刊行
物に記述されているように、繊維共有結合剤によって形
成される繊維−樹脂共有結合は、従来法の酸で改変した
ポリプロピレン/アミン処理したガラス繊維生成物で得
られたものと同等の未老化複合物の機械的性質を与える
が、繊維共有結合剤で結合した複合物は苛酷な環境条件
下においてより安定である。有湿雰囲気中で老化後、酸
改変のポリプロピレン/アミンで処理したガラス繊維生
成物は、耐衝撃性の劇的な低下を示すが、同様の条件に
おいて繊維共有結合剤で結合した生成物は殆んど又は全
熱性質を変化させない。 [0008] 繊維共有結合剤組成物はシラン及びポリオレフィン間の
ラジカル付加反応にょつて作用するから、ガラス繊維は
をアミノシランで予備処理することは必ずしも必要でな
い。悪いことに、市販のガラス繊維は普通通常の酸で改
変したポリオレフィンと共に用いるのに最適化されたサ
イジング組成物で処理されている。従ってポリオレフィ
ンに基づく複合物の製造において繊維共有結合剤から最
適の性能を得るために、処理した繊維がポリオレフィン
マトリックスへの共有結合に関与する能力を高めるガラ
ス繊維の予備処理工程が必要である。本発明はそのよう
なガラス繊維の予備処理を含んだガラス繊維強化複合材
料の製造法を提供する。 [0009] 本発明は、ガラス繊維を、アミン官能基を有するシラン
分子及びエチレン性不飽和官能基を有するシラン分子を
含んでなるシラン組成物で処理し、この処理したガラス
繊維を、ポリオレフィン樹脂並びに(a)少くとも2つ
の重合性不飽和基を有する重合しうる不飽和有機化合物
領05〜15重量%及び(b)ビニル重合しうる不飽和
の、加水分解しうるシラン0.05〜5重量%を含んで
なる繊維結合剤と混合し、但し 成分(a)及び(b)の重量%は処理したガラス繊維の
全重量に基づくものであり、 得られる混合物中に、処理したガラス繊維をポリオレフ
ィン樹脂と結合させるのに十分な量の遊離基を発生させ
、 ガラス繊維、ポリオレフィン樹脂、及び繊維結合剤の得
られる混合物を、繊維強化複合材料を生成せしめるのに
十分な温度及び圧力の条件にさらす、ことを含んでなる
ガラz繊維強化複合材料の製造法を提供する。 [0010] 遊離基は、プラスチック加工装置での熱及び剪断力作用
により或いは(c)処理されるガラス繊維の全重量に基
づいて0.0025〜2.5重量%の遊離基発生剤を、
処理したガラス繊維、ポリオレフィン樹脂及び繊維と混
合することにより発生せしめうる。 [0011] 更に本発明は、 ポリオレフィンマトリックス、及び ポリオレフィンマトリックス中に分散された複数のガラ
ス繊維、を含んでなる、但し 該ガラス繊維カミ アミン官能基を有するシラン分子及びエチレン性不飽和
官能基を有するシラン分子を含んでなるシラン組成物の
、 (a)少くとも2つの重合性不飽和基を有する重合しう
る不飽和有機化合物0.05〜15重量%、及び(b)
ビニル重合性不飽和の、加水分解しうるシラン0、05
〜5重量%との、遊離基開始剤0.0025〜2.5重
量%の有無下における、反応生成物によりポリオレフィ
ンマトリックスに結合されており、但し、成分(a)〜
(c)の重量%が処理したガラス繊維の全重量に基づく
ものである、 繊維強化複合材料を提供する。 [0012] 本発明の方法において、ガラス繊維を、アミン官能基及
びエチレン性不飽和官能基の双方を有するシラン組成物
で予備処理する。このシラン組成物はアミン官能基がエ
チレン性不飽和官能基を同一の分子中に有する少くとも
1種のシランを含むことができる。他にシラン組成物は
アミン官能基を有する第1のシラン及びエチレン性不飽
和官能基を有する第2のシランを含んでいてもよい。 [0013] アミン官能基とエチレン性不飽和官能基を同一の分子中
に有する好適なシランは米国特許第4,584,138
号及び第4,668,716号に記述されているもので
ある。 [0014] これらのシランは一般式 %式%]
【2】 [式中、R及びR1はそれぞれ炭素数2〜6の2価のア
ルキレン基、炭素数6〜12の2価のアリーレン基、炭
素数7〜20の2価の置換アリーレン基、及び式−C(
=0)R3−の2価の基からなる群から選択され、但し
R3は炭素数2〜6の2価のアルキレン基であり、R2
は炭素数1〜10の1価のアルキル又はアリール基或い
は水素であり、Wは水素又は−C(=0)R4−であり
、但しRは炭素数8〜24の、少くとも1つの二重結合
を含む1価の炭化水素基であり、 しR4は上述の通りであり、R5は炭素数2〜6の2価
のアルキレン基であり、R6及びR7はそれぞれ炭素数
1〜6の1価のアルキル又はアリール基であり、そして
さらにR6は珪素含有残基であってよく、なおこの場合
酸素原子がR6の珪素含有残基の珪素原子に直接結合し
、 aはOll又は2の値を有し、bは0.1又は2の値を
有し、CはO又は1の値を有し、 X及びyはx十yがO〜30に等しいような値を有し、
但しXは少くとも1であり、ZはO又は1の値を有し、 Xはハロゲン原子或いはエステルヒドロキシル又は無水
物基であり、Wは0からx+y+zの合計までに等しい
値を有し、但しWは遊離のアミン形の全窒素原子を越え
ず、但し少くとも1つのYが−R55i(OR6)x=
1、y=o及びz = 0のとき、C=1]によって表
わされるある脂肪族エテノイドアシルアミノ有機シラン
化合物である。これらのシランのうちシラン分子の実質
的な割合において分子当り2つの珪素を有するように合
成される組成物は、米国特許M4.668.716号に
開示されているようにそのようなシランがより良好な性
能を与えるから好適である。特に好適なものはビス−シ
ラン構造をもつリルニルアミドシランである。特に好適
なシランは、[(MeO)3SiCH2CH2CH2]
2[NHCH2CH2NH]及び[CH3(cH2CH
=CH)3(cH2)7CO][NCH2CH2NH]
[CH2CCH2CH2CH25i(O12、即ち異性
体の混合物である。好適な市販の2官能性シラン組成物
はユニオン・カーバイド社から商品名Y−9708とじ
て販売されているものである。 [0016] シラン組成物がアミン官能基分有する第1のシラン及び
エチレン性不飽和を有する第2のシランを含んでなる時
、好適なシランは以下の通りである(化合物乞に続くA
及びY番号はユニオン・カーバイド社の販売するこれら
の製品の商品名である): γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(A−1100
)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(A−111
0)ビス(トリメトキシシリルプロピル)アミン(Y以
下9492)1.2−ビス−(トリメトキシシリルプロ
ピル)エタンジアミン及びその異性体、及び トリメトキシシリルプロピル置換ジエチレントリアミン
(A−1130)。 [0017] γ−アミノプロピルトリエトキシシラン及びγ−アミノ
プロピルトリメトキシシランは特に好適である。 [0018] 好適なエチレン性不飽和シランはビニルシラン、例えば
ビニルトリメトキシシラン(A−171)  ビニルト
リエトキシシラン(A−151)  ビニルトリス(2
−メトキシエトキシ)シラン(A−172)及びγ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン(A−174
)である。 [0019] 繊維共有結合剤は表面活性剤を含有する必要がないけれ
ど、繊維結合剤がガラス繊維の重量に基づいて高々的2
.5重量%の表面活性剤、即ち(i)少くとも炭素数1
2の珪素に結合したアルキル基を少くとも1つ含有する
シロキサン、或いは (ii)一端においてシロキサンブロックにそれぞれ結
合するポリオキシアルキレンブロック1つ又はそれ以上
、少くとも炭素数12のアルキル基、又(よアルケニル
基を有し、そして他端においてアルコキシ基、シロキサ
ンブロック又はヒドロキシ基に結合するポリオキシアル
キレン化合物、を含んでなる表面活性剤を含むことが好
適である。繊維結合剤は、普通にはガラス繊維に基づい
て高々約15重量%の不活性な無機担体を含有していて
もよい。 好適な無機担体は抗性シリカ、シリケート、アルミナ、
アルミノシリケート及び重合体物質である。 [0020] 本方法においてガラス繊維に適用すべきシランの量は上
述の従来の方法で用いたものと同様であり、そして特別
なシラン組成物及びガラス繊維の組合せ物に対する最適
な量は日常的試行試、験によって容易に決定できる。シ
ラン組成物がアミン官能基を有する第1のシラン及びエ
チレン性不飽和官能基を有する第2のシランを含んでな
る場合、第1のシランと第2のシランのモル比は広い範
囲内で変えることができ、典型的には1:9〜9:1の
範囲である。特別な組成物に対する最適な比は日常的試
行案、験によって容易に決定することができる。しかし
ながら少割合のアミノシランは触媒として作用しうるか
ら、シラン組成物はアミノシランを少割合で及び不飽和
シランを主割合で含んでなることが一般に推奨される。 技術的に通常のように、本方法におけるシラン組成物は
シラン以外の成分を含有するサイズ浴の形態をとっても
よい。望ましくはそのようなサイズ浴はシランを0.1
〜2重量%で含有することができる。典型的には、その
ようなサイズ浴はフィルム形成材料、例えばポリ酢酸ビ
ニル、アクリレート、ポリオレフィン、ポリエステル、
フェノキシ樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、
尿素、ポリウレタン、及びエポキシ樹脂も含んでなる。 本方法で使用するための好適なフィルム形成材料はアミ
ノシランと反応するという点でエポキシ樹脂であり、こ
の付加反応は複合材料の衝撃強度を向上させる点で付加
的利点を提供しうる。好ましくは、フィルム形成材料は
サイズ浴の1〜20重量%をなす。
【002月 シラン組成物のガラス繊維への適用は同業者には公知の
通常の技術のいずれかによって行なうことができる。即
ち処理されるガラス繊維は、連続ガラス繊維糸連続ガラ
ス繊維、練紡、マット、織布又は切断繊維糸の形であっ
てよい。シラン組成物は繊維形成後に直接ロール式適用
機を通してガラス繊維に適用することができる。他にシ
ラン組成物は、カラス繊維を形成せしめた時又はガラス
繊維乾燥後に、ガラス繊維にシラン組成物を噴霧する又
は繊維を組成物に浸すことによって適用しうる。前述し
たように、シラン組成物は付加的成分例えばフィルム形
成材料を含有するサイズ浴中に導入してもよい。他にシ
ラン組成物及び通常のサイズ浴を、例えば2重ロール式
適用機により、或いは乾燥後のガラス繊維の噴霧浸漬又
は後処理だめの2つの別々の適用機系により、ガラス繊
維に別々に適用することができる。しかしながらシラン
と他のサイズ浴成分のある組合せの性能は、それを単一
の浴から一緒に適用するか又は別々に適用するかに依存
して変化することを特記しておく必要があろう。いくつ
かのサイズ浴は単なる混合物でなく、シランと浴の他の
成分、特にフィルム形成材料との間で実質的な相互作用
が起こる。特にアミノシランはサイズ浴に使用される好
適なエポキシ樹脂に付加しよう。これと同じことはイソ
シアネートのプレポレマー及びホルムフルデヒド樹脂の
場合に真実である。これらのフィルム形成材料のいずれ
かをサイズ浴においてアミノシランと共に用いる場合、
シランとフィルム形成材料の添加順序は最終複合材料の
性能に影響しうる。下記の実施例で詳細に示すように、
フィルム形成材料の影響は重要であり、その濃度と共に
変化する。与えられたフィルム形成材[0022] シラン組成物はサイズ浴の形であるかないかに関係なく
、水又は有機溶媒を含有しうる。シランが水性組成物に
含まれる場合、シランを水に添加し、その逆であっては
ならない。更にシランを、他の成分を含む水性サイズ浴
に導入する場合[0023] 本方法では他のポリオレフィン例えばポリエチレン及び
エチレンとプロピレンの共重合体が使用できるけれど、
好適なポリオレフィン樹脂はポリプロピレンである。 [0024] 本発明で使用される繊維共有結合剤の詳細は全開示が本
明細書に参考文献として引用されるゴトリュスキーの米
国特許第4,481,322号に完全に記述されており
、従ってこれらの組成物は本明細書には詳細に記述しな
い。繊維共有結合剤において、少くとも2つの重合性不
飽和基を有する重合しうる不飽和有機化合物は、望まし
くは1種又はそれ以上の、ポリ(ビニルアルコール) 
ペンタエリスリトール、メチロールプロパン、ジペンタ
エリスリトールのトリ、テトラ又はペンタアクリレート
、或いはペンタエリスリトール、メチロールプロパン、
又はジペンタエリスリトールのペンタメタクリレートで
ある。ビニル重合性不飽和の加水分解しうるシランは望
ましくは γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリ(2−メトキシエト
キシ)シラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
クロルシラン、χ−アクリロキシプロピルトリエトキシ
シラン、ビニルトリアセトキシシラン、エチニルエトキ
シシラン及び2−プロピニルトリクロルシランのいずれ
か1つ又はそれ以上である。 [0025] 遊離基発生剤は望ましくは、ジクミルパーオキサイド、
ラウリルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル
、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルパーベ
ンゾエート、ジー(tert−ブチル)パーオキサイド
、クメンハイドパーオキサイド、2,5−ジメチル−2
,5−ジー(tert−ブチルパーオキシ)−ヘキサン
、tert−ブチルハイドロパーオキサイド及びイソプ
ロピルパーカーボネートのいずれか1つ又はそれ以上で
ある。他に遊離基はプラスチック加工装置(例えばポリ
オレフィンとガラス繊維を混合するために用いた押出し
機)の熱及び剪断力の作用によって生じさせることがで
き、この場合には化学的遊離基発生剤の添加量を減じ又
はその必要性を排除する。 [0026] 次の実施例は、単なる例示ではあるけれど、本発明の方
法に用いる好適な試剤条件及び技術の詳細を示すために
記述される。すべての部及び割合は断らない限り重量に
よるものとする。これらの実施例で用いる略号及び測定
条件は次の通りである: LOI−540℃で2時間燃焼時の消失LOI(外側)
−LOI(内側) 移動指数= 2×平均LOI 但しく外側)及び(内側)は実施例1のBに記述するよ
うに生成するケークの内側及び外側表面に関するもので
ある。 [0027] 引張り性−I 5OR527−67による。■型試料を
23℃で用い且つ引張り速度は50mm/分。 [0028] チャーピー(charpy  Impact  Str
ength) −IS○179−82による。 割目なしの試料を使用。 [0029] 熱歪温度(HDT)−ISO75−74による。再現性
ある結果を得るために必要であることがわかっている1
50℃で3分間の予調整後、llOxlOx4mmの試
料を1820MPa下に0.32mmたわませて使用。 [0030] 次の実施例では、燃焼試験において2つの異なった消失
を用いた。「ガラス繊維LOIjとして同定される第1
のものは、ガラス繊維だけの燃焼によって決定され、単
にガラス繊維上のサイズを測定する。「複合物L○■」
として同定される第2のものは最終の接合物材料の燃焼
によって決定され、主たる重量損失は勿論複合材料のポ
リオレフィンマトリックスの燃焼に由来する。即ち複合
物LOIは複合材料中のポリオレフィン及びガラス繊維
の割合を測定する。 [0031] 【実施例月 本実施例は、シラン組成物がアミノ及びビニル両官能基
を有する単一のシランを含んでなる本発明の方法を例示
する。 [0032] A、サイズ浴の調製 リルニルアミドシラン50gを蒸留水2500gに撹拌
しながら添加し、得られた混合物をpH6で30分間放
置して加水分解させた。シランの添加後、希酢酸を用い
てpHをこの値に調節した。 [0033] 別にアセトン7gで希釈した自己分散性エポキシ樹脂[
エピコー) (Epikote)255、シェル・オイ
ル社(Shell  Oil  Co、 )から市販]
150gを、40℃に予熱した蒸留水の他の2500g
に強く撹拌しながらゆっくり添加した。 得られる分散液を冷却し、シラン溶液と混合した。最後
に希酢酸でpH5,0に調節し、最終サイズ浴とした。 [0034] B、サイズ処理したガラス繊維の製造 ガラス繊維を次の組成のEガラスから製造した:510
2  :  54.4 Na20 :0.5 KO:0.2 AIO:  14.1 Fe203:0.2 Mg0   :  0.4 CaO:   22.4 BO:8,0 F2   :  0.4 このガラス組成物から、孔204個の大理石ブツシュ、
1200℃の底板温度1200m/分の延伸速度、及び
4分の延伸時間を用いることにより、公称ティター(t
iter) 68 Tex (フィラメント直径13μ
に相当)のガラス繊維を延伸し、ガラス生産量80/分
及び生成ケーク重量330gを得た。上記Aで調製した
サイズ浴を、形成直後の繊維に、ロール式適用機を用い
て8m/分で適用した。40のケークを製造し、110
℃で10時間、次いで120℃で2時間炉中で乾燥した
。 [0035] 次いで炉を40℃まで冷却し、ケークを取り出した。3
6のケークから30m7分の巻き速度で約2400Te
xの線動(rovings)を製造した。この巻き速度
は繊維の粘着、輪状物の生成及びブレーキ板上の付着物
によって制限されたが、正しい形の、表面が僅かに黄色
がかった線動が生成した。この繊維の性質は次の通りで
あるニ ガラス繊維LOI   :  0.46%移動指数  
  :1.9 繊維ティツタ−:  62Tex 引張り強度   :53cN/lex (500mmの試料を200mm/分の引張速度で使用
)C5複合物の混練りと射出成形 上記Bで製造した線動を、長さ/直径比25:1及び3
8mmの2軸スクリユーを有するコマク・プラスト(c
omac  Plast) EB−386押出し機中で
ポリプロピレン単独重合体[モプレン(Moplen)
 C30G、 MF I (230℃、2.16)6d
g/分]と混練りした。押出し機を1100rp、浴融
温度225℃、及び溶融物圧力49バールで運転した。 押出し機内の温度傾向の次の通りであった:重合体供給
 :238℃ 区域2  :  240℃ 区域3  :  235℃ 繊維供給  :230℃ 区域5  :  230℃ ノズル   :220℃ 口金     :220℃ 本方法で用いた繊維共有結合剤は、実質的に等モル量の
トリメチロールプロパントリアクリレート及びγ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシランの1:1混合物
4部の、ジクミルパーオキサイドの8%ビニルトリエト
キシシラン中温溶液1量部との混合物を含んでなった。 取り扱いの容易さのために、この溶液混合物を等重量の
不活性な担体[デグッサ(Dequssa)がら商品名
シパーナ) (SIPERNAT)22として販売]と
混合し、50%乾燥粉末濃縮物とした。 [0036] 押出し機で用いた割合は、ポリプロピレン67.6%、
ガラス繊維線動30%及び繊維供給結合剤を含む乾燥粉
末濃厚物2.4%であった。ポリプロピレンを繊維共有
結合剤濃厚物と混合し、そして得られた混合物を、秤量
供給機を通してペレットで供給し、混線ラインに送った
。(繊維共有結合剤は他の方法で接合物材料の他の成分
と混合することができた。例えば繊維共有結合剤は、ガ
ラス繊維を押出し機中に別々に導入する又はポリオレフ
ィンと同一のホッパーへ切断形でと導入することと関係
なく、ガラス繊維に添加することができた。)このサイ
ズ処理したガラス繊維を4X2400Tex練紡として
溶融区域の終点に導入した。 押出し物を水浴で冷却し、ペレットに切断した。 [0037] このようにして得た複合物のペレットを、直径30mm
及び長さ/直径比20のアービツド(Arbid)スク
リュー及びシリンダーにより、75トンのアーバーグ・
オールラウンダー(Arburg  A11round
er)プレスで射出成形した。装置は次の条件で運転し
たニスクリユー速度30rpm、サイクル時間55秒、
及び次の温度傾向: 供給   :220℃ 区域2  :  218℃ 区域3  :  220℃ ノズル  :220℃ 型    :60℃ D、複合物の性質 成形複合材料は次の性質を有した: 接合物L(M           :  70%降伏
引張り強度       :  99MPa引張り伸張
         :1.8%降伏曲げ強度     
   :  112MPa曲げモジュラス      
 :  4190M P a創口なしチャーピー衝撃強
度 :  36J/m2HDT HFI(230℃ 21.6N) [0038] 【対照実施例A】 1161℃ :  5.2g710分 ことを例示する。 [0039] サイズ浴が次の組成を有する以外実施例1を繰返しな:
χ−アミノプロピルトリエトキシシラン  0.6%エ
ピコート255              3.0%
水                    96.4
%製造した成形接合物材料は次の性質を有しな:複合物
LOI           :  69%降伏引張り
強度       :  98MPa引張り伸張   
      :2.2%降伏曲げ強度        
:  110MPaHDT             
 :  161℃HFI(230℃ 21.6N)  
  :  5.6g/10分これらの値を実施例1に示
したものと比べると、2つの組成物の多くの性質は■で
達成されたものの約70%にすきないチャーピー衝撃強
度しか有かないことが見られよう。 [0040]
【実施例2】 本実施例は、シラン組成物がアミノ及びビニル両官能基
を有する単一のシランを含んでなるが、サイズ浴に用い
るフィルム形成材料が実施例1に用いたものと異なる本
発明の方法を例示する。 [0041] エピコート255の代りに、ヘキスト社(Hoechs
t  Corp、 )から市販されている酸化されたポ
リエチレン乳化液のホーダマ−(Hordamer) 
P E−03を用いる以外実施例1を繰返した。即ちサ
イズ浴の組成は次の通りであったニジラン      
          1.0%ホーダマ−PE−03フ
イルム形成剤   3.0%水           
         96.0%酸化されたポリエチレン
乳化液フィルム形成材料の使用は線動の製造において加
工問題が生じないという利点を有し、斯くして線動は3
00m/分で巻くことができ且つ良好な品質であった。 [0042] 得られた複合物の性質は次のとおりであった:接合物L
OI           :  71%降伏引張り強
度        :  97MPa引張り伸張   
      :1.8%降伏曲げ強度        
 :  112MPa曲げモジュラス       :
  4500M P a割目なしチャーピー衝撃強度 
:  25J/m2HDT             
  :  160℃HFI(230℃ 21.6N) 
    :  4.7g710分[0043]
【対照実施例B】
本実施例は、アミノ官能基だけを含有し、不飽和官能基
をもたないシランの使用が実施例2で達成されたものと
同程度に良好な複合物の性質を与えないということを例
示する。 [0044] シランを対照実施例Aで用いたもので代替する以外実施
例2を繰返した。斯くしてサイズ浴は次の組成を有した
: γ−アミノプロピルトリエトキシシラン  0.6%ホ
ーダマ−PE−033,0% 水                   96.4%
製造した成形接合物材料は次の性質を有した:複合物L
OI           :  68%降伏引張り強
度       :  90MPa引張り伸張    
     :1.7%降伏曲げ強度         
:  107MPa曲1tf−E:シューyス:  4
970MPa刻目なしチャ割目−衝撃強度 :20J/
m2HDT             :  160℃
HFI(230℃ 21.6N)    :  4.4
g710分これらの値を実施例2に示したものと比べる
と、2つの組成物の多くの性質は類似しているけれど、
シランが不飽和官能基を有していなり)対照組成物は実
施例1で達成されたものの約80%にすきないチャーピ
ー衝撃強度しか有さなXJ)ことが見られよう。 [0045]
【対照実施例C】
本願実施例は、(多分酸改変ポリオレフィンと共有する
ために処理されている)市販のガラス繊維線動の使用は
実施例1で達成されたものほど良好な複合物の性質を与
えないということを例示する。 [0046] 実施例1の線動の代りに市販のガラス繊維の線動ベトロ
テツクス(V etrotex)P365を用いる以外
実施例1を繰返した。製造された成形接合物材料は次の
性質を有した: 複合物LOI           :  69%降伏
引張り強度       :  88MPa引張り伸張
         :2.0%降伏曲げ強度     
   :  100MPa曲げモジュラス:  417
0MPa 刻目なしチャ割目−衝撃強度 :  22J/m2HD
T               :  160℃HF
I(230℃ 21.6N)     :  4.4g
710分これらの値を実施例1に示したものと比べると
、2つの組成物の多くの性質は類似しているけれど、対
照組成物は実施例1で達成されたものの約60%にすき
ないチャーピー衝撃強度しか有さないことが見られよう
。 [0047]
【実施例3及び4並びに対照例り及びE】これらの実施
例は、シラン組成物がアミノ官能基を有する第1のシラ
ン及びビニル官能基を有する第2のシランを含んでなる
本発明の方法を例示する。比較のために、これら2つの
シラン各を単独で同様のサイズ浴に用いた場合の対照実
施例も示す。 [0048] 用いたシランが以下の通りである以外実施例1を繰返し
た(示す割合は各シランのサイズ浴中のパーセントであ
る):実施例3:ビニルトリス(2−メトキシエトキシ
)シラン0.35%及びγ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン0.30%の混合物;実施例4:メタクリロキ
シプロピルトリメトキシ0.30%及びγ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン0.30%の混合物;対照実施
例D:ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)・シラン
0.7%;及び対照実施例E:メタクリロキシプロビル
トリメトキシ0.6%。 [0049] 製造された組成物の性質を下表に示す。簡便のために、
この表は、用いたシランがγ−アミノプロピルトリエト
キシシラン0.6%である対照実施例Aからの結果も繰
返す。 [00501
【表1] 対照  対照  対照 実施例3 実施例4 実施例D 実施例E 実施例AL
OI(%)            31   30 
  31   32   31引張り強度(MPa) 
       102   100   96   9
5   98引張り伸張(%)         2.
6   2.4   1.4   0.5   2.2
曲げ強度(MPa)         112   1
10   110   106   110曲げモジュ
ラス(MPa)     4230  3940  4
560  4310  4470チャーピー衝撃強度(
J/m)   35   33   23   23 
  25HD T (160℃)         1
61   161   162   161   16
1HF I (g/10分)            
      8.2   5.3   5.61■■■
■111■■■− 上記衣のデータから、実施例3及び4に用いたアミノシ
ラン及びビニルシランの混合物は、成分シランのいずれ
かを単独で用いた場合よりも実質的に大きいチャーピー
衝撃強度をもたらすということが理解されよう。 [0051] 本発明の特徴及び態様は以下の通りである:1、ガラス
繊維を、アミン官能基を有するシラン分子及びエチレン
性不飽和官能基を有するシラン分子を含んでなるシラン
組成物で処理し、この処理したガラス繊維を、ポリオレ
フィン樹脂並びに(a)少くとも2つの重合性不飽和基
を有する重合しうる不飽和有機化合物0.05〜15重
量%及び(b)ビニル重合しうる不飽和の、加水分解し
うるシラン0.05〜5重量%を含んでなる繊維結合剤
と混合し、但し 成分(a)及び(b)の重量%は処理したガラス繊維の
全重量に基づくものであり、 得られる混合物中に、処理したガラス繊維をポリオレフ
ィン樹脂と結合させるのに十分な量の遊離基を発生させ
、 ガラス繊維、ポリオレフィン樹脂、及び繊維結合剤の得
られる混合物を、繊維強化複合材料を生成せしめるのに
十分な温度及び圧力の条件にさらす、ことを含んでなる
ガラス繊維強化複合材料の製造法。 [0052] 2、ガラス繊維を、アミン官能基を有するシラン分子及
びエチレン性不飽和官能基を有するシラン分子を含んで
なるシラン組成物で処理し、この処理したガラス繊維を
、ポリオレフィン樹脂並びに(a)少くとも2つの重合
性不飽和基を有する重合しうる不飽和有機化合物0.0
5〜15重量%、(b)ビニル重合しうる不飽和の、加
水分解しうるシラン0.05〜5重量%及び(c)遊離
基発生剤0.0025〜2.5重量%を含んでなる繊維
結合剤と混合し、但し 成分(a)及び(c)の重量%は処理したガラス繊維の
全重量に基づくものであり、 ガラス繊維、ポリオレフィン樹脂、及び繊維結合剤の得
られる混合物を、繊維強化複合材料を生成せしめるのに
十分な温度及び圧力の条件にさらす、ことを含んでなる
ガラス繊維強化複合材料の製造法。 [0053] 3、シラン組成物がアミン官能基及びエチレン性不飽和
官能基を同一分子内に有するシランを少くとも1種含ん
でなる上記2の方法。 [0054] 4、シラン組成物が一般式 %式%] 【3】 [式中、R及びR1はそれぞれ炭素数2〜6の2価のア
ルキレン基、炭素数6〜12の2価のアリーレン基、炭
素数7〜20の2価の置換アリーレン基、及び式−C(
−〇)R3−の2価の基からなる群から選択され、但し
R3は炭素数2〜6の2価のアルキレン基であり、R2
は炭素数1〜10の1価のアルキル又はアリール基或い
は水素であり、Wは水素又は−C(=0)R4−であり
、但しR4は炭素数8〜24の、少くとも1つの二重結
合を含む1価の炭化水素基であり、 Yは水素、−C(=0)R4−1R2及び−R55i(
OR6)3−8(R7)8からなる群から選択され、但
しR4は上述の通りであり、Rは炭素数2〜6の2価の
アルキレン基であり、R有残基の珪素原子に直接結合し
、 aは0.1又は2の値を有し、bはOll又は2の値を
有し、Cは0又は1の値を有し、 X及びyはx十yがO〜30に等しいような値を有し、
但しXは少くとも1であり、2はO又は1の値を有し、 Xはハロゲン原子或いはエステルヒドロキシル又は無水
物基であり、x=1、y=o及びz=0のとき、c=1
]によって表わされるある脂肪族エテノイドアシルアミ
ノ有機シランを含んでなる上記1〜3の方法。 [0056] 5、シラン組成物が [0057]
【化4】 [CH3(cH2CH=CH)3(cH2)7CO][
NCH2CH2NH][cH2cH2cH2si(oM
e)3]2を含んでなる上記4の方法。 [0058] 6、シラン組成物が、アミン官能基を有する第4のシラ
ン及びエチレン性不飽和官能基を有する第2のシランを
含んでなる上記2の方法。 [0059] 7、第1のシランが χ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、ビス(トリメトキシシリル
プロピル)アミン、1.2−ビス−(トリメトキシシリ
ルプロピル)エタンジアミン及びその異性体及び トリメトキシシリルプロピル置換ジエチレントリアミン
、の少くとも1種である上記6の方法。 [00601 8、第1のシランが、 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン及びγ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、の少くとも1つである上
記7の方法。
【006月 9、第2のシランがビニルシランである上記6の方法。 [0062] 10、第2のシランが、 ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン
、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン及びχ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの少くと
も1種である上記9の方法。 [0063] 11、繊維結合剤がガラス繊維の重量に基づいて高々的
2.5重量%の、(i)少くとも炭素数12の珪素に結
合したアルキル基を少くとも1つ含有するシロキサン、
或いは (ii)一端においてシロキサンブロックにそれぞれ結
合するポリオキシアルキレンブロック1つ又はそれ以上
、少くとも炭素数12のアルキル基、又はアルケニル基
を有し、そして他端においてアルコキシ基、シロキサン
ブロック又はヒドロキシ基に結合するポリオキシアルキ
レン化合物、を含んでなる表面活性剤を更に含んでなる
上記2の方法。 [0064] 12、繊維結合剤がガラス繊維の重量に基づいて高々約
15重量%の不活性な担体を更に含A7でなる上記2の
方法。 [0065] 13、不活性な無機担体が孔性シリカ、珪酸塩、アルミ
ナ、アルミノシリケート及び重合体材料のいずれ1つ又
はそれ以上を含んでなる上記12の方法。 [0066] 14、ガラス繊維をその0.01〜1重量%に等しい量
のシランで処理する上記2の方法。 [0067] 15、ガラス繊維を、シラン鉤1〜2重量%を含有する
サイズ浴で処理する上記2の方法。 [0068] 16、サイズ浴がフィルム形成材料を更に含んでなる上
記9の方法。 [0069] 17、フィルム形成材料がポリ酢酸ビニル、アクリレー
ト、ポリオレフィン、ポリエステル、フェノキシ樹脂、
フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、尿素、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、及びフェノキシ樹脂の少くとも1つ
を含んでなる上記16の方法。 [0070] 18、フィルム形成材料が少くとも1種のエポキシ上記
を含んでなる上記17の方法。 [0071] 19、フィルム形成材料がサイズ浴の1〜20重量%を
なす上記17の方法。 2領ポリオレフイン樹脂がポリプロピレンである上記2
の方法。 [0072] 21、繊維結合剤において、少くとも2つの重合性不飽
和基を有する重合しうる不飽和有機化合物が、ポリ(ビ
ニルアルコール) ペンタエリスリトール、メチロール
プロパン、ジペンタエリスリトールのトリ、テトラ又は
ペンタアクリレート、或いはペンタエリスリトール、メ
チロールプロパン、又はジペンタエリスリトールのペン
タメタクリレートからなる群から選択される上記2の方
法。 [0073] 22、繊維結合剤において、ビニル重合性の、加水分解
しうるシランが、χ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ 
(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリクロルシラン、γ−アクリロキシプ
ロピルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、エチニルトリエトキシシラン及び2−プロピニルト
リクロルシラン、 からなる群から選択される上記2の方法。 [’0074] 23、繊維結合剤において、遊離基発生剤がジクミルパ
ーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、アゾビスイソ
ブチロニトリル、ペンシイシルバーオキサイドtert
−ブチルパーベンゾエート、ジー(tert−ブチル)
パーオキサイド、クロンハイドロパーオキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジー(tert−ブチルパーオ
キシ)−ヘキサン、tert−ブチルハイドロパーオキ
サイド及びイソプロピルパーカーボネートからなる群か
ら選択される上記2の方法。 [0075] 24、繊維結合剤を、その液体成分の、孔性不活性担体
上への吸収によって製造される粉末形で添加する上記2
の方法。 [0076] 25、上記2の方法によって製造される繊維強化複合材
料。 [0077] 26、ポリオレフィンマトリックス、及びポリオレフィ
ンマトリックス中に分散された複数のガラス繊維、を含
んでなる、但し 該ガラス繊維が、 アミン官能基を有するシラン分子及びエチレン性不飽和
官能基を有するシラン分子を含んでなるシラン組成物の
、 (a)少くとも2つの重合性不飽和基を有する重合しう
る不飽和有機化合物0.05〜15重量%、及び(b)
ビニル重合性不飽和の、加水分解しうるシラン0.05
〜5重量%との、遊離基開始剤0.0025〜2.5重
量%の有無下における、反応生成物によりポリオレフィ
ンマトリックスに結合されており、但し、成分(a)〜
(c)の重量%が処理したガラス繊維の全重量に基づく
ものである、 繊維強化複合材料。 [0078] 27、反応生成物カミアミン官能基及びエチレン性不飽
和官能基を同一の分子中に有する少くとも1つのシラン
を含んでなるシラン組成物に由来する上記26の繊維強
化接合物材料。 [0079] 28、シラン組成物が一般式 %式%] 【5】 [式中、R及びR1はそれぞれ炭素数2〜6の2価のア
ルキレン基、炭素数6〜12の2価のアリーレン基、炭
素数7〜20の2価の置換アリーレン基、及び式−C(
=O)R3−の2価の基からなる群から選択され、但し
R3は炭素数2〜6の2価のアルキレン基であり、R2
は炭素数1〜10の1価のアルキル又はアリール基或い
は水素であり、Wは水素又は−C(=0)R4−であり
、但しR4は炭素数8〜24の、少くとも1つの二重結
合を含む1価の炭化水素基であり、 しRは上述の通りであり、R5は炭素数2〜6の2価の
アルキレン基であり、R及びRはそれぞれ炭素数1〜6
の1価のアルキル又はアリール基であり、そしてさらに
Rは珪素含有残基であってよく、なおこの場合酸素原子
がR6の珪素含有残基の珪素原子に直接結合し、 aハO11又は2の値を有し、bはOll又は2の値を
有し、CはO又は1の値を有し、 X及びyはx+yがO〜30に等しいような値を有し、
但しXは少くとも1であり、2はO又は1の値を有し、 Xはハロゲン原子或いはエステルヒドロキシル又は無水
物基であり、WはOからx十y+zの合計までに等しい
値を有し、但しWは遊離のアミン形の全窒素原子を越え
ず、但し少くとも1つのYが−R5Si(OR6)x=
1、y=o及びz=0のとき、C=1]によって表わさ
れるある脂肪族エテノイドアシルアミノ有機シランを含
んでなる上記27の繊維強化接合物材料。 [0081] 29、シラン組成物が [0082]
【化6】 [CH3(cH2CH=CH)3(cH2)7CO][
NCH2CH2NH]UCH2CH2CH2Si(OM
e)3]2を含んでなる上記28の繊維強化接合物材料
。 [0083] 30、反応生成物が、アミン官能基を有する第1のシラ
ン及びエチレン性不飽和官能基を有する第2のシランを
含んでなるシラン組成物に由来する上記2bの繊維強化
接合物材料。 [0084] 31、第1のシランが、 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、ビス(トリメトキシシリル
プロピル)アミン、1.2−ビス−(トリメトキシシリ
ルプロピル)エタンジアミン及びその異性体、並びにト
リメトキシシリルプロピル置換ジエチレントリアミン、
の少くとも1種である上記30の繊維強化接合物材料。 [0085] 32、第」のシランがγ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン及びy−アミノプロピルトリメトキシシランの少
くとも1つである繊維強化接合物材料。 [0086] 33、第2のシランがビニルシランである上記30の繊
維強化接合物材料。 [0087] 34゜ 第2のシランが、 ビニルトリメトキシシラン、 ビニルトリエトキシシラン、 ビニルトリス (2−メ トキシエトキシ) ンフノ、 及びγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの
少くとも1つである上記9の方法。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維を、アミン官能基を有するシラ
    ン分子及びエチレン性不飽和官能基を有するシラン分子
    を含んでなるシラン組成物で処理し、この処理したガラ
    ス繊維を、ポリオレフィン樹脂並びに(a)少くとも2
    つの重合性不飽和基を有する重合しうる不飽和有機化合
    物0.05〜15重量%及び(b)ビニル重合しうる不
    飽和の、加水分解しうるシラン0.05〜5重量%を含
    んでなる繊維結合剤と混合し、但し 成分(a)及び(b)の重量%は処理したガラス繊維の
    全重量に基づくものであり、 得られる混合物中に、処理したガラス繊維をポリオレフ
    ィン樹脂と結合させるのに十分な量の遊離基を発生させ
    、 ガラス繊維、ポリオレフィン樹脂、及び繊維結合剤の得
    られる混合物を、繊維強化複合材料を生成せしめるのに
    十分な温度及び圧力の条件にさらす、ことを含んでなる
    ガラス繊維強化複合材料の製造法。
  2. 【請求項2】ガラス繊維を、アミン官能基を有するシラ
    ン分子及びエチレン性不飽和官能基を有するシラン分子
    を含んでなるシラン組成物で処理し、この処理したガラ
    ス繊維を、ポリオレフィン樹脂並びに(a)少くとも2
    つの重合性不飽和基を有する重合しうる不飽和有機化合
    物0.05〜15重量%、(b)ビニル重合しうる不飽
    和の、加水分解しうるシラン0.05〜5重量%及び(
    c)遊離基発生剤0.0025〜2.5重量%を含んで
    なる繊維結合剤と混合し、但し 成分(a)及び(c)の重量%は処理したガラス繊維の
    全重量に基づくものであり、 ガラス繊維、ポリオレフィン樹脂、及び繊維結合剤の得
    られる混合物を、繊維強化複合材料を生成せしめるのに
    十分な温度及び圧力の条件にさらす、ことを含んでなる
    ガラス繊維強化複合材料の製造法。
  3. 【請求項3】シラン組成物が一般式 【化1】 Y[N(Y)_cR_2_−_c]_x[N(W)R^
    1]_y[N(Y)_bR^2_2_−_b]_x(H
    X)_w[式中、R及びR^1はそれぞれ炭素数2〜6
    の2価のアルキレン基、炭素数6〜12の2価のアリー
    レン基、炭素数7〜20の2価の置換アリーレン基、及
    び式−C(=O)R^3−の2価の基からなる群から選
    択され、但しR^3は炭素数2〜6の2価のアルキレン
    基であり、R^2は炭素数1〜10の1価のアルキル又
    はアリール基或いは水素であり、wは水素又は−C(=
    O)R^4であり、但しR^4は炭素数8〜24の、少
    くとも1つの二重結合を含む1価の炭化水素基であり、 Yは水素、−C(=O)R^4−、R^2及び−R^5
    Si(OR^6)_3_−_a(R^7)_aからなる
    群から選択され、但しR^4は上述の通りであり、R^
    5は炭素数2〜6の2価のアルキレン基であり、R^6
    及びR^7はそれぞれ炭素数1〜6の1価のアルキル又
    はアリール基であり、そしてさらにR^6は珪素含有残
    基であつてよく、なおこの場合酸素原子がR^6の珪素
    含有残基の珪素原子に直接結合し、 aは0、1又は2の値を有し、bは0、1又は2の値を
    有し、cは0又は1の値を有し、 x及びyはx+yが0〜30に等しいような値を有し、
    但しxは少くとも1であり、zは0又は1の値を有し、 Xはハロゲン原子或いはエステルヒドロキシル又は無水
    物基であり、wは0からx+y+zの合計までに等しい
    値を有し、但しwは遊離のアミン形の全窒素原子を越え
    ず、但し少くとも1つのYが−R^5Si(OR^6)
    _3_−_a(R′)_a及び少くとも1つのYが−C
    (=O)R^4−であり、そしてx=1、y=0及びz
    =0のとき、c=1]によつて表わされるある脂肪族エ
    テノイドアシルアミノ有機シランを含んでなる請求項1
    又は2の方法。
  4. 【請求項4】ポリオレフィンマトリックス、及びポリオ
    レフィンマトリックス中に分散された複数のガラス繊維
    、を含んでなる、但し 該ガラス繊維が、 アミン官能基を有するシラン分子及びエチレン性不飽和
    官能基を有するシラン分子を含んでなるシラン組成物の
    、 (a)少くとも2つの重合性不飽和基を有する重合しう
    る不飽和有機化合物0.05〜15重量%、及び(b)
    ビニル重合性不飽和の、加水分解しうるシラン0.05
    〜5重量%との、遊離基開始剤0.0025〜2.5重
    量%の有無下における、反応生成物によりポリオレフィ
    ンマトリックスに結合されており、但し、成分(a)〜
    (c)の重量%が処理したガラス繊維の全重量に基づく
    ものである、 繊維強化複合材料。
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