JPH04113834A - 多孔性吸液シートとその製造方法 - Google Patents
多孔性吸液シートとその製造方法Info
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- JPH04113834A JPH04113834A JP2235247A JP23524790A JPH04113834A JP H04113834 A JPH04113834 A JP H04113834A JP 2235247 A JP2235247 A JP 2235247A JP 23524790 A JP23524790 A JP 23524790A JP H04113834 A JPH04113834 A JP H04113834A
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Landscapes
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は多孔性吸液シートとその製造方法に関する。さ
らに詳しくは、生理用ナプキンや母乳バット、痔バット
、パンティライナー、失禁バットなどの体液吸収具にお
いて肌当面シートに使用されたり、食品用トレーの下敷
など種々の用途に使用される多孔性吸液シートとその製
造方法に関する。
らに詳しくは、生理用ナプキンや母乳バット、痔バット
、パンティライナー、失禁バットなどの体液吸収具にお
いて肌当面シートに使用されたり、食品用トレーの下敷
など種々の用途に使用される多孔性吸液シートとその製
造方法に関する。
「従来の技術」
従来の体液吸収具における肌当面シートとしては、特公
昭57−17081号公報に示された多孔性吸液シート
がある。
昭57−17081号公報に示された多孔性吸液シート
がある。
この多孔性吸液シートは第8〜9図に示されるように、
吸液シート122に円錐形のテーパ孔126が形成され
、該テーパ孔126の先細となった底端129が吸収体
123に接しており、開口面積の広い基端縁130側が
使用中に人肌に接するようになっている。
吸液シート122に円錐形のテーパ孔126が形成され
、該テーパ孔126の先細となった底端129が吸収体
123に接しており、開口面積の広い基端縁130側が
使用中に人肌に接するようになっている。
この多孔性吸液シートは、テーパ孔126を設けたこと
によって、体液の自由な流入を許すが、いったん流入し
た体液の逆流を抑制し、それによって比較的乾燥した感
じを使用者に与えることを企図したものである。
によって、体液の自由な流入を許すが、いったん流入し
た体液の逆流を抑制し、それによって比較的乾燥した感
じを使用者に与えることを企図したものである。
「発明が解決しようとする課題」
ところが、前記従来の吸液シートは、テーパ孔+26の
周囲に吸液シート122の平坦な部分I20が存在して
いるので、その部分に体液が付着することにより湿潤感
を覚えることがあった。
周囲に吸液シート122の平坦な部分I20が存在して
いるので、その部分に体液が付着することにより湿潤感
を覚えることがあった。
したがって、比較的乾燥した感じをある程度は与えるこ
とかできたものの、なお改善の余地があったものである
。
とかできたものの、なお改善の余地があったものである
。
本発明はかかる事情に鑑み、従来例以上にさらっとした
乾いた肌ざわりが得られ、しかもシートの型くずれを防
止して乾いた肌ざわりを長期間保つことができる吸液シ
ートを提供することを目的とする。
乾いた肌ざわりが得られ、しかもシートの型くずれを防
止して乾いた肌ざわりを長期間保つことができる吸液シ
ートを提供することを目的とする。
また、前記吸液シートを能率的に製造しうる製造方法を
提供することを目的とする。
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明の多孔性吸液シートは、表面側フィルムと裏面側
フィルムとからなる立体メツシュフィルムであって、 表面側フィルムには、多角錐形のテーパ状突出部がエン
ボス加工され、しかも各突出部の基端縁は隣接する突出
部の基端縁と共通の稜線を構成しており、 裏面側フィルムが、前記テーパ状突出部の底端縁に接着
され、かつテーパ状突出部の内部のテーパ孔と連通ずる
開口が形成されており、前記テーパ孔の周囲における表
面側フィルムと裏面側フィルムは、密閉された空気室を
形成していることを特徴とする。
フィルムとからなる立体メツシュフィルムであって、 表面側フィルムには、多角錐形のテーパ状突出部がエン
ボス加工され、しかも各突出部の基端縁は隣接する突出
部の基端縁と共通の稜線を構成しており、 裏面側フィルムが、前記テーパ状突出部の底端縁に接着
され、かつテーパ状突出部の内部のテーパ孔と連通ずる
開口が形成されており、前記テーパ孔の周囲における表
面側フィルムと裏面側フィルムは、密閉された空気室を
形成していることを特徴とする。
また、本発明にかかわる多孔性吸液シートの製造方法は
、加温状態の合成樹脂製表面側フィルムをエンボスロー
ルの表面に供給し、前記表面側フィルムを上から加圧し
て、該フィルムに多角錐状のテーパ状突出部を多数形成
し、前記フィルムに合成樹脂製裏面側フィルムを重ねて
ヒートシールし、 ついで、前記テーパ状突出部の底端部をカットすること
を特徴とする。
、加温状態の合成樹脂製表面側フィルムをエンボスロー
ルの表面に供給し、前記表面側フィルムを上から加圧し
て、該フィルムに多角錐状のテーパ状突出部を多数形成
し、前記フィルムに合成樹脂製裏面側フィルムを重ねて
ヒートシールし、 ついで、前記テーパ状突出部の底端部をカットすること
を特徴とする。
[作 用コ
本発明における表面側フィルムは、多角錐形のテーパ状
突出部がエンボス加工され、しかも各突出部の基端縁は
隣接する突出部の基端縁と共通の稜線を構成している。
突出部がエンボス加工され、しかも各突出部の基端縁は
隣接する突出部の基端縁と共通の稜線を構成している。
したがって、表面側フィルムの表面は多数本の稜線のみ
が隆起し、各稜線で囲まれた面はすべて陥凹している。
が隆起し、各稜線で囲まれた面はすべて陥凹している。
このように、体液がとどまるような平坦面は存在しない
ので、使用中に体液が人肌との間に残らない。このよう
にして、湿潤感を感じさせる原因を排除したので従来例
以上に乾いた感じを与えることができる。
ので、使用中に体液が人肌との間に残らない。このよう
にして、湿潤感を感じさせる原因を排除したので従来例
以上に乾いた感じを与えることができる。
そして、本発明の吸液シートは、空気室が外力に対しシ
ート形状を元のままに保持しようと働くので、使用中に
体圧がかかっても形崩れがしにくい。よって、良好な肌
ざわりを長期間保つことができる。さらに、空気室自体
が乾燥部分であるので、肌に対し湿潤感を与えることが
ない。したがって、この点からもさらっとした良好な使
用感が得られるのである。
ート形状を元のままに保持しようと働くので、使用中に
体圧がかかっても形崩れがしにくい。よって、良好な肌
ざわりを長期間保つことができる。さらに、空気室自体
が乾燥部分であるので、肌に対し湿潤感を与えることが
ない。したがって、この点からもさらっとした良好な使
用感が得られるのである。
本発明の製造方法では、エンボスロールの表面に合成樹
脂フィルムを載せて回転させている間に、テーパ状突出
部がエンボス加工され、ついで2枚目のフィルムがヒー
トシールされ、テーパ孔が形成される。その工程は、エ
ンボスロールの回転にともなって実行され、工程替えの
必要がないので、連続生産に適している。したかって、
多孔性吸液シートを低コストで供給することができる。
脂フィルムを載せて回転させている間に、テーパ状突出
部がエンボス加工され、ついで2枚目のフィルムがヒー
トシールされ、テーパ孔が形成される。その工程は、エ
ンボスロールの回転にともなって実行され、工程替えの
必要がないので、連続生産に適している。したかって、
多孔性吸液シートを低コストで供給することができる。
[実施例]
つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1〜2図には、本発明の実施例1である多孔性吸液シ
ートSが示されている。同図において、1は表面側フィ
ルム、2は裏面側フィルムであり、いずれもポリエチレ
ンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂フィルムである
。表面側フィルム1には後述するエンボス加工によりテ
ーパ状突出部3が網目状に多数形成されている。
ートSが示されている。同図において、1は表面側フィ
ルム、2は裏面側フィルムであり、いずれもポリエチレ
ンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂フィルムである
。表面側フィルム1には後述するエンボス加工によりテ
ーパ状突出部3が網目状に多数形成されている。
このテーパ状突出部3は多角錐形であり、本実施例では
4角形である。そして、各テーパ状突出部3の基端縁は
前後左右に隣接する各突出部3の基端縁と共通の稜線7
を構成している。したがって、表面側フィルム1の上面
形状は線状に突起した部分が延び、その余の部分は陥凹
しており平坦となっていない。
4角形である。そして、各テーパ状突出部3の基端縁は
前後左右に隣接する各突出部3の基端縁と共通の稜線7
を構成している。したがって、表面側フィルム1の上面
形状は線状に突起した部分が延び、その余の部分は陥凹
しており平坦となっていない。
前記各テーパ状突出部3の底端には前記裏面側フィルム
2がヒートシールなどにより接着されている。そして、
裏面側フィルム2のテーパ状突出部3の底端に面する部
分は開口されており、その開口部を符号8で示す。
2がヒートシールなどにより接着されている。そして、
裏面側フィルム2のテーパ状突出部3の底端に面する部
分は開口されており、その開口部を符号8で示す。
開口8が形成されていることにより、テーパ状突出部3
の内面は、それを貫くテーパ孔4となっており、テーパ
孔4の表面側の径は大きく、裏面側の径は小さくなって
いる。
の内面は、それを貫くテーパ孔4となっており、テーパ
孔4の表面側の径は大きく、裏面側の径は小さくなって
いる。
そして、テーパ孔4の周囲の部分は、表面側フィルム1
と裏面側フィルム2で囲まれ、かつ密閉された空間とな
っており、空気室5を形成している。したがって空気室
5はテーパ孔4の周囲に存在し、しかも、各テーパ孔4
の周囲ですべて連通している。
と裏面側フィルム2で囲まれ、かつ密閉された空間とな
っており、空気室5を形成している。したがって空気室
5はテーパ孔4の周囲に存在し、しかも、各テーパ孔4
の周囲ですべて連通している。
つぎに上記実施例の吸液シートSを、生理用ナプキンや
母乳バットなどの体液吸収具における肌当面シートに適
用した場合の作用を説明する。
母乳バットなどの体液吸収具における肌当面シートに適
用した場合の作用を説明する。
第2図において、吸液シートSの上面は人体側であり、
下面には綿状パルプや吸収紙などの吸収層6が位置して
いる。
下面には綿状パルプや吸収紙などの吸収層6が位置して
いる。
体液を吸収するばあいは、テーパ孔4の開口面積の広い
方から体液が流れ込む(矢印a)ので吸収速度が早くな
る。そして、いったん吸収層6に体液を吸収したあとは
、テーパ孔4の開口面積が小さくなっているので、矢印
すで示すように逆流することなく内部に溜まるようにな
る。このようにして、早い吸液速度と逆流防止を達成す
るというのが本実施例の基本的作用である。
方から体液が流れ込む(矢印a)ので吸収速度が早くな
る。そして、いったん吸収層6に体液を吸収したあとは
、テーパ孔4の開口面積が小さくなっているので、矢印
すで示すように逆流することなく内部に溜まるようにな
る。このようにして、早い吸液速度と逆流防止を達成す
るというのが本実施例の基本的作用である。
そして、本実施例は、次のような顕著な効果を併せ奏す
る。
る。
すなわち、本実施例の表面側フィルム1の上面、つまり
人体側は稜線7が位置しており、平坦な部分が存在しな
いので、体液が表面にとどまることがない。そのため、
必ず内部に流れ込む。したがって使用中に体液が人肌と
の間に残らないので湿潤感を感じさせる原因を排除する
ことができる。これにより従来例以上に乾いた感じを与
えることができる。しかも本実施例の吸液シートSのば
あい、人体の肌と吸収層6とは嵩高い空気室5により隔
てられており、しかも、空気室5は外力が加わっても容
易に崩れないので、吸液シートSの形状、またテーパ孔
4の形状が変形しない。そのため、テーパ孔4や空気室
5の奏する機能を長時間保つことができ、良好な肌ざわ
りを長く保証することができる。
人体側は稜線7が位置しており、平坦な部分が存在しな
いので、体液が表面にとどまることがない。そのため、
必ず内部に流れ込む。したがって使用中に体液が人肌と
の間に残らないので湿潤感を感じさせる原因を排除する
ことができる。これにより従来例以上に乾いた感じを与
えることができる。しかも本実施例の吸液シートSのば
あい、人体の肌と吸収層6とは嵩高い空気室5により隔
てられており、しかも、空気室5は外力が加わっても容
易に崩れないので、吸液シートSの形状、またテーパ孔
4の形状が変形しない。そのため、テーパ孔4や空気室
5の奏する機能を長時間保つことができ、良好な肌ざわ
りを長く保証することができる。
しかも、空気層5は湿気を帯びること無く常に乾いてい
るので、この点からも人体には乾いてさらっとした良好
な使用感を与えることができる。
るので、この点からも人体には乾いてさらっとした良好
な使用感を与えることができる。
本発明の吸液シートは以上のごとき特性があるため、生
理用ナプキンや母乳バット、痔バット、パンティライナ
ー、失禁バットなどの体液吸収具に用いるのに好適であ
る。また、スーパー等で販売されている魚などのさしみ
用トレーの内に下敷として使用することもできる。その
場合本発明の多孔性吸液シートの裏面に不織布または吸
水紙(ティッシュ−)を接合すればよい。
理用ナプキンや母乳バット、痔バット、パンティライナ
ー、失禁バットなどの体液吸収具に用いるのに好適であ
る。また、スーパー等で販売されている魚などのさしみ
用トレーの内に下敷として使用することもできる。その
場合本発明の多孔性吸液シートの裏面に不織布または吸
水紙(ティッシュ−)を接合すればよい。
つぎに、他の実施例にかかわる吸液シートSを説明する
。
。
第3図に示された実施例2は、テーパ状突出部3の基端
縁の形状が三角形のものである。したがって、テーパ孔
4も三角錐状であり、また各稜線7も三角形を形作って
いる。この実施例においても、表面側フィルム1の上面
には稜線7のみが線状に突起しており、平坦な面が存在
しないので、前記実施例と同様に非常に乾いた感じを与
えることができる。
縁の形状が三角形のものである。したがって、テーパ孔
4も三角錐状であり、また各稜線7も三角形を形作って
いる。この実施例においても、表面側フィルム1の上面
には稜線7のみが線状に突起しており、平坦な面が存在
しないので、前記実施例と同様に非常に乾いた感じを与
えることができる。
本明細書にいう「多角錐形」とは、前記した四角形や三
角形に限られることなく、それ以上の辺を有する多角形
も包含する。たとえば、第4図に示される実施例3のよ
うに五角形の稜線7を有するものや、第5図に示される
実施例4のように六角形の稜線7を有するものなどもそ
の一例である。すなわち、表面側フィルム1の上面が何
本かの稜線7で形成された多角形を呈しており、平坦な
面が現われないように組み合わされたものであれば、本
明細書にいう[多角錐形」の概念に含まれる。したがっ
て、角数が異なる多角錐を組み合わせたものでもよい。
角形に限られることなく、それ以上の辺を有する多角形
も包含する。たとえば、第4図に示される実施例3のよ
うに五角形の稜線7を有するものや、第5図に示される
実施例4のように六角形の稜線7を有するものなどもそ
の一例である。すなわち、表面側フィルム1の上面が何
本かの稜線7で形成された多角形を呈しており、平坦な
面が現われないように組み合わされたものであれば、本
明細書にいう[多角錐形」の概念に含まれる。したがっ
て、角数が異なる多角錐を組み合わせたものでもよい。
さらに、表面側フィルム1の上面において隣接するテー
パ状突出部30間にわずかな平坦部が現われても実質的
に見てそれが体液をとどまらせない狭い面積のものであ
り、事実上稜線7のみが上面に現われているものであれ
ば、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれるも
のである。
パ状突出部30間にわずかな平坦部が現われても実質的
に見てそれが体液をとどまらせない狭い面積のものであ
り、事実上稜線7のみが上面に現われているものであれ
ば、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれるも
のである。
つぎに、本発明の吸液シートの製造方法を説明する。
第6〜7図には本発明の製法に用いられる装置の一例が
示されている。11はエンボスロールであって、そのロ
ール外周面には多数のテーパ状突起1(lが形成されて
いる。また、エンボスロール11の内部は空洞22とな
っており、第7図に示されるように適宜の冷水クーラー
21に連通され、冷却水を循環させることによって、ロ
ール外表面を冷却するようにしている。
示されている。11はエンボスロールであって、そのロ
ール外周面には多数のテーパ状突起1(lが形成されて
いる。また、エンボスロール11の内部は空洞22とな
っており、第7図に示されるように適宜の冷水クーラー
21に連通され、冷却水を循環させることによって、ロ
ール外表面を冷却するようにしている。
エンボスロール11の左右には、表面側フィルム1とな
るべきフィルムロール1aと裏面側フィルム2となるべ
きフィルムロール2aとがそれぞれ配置されている。そ
して、エンボスロール11の回転方向に沿って左側から
、予熱ロール12、熱風装置13、加圧ロール14、冷
却器I5、予熱ロール16、熱風装置I7、熱シールロ
ール18、穴あけロールI9が、その順に配置されてい
る。
るべきフィルムロール1aと裏面側フィルム2となるべ
きフィルムロール2aとがそれぞれ配置されている。そ
して、エンボスロール11の回転方向に沿って左側から
、予熱ロール12、熱風装置13、加圧ロール14、冷
却器I5、予熱ロール16、熱風装置I7、熱シールロ
ール18、穴あけロールI9が、その順に配置されてい
る。
予熱ロール+2.16は、それぞれフィルムロールlx
、2gから繰出される表面側フィルム1と裏面側フィル
ム2を案内するとともに加温し軟化するために設けられ
ている。加圧ロール14はシリコンゴム等をロール胴と
して巻回したもので、表面側フィルム1をエンボスロー
ル11の表面に押圧するためのものである。冷風装置1
5は冷風を吹きつけて表面側フィルム1を冷却するため
のものである。熱シールロール18は裏面側フィルム2
を表面側フィルム1にヒートシールするため加熱するロ
ールである。孔あけロール19には離型剤であるシリコ
ンイルを塗布するためのフェルトロール20が取付けら
れている。
、2gから繰出される表面側フィルム1と裏面側フィル
ム2を案内するとともに加温し軟化するために設けられ
ている。加圧ロール14はシリコンゴム等をロール胴と
して巻回したもので、表面側フィルム1をエンボスロー
ル11の表面に押圧するためのものである。冷風装置1
5は冷風を吹きつけて表面側フィルム1を冷却するため
のものである。熱シールロール18は裏面側フィルム2
を表面側フィルム1にヒートシールするため加熱するロ
ールである。孔あけロール19には離型剤であるシリコ
ンイルを塗布するためのフェルトロール20が取付けら
れている。
フィルムロールlaから繰出された表面側フィルム1が
予熱ロール12でエンボスロール11の表面に案内され
ながら加温され、さらに熱風装置13で加温されるとエ
ンボス加工に必要な程度まで軟化する。ついで、加圧ロ
ール14で押圧すると表面側フィルム1には多数の角錐
状のテーパ状突起3が形成される。そして、冷却器15
からの冷風を受けて冷却されると、エンボス加工された
テーパ状突起3の形状が固定される。
予熱ロール12でエンボスロール11の表面に案内され
ながら加温され、さらに熱風装置13で加温されるとエ
ンボス加工に必要な程度まで軟化する。ついで、加圧ロ
ール14で押圧すると表面側フィルム1には多数の角錐
状のテーパ状突起3が形成される。そして、冷却器15
からの冷風を受けて冷却されると、エンボス加工された
テーパ状突起3の形状が固定される。
つぎに裏面側フィルム2がフィルムロール2aから繰出
され、予熱ロール16で案内されるとともに加温され、
さらに熱風装置17で加熱されると適度に軟化する。そ
の後、熱シールロール18で加熱押圧すると、表面側フ
ィルム1にヒートシールされる。これにより、表面側フ
ィルム1のテーパ状突出部3の底端と裏面側フィルム2
とが接着される。そして、穴あけロール19にょリテー
パ状突出部3の各底端を溶融し、あるいはこすり取るこ
とによりカットすれば、開口8が形成され、テーパ状突
出部3を貫通するテーパ孔4が穿孔された多孔性吸液シ
ー)Sが形成される。なお、穴あけロール19にはシリ
コンオイルが塗布されているので、カットされた部分の
フィルムがこびりつくことがない。
され、予熱ロール16で案内されるとともに加温され、
さらに熱風装置17で加熱されると適度に軟化する。そ
の後、熱シールロール18で加熱押圧すると、表面側フ
ィルム1にヒートシールされる。これにより、表面側フ
ィルム1のテーパ状突出部3の底端と裏面側フィルム2
とが接着される。そして、穴あけロール19にょリテー
パ状突出部3の各底端を溶融し、あるいはこすり取るこ
とによりカットすれば、開口8が形成され、テーパ状突
出部3を貫通するテーパ孔4が穿孔された多孔性吸液シ
ー)Sが形成される。なお、穴あけロール19にはシリ
コンオイルが塗布されているので、カットされた部分の
フィルムがこびりつくことがない。
本実施例の上記製法は、エンボスロールの回転を基本と
して実行され、途中で工程替えの必要がないので、能率
的に本発明の多孔性吸液シートを製造することができる
。
して実行され、途中で工程替えの必要がないので、能率
的に本発明の多孔性吸液シートを製造することができる
。
[発明の効果]
本発明の多孔性吸液シートは、従来例以上に乾いた感じ
を与え、しかも型くずれしないので、長時間良好な使用
感を保つことができる。また、本発明の製造方法によれ
ば、前記多孔性吸液シートを能率よく高速で製造するこ
とができる。
を与え、しかも型くずれしないので、長時間良好な使用
感を保つことができる。また、本発明の製造方法によれ
ば、前記多孔性吸液シートを能率よく高速で製造するこ
とができる。
第1図は本発明の実施例1にかかわる多孔性吸液シート
の斜視図、第2図は前記吸液シートの吸液作用を示す説
明図、第3図は本発明の実施例2にかかわる多孔性吸液
シートの斜視図、第4〜5図はそれぞれ実施例3.4の
多孔性吸液シートの平面図、第6図は本発明の製法に用
いられる製造装置の概略図、第7図は前記製造装置にお
けるエンボスロールの冷却構造を示す説明図、第8〜9
図は従来の吸液シートの斜視図と断面図である。 (図面の主要符号) S:多孔性吸液シート 1:表面側フィルム 2:裏面側フィルム 3:テーパ状突出部 4:テーパ孔 5:空気室 7:稜線 1:エンボスロール 4:加圧ロール 5:冷却器 8:熱シールロール 9:穴あけロール 第1図 第2図 多孔性吸液シート 表面側フィルム 裏面側フィルム テーバ状突出部 テーパ孔 空気室 稜線 第 図 ェノボスロール 加圧口 第 図 第 図
の斜視図、第2図は前記吸液シートの吸液作用を示す説
明図、第3図は本発明の実施例2にかかわる多孔性吸液
シートの斜視図、第4〜5図はそれぞれ実施例3.4の
多孔性吸液シートの平面図、第6図は本発明の製法に用
いられる製造装置の概略図、第7図は前記製造装置にお
けるエンボスロールの冷却構造を示す説明図、第8〜9
図は従来の吸液シートの斜視図と断面図である。 (図面の主要符号) S:多孔性吸液シート 1:表面側フィルム 2:裏面側フィルム 3:テーパ状突出部 4:テーパ孔 5:空気室 7:稜線 1:エンボスロール 4:加圧ロール 5:冷却器 8:熱シールロール 9:穴あけロール 第1図 第2図 多孔性吸液シート 表面側フィルム 裏面側フィルム テーバ状突出部 テーパ孔 空気室 稜線 第 図 ェノボスロール 加圧口 第 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 表面側フィルムと裏面側フィルムとからなる立体メ
ッシュフィルムであつて、表面側フィルムには、多角錐
形のテーパ状突出部がエンボス加工され、しかも各突出
部の基端縁は隣接する突出部の基端縁と共通の稜線を構
成しており、裏面側フィルムが、前記テーパ状突出部の
底端縁に接着され、かつテーパ状突出部の内部のテーパ
孔と連通する開口が形成されており、前記テーパ孔の周
囲における表面側フィルムと裏面側フィルムは、密閉さ
れた空気室を形成していることを特徴とする多孔性吸液
シート。 2 加温状態の合成樹脂製表面側フィルムをエンボスロ
ールの表面に供給し、前記表面側フィルムを上から加圧
して、該フィルムに、多角錐状のテーパ状突出部を多数
形成し、前記フィルムに合成樹脂製裏面側フィルムを重
ねてヒートシールし、ついで、前記テーパ状突出部の底
端部をカットすることを特徴とする多孔性吸液シートの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2235247A JPH0645216B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 多孔性吸液シートとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2235247A JPH0645216B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 多孔性吸液シートとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113834A true JPH04113834A (ja) | 1992-04-15 |
JPH0645216B2 JPH0645216B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=16983254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2235247A Expired - Fee Related JPH0645216B2 (ja) | 1990-09-04 | 1990-09-04 | 多孔性吸液シートとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645216B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000210334A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-08-02 | Uni Charm Corp | 使い捨ての体液処理用吸収性物品 |
JP2002542340A (ja) * | 1999-04-15 | 2002-12-10 | アドマ・エス・アール・エル | 三次元的に形状付けられた穴明きプラスチック材料からなるフィルムおよびその実現のための関連マトリックス |
-
1990
- 1990-09-04 JP JP2235247A patent/JPH0645216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000210334A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-08-02 | Uni Charm Corp | 使い捨ての体液処理用吸収性物品 |
JP2002542340A (ja) * | 1999-04-15 | 2002-12-10 | アドマ・エス・アール・エル | 三次元的に形状付けられた穴明きプラスチック材料からなるフィルムおよびその実現のための関連マトリックス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645216B2 (ja) | 1994-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |