JPH04113724U - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH04113724U
JPH04113724U JP1852091U JP1852091U JPH04113724U JP H04113724 U JPH04113724 U JP H04113724U JP 1852091 U JP1852091 U JP 1852091U JP 1852091 U JP1852091 U JP 1852091U JP H04113724 U JPH04113724 U JP H04113724U
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internal combustion
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恵一 新村
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日産デイーゼル工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを低減させると共にフィルタのクラッ
ク発生を抑制することを目的とする。 【構成】 排気通路に介装されるフィルタに、触媒を、
フィルタの中央部を除く少なくともフィルタの上流部に
配設するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の排気浄化装置の従来例として、以下に示すようなものがある(実願 平1−104375号等参照)。 すなわち、ディ−ゼルエンジンの排気通路に、排気微粒子を捕集するフィルタ を介装し、フィルタにより排気中の排気微粒子を捕集するようにしている。そし て、フィルタに排気微粒子が所定量捕集されると、バ−ナ,ヒ−タ等の加熱装置 によりフィルタを加熱して排気微粒子を燃焼除去し、フィルタの再生を図るよう にしている。
【0003】 また、フィルタの再生開始温度を低下させるために、従来においては、フィル タの全域に白金等の触媒を担持させるようにしている。これにより、再生開始温 度が触媒なしのときの温度(約650 °C)に較べて低下できる(約400 〜500 ° C)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、フィルタに触媒を担持させると再生開始温度を低下させる効果があ るが、触媒が高価であるので、装置がコスト高になるという不具合がある。また 、白金等の触媒は耐熱性に劣り例えば800 °C以上の温度で触媒が劣化するため 、フィルタ再生時の温度が前記温度(800 °C)以上になると触媒機能が低下す るという不具合がある。
【0005】 このため、フィルタ再生時にフィルタの温度を制御することも提案されている が、温度制御を行ってもフィルタの中心部付近はどうしても高温となり、中央部 付近では触媒の劣化が避けられない状況にある。また、触媒による活性作用によ り再生が盛んになり、温度上昇を招き、ひいてはフィルタにクラックが発生する 原因にもなる。
【0006】 本考案は、このような実状に鑑みてなされたもので、コストの低減化を図りつ つフィルタのクラック発生を抑制することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、排気通路に介装され排気微粒子を捕集するフィルタに、 触媒を、フィルタの略中央部を除く少なくともフィルタの上流部に、配設するよ うにした。
【0008】
【作用】
このようにして、略中央部を除いてフィルタの少なくとも上流部に触媒を配設 することにより、触媒の使用量を低減すると共にフィルタの略中央部の温度を抑 制するようにした。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の第1実施例をを示す。 図において、排気通路に介装される円筒状のフィルタ1は、セラミック等の多 孔性部材からなるハニカム状の隔壁により排気流と略平行なセルが多数形成され 、各セルの出口と入口とが交互に封鎖材により目封じされている。そして、排気 が隔壁を介して隣接するセルに流入するときに排気微粒子を隔壁にて捕集するよ うにしている。ここで、各セルの流路断面積は略同様に設定されている。
【0010】 前記フィルタ1の上流部には上流側触媒担持部2が形成され、フィルタ1の下 流部には下流側触媒担持部3が形成されている。ここで、フィルタ1の中間部に は触媒は担持されていない。前記上流側及び下流側担持部2,3は、白金等の触 媒槽に多孔性部材の各端部をドブ漬けすることにより、形成される。 また、フィルタ1の上流にはバーナ等の加熱装置が設けられている。
【0011】 かかる構成によれば、フィルタ1に触媒担持部2,3を上流部及び下流部に設 けて中央部に触媒を設けないようにしたので、以下の効果がある。 すなわち、触媒を全く担持しない場合においてフィルタの再生時の温度分布が 図2に示すように略中央部が高く両端部が低くなるときには、フィルタ1の上流 部と下流部とに触媒を配すればそれら上・下流部においては触媒作用により再生 開始温度が低い状態から排気微粒子を燃焼除去してフィルタ1を再生できる。ま た、フィルタ1の中央部は、外部への熱拡散が少ないので、両部よりも温度が高 くなるが、中央部には触媒が配されていないので、温度上昇を抑制でき、もって フィルタ1のクラックの発生を抑制できる。
【0012】 このとき、中央部に触媒を設けていないので、触媒使用量を減少でき、装置の コストを低減できる。 図3は、本考案の第2実施例を示す。 本実施例は、フィルタ11の上流部に触媒担持部12を形成するようにしたもので ある。
【0013】 かかる構成によれば、触媒使用量を大幅に低減してコストの低減化を図れると 共に中央部の温度上昇を抑制できる。特に、図4に示すように、加熱装置からの 助燃部によって上流端より下流端の温度が高くなるものには、上流部にのみ触媒 を設けるのが有効である。 尚、フィルタ11の外周部にも触媒を設けるようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、フィルタに、触媒を、フィルタの中央部を除 き少なくともフィルタの上流側に配設するようにしたので、触媒使用量を低減し てコストの低減化を図りつつフィルタを再生できると共にフィルタのクラック発 生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す構成図。
【図2】同上の作用を説明するための図。
【図3】本考案の第2実施例を示す構成図。
【図4】同上の作用を説明するための図。
【符号の説明】
1 フィルタ 2 上流側触媒担持部 3 下流側触媒担持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関排気通路に介装され排気中の排気微
    粒子を捕集するフィルタを備える内燃機関の排気浄化装
    置において、前記フィルタに、触媒を、フィルタの略中
    央部を除く少なくともフィルタの上流部に、配設したこ
    とを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
JP1991018520U 1991-03-26 1991-03-26 内燃機関の排気浄化装置 Expired - Lifetime JP2560293Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009022953A (ja) * 2001-07-18 2009-02-05 Ibiden Co Ltd 触媒つきフィルタ、その製造方法及び排気ガス浄化システム
US9491799B2 (en) 2012-08-07 2016-11-08 Kmw Inc. Small base station for mobile communication system

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