JPH04113266A - 自動血液ガス分析装置のチケットプリンタ並びに該プリンタに用いるチケットカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は臨床検査に用いる血液ガス分析装置に関し、と
くに、血液の試料中におけるガス成分、ｐＨＳ電解質な
どを分析でき、しかも、酸塩基平衡６１定について有用
な診断情報を迅速、かつ正確に提供しうる自動血液ガス
分析装置のチケットプリンタ並びに該プリンタに用いる
チケットカードに関する。

本発明において、自動血液ガス分析装置とは、血液の試
料中におけるガス成分、ｐＨ，電解質などを分析できる
分析システムであって、しかも、ガス成分およびｐＨを
測定する血液ガス分析部と電解質を測定する電解質分析
部から構成されている。

〔従来の技術〕

臨床検査に用いられる自動血液ガス分析装置などにおい
ては、血液などの試料中におけるガス成分、ｐＨ１電解
質であるＰ　　　、Ｐ　　　Ｎａ、Ｋ。

ＣＯ２０２’ ＣＦ、Ｃａなどが直接分析され、さらに、酸塩基平衡の
維持のためのＨＣＯ３，ＢＥ、０２゜ＳＡＴ、ＡＣなど
のパラメータは上記分析値から演算により間接分析され
る。

従来の自動血液ガス分析装置のチケットプリンタにおい
ては、上述のように分析した分析データは所定の様式に
もとづき印刷されたチケットカードに印字されたり、ま
たは前記装置の表示部に表示されていた。そして医師は
前記分析値にもとづいて酸塩基平衡状態の情報を受けて
、人体の診断などを行っていた。

また、コンピュータなどを利用して前記分析値を入力さ
せて所要の演算を行わせ間接分析させたり、画像表示さ
れたジガードーアンダーソンなどの酸塩基平衡線図上に
表示操作させて、前記分析値が上記線図のどの点に位置
されているのかを判断して、患者の病態の診断が行われ
ていた（例えば、柱側、吉成：臨床検査機器・試薬、第
９巻第６号（昭和６１年１２月））。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来の構成は、自動血液ガス分析装置の
チケットプリンタからの分析値は酸塩基平衡状態の情報
を知り得る点で有効であるが、専門医以外の医師が上記
分析値のみで上記酸塩基平衡状態を直接的に判断し、病
態の診断などを行うことは容易でないので好ましくない
。

また、コンピュータなどを利用して前記診断を行う場合
、自動血液ガス分析装置のほかに、プリンタを備えたコ
ンピュータシステムなどの７１−ドウエアの設置を必要
とし、前記線図上への表示操作のためのソフトウェアの
開発も必要となるので、簡易に設備することは難しく、
酸塩基平衡状態の情報を知り得ることができない。

上述の実情から、発明者等は血液ガスの分析のため測定
項目、演算項目をはじめ酸塩基平衡線図が所定の様式に
印刷されたチケットカードに分析データが数値および図
形記号により印字させることができる自動血液ガス分析
装置のチケットプリンタ並びに該プリンタに用いるチケ
ットカードを提案し、特許用ａ（特願平２−８１９１１
１号）した。

しかし、チケットプリンタが印字可能とされる印字幅は
制約されているので、酸塩基平衡線図は前記印字幅に対
して縮小されてしまい、認識し難くなるとともに、同一
の患者の複数の分析データの経時変化を確認する場合、
複数の前記線図上における図形記号が重なり識別し難い
ことがあるので好ましくない。

本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
、その目的は、血液ガス分析のための分析データか酸塩
基平衡線図の要部拡大図上に図形記号により印字され、
分析データの識別が改善されるとともに、要部拡大図の
みをミシン線にて切離すことができる自動血液ガス分析
装置のチケットプリンタ並びに該プリンタに用いるチケ
ットカードを得ることにある。

〔課題を解決するための手段〕 本発明によれば、血液の試料中におけるｐｌ。

Ｐ　　　、Ｐ　　およびＮＨ，に、Ｃｌ３．Ｃａなどを
Ｃ０２０□ 測定できる自動血液ガス分析装置により分析した分析デ
ータが所定の様式にもとづき印刷されたチケットカード
に印字するための自動血液ガス分析装置のチケットプリ
ンタであって、前記分析データか印字されるとともに、
前記チケットカードに印刷されｐ）１．Ｐ　　　、ＨＣ
Ｏ３などの座標軸およＯ２ び診断線が表示された酸塩基平衡線図の要部拡大図が輪
郭線内に表示されており、分析データが図形記号により
印字されるとともに、分析データが前記輪郭線外の位置
を呈する場合、この分析データは輪郭線部に印字される
ための制御部を設けたプリンタを備えている。また、血
液の試料中におけるガス成分などを分析できる自動血液
ガス分析装置のチケットプリンタに用いるチケットカー
ドであって、前記チケットカードは測定項目、演算項目
などの様式か印刷されるとともに、ｐｌ。

Ｐ　　　、ＨＣＯ３の座標軸および診断線が表示Ｏ２ された酸塩平衡線図の要部拡大図が輪郭線をもって印刷
されており、前記様式には分析データが印字されるとと
もに、前記要部拡大図上に分析データが図形記号により
印刷されるとともに、分析データか前記輪郭線外の位置
を呈する場合、この分析データは輪郭線部に印字され、
前記様式部と要部拡大部との境界にミシン線が設けられ
る。

〔作　　用〕

本発明によれば、血液ガスの分析のための測定項目、演
算項目をはじめ酸塩基平衡線図の要部拡大図か所定の様
式に印刷されたチケットカードにプリンタを用いて分析
データが数値および図形信号により印字させることがで
きるので、コンピュータの利用を回避できて、複雑な構
造を用いることなく、医師は血液ガス、酸塩基平衡状態
の診断情報を迅速かっ、利用を便利とならしめるように
分析データの識別が改善されて患者の病態を正確に診断
することができる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１は自動血液ガス分析装置をしめし、
チケットプリンタ３ｏに接続される。自動血液ガス分析
装置１には血液ガス分析部２および電解質分析部３か接
続されており、血液ガス分析部２においては血液の試料
中におけるガス成分であるｐＨ，Ｐ、Ｐ　　が電気化学
的センサを用いＣ０２０□ て測定され、また、電解質分析部３においては電解質で
あるＮａ、に、Ｃ（１，Ｃａなどが測定される。そして
、血液ガス分析部２および電解質分析部３は統合化され
たシステムと、分離されたシステムとの両方式か存在す
る。

上記のガス成分および電解質の分析データは図示を省略
したマイクロコンピュータによって演算が行われ、これ
らの演算の結果は出力信号１２．１３としてチケットプ
リンタ３０の制御部１ｏに出力される。

チケットプリンタ３０は、好ましくは、シリアルプリン
タが用いられ、制御部ＩＯ、ドライバ部３Ｌ印字部３２
をはじめ図示を省略した位置検出部、内部回路、チケッ
トカード送り機構などがら構成されている。制御部１０
においては、分析データの出力信号１２．１３がプログ
ラムされたソフトウェアにしたがって入力され、チケッ
トプリンタ３ｏに用いるチケットカートに印刷されてい
る測定項目、演算項目の様式をはしめ、ｐＨ，Ｐ　　　
、　ＨＣＯ３のＯ２ 座標軸および診断線が表示されている本実施例に用いら
れた酸塩基平衡線図の要部拡大図の所要の位置に分析デ
ータが数値および図形記号により印字されるように制御
され、制御部１０からの出力信号１９により印刷された
様式の所要の位置にヘッドか位置決めして移動される。

さらに、制御部１０からの出力信号２０はホストコンピ
ュータに接続されて運用させることができる。そして、
前記酸塩基平衡線図の要部拡大図上には分析データに対
応した出力信号１９が変換されて図形記号、例えば、ア
スタリスク本記号などが印字される。前記酸塩基平衡線
図の要部拡大図とは、チケットプリンタ３０の印字範囲
に拡大された酸塩基平衡線図の中央部が合致するように
チケットカードに印刷されており、分析データの識別が
容易となるようにされている。また分析データが前記要
部拡大図の輪郭線外の位置を呈するように相当される場
合、この分析データはさらに前記図形記号と異なる図形
記号、例えば、！記号などを用いて、前輪郭線部に印字
される。

そして、必要に応じ、血液ガス分析装置１に記憶された
同一患者の経時的な複数の分析データとその分析日時デ
ータとを上述の動作によって処理させ、各分析データに
対応した出力信号１９として取り出され、経時的に識別
できる各々の図形記号を用いて酸塩基平衡線図４３上に
印字させることにより、医師は病態の推移についての診
断情報を得ることができる。上述の場合、経時的に歳別
てきる各々の図形記号の近傍に、もしくは欄外に図形記
号毎に分析日時を印刷しておくと診断上、便利である。

勿論、患者ＩＤ毎に経時的な複数の分析データを、制御
部１０のＲＡＭメモリに記憶させることにより、上述と
同様に経時的推移データを酸塩基平衡線図４３上に印字
させることも可能である。

第２図において、制御部■０はインターフェースコネク
タ１８、Ｉ１０インターフェース回路２１、ＣＰＵＩＩ
、ＲＯＭ１４、ＲＡＭ１５などから構成され、端子１２
Ａは第１図示の自動血液ガス分析装置１の出力信号１２
を伝送するケーブルとの接続点、端子１３Ａは出力信号
１３を伝送するケーブルとの接続点をしめし、さらに、
端子１９Ａおよび端子２ＯＡは出力信号１９および出力
信号２０を伝送するケーブルとの接続点をしめす。ＣＰ
ＵＩＩには出力信号１２．１９に対応するＩ１０チップ
か内蔵されており、自動血液ガス分析装置１の出力信号
１２．１３がシリアルで送られてきて入力ポートを通っ
てＣＰＵＩＩに入力されデータとして読み込まれる。上
記データはプログラムされたソフトにより所要の演算な
どが行われてＲＡＭ１５に格納される。次に、プログラ
ムにしたがい入出力命令が実行され、出力信号１９は出
力ポートを通ってチケットプリンタ３０の駆動指令を行
い、上述したような動作制御にもとづいてチケットカー
ド４０の所要の位置において印字される。１７は入出力
回路の状態表示手段をしめし、例えば、ＬＥＤｌは入力
確認ランプを、ＬＥＤ２は出力確認ランプにより、状態
変化の検知結果が表示される。また、１６は電源部をし
めしている。

第３図において、実施例のチケットカード４０は長方形
のカード形式からなり、上方から下方にかけて、患者属
性記入欄４１、分析データ記入欄４２および酸塩基平衡
線図の要部拡大図欄４３が統合して印刷されている。例
えば、患者属性記入欄４１には患者氏名、年令、性別、
ＩＤ番号、患者体温、分析年・月・日・時間、動脈血ま
たは静脈血、酸素吸入の有無などの採血時の情報などが
ある。

分析データ記入欄４２には自動血液分析装置１などの測
定項目（ｐＨ，Ｐ　　　、Ｐ　　　Ｈｂ、大気圧。

ＣＯ２０□′ Ｎａ、に、Ｃ１）など）および演算項目（ＨＣＯ３，。

ＢＥ、０２．ＳＡＴ、ＳＢＥ、ＳＢＣ，ＢＢ。

ＡＧなど）などがある。

酸塩基平衡線図の要部拡大図欄４３は第４図示の拡大図
を用いて説明する。

チケットカード４０は複写が可能な数枚の用紙をもって
一組に構成されており、しかも、２枚目以降の用紙には
分析データ記入欄４２と酸塩基平衡線図の要部拡大図欄
４３との境界に切離しのためのミシン線が設けられてい
る。ミシン線が１枚目の用紙に設けられていないのは、
チケットプリンタ３０のローラなどの送り機構にひっか
からないようにするためである。このように、酸塩基平
衡線図の要部拡大図欄４３を切離して、患者カルテに貼
付けて利用を便ならしめることができる。さらに、酸塩
基平衡線図の要部拡大図欄４３の印刷色はチケットプリ
ンタ３０の印字色と補色関係とすることにより、認識を
より容易にすることができる。

第４図において、酸塩基平衡線図の要部拡大図欄４３に
は、ｐＨ，Ｐ　　　、ＨＣＯ３などの座標Ｏ２ 軸ならびにＨＣＯ３線群および正常範囲、高・低ＣＯ２
血症、塩基余剰・欠乏、急性・慢性呼吸性アシドネス・
アルカローシス、急性・慢性代謝性アシドネスなとの診
断線が表示されている。

前記要部拡大図欄４３において、ｐｔ（は７．１〜７．
６、Ｐｃｏ２は１８〜８０ｍｍＨｇの範囲がチケットプ
リンタ３０の印字範囲に合致するようにされている。そ
して、ｐＨ”　ＣＯ２の目盛範囲は極端に異常な患者以
外の患者のデータが要部拡大図欄４３に表示できるよう
に定めた。さらに、前記要部拡大図欄４３には輪郭線か
設けられるかまたは前記座標軸が輪郭線として用いられ
る。

このように、第３図および第４図示のチケットカード４
０はチケットプリンタ３０に送入され、自動血液ガス分
析装置１なとにより分析した分析データが測定値および
演算値として、印刷された様式に適応した所要の位置に
数値および図形記号を用いて印字される。

すなわち、通常の患者の分析データは、前記酸塩基平衡
線図の要部拡大図欄４３の輪郭線内の所要の位置に、例
えば、アスタリスク本記号などが印字される。また、極
端に異常な患者の分析データは、前記要部拡大図槽４３
内の正常範囲の中心と輪郭線外の分析データ仮想位置と
の連結線と前記輪郭線との交点で輪郭線部に別の図形記
号例えば、！記号などを用いて印字される。

このようにして、医師は分析データが関連項目とともに
酸塩基平衡線図の要部拡大図と統合されて数値および図
形に表示されて分析データの識別が改善され、診断情報
を迅速かつ正確に受けて患者の病態を診断することかで
きる。また、チケットカートは伝票形式であるので、取
扱い、移動、保管なとが簡便となり、とくに緊急検査な
どにおいて有効である。

なお、実施例として説明した酸塩基平衡線図は数種類あ
る中の一種であり、本発明は上記酸塩基平衡線図に限定
されるものではなく、数種の変形例か可能であることは
いうまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は血液ガスの分析のための
測定項目、演算項目をはじめ酸塩基平衡線図の要部拡大
図か所定の様式に印刷されたチケットカードに分析デー
タが数値および図形記号により印字させることができ、
コンピュータの利用を回避できて複雑な構造を用いるこ
となく、分析データの識別が改善され、診断情報を迅速
、かつ、正確に受けて患者の病態を診断することができ
る。また、チケットカードは伝票形式であるので、取扱
いなどが簡便であり、酸塩基平衡線図の要部拡大図のみ
切離して用いることができ、とくに緊急検査なとに用い
られて効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例をしめずブロック図、第２図
は第１図示の制御部の回路図、第３図はチケットカード
の説明図、第４図は第３図示の酸塩基平衡線図の要部拡
大図欄の拡大図である。 １・・・自動血液ガス分析装置 １０・・・制御部　　　　　　３０・・・チケットプリ
ンタ４０・・・チケットカード ４３・・・酸塩基平衡線図の要部拡大回置　　１ 図 ３０　・チケットプリ／り 第　　２ 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）血液の試料中におけるｐＨ、Ｐ＿Ｃ＿Ｏ＿２、Ｐ
   ＿Ｏ＿２およびＮａ、Ｋ、Ｃｌ、Ｃａなどを測定できる
   自動血液ガス分析装置により分析した分析データが所定
   の様式にもとづき印刷されたチケットカードに印字する
   ための自動血液ガス分析装置のチケットプリンタであっ
   て、前記分析データが印字されるとともに、前記チケッ
   トカードに印刷されｐＨ、Ｐ＿Ｃ＿Ｏ＿２、Ｈ＿Ｃ＿Ｏ
   ＿３などの座標軸および診断線が表示された酸塩基平衡
   線図の要部拡大図が輪郭線内に表示されており、分析デ
   ータが図形記号により印字されるとともに、分析データ
   が前記輪郭線外の位置を呈する場合、この分析データは
   輪郭線部に印字されるための制御部を設けたプリンタを
   備えたことを特徴とする自動血液ガス分析装置のチケッ
   トプリンタ。
2. （２）血液の試料中におけるガス成分などを分析できる
   自動血液ガス分析装置のチケットプリンタに用いるチケ
   ットカードであって、前記チケットカードは測定項目、
   演算項目などの様式が印刷されるとともに、ｐＨ、Ｐ＿
   Ｃ＿Ｏ＿２、Ｈ＿Ｃ＿Ｏ＿３の座標軸および診断線が表
   示された酸塩基平衡線図の要部拡大図が輪郭線をもって
   印刷されており、前記様式には分析データが印字される
   とともに、前記要部拡大図上に分析データが図形記号に
   より印字されるとともに、分析データが前記輪郭線外の
   位置を呈する場合、この分析データは輪郭線部に印字さ
   れることを特徴とする自動血液ガス分析装置のチケット
   プリンタに用いるチケットカード。
3. （３）チケットカードは前記様式部と要部拡大図との境
   界に切離しのためのミシン線が設けられていることを特
   徴とする請求項（２）記載の自動血液ガス分析装置のチ
   ケットプリンタに用いるチケットカード。