JPH04112864A - ジフェニルメタンジカルバメート類の製造方法 - Google Patents

ジフェニルメタンジカルバメート類の製造方法

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JPH04112864A
JPH04112864A JP2230314A JP23031490A JPH04112864A JP H04112864 A JPH04112864 A JP H04112864A JP 2230314 A JP2230314 A JP 2230314A JP 23031490 A JP23031490 A JP 23031490A JP H04112864 A JPH04112864 A JP H04112864A
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JP
Japan
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catalyst
organic solvent
condensation
recovered
diphenylmethane
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Application number
JP2230314A
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English (en)
Inventor
Mitsutatsu Yasuhara
安原 充樹
Hiroshi Fukuhara
浩 福原
Katsuo Taniguchi
谷口 捷生
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/584Recycling of catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(4,4’ −MDI)、いわゆるpure  MD
Iの前駆体となる、2核体の4.4′ −ジフェニルメ
タンジカルバメート類をN−フェニルカルバメート類と
メチレン化剤とを反応させて高選択率及び高収率で合成
した後、簡便な方法で、高純度の4.4′−ジフェニル
メタンジカルバメート類を製造する新規な方法を提供す
るものである。
4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネー)(pur
e  MDI)は、接着剤、塗料、スパンデックス繊維
、ウレタンエラストマーなとの原料として近年、需要が
急増しており、その原料となる4、4′−ジフェニルメ
タンジカルバメート類を工業的に有利に製造できる方法
を提供することの意義は極めて大きい。
〈従来の技術〉 従来、ジフェニルメタンジカルバメート類を製造する方
法として、N−フェニルカルバメルト類とトリオキサン
、ホルマリン水、ジメトキシメタン、パラホルムアルデ
ヒド、ジアセトキシメタンなどのメチレン化剤とを有機
スルホン酸、ポリ硫酸、鉱酸、黒鉛担持ルイス酸、スル
ホン酸系陽イオン交換体、ヘテロポリ燐酸、粘土鉱質、
金属リン酸塩などの酸触媒の存在下に於て反応させる方
法が公知である。
しかしながら、これらの方法の中、ニトロベンゼン、ベ
ンゼン、スルフオランなどの有機溶媒存在下にトリフル
オロメタンスルホン酸、96%硫酸、弗素化スルホン酸
樹脂や弗素化カルボン酸樹脂、固形硫酸、黒鉛担持塩化
鉄、三弗化ホウ素、40%塩化第二鉄のようなブロンス
テッド酸やルイス酸を酸触媒として用いて反応させる方
法(特開昭55−57550号公報、55−11586
2号公報、55〜129260号公報、55−1600
12号公報、57−171952号公報、57 171953号公報、57−171954号公報、58
−62151号公報)では、触媒の酸強度が強すぎるた
めに目的とする4、4′−ジフェニルメタンジカルバメ
ート類の収率が30〜50%と低く、3核体以上のポリ
メチレンポリフェニルカルバメート類、即ち一般式(R
:アルキル基、アラルキル基、フェニル基) (n:1以上の整数) で示される多核体が多量に副生ずるという欠点があり、
pure  MDIの製造原料としては不適であった。
以上の欠点を解決する方法として、10wt%以上の濃
度を有する酸水溶液を用いる方法(特開昭55−818
50号公報、55−81851号公報)、水溶媒中トリ
フルオロメタンスルホン酸を使用する方法(特開昭55
−79358号公報)が提案されている。
これらの方法では、水の共存により酸触媒の強度が弱め
られる結果、上記の3核体以上のポリメチレンポリフェ
ニルカルバメート類の副生が抑えられるという好ましい
効果が認められるものの、反応速度が低下するために反
応の完結が困難となり、4,4′−ジフェニルメタンジ
カルバメート類の前駆体であるメチレンアミノ結合(−
CH,−N−)を有する化合物、即ち一般式(R:アル
キル基、アラルキル基、フェニル基)で示される中間体
が多量に反応液に残存するという欠点がある。
メチレンアミノ結合を有する化合物と 4.4′ −ジフェニルメタンジカルバメート類とを分
離することは困難であり、これらの混合物を熱分解した
場合、4,4′−ジフェニルメタンジカルバメート類か
らはジフェニルメタンジイソシアネートが生成するが、
メチレンアミノ結合を有する化合物からはインシアネー
トは生成せず、そのまま残存するだけでな(、インシア
ネートと種々の副反応を起こし、目的とするイソシアネ
ートの収率を大きく低下させるという欠点が指摘されて
いる(特開昭59−106453号公報)。
従って、このようなメチレンアミノ結合を有する化合物
を反応液中に残存させない方法として、N−フェニルカ
ルバメート類とメチレン化剤を無機酸水溶液触媒を用い
て縮合させた後、触媒を分離し、続いて有機反応混合物
をカルボン酸(pKa≦4)触媒下に反応させて、メチ
レンアミノ結合を有する化合物を4,4′−ジフェニル
メタンジカルバメート類に異性化させる方法(特開昭5
9−106453号公報)が提案されている。
この方法に従えば、ポリメチレンポリフェニルカルバメ
ート類の副生が抑えられるだけでなく、中間体であるメ
チレンアミノ結合を有する化合物を含まない反応液が得
られるとう所期の目的は達せられる。 しかし、縮合−
異性化どう2段階の反応が不可避である為、設備費の増
加や、2種類の異なった酸を使用せざるを得ないため触
媒コストのアップ、廃酸処理設備の増加等のコストアッ
プ要因を生み、しかも、製造プロセスが煩雑になるとう
いう難点がある。
さらに、異性化触媒として、pKa≦4のカルボン酸、
代表例としてトリフルオロ酢酸などの強酸を使用するた
め、装置の腐食を避けるために装置に高価な材質を使用
せざるを得す、純度の高いMDIを製造するにはコスト
アップにつながる難点がある。 したがって、この方法
は、多大な費用と煩雑な操作が必要となる為、好ましい
方法と言えない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、この様な従来方法の欠点を克服し、1段反応
(縮合)だけという簡単な操作で、3核体以上の副生物
であるポリメチレンポリフェニルカルバメート類及び中
間体であるメチレンアミノ結合を有する化合物の副生を
抑え、2核体のジフェニルメタンジカルバメート類を高
選択率で工業的に有利に製造し得るジフェニルメタンジ
カルバメート類、の製造方法並びに高純度のMDIの製
造原料に適した高純度のジフェニルメタンジカルバメー
ト類を工業的に有利な方法で製造する方法を提供するた
めになされたものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明者等は、N−フェニルカルバメート類の縮合方法
及び高純度MDIの製造原料に適した高純度のジフェニ
ルメタンジイソシアネート類の工業的製造方法について
鋭意検討を重ねた結果、驚(べきことに、ハロゲン化亜
鉛が触媒として高活性であるだけでなく、3核体以上の
ポリメチレンポリフェニルカルバメート類及び中間体で
あるメチレンアミノ結合を有する化合物を副生ぜず、高
選択率、高収率で4,4′ジフエニルメタンジカルバメ
ート類を製造するのに極めて優れた性能を発揮すること
を見い出した。
また、N−フェニルカルバメート類を、有機溶媒存在下
にハロゲン化亜鉛触媒を用い液相で縮合反応させ、反応
生成物にケトン類と水とを加え水相中に触媒を抽出し、
油相中のケトン性溶媒とその他の溶媒とをそれぞれ回収
して循環すれば、触媒がほぼ完全に水相に抽出され生成
物中にほとんど残留せず、回収触媒の再利用が容易で、
使用する有機溶媒およびケトン類が有効に再利用でき、
高純度のジフェニルメタンジカルバメート類が、簡易な
工程で安価に製造できることを知見し、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は、N−フェニルカルバメート類とメチレ
ン化剤とを、有機溶媒の存在下に、触媒としてハロゲン
化亜鉛を用い、液相で縮合反応させてジフェニルメタン
ジカルバメート類を製造する際に、縮合反応生成物中に
脂肪族又は芳香族ケトン類と水とを加えて、水相中に触
媒を抽出することを特徴とするジフェニルメタンジカル
バメート類の製造方法を提供する。
また、本発明は、N−フェニルカルバメート類とメチレ
ン化剤とを反応させてジフェニルメタンジカルバメート
類を製造するにあたり、(A)縮合触媒としてハロゲン
化亜鉛を用い、有機溶媒存在下に200℃以下の温度で
メチレン化剤とそのメチレン基1モル当量あたり2モル
以上のN−フェニルカルバメート類とを液相で反応させ
る縮合工程、 (B)、(A)工程で得られる縮合反応生成物に脂肪族
又は芳香族ケトン類を溶媒として加え、50〜100℃
の温度範囲で水を注入し、油相部と水相部とを分離し、
縮合生成物中に含有されるハロゲン化亜鉛を水相部に抽
出除去する触媒分離工程、 (C)、(B)工程で分離された油相部を10〜40℃
の温度範囲に冷却し、結晶として析出するジフェニルメ
タンジカルバメート類を析出させ母液から分離する晶析
分離工程、 (D)、(C)工程で得られたジフェニルメタンジカル
バメート類を乾燥する工程、 (E)、(C)の晶析分離工程から排出される母液を蒸
留工程へ送り、主として脂肪族又は芳香族ケトンよりな
るケトン性有機溶媒を塔頂部に回収後、回収されたケト
ン性有機溶媒を(B)の触媒分離工程へ循環すると共に
、塔底部を10〜40℃の温度範囲に冷却し、粗ジフェ
ニルメタンジカルバメート類を粗結晶として回収する工
程 (F)、(E)の回収工程で排出される母液を有機溶媒
回収蒸留塔に供給し、塔頂部より回収される有機溶媒を
(A)の縮合工程へ循環する有機溶媒回収工程、および (G)、(F)工程の有機溶媒回収蒸留塔塔底部より得
られる塔底液をN−フェニルカルバメート類回収蒸留塔
へ供給し、塔頂部より、未反応N−フェニルカルバメー
ト類を回収し、これを、(A)の縮合工程へ循環し、塔
底部より排出されるポリメチレンポリフェニルポリカル
バメート類を回収する工程を包含することを特徴とする
ジフェニルメタンジカルバメート類の製造方法を提供す
る。
以下に本発明の製造方法の各工程を詳細に説明する。
(A)縮合反応工程 本発明方法に於いて用いられるN−フェニルカルバメー
ト類は次の一般式 で表わされる化合物である。 ここでR’は炭素数1〜
4の直鎖または分岐アルキル基、炭素数5〜9のシクロ
アルキル基、炭素数1〜4の直鎖又は分岐アルキル基を
ベンゼン環上に結合したアラルキル基あるいはフェニル
基を表わし、R2は、水素、炭素数1〜4のアルキル基
、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1〜4の
アルコキシ基、フェニル基、または炭素数1〜4の直鎖
又は分岐アルキル基の結合したアラルキル基などの置換
基を表わしている。  R2はウレタン基に対してオル
ト又はメタ位に結合しており、nは0〜4の整数を示す
。 n≧2の場合にはR2は同じ置換基であってもよい
し、異なった置換基でもよい。
このよりなN−フェニルカルバメート類として、例えば
N−フェニルカルバミン酸メチル、N−フェニルカルバ
ミン酸エチル、N−フェニルカルバミン酸n−プロピル
、N−フェニルカルバミン酸1so−プロピル、N−フ
ェニルカルバミン酸n−ブチル、N−フェニルカルバミ
ン酸1so−ブチル、N−フェニルカルバミン酸ter
t−ブチル、N−フェニルカルバミン酸ペンチル、N−
フェニルカルバミン酸ヘキシル、N−フェニルカルバミ
ン酸シクロヘキシル、N−o又はm−トリルカルバミン
酸メチル、N−o又はm−トリルカルバミン酸エチル、
N−o又はm−トリルカルバミン酸プロピル(各異性体
)、N−o又はm−トリルカルバミン酸ブチル(各異性
体)、N−o又はm−クロルフェニルカルバミン酸メチ
ル、N−o又はm−クロルフェニルカルバミン酸エチル
、N−0又はm−クロルフェニルカルバミン酸プロピル
(各異性体) N−0又はm−クロルフェニルカルバミ
ン酸ブチル(各異性体)  N−2,6−シメチルフエ
ニルカルバミン酸メチル、N−2,6−シメチルフエニ
ルカルバミン酸エチル、N−2,6−シメチルフエニル
カルバミン酸プロピル(各異性体)、N−2,6−シメ
チルフエニルカルバミン駿ブチル(各異性体)などのN
−フェニルカルバメート類が用いられる。
好ましくは、N−フェニルカルバミン酸メチル、N−フ
ェニルカルバミン酸エチル、N−フェニルカルバミン駿
ジプロピル、より好ましくはN−フェニルカルバミン酸
メチルが用いられる。
本発明で使用されるメチレン化剤として、例えばホルマ
リン水(ホルムアルデヒド水溶?夜)、パラホルムアル
デヒド、トリオキサン、テトラオキサン、ジメトキシメ
タン、ジェトキシメタン、ジプロポキシメタンなどの低
級アルコキシメタン、ジアセトキシメタン、ジプロピル
オキシメタンなどの低級カルボキシ基を有するシアシロ
キシメタンなどが用いられ、これらは単独又は混合して
用いてもよい。
好ましくはホルマリン水やパラホルムアルデヒドが用い
られる。 これらの中で特に好ましいメチレン化剤はホ
ルマリン水であり、最も安価に入手できるホルマリン水
を使用して高収率、高選択率で4.4−ジフェニルメタ
ンジカルバメート類を製造できることが本発明の特徴の
一つでもある。
本発明で使用される触媒は、ハロゲン化亜鉛であり、好
ましくは塩化亜鉛(ZnCj2□)、臭化亜鉛(Z n
 B r 2 )が用いられる。 これらの触媒は、単
独で用いても良いし、混合物で用いてもよい。用いる物
理的形態は、特に限定されないが、粉体、溶液状態、担
体に担持された状態で用いることもできる。
本発明方法は、有機溶媒を用いる。 本発明で用いられ
る有機溶媒としては、電子吸引性置換基を有する脂肪族
又は芳香族化合物、ハロゲン原子を有する脂肪族又は芳
香族化合物が用いられる。 中でも特に好ましい電子吸
引性置換基としては、ニトロ基が挙げられる。 具体的
にはニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン(各
異性体)、ニトロブタン(各異性体)などの炭素数1〜
4の低級脂肪族ニトロ化合物、ニトロベンゼン、ジニト
ロベンゼンなどの未置換の芳香族ニトロ化合物、ニトロ
トルエン(各異性体)、ジニトロトルエン、ニトロエチ
ルベンゼン、ジニトロエチルベンゼン、ニトロプロピル
ベンゼン(各異性体)、ジニトロプロピルベンゼン(各
異性体)、ジニトロブチルトルエン(各異性体)などの
炭素数1〜4の低級アルキル置換芳香族ニトロ化合物、
また、低級脂肪族ハロゲン化物としては、メチルクロリ
ド、メチルプロミド、エチルクロリド、エチルプロミド
、ジクロロエタン、ジブロモエタン、プロピルクロリド
およびプロピルプロミド等が挙げられる。 特にジクロ
ロエタンが好ましい、 芳香族ハロゲン化合物としては
、例えばクロルベンゼン、ブロムベンゼン、ヨードベン
ゼン、ジクロルベンゼン、ジブロムベンゼン、ショート
ベンゼン、クロロブロモベンゼンなどが用いられる。 
これらの溶媒は単独又は2種以上混合して用いられる。
好ましく用いられる有機溶媒は、ニトロベンゼン、ニト
ロメタン、クロルベンゼンである。 なかでも特に好ま
しいのは、ニトロベンゼンである。
本発明方法を実施するに当り、メチレン化剤とN−フェ
ニルカルバメート類とのモル比は特に制限はないが、メ
チレン化剤1モルに対して、N−フェニルカルバメート
類を2〜10モルの範囲で用いるのが好ましく、更に好
ましくは3〜10モルの範囲である。 N−フェニルカ
ルバメート類の使用量を2モル以上にすると3核体以上
のポリメチレンポリフェニルカルバメート類の副生が抑
えられ、目的とする4、4′−ジフェニルメタンジカル
バメート類の収率が向上する。 一方、N−フェニルカ
ルバメート類の使用量を10モル以下にすると、経済的
なデメリット、すなわち、目的とする4、4′ −ジフ
ェニルメタンジカルバメート類の選択率が向上しなくな
り寧ろ反応液中の未反応N−フェニルカルバメート類の
残存量が増加し、その回収コストが高くなるというデメ
リットを回避することができる。
また、触媒の使用量はN−フェニルカルバメート類1モ
ルに対して、触媒を0.1〜10モルの範囲で使用する
のが好ましく、更に好ましくは0.3〜5モルの範囲で
ある。 触媒の使用量が少なすぎると反応が完結せず、
多量の未反応のN−フェニルカルバメート類や中間体で
あるメチレンアミノ結合を有する化合物が残存する。 
触媒量が多すぎると、反応速度のコントロールが難しく
なり、2,4′−ジフェニルメタンジカルバメート類や
ポリメチレンポリフェニルカルバメート類が多量に副生
じてくる。
また、溶媒の使用量については、ニトロベンゼン、ニト
ロメタン等のニトロ系溶媒の場合Nフェニルカルバメー
ト類1重量部に対して0.1〜5重量部の範囲に用いる
ことが好ましく、さらに好ましくは0.25〜1重量部
の範囲である。
(A)縮合工程の反応は200℃以下、好ましくは50
〜150℃の範囲、さらに好ましくは、80〜120℃
の範囲である。 反応温度が低すぎると反応が完結せず
、多量の未反応のN−フェニルカルバメート類や中間体
であるメチレンアミノ結合を有する化合物が残存する。
 温度が高すぎると2,4′−ジフェニルメタンジカル
バメート類やポリメチレンポリフェニルカルバメート類
が多量に副生してくる。
また、本発明方法は通常、常圧下又は加圧下でも行われ
るが、減圧下でも差し支えない。
反応時間は、反応温度、触媒の種類と量、溶媒の有無、
種類と量、原料組成、反応方法などにより左右され一定
しないが、通常は0,5〜10時間で充分である。
縮合工程の反応方式としては、攪拌しながら、回分式で
行ってもよく、又は、連続式に行っても良い。 また、
触媒は、固体のまま反応器へ加えても良く、あるいは、
水溶液として、反応器へ供給しても差し支えない。
しかし必要以上の反応器への水の添加は、触媒の活性を
低下させ、縮合反応速度を低下させて、反応が完結せず
、中間体であるメチレンアミノ結合を有する化合物が反
応液中に残存するようになるので好ましくない。 従っ
て、触媒を水溶液として供給する場合、80〜90重量
%の飽和水溶液とした方が好ましい。
触媒であるハロゲン化亜鉛は(B)工程の触媒分離工程
から回収されるハロゲン化亜鉛水溶液を濃縮して得られ
る80〜90重量%水溶液として、あるいは固体状態に
まで、乾燥された後、循環再利用される回収ハロゲン化
亜鉛であっても、使用上回等差し支えない。 即ち、ハ
ロゲン化亜鉛は回収し、繰り返し使用しても縮合活性が
低下しないという利点があり、目的とするジフェニルメ
タンジカルバメート類の製造コストを大幅に下げる要因
となっている。
(A)工程に於ける反応終了後の縮合生成物は、次の(
B)の触媒分離工程に送られる。
(B)触媒分離工程 この触媒分離工程では(A)工程で得られた縮合反応生
成物に有機溶媒として、ケトン類を加え、50〜100
℃の温度範囲で、好ましくは、70〜90℃の範囲で水
を注入し、縮合反応生成物中に含有される触媒のハロゲ
ン化亜鉛を水相部に抽出除去する。
縮合反応生成物中のハロゲン化亜鉛は、反応生成物中に
含まれる未反応N−フェニルカルバメート類やジフェニ
ルメタンジカルバメート類と錯化し、有機溶媒中に溶解
しているが、水と接触させることにより簡単に水相部へ
抽出することが出来る。 しかし、有機溶媒が存在しな
いと、縮合生成物相と水相との比重差が小さいためにエ
マルジョン化し易く、油水分離が困難である。 油水分
離が円滑に進まないと、生成物中に触媒が不純物として
混入し、触媒の除去が極端に困難になるので、連続プロ
セスとすることが困難になる。 本発明では、油相の比
重を下げ油水分離を円滑に進めるために、有機溶媒中に
さらにケトン性有機溶媒を水注入に先立ち、縮合生成物
に加える。
ケトン性有機溶媒を加えることにより、油水分離が良好
になると共に、反応生成物に含まれるハロゲン化亜鉛を
水相部へ効果的に移動させることが可能となり、縮合反
応生成物相(油相部)に残留するハロゲン化亜鉛を2p
pm以下にまでほぼ完全に除去することが出来る。
ジフェニルメタンジカルバメート類は、熱分解により、
有用なジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)に
転換されるが、ハロゲン化亜鉛が20ppm以上残留す
ると熱分解が円滑に進まないことが知られている。
本発明の触媒分離工程により、熱分解に悪影響しない濃
度まで、ハロゲン化亜鉛の残留濃度を下げることが可能
である。
ケトン類溶媒としては、メチルエチルケトン、メチルn
−ブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケ
トン、エチルn−ブチルケトン、エチルイソブチルケト
ン、ジイソプロピルケトン、イソプロピルn−ブチルケ
トン、イソプロピルイソブチルケトン、ジブチルケトン
等の脂肪族ケトン、アセトフェノン、エチルフェニルケ
トン、n−プロピルフェニルケトン、イソプロピルフェ
ニルケトン、n−ブチルフェニルケトン、イソブチルフ
ェニルケトン等の芳香族ケトンが挙げられる。 なかで
も好ましくはメチルイソブチルケトンが用いられる。 
その理由は工業的に安価に入手出来るという利点と、(
B)工程に続(,4,4′ −ジフェニルメタンジカル
バメート類の晶析分離工程の晶析溶媒としても優れた性
能を有するという利点を併せ持っているからである。 
その結果、メチルイソブチルケトンを(B)工程の溶媒
として使用すればハロゲン化亜鉛を水相部へ抽出分離し
た後の油相部である縮合生成物相を、そのまま冷却する
だけで目的とする高純度の4.4′−ジフェニルメタン
ジカルバメート類を得ることが出来るため、プロセスが
大変簡略化されるという利点が生まれる。
(B)工程の温度操作範囲は50〜100℃好ましくは
70〜90℃であある。 50℃より低温では、有機相
と水相との比重差が少(なり、油水分離の効率が悪化し
、有機相に残留するハロゲン化亜鉛濃度が20ppmを
超大るため、好ましくない。
(A)工程から(B)工程へ送られる縮合反応生成物1
重量部に対して、上記溶媒としてのケトン類は0.3〜
2.0重量部、好ましくは0.5〜1.0重量部用いら
れ、水は0.1〜1.0重量部、好ましくは0.2〜0
.6重量部用いられる。
表1 粗結晶の組成(単位:重量%) N  −フェニルメチルカルバメート        
    1〜2ニトロベンゼン(溶媒)  0.1〜0
.22.4 ′ −ジフェニルメタンジカルバメート 
  0.  1 〜0 、 24.4 ′ −ジフェニ
ルメタンジカルバメート      95〜96トリマ
ー($1)           1〜2(C)晶析分
離工程 (B)工程で油水分離された油相部は、晶析槽に供給さ
れる。 晶析槽を10〜40℃の範囲、好ましくは20
℃〜30℃の範囲に冷却すれば、4,4′−ジフェニル
メタンジカルバメート類を主成分とする白色の粗結晶が
容易に析出してくる。 この粗結晶の組成は、はぼ表1
の通りである。
原料のN−フェニルメチルカルバメートとトリマーが含
まれているため、目的とする4、4′ −ジフェニルメ
タンジカルバメートの純度はやや低い。 従って、1次
晶析品(粗結晶)を製品晶析(2次晶析)にかけること
が望ましい。 即ち、粗結晶に上記ケトン類、好ましく
はメチルイソブチルケトンを粗結晶1重量部に対し、2
〜10重量部、好ましくは、4〜7重量部加えて、還流
温度まで昇温して、粗結晶を完全に溶解させる。 メチ
ルイソブチルケトンの場合還流温度は108°Cであり
、完全に粗結晶溶解後に10〜40℃の範囲、好ましく
は20〜30℃の範囲まで冷却すると98重量%以上の
高純度の4,4′−ジフェニルメタンジカルバメートの
白色結晶が析出する。
この白色結晶の組成は、1例を挙げると表2の通りであ
る。
表2 製品晶析品(2次晶析品) N  −フェニルメチルカルバメート 2.4 ′ −ジフェニルメタンジカルバメート44 
′ −ンフェニルメタンンカルバメートト リ マー(
傘1) の組成(重量%) 0.5 0.1未満 98.7 0.8 (D)乾燥工程 得られた高純度4.4′−ジフェニルメタンジカルバメ
ートは乾燥工程に送られ、メチルイソブチルケトン等の
晶析溶媒が除かれる。 乾燥工程は、特に限定されない
が、熱窒素等を吹き込んで結晶に付着している溶媒を除
去する方法や真空乾燥器内で乾燥する方法が好ましい。
(E)回収工程 (B)の晶析分離工程から排出される母液は、1次晶析
母液、2次晶析母液を共に合わせ、蒸留塔に送られる。
 主として脂肪族又は芳香族ケトンよりなるケトン性溶
媒を塔頂部に回収した後、回収したケトン性溶媒は(B
)工程の触媒分離工程へ送られる。 メチルイソブチル
ケトンを使用した場合の蒸留塔塔頂部の圧力は特に限定
されるものではないが、塔底部の温度を下げ、反応生成
物、特に、4,4′ジフエニルメタンジカルバメート類
の分解や重量化を防ぐために、減圧条件に保つことが望
ましい。 圧力としては、240mmHg〜17mmH
gが望ましく、その場合、塔頂温度は80℃〜22℃に
保たれる。
蒸留塔は回分式でも連続式でもよい。 又、蒸留段数を
高めるために、トレイを導入したり、充填物を充填する
ことが好ましいが、単蒸留でも構わない。
塔底液には、反応溶媒、N−フェニルカルバメート類、
4,4′−ジフェニルメタンジカルバメート類やトリマ
ー等の重量化物が含まれるが、10〜40℃の温度範囲
に冷却すると、粗4.4′ −ジフェニルメタンジカル
バメート類が析出する。 これは遠心分離機にかけて母
液と粗結晶部分に分けて回収され、粗結晶は、1次晶析
槽に循環される。
1次晶析槽では、(B)の触媒分離工程で分離された油
相部と上記粗結晶が熱時、混合溶解される。 その後、
冷却して1次晶析品が得られる。
(F)有機溶媒回収工程 上記(E)粗結晶回収工程で排出される母液には、縮合
反応に用いた有機溶媒、未反応N−フェニルカルバメー
ト類、縮合反応で生成した重質化物(トリマー以上の高
次縮合物)が含まれる。 この母液は、有機溶媒回収蒸
留塔に供給され、塔頂部より、有機溶媒が回収される。
 本発明では、ニトロベンゼンが最も好ましい有機溶媒
として用いられる。 ニトロベンゼンを使用した場合、
塔底部の温度を下げN−フェニルカルバメート類の分解
を抑えるために、塔頂部圧力を5〜60mmHgに保つ
ことが望ましい。 その場合、塔頂温度は70〜126
℃に保たれ、塔底温度は200℃以下に保たれる。 蒸
留は回分式・連続式のいずれであっても構わない。 又
、蒸留段数を高めるためにトレイを導入したり、充填物
を充填することが望ましいが単蒸留でも構わない。
回収された有機溶媒は(A)の縮合工程へ循環し、再利
用される。
(G)未反応N−フェニルカルバメート類回収工程 上記(F)有機溶媒回収工程の塔底部から得られる未反
応N−フェニルカルバメート類とトリマー以上の高次縮
合物を含んだ塔底液は、次のN−フェニルカルバメート
類の回収工程へ送られる。 塔頂部より回収されるN−
フェニルカルバメート類は、反応原料として(A)の縮
合工程へ供給される。
N−フェニルカルバメート類、特にN−フェニルメチル
カルバメートは11〜14mmHgの条件下に144〜
149℃と高沸点物であるために、単蒸留又は薄膜蒸留
器を用いることが望ましい。 高段数の蒸留塔を使用す
ると、N−フェニルカルバメート類の回収率が低下する
ので好ましくない。
単蒸留又は、薄膜蒸留器から回収されるタール(トリマ
ー以上の高次縮合物、即ちポリメチレンポリフェニルポ
リカルバメート類からなる)は、反応系へ循環せず、燃
料油として焼却される。
タールを(A)の縮合反応工程へ循環すると、原料のN
−フェニルカルバメート類の反応率が低下すると共に、
目的とする4、4′−ジフェニルメタンジカルバメート
類の選択率が低下するという欠点を生じる。 これは、
タールを構成しているポリメチレンポリフェニルポリカ
ルバメート類とホルマリン源、N−フェニルカルバメー
ト類が容易に縮合反応を起こし、さらに高分子量の高次
縮合物を生成するためと考えられる。
次に第1図を用いて本発明の製造方法を説明する。 第
1図は、4,4′−ジフェニルメタンジカルバメート類
の製造プロセスの好適な1例の概要を示すフローチャー
トである。
縮合工程(A)は、縮合反応器30内で行う。 縮合反
応器30には、原料N−フェニルカルバミン酸メチル1
、有機溶媒ニトロベンゼン2、メチンレン化剤として3
7%ホルマリン水溶液であるホルマリン水3および触媒
とじてznCI224が、それぞれのライン30a、3
0b、30cおよび30dにより搬入される。 縮合反
応は、オイルバスによる加熱条件下で、攪拌しつつ行わ
れ、縮合反応生成物が、ライン30eにより取り出され
、抽出塔31に移送される。
触媒分離工程(B)の行われる抽出塔31では、縮合反
応生成物に、メチルイソブチルケトン6および水7がラ
イン31aおよび31dにより搬入され、この混合物を
、加熱攪拌した後静置し、水相部8と油相部9に分離し
、それぞれライン31bおよび31cで搬出する。 搬
出された水相部8は、濃縮され、触媒が回収ZnCβ2
6として回収される。 =方油相部9は、必要により水
を加えて洗浄し、ライン31cによりライン32aをへ
て1次晶析槽32内に搬入される。
晶析分離工程(C)は、1次晶析槽32と製品晶析槽3
4を用いて2段階で行われるのが好ましい。
1次晶析槽32は、室温まで冷却され、ジフェニルメタ
ンジカルバメートを結晶として析出させる。 結晶が析
出した液は、ライン32bにより遠心分離機33に移送
され、母液10と晶析界11にわけられる。
晶析界11はライン33aにより製品晶析槽34へ移送
される。 製品晶析槽34内にはライン34aによりメ
チルイソブチルケトン回収塔37より回収されたメチル
イソブチルケトン6が搬入され、この溶媒でジフェニル
メタンジカルバメート結晶は再び溶解され、次に冷却さ
れて結晶が再析出する。 この液はライン34bで遠心
分離lll35に移送され、2次晶析品12と2次晶析
母液13にわけられる。
次に、乾燥工程(D)が行われ、2次晶析品12として
晶析したジフェニルメタンジカルバメートは、ライン3
5aにより乾燥器36に送られ熱窒素ガス等により溶媒
を除去され、さらに真空乾燥により乾燥され、ライン3
6aにより製品ジフェニルメタンジカルバメート14と
して搬出される。
一方2次晶析母液13は、ライン35bにより搬出され
ライン33bによって搬出された1次晶析母液10とと
もにライン37aによりメチルイソブチルケトン回収塔
37に搬入される。
回収工程(E)として、メチルイソブチルケトン回収塔
37内では、搬入された1次晶析母液10と2次晶析母
液13が蒸留され、塔頂液として水につづいてメチルイ
ソブチルケトン6が留出する。 初留分の水は抽出塔3
1内で使う洗浄水として循環使用できる。 留出したメ
チルイソブチルケトン6はライン37bにより搬出され
、ライン31dおよびライン34aによりそれぞれ抽出
塔31および製品晶析槽34内に移送される。 粗ジフ
ェニルメタンカルバメートである塔底液は15は、ライ
ン37cにより排出され、回収晶析槽38内に移送され
る。 回収晶析槽38内で冷却されジフェニルメタンジ
カルバメート結晶が析出した液は、ライン38aにより
遠心分離機39に移送され、粗結晶16と母液17に分
けられる。
粗結晶16は、ライン39aによりライン32aに送ら
れ、抽出塔31よりライン31cにより移送される油相
部9とともに1次晶析槽32内に循環される。
溶媒回収工程(F)として、母液17はライン39bに
より、ニトロベンゼン回収塔40内に移送され、蒸留さ
れて塔頂液としてニトロベンゼン2が留出する。 留出
したニトロベンゼン2は、ライン40aにより、ライン
30bを経て縮合反応器30に循環される。
−ポリメチレンポリフェニルポリカルバメート類回収工
程(G)として、ニトロベンゼン回収塔40の塔底液1
8は、ライン40bにより薄膜蒸留槽41に移送され、
回転薄膜法により分離蒸留され、塔頂液として未反応N
−フェニルカルバミン酸メチル19が回収され、ライン
41aから排出され、ライン30aを経て縮合反応器3
0内に循環される。 ポリメチンレンボリフェニルボリ
力ルバメート類は、塔底液としてライン41bより排出
されタール20として廃棄される。
〈作用〉 本発明方法は、工業的に実施するのに適した方法であっ
て、この方法によると4.4′−ジフェニルメタンジカ
ルバメート類が高選択率で得られ、また本発明方法によ
って得られた高純度の4,4′−ジフェニルメタンジカ
ルバメート類は pure  MDIを製造するための
前駆体として優れたものである。
また、使用する触媒、有機溶媒およびケトン類を回収し
て有効に循環利用することができるので、高純度のジフ
ェニルメタンジカルバメート類が簡易な工程で安価に製
造できる。
〈実施例〉 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明は、これらの例により限定されるものではない。
N−フェニルカルバメート類転化率、 4.4′ −ジフェニルメタンジカルバメート類選択率
は、次式により計算した。
N−フェニルカルバメート類転化率(%)定量分析は、
島津製作所製液体クロマトグラフLC−6Aを用い、分
離カラムとしてWaters製RCM (8X 10)
 /Nova−Pak  C−18を用い、展開液とし
てアセトニトリル/水混合溶媒を用いて、室温下245
nmのUV検出器を用いて行なった。 定量法は絶対検
量線法によった。
(実施例1) (A)縮合工程 温度計、冷却器、撹拌機を付した硝子製反応器へ、N−
フェニルカルバミン酸メチル3402.2gと、後述す
る(G)工程のN−フェニルカルバメート類回収工程か
ら蒸留により回収された回収N−フェニルカルバミン酸
メチル2289.5g、37%ホルマリン水(三井東圧
化学製)919.0g、無水塩化亜鉛5623.7 g
、ニトロベンゼン176.8g、後述する(F)工程の
溶媒回収工程から回収された回収ニトロベンゼン552
0.1 gを注入して、撹拌しながら、昇温(加熱源は
オイルバス)させ、内温か100℃に到達した時点から
5時間反応を継続した。
5時間後に反応液を1部サンプリングして液体クロマト
グラフ法により、定量分析にかけた。
その分析結果を以下に記載する。
表  3 反応液組成分析結果 (単位:重量%) 表3注 1)MDV:ジフェニルメタンジカルバミン駿表3に示
す分析結果から、N−フェニルカルバミン酸メチル転化
率、4,4′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチ
ルを計算した。 その結果、カルバミン酸メチル転化率
は55.6%、4.4′−ジフェニルメタンジカルバミ
ン酸ジメチル選択率は69.1%であった。
また、生成物総重量18017.8 g中には、N−フ
ェニルカルバミン酸メチル(M F U ) 2542
.3g、2.4′−ジフェニルメタンジカルバメート 
  (2,4’    −MDV)    149. 
  5g   、4.4′ −ジフェニルメタンジカル
バメート(4,4’−MDV)2282.9g、4.4
′−ジフェニルメタンジカルバメート(MDV)異性体
43.2g、3核体246.8g、高沸点縮合物539
.6g、ニトロベンゼン5696.9 g、塩化亜鉛5
623.7 g、水783.8gが含まれている。
(B)触媒分離工程 反応液は冷却しないで、水10810.7 gと、メチ
ルイソブチルケト:/ (M I B K) 1081
0.7 gを硝子製反応器へ注入した。 外部オイルバ
スにより、やや加熱し、90℃に保持し、30分間撹拌
した。 充分に油水混合していることを確認後30分間
静置した。 油相と水相の分離は極めて良好であった。
 分離した水層を抜き出した後、続いて、後述する(E
)のケトン性有磯溶媒回収工程からメチルイソブチルケ
トンと共に回収された水3253.5 gと新たに水1
101.1gを注入し、90℃で30分間、強力撹拌し
た。 30分間静置し油水分離させた。 分離した有機
相反応混合物を分析した結果、有機相はN−フェニルカ
ルバミン酸メチル2434.8 g、2.4′−ジフェ
ニルメタンジカルバミン酸ジメチル149.5g、4,
4′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチル224
5.2 g、ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチル
異性体43.2g、3核体246.8g、高沸点物53
9.6gニトロベンゼン5520.1 g、メチルイソ
ブチルケトン10810.7 gからなることが分かっ
た。 ZnCβ2は10ppm以下で未検出であった。
分離した水相部を混合し、定量分析した結果、水相部は
、塩化亜鉛5623.7g、N−フェニルカルバミン酸
メチル107.5g、4.4′−ジフェニルメタンジカ
ルバミン酸ジメチル37.7g、ニトロベンゼン176
8g、水11911.8 gからなることが分かった。
この水相部から熱時減圧下に水を留去すると、容易に塩
化亜鉛の固体が析出した。 この塩化亜鉛粉末(塩化亜
鉛5623.7 gを含む)を(A)の縮合工程へ全量
循環して触媒として使用しても、N−フェニルカルバミ
ン酸メチル転化率55.9%、4,4′−ジフェニルメ
タンジカルバミン酸ジメチル選択率69,3%が得られ
、回収した触媒を用いることによる変化は全く認められ
なかった。
(C〜D)晶析分離工程及び乾燥工程 (B)で分離された有機相反応混合物を硝子製晶析槽に
移液し、90℃から室温(20℃)にまで徐々に冷却し
た。 4,4′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメ
チルの白色結晶が容易に析出してきた。 室温で一夜放
置後に、遠心分離器にかけ、粗4,4′−ジフェニルメ
タンジカルバミン酸ジメチルの白色結晶を得た。 母液
は全量回収し、貯蔵した。
次に、粗4,4′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジ
メチル1部に対して、5部のメチルイソブチルケトンを
加え、晶析槽内で118℃まで加熱し、メチルイソブチ
ルケトンを還流させた。 粗4.4′−ジフェニルメタ
ンジカルバミン酸ジメチルが完全に溶解した後、室温(
20℃)まで冷却したところ、白色結晶が容易に析出し
てきた。
これを遠心分離にかけて、続いて熱窒素を吹き込んで結
晶に付着しているメチルイソブチルケトンを除去し、続
いて、真空乾燥器内で乾燥させた結果、1958.7 
gの精製4,4′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジ
メチルを得た。
定量分析した結果、下記の組成からなることが分かった
N  −フェニルカルバミン酸メチル        
       0.5414′−ジフェニルメタン  
 98.7シカルバミン酸ジメチル 3核体              0.82.4′−
ジフェニルメタン    0.1未満ジカルバミン酸ジ
メチル (E)回収工程 (C)の晶析分離工程で回収された母液中に含まれるメ
チルイソブチルケトンを回収するために、この母液を、
蒸留塔に供給した。  10段の硝子製オルダーショ型
蒸留塔に、N−フェニルカルバミン酸メチル2425.
0g、 2.4’ジフエニルメタンジカルバミン酸ジメ
チル149.2g、4,4′−ジフェニルメタンジカル
バミン酸ジメチル312.3g、ジフェニルメタンジカ
ルバミン駿ジメチル異性体43.2g、3核体231.
1g、高沸点物539.6g、ニトロベンゼン5696
.9 gを含むメチルイソブチルケトン溶液を注入した
。 塔頂圧力69.5mmHgの条件下に、還流比lで
、母液中に含まれる水とメチルイソブチルケトンを塔頂
から留去した。 メチルイソブチルケトンが塔頂に留出
している時の塔頂温度は50’Cであった。 初留分の
水4037.3 gの内、3253.5gを(B)の触
媒分離工程で使う洗浄水として循環使用した。 水に続
いて留出するメチルイソブチルケトンの内、10810
.7 gは、(B)の触媒分離工程に循環し、抽出溶剤
として再利用した。 残りのメチルイソブチルケトンは
(]の晶析分離工程の晶析溶媒として再利用した。 メ
チルイソブチルケトンを塔頂に回収した後の塔底液を分
析したところ、N−フェニルカルバミン酸メチル242
5.0 g、2,4′−ジフエニルメタンジカルバミン
酸ジメチル149.2g、4,4′−ジフェニルメタン
ジカルバミン酸ジメチル312.3g、ジフェニルメタ
ンジカルバミン酸ジメチル異性体43.2g、3核体2
31.1g、高沸点物539.6g、ニトロベンゼン5
520.1 gからなっていることが分かった。
この塔底液をそのまま、室温(20℃)まで冷却すると
粗結晶が徐々に析出してきた。
昼夜放置後に、遠心分離器にかけ、339.7gの粗結
晶を母液に分離した。
粗結晶を定量したところ、N−フェニルカルバミン酸メ
チル69.5g、2,4′−ジフェニルメタンジカルバ
ミン酸ジメチル2.8g、4.4′ −ジフェニルメタ
ンジカルバミン酸ジメチル249.8g、ジフェニルメ
タンジカルパミン酸ジメチル異性体1.4g、3核体1
6.2gからなることが分かった。
母液の分析の結果、母液はN−フェニルカルバミン酸メ
チル2355.5 g、2.4′−ジフェニルメタンジ
カルバミン酸ジメチル146.4g、4,4′−ジフェ
ニルメタンジカルバミン酸ジメチル62.5g、ジフェ
ニルメタンジカルバミン酸ジメチル異性体41.8g、
3核体214.9g、高沸点物539.6g、ニトロベ
ンゼン5696.9 gからなることが分かった。
この粗結晶は、(B)の触媒分離工程で分離される有機
相反応混合物に混合し、(C)の晶析分離工程へ送られ
る。
(F)溶媒回収工程 (E)の回収工程から得られる母液を、ニトロベンゼン
回収のために、蒸留塔に送った。
10段のオルダーショ蒸留塔に、N−フェニルカルバミ
ン酸メチル2355.5 g、2,4′−ジフエニルメ
タンジカルバミン酸ジメチル146.4g、4,4′−
ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチル62.5g、
ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチル異性体41.
8g、3核体214.9g、高沸点物539.6g、ニ
トロベンゼン5696.9gからなるニトロベンゼン溶
液(母液)を装入し、減圧条件下に蒸留し、塔頂留分と
してニトロベンゼン5520.1 gを回収した。 塔
頂圧力5 +nmHg、塔頂温度60〜72℃でニトロ
ベンゼン留分を得た。 この時、塔底液の温度は110
〜150℃であつた。
(G)N−フェニルカルバメート類の回収工程 (F)の塔底液を全量、回転薄膜式の分子蒸留装置(染
出科学製)に供給し、減圧条件下で塔頂部からN−フェ
ニルカルバミン酸メチルを2289、5 g回収した。
 塔頂部属力11−14mmHgの条件下に、144〜
149℃の塔頂温度を示した。
塔底部から得られる塔底液を分析した結果、塔底液は、
2.4′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチル1
46.4g、4.4−ジフェニルメタンジカルバミン酸
ジメチル62.5g、ジフェニルメタンジカルバミン酸
ジメチル異性体41.8g、3核体214.9g、高沸
点物539.6gからなる黒褐色のタールであった。 
このタール分は(A)縮合工程へ循環すると、反応率の
低下、及び4.4′ −ジフェニルメタンジカルバミン
酸ジメチル選択率の低下をもたらすので好ましくない。
 このため、このタールは焼却処分した。
(実施例2) (E)の回収工程で得られた粗結晶を(B)の触媒分離
工程で分離される有機相反応混合物に混合した。 即ち
、N−フェニルカルバミン酸メチル69.5g、2,4
′−ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチル2.8g
、4.4′ −ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメチ
ル249.8g、ジフェニルメタンジカルバミン酸ジメ
チル異性体1.4g、3核体16.2gからなる粗結晶
339.7gと実施例1の(B)触媒分離工程で得られ
た有機相反応混合物10810.7 gを混合し、次に
、(C)〜(D)の晶析分離工程及び乾燥工程に記載の
方法と全く同様に処理した結果、N−フェニルカルバミ
ン酸メチル10.4g、2,4′−ジフェニルメタンジ
カルバミン酸ジメチル0.2g、4,4′−ジフェニル
メタンジカルバミン酸ジメチル2145.0g、3核体
16.5gからなる白色結晶2172.1 gを得た。
 この白色結晶の4.4′ −ジフェニルメタンジカル
バミン酸ジメチル純度は988%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、4,4′−ジフェニルメタンジカルバメート
類の製造プロセスを示すフロー図である。 符号の説明 l・・・N−フェニルカルバミン酸メチル、2・・・ニ
トロベンゼン、 3・・・ホルマリン水、 4−ZnCffzl 5・・・縮合反応生成物、 6・・・回収Z n C422, 7・・・水、 8・・・水相部、 9・・・油相部、 10・・・−次晶析母液、 11・・・−次晶析品、 12・・・二次晶析品、 13・・・二次晶析母液、 14・・・製品ジフェニルメタンジ カルバメート、 15・・・塔底液、 16・・・粗結晶、 17・・・回収晶析槽母液、 18・・・塔底液、 19・・・未反応N−フェニルカルバミン酸メチル、 20・・・タール、 30・・・縮合反応器、 30a・・・ライン、 30b・・・ライン、 30c・・・ライン、 30d・・・ライン、 30e・・・ライン、 31・・・抽出塔、 31a・・・ライン。 31b・・・ライン、 31c・・・ライン、 31d・・・ライン、 32・・・−次晶析槽、 32a・・・ライン、 32b・・・ライン、 33・・・遠心分離機、 33a・・・ライン、 33b・・・ライン、 34・・・製品晶析槽、 34a・・・ライン、 34b・・・ライン、 35・・・遠心分離機、 35a・・・ライン、 35b・・・ライン、 36・・・乾燥器、 36a・・・ライン、 37・・・メチルインブチルケトン回収塔、37a・・
・ライン、 37b・・・ライン、 37c・・・ライン、 38・・・回収晶析槽、 38a・・・ライン、 39・・・遠心分離機、 39a・・・ライン、 39b・・・ライン、 40・・・ニトロベンゼン回収塔、 40a・・・ライン、 40b・・・ライン、 41・・・薄膜蒸留槽、 41a・・・ライン、 41b・・・ライン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N−フェニルカルバメート類とメチレン化剤とを
    、有機溶媒の存在下に、触媒としてハロゲン化亜鉛を用
    い、液相で縮合反応させてジフェニルメタンジカルバメ
    ート類を製造する際に、縮合反応生成物中に脂肪族又は
    芳香族ケトン類と水とを加えて、水相中に触媒を抽出す
    ることを特徴とするジフェニルメタンジカルバメート類
    の製造方法。
  2. (2)N−フェニルカルバメート類とメチレン化剤とを
    、有機溶媒の存在下に、触媒としてハロゲン化亜鉛を用
    い、液相で縮合反応させてジフェニルメタンジカルバメ
    ート類とし、次に、脂肪族又は芳香族ケトンと水とを加
    えて、水相中に触媒を抽出し、油相からジフェニルメタ
    ンジカルバメート類を分離し、油相中のケトン性有機溶
    媒と前記有機溶媒とをそれぞれ回収して循環することを
    特徴とするジフェニルメタンジカルバメート類の製造方
    法。
  3. (3)N−フェニルカルバメート類とメチレン化剤とを
    反応させてジフェニルメタンジカルバメート類を製造す
    るにあたり、 (A)縮合触媒としてハロゲン化亜鉛を用い、有機溶媒
    存在下に200℃以下の温度でメチレン化剤とそのメチ
    レン基1モル当量あたり2モル以上のN−フェニルカル
    バメート類とを液相で反応させる縮合工程、 (B)、(A)工程で得られる縮合反応生成物に脂肪族
    又は芳香族ケトン類を溶媒として加え、50〜100℃
    の温度範囲で水を注入し、油相部と水相部とを分離し、
    縮合生成物中に含有されるハロゲン化亜鉛を水相部に抽
    出除去する触媒分離工程、 (C)、(B)工程で分離された油相部を10〜40℃
    の温度範囲に冷却し、結晶として析出するジフェニルメ
    タンジカルバメート類を析出させ母液から分離する晶析
    分離工程、 (D)、(C)工程で得られたジフェニルメタンジカル
    バメート類を乾燥する工程、 (E)、(C)の晶析分離工程から排出される母液を蒸
    留工程へ送り、主として脂肪族又は芳香族ケトンよりな
    るケトン性有機溶媒を塔頂部に回収後、回収されたケト
    ン性有機溶媒を(B)の触媒分離工程へ循環すると共に
    、塔底部を10〜40℃の温度範囲に冷却し、粗ジフェ
    ニルメタンジカルバメート類を粗結晶として回収する工
    程 (F)、(E)の回収工程で排出される母液を有機溶媒
    回収蒸留塔に供給し、塔頂部より回収される有機溶媒を
    (A)の縮合工程へ循環する有機溶媒回収工程、および (G)、(F)工程の有機溶媒回収蒸留塔塔底部より得
    られる塔底液をN−フェニルカルバメート類回収蒸留塔
    へ供給し、塔頂部より、未反応N−フェニルカルバメー
    ト類を回収し、これを、(A)の縮合工程へ循環し、塔
    底部より排出されるポリメチレンポリフェニルポリカル
    バメート類を回収する工程を包含することを特徴とする
    ジフェニルメタンジカルバメート類の製造方法。
  4. (4)前記(A)工程に於いて、有機溶媒が、電子吸引
    性置換基を有する脂肪族又は芳香族化合物およびハロゲ
    ン原子を有する脂肪族又は芳香族化合物からなる群から
    選ばれる少なくとも1つである請求項3に記載の製造方
    法。
  5. (5)前記電子吸引性置換基がニトロ基であり、N−フ
    ェニルカルバメート類1重量部に対し、0.1〜5重量
    部のニトロ系溶媒を使用する請求項4に記載の製造方法
  6. (6)前記(A)工程に於けるN−フェニルカルバメー
    ト類の使用量が、メチレン化剤のメチレン基1モル当り
    2〜10モルの範囲である請求項3ないし5のいずれか
    に記載の製造方法。
  7. (7)前記(B)工程で用いるケトン類溶媒がメチルイ
    ソブチルケトンである請求項3〜6のいずれかに記載の
    製造方法。
  8. (8)前記(E)工程で、粗結晶として回収された粗ジ
    フェニルメタンジカルバメート類を、前記工程(B)で
    分離された油相部中に混合する請求項3〜7のいずれか
    に記載の製造方法。
  9. (9)前記メチレン化剤がホルムアルデヒド水溶液であ
    る請求項1ないし8のいずれかに記載の製造方法。
  10. (10)前記触媒のハロゲン化亜鉛が、塩化亜鉛もしく
    は臭化亜鉛又はそれらの混合物であり、N−フェニルカ
    ルバメート類1モルに対して0.1〜10モルの範囲で
    使用する請求項1ないし9のいずれかに記載の製造方法
  11. (11)前記ケトン類が、メチルイソブチルケトンであ
    る請求項1〜10のいずれかに記載の製造方法。
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