JPH04112632U - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JPH04112632U
JPH04112632U JP1686891U JP1686891U JPH04112632U JP H04112632 U JPH04112632 U JP H04112632U JP 1686891 U JP1686891 U JP 1686891U JP 1686891 U JP1686891 U JP 1686891U JP H04112632 U JPH04112632 U JP H04112632U
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JP
Japan
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brush
toothbrush
mouth
brush part
teeth
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Pending
Application number
JP1686891U
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English (en)
Inventor
昭一 栗原
紀子 伊藤
Original Assignee
ゼリア新薬工業株式会社
株式会社記録素材総合研究所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 可逆性感温変色物質含有ブラシを植毛して成
る歯ブラシ。 【効果】 歯みがきの際、口中に入るブラシ部が所定時
間により変色するので、適正な歯みがき時間を知ること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は歯ブラシ、更に詳細にはブラシ部の変色により歯みがき時間を把握す ることのできる歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、変色部の存在により歯みがき時間を把握し得る歯ブラシとしては、歯ブ ラシの柄部に感温変色フィルムを配設したり、感温変色物質を混入したものが報 告せられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、斯かる従来の歯ブラシは、何れも変色部が柄部に存する結果、口 中の温熱により変色するものではなく、当該柄部を握持する際の手掌の温熱によ り変色するものであったため、必ずしも正確な歯みがき時間を把握し得ないと云 う難点があった。
【0004】 そこで、本考案者は斯かる従来歯ブラシの難点を解消すべく鋭意検討を重ねた 結果、歯みがき作用を奏するブラシ部に着目し、当該ブラシ部自体を変色部とす れば、極めて良い結果が得られることを見い出し、本考案を案出したものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は可逆性感温変色物質含有ブラシを植毛したことを特徴とす る歯ブラシである。
【0006】 以下本考案を図面に基き詳述する。
【0007】 1はブラシ体で、可逆性感温変色物質含有ブラシ2を植毛した植毛部1aと柄 部1bとによって構成せられている。ここにブラシ体1の材質は木、合成樹脂等 その如何を問わない。
【0008】 本考案に使用される可逆性感温変色物質としては、一定の温度、例えば望まし い歯みがき時間に対応する温度に達した時に変色し、それより低い温度になった 場合に原色に復する物質であれば、その種類の如何を問わないが、次に挙げる感 温染料の中間体と有機還元剤(顕色性及び温度制御を保有)の2成分を1:5〜 1:20の割合で配合した混合物が特に有利である。
【0009】 i)感温染料中間体 8−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、8−ジエチルアミ ノ−6−ベンジルオキシフルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフル オラン、8,6−ジ−p−トルイジノ−4,5−ジメチルフルオラン−フェニル ヒドラジドラクタム、8−アミノ−5−メチルフルオラン、2−メチル−8−ア ミノ−6−メチル−7−メチルフルオラン、2,8−ブチレン−6−ジ−n−ブ チルアミノフルオラン、8−ジエチルアミノ−7−アニリノフルオラン、8−ジ エチルアミノ−7−(p−トルイジノ)−フルオラン、7−アセトアミノ−8− ジエチルアミノフルオラン、8−ジエチルアミノ−メチル−7−アニリノフルオ ラン、8−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン、2 ,7−ジクロロ−8−メチル−8−n−ブチルアミノフルオラン、2−ブロム− 6−シクロヘキシルアミノフルオラン、8−(N−メチル−N−シクロヘキシル )アミノ−8−メチル−7−アニリノフルオラン、または8−(N−メチル−N −トルイジノ)アミノ−8−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系 化合物;N−8,8−トリメチルインドリノベンゾスピロピランまたは8−メト キシ−N−8,8−トリメチルインドリノベンゾスピロピラン等のスピロピラン 系化合物;N−(2,3−ジクロロフェニル)ロイコオーラミン等のロイコオー ラミン系化合物;N−ベンゾイルオーラミンまたはN−アセチルオーラミン等の アシルオーラミン系化合物;N−フェニルオーラミン等のアリールオーラミン系 化合物;ローダミンBラクタム等のローダミンBラクタム系化合物;8,8−ビ ス(1−エチル−2−メチル−8−イル)フタリド等のジアリールフタリド系化 合物;8,8−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−8−イル)フタ リドまたは8−(4−ジメチルアミノフェニル)−8−(1,2−メチルインド ール−8−イル)フタリド等のインドリールフタリド系化合物;クリスタルバイ オレットカルビノールまたはマライカトグリーンカルビノール等のポリアリール カルビノール系化合物;2−フェニルイミノエタンジリデン−8,8−ジメチル インドリン系化合物、クリスタルバイオレットラクトンまたはマラカイトグリー ンラクトン等のラクトン環を有する化合物等。尚、場合によってはこれらの前駆 物質を用いることも可能である。
【0010】 これらの染料の中間体においては、フルオラン系化合物及びスピロピラン系化 合物、就中、8−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、8−ジ エチルアミノ−7−メトキシフルオラン、8−アミノ−5−メチルフルオラン、 8−ジエチルアミノ−8−メチル−7−アニリノフルオラン、8−(N−メチル −N−シクロヘキシル)アミノ−8−メチル−7−アニリノフルオラン、8−( N−エチル−N−トルイジノ)アミノ−8−メチル−7−アニリノフルオラン、 N−8,8−トリメチルインドリノベンゾスピロピランがより好ましく、最も好 ましいのは、8−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、8−アミノ−5− メチルフルオラン、N−8,8−トリメチルインドリノベンゾスピロピランであ る。
【0011】 ii)有機還元剤 次式(1)で表わされるリン酸誘導体。
【0012】
【化1】
【0013】 尚、具体的なリン酸誘導体を用いた変色温度を例示すれば、表1の通りである 。
【0014】
【表1】
【0015】 斯様な可逆性感温変色物質をブラシ2に含有せしめる方法としてはその如何を 問わないが、例えば当該物質をマイクロカプセル化した超微粒子(粒子径5〜15 μ)として合成樹脂に混合した後、射出成形法等の適宜手段によりフィラメント 材(ブラシ材)を製造し、可逆性感温変色物質含有ブラシ2とするのが特に良い 結果を与える。
【0016】 ここに用いられる合成樹脂としては、アクリル、ナイロン、ポリエチレン、ポ リプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポリエステル等が挙げられる 。また、斯かる合成樹脂への上記マイクロカプセル化変色物質の添加量は 0.5〜 5.0 重量%、特に 2.0重量%とするのが好ましい。
【0017】
【作用】
本考案は以上の如く構成せられているので、所定時間の歯みがき操作に伴ない 、口中の温度をブラシ2中に包含されている可逆性感温物質が感知し、当該変色 温度に達した時にブラシ2に変色が生じる。
【0018】
【実施例】
以下実施例を挙げて本考案を更に説明する。
【0019】 実施例・1 (1)マイクロカプセル感温変色材 a.感温染料中間体 クリスタルバイオレットラクトン b.有機還元剤 前記表1中(3)の物質(変色温度30℃の材料) 上記a.とb.を1:9の割合に混合した組成物をマイクロカプセル化超 微粒子(粒子径 5〜15μ)にした。 (2)フィラメント材(ブラシ材) アクリル樹脂中に上記のマイクロカプセル化超微粒子を1%添加し、加熱溶融 状態で両者をよく混合して通常の射出成形法にてフィラメントを製造する。 (3)上記のフィラメントをブラシ体1の植毛部1aに植えて本考案の歯ブラシ を作成した。歯ブラシのブラシ部は、最初は紫色であった。口の中で1分間歯を 磨いていたら、ブラシ部が青色から無色に変わった。口の中から取り出した歯ブ ラシは、しばらく放置しておくとそのブラシ部は再び紫色に戻った。
【0020】 実施例・2 感温染料中間体にマラカイトグリーンラクトンを使用した以外はすべて「実施 例・1」と同様に製造した。この歯ブラシのブラシ部は緑色をしていた。この歯 ブラシを用い口の中で2分間歯を磨いていたら、ブラシ部は無色になった。口の 中から取り出し放置しておいたら、ブラシ部が再び緑色に戻った。
【0021】 実施例・3 感温色素中間体にローダミンラクタムを使用した以外はすべて「実施例・1」 と同様に製造した。この歯ブラシのブラシ部は赤色をしていた。この歯ブラシを 用い口の中で3分間歯を磨いていたら、ブラシ部は無色になった。口の中から取 り出し放置しておいたら、ブラシ部が再び赤色に戻った。
【0022】 実施例・4 「実施例・1」に於いて使用したフィラメント材にポリエステル樹脂を使用し た以外はすべて「実施例・1」と同様に製造した。この歯ブラシのブラシ部は紫 色であった。この歯ブラシを用い口の中で4分間歯を磨いていたら、ブラシ部は 無色になった。口の中から取り出し放置しておいたら、ブラシ部が再び紫色に戻 った。
【0023】 実施例・5 「実施例・2」に於いて使用したフィラメント材にポリエステル樹脂を使用し た以外はすべて「実施例・2」と同様に製造した。この歯ブラシのブラシ部は緑 色をしていた。この歯ブラシを用い口の中で5分間歯を磨いていたら、ブラシ部 は無色になった。口の中から取り出し放置しておいたら、ブラシ部が再び緑色に 戻った。
【0024】 実施例・6 「実施例・3」に於いて使用したフィラメント材にエポキシ樹脂を使用した以 外はすべて「実施例・3」と同様に製造した。この歯ブラシのブラシ部は赤色を していた。この歯ブラシを用い口の中で4分間歯を磨いていたら、ブラシ部は無 色になった。口の中から取り出し放置しておいたら、ブラシ部が再び赤色に戻っ た。
【0025】 実施例・7 「実施例・1」に於いて有機還元剤を前記表1中(4)の物質(変色温度40℃ の材料)に変更した以外はすべて「実施例・1」と同じ方法で製造した。この歯 ブラシのブラシ部は紫色をしていた。この歯ブラシを用い口の中で10分間歯を磨 いていたら、ブラシ部は無色になった。口の中から取り出した歯ブラシはしばら く放置しておくと、ブラシ部が再び紫色になった。
【0026】 実施例・8 「実施例・2」に於いてフィラメント材にポリエステル樹脂を使用し、有機還 元剤を前記表1中(4)の物質(変色温度40℃の材料)に変更すると共に、感 温染料中間体a.と有機還元剤b.を1:5の配合割合とした以外はすべて「実 施例・2」と同じ方法で製造した。この歯ブラシのブラシ部は緑色をしていた。 この歯ブラシを用い口の中で13分間歯を磨いていたら、ブラシ部は無色に変わ った。口の中から取り出した歯ブラシはしばらく放置しておくと、ブラシ部が再 び緑色になった。
【0027】 実施例・9 「実施例・3」に於いてフィラメント材にポリエステル樹脂を使用し、有機還 元剤を前記表1中(4)の物質(変色温度40℃の材料)に変更すると共に、感温 染料中間体a.と有機還元剤b.を1:20の配合割合とした以外はすべて「実施 例・3」と同じ方法で製造した。この歯ブラシのブラシ部は赤色をしていた。こ の歯ブラシを用い口の中で15分間歯を磨いていたら、ブラシ部は無色に変わった 。口の中から取り出した歯ブラシはしばらく放置しておくと、ブラシ部が再び赤 色になった。
【0028】 実施例・10 「実施例・3」に於いてフィラメント材にポリプロピレン樹脂を使用した以外 はすべて「実施例・3」と同じ方法で製造した。この歯ブラシのブラシ部は赤色 をしていた。この歯ブラシを用い口の中で3分間歯を磨いていたら、無色に変わ った。口の中から取り出した歯ブラシはしばらく放置しておくと、ブラシ部が再 び赤色になった。
【0029】
【考案の効果】
以上の如く、本考案歯ブラシは、歯みがきの際に口中に入るブラシ部そのもの が所定時間により変色するため、極めて適切に歯みがき時間を把握することがで き、特に子供の適正な歯みがき時間の励行に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案歯ブラシの一実施例を示す側面図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆性感温変色物質含有ブラシを植毛し
    たことを特徴とする歯ブラシ。
JP1686891U 1991-03-20 1991-03-20 歯ブラシ Pending JPH04112632U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1686891U JPH04112632U (ja) 1991-03-20 1991-03-20 歯ブラシ

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JP1686891U JPH04112632U (ja) 1991-03-20 1991-03-20 歯ブラシ

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JPH04112632U true JPH04112632U (ja) 1992-09-30

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ID=31903737

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JP1686891U Pending JPH04112632U (ja) 1991-03-20 1991-03-20 歯ブラシ

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JP (1) JPH04112632U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016539730A (ja) * 2013-12-12 2016-12-22 コルゲート・パーモリブ・カンパニーColgate−Palmolive Company 異なる口腔ケア添加剤を備える構成部を含む複数構成部ブラシ毛、およびそれを含む口腔ケア器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016539730A (ja) * 2013-12-12 2016-12-22 コルゲート・パーモリブ・カンパニーColgate−Palmolive Company 異なる口腔ケア添加剤を備える構成部を含む複数構成部ブラシ毛、およびそれを含む口腔ケア器具

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