JPH04112548A - 速度変調トランジスタ - Google Patents

速度変調トランジスタ

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JPH04112548A
JPH04112548A JP23169390A JP23169390A JPH04112548A JP H04112548 A JPH04112548 A JP H04112548A JP 23169390 A JP23169390 A JP 23169390A JP 23169390 A JP23169390 A JP 23169390A JP H04112548 A JPH04112548 A JP H04112548A
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JP
Japan
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layer
channel
electrode
gaas
level
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Application number
JP23169390A
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English (en)
Inventor
Minoru Sawada
稔 澤田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は速度変調トランジスタに関し、特に二重量子井
戸構造を利用した速度変調トランジスタに関する。
(ロ)従来の技術 ヘテロ接合トランジスタにおいては、電子供給層である
広い禁止帯幅の半導体と電子の高移動が可能な狭い禁止
帯幅の半導体が接合することにより形成されるヘテロ界
面の該狭い禁止帯幅の半導体側をチャネルとし、このチ
ャネルを流れる電子の濃度を調整することによりスイフ
チングを行なっている。従って、電子の充放電の時間が
該ヘテロ接合トランジスタの動作速度を決定する。
この速度制限を克服するために、従来、電子の速度を調
整することにより、スイッチングを行なうヘテロ接合ト
ランジスタが提案されている(H。
5akaki;Jpnl、Appl、Phys、 21
  (1982) L 381参照)。
このヘテロ接合トランジスタは速度変調トランジスタと
呼ばれており、不純物濃度の異なる2つのチャネル層に
形成される2つのへテロ接合と2つのへテロ接合を挟み
込む形の2つのゲート電極を備えたものである。そして
、前記ゲート電極のゲートバイアスを変化させることに
よってキャリアの流れるチャネルを変えることができる
ケートバイアス(△Vg゛に対するチャネルコンダクタ
ンスの変化(△G)は ΔG −qμ81.ΔN+q\△μm。
で与えられる。ここで、qはキャリアの電荷、μelf
はキャリアの移動度、ΔNはキャリア濃度の変化分、△
μ、1.はキャリア移動度の変化分を表わす。
この従来技術では2つのゲート電極が必要であり、しか
も、その一方は該速度変調トランジスタの内部に設ける
必要がある。
そこで、1つのゲート電極で上述と同様の動作が可能な
速度変調トランジスタが提案されている(奥野他;第5
0回応用物理学会学術講演会予稿集(1989)106
8参照)。
第3図はこの1つのゲート電極を備えた速度変調トラン
ジスタの概略断面図である。以下にこの速度変調トラン
ジスタの製造方法を説明する。
半絶縁性GaAs基板31上にGaAs層32、n型の
AEGaAs層33、GaAs層34、AflGaAs
層35、n型のGaAs層36.11梨の、A I G
 a A s層37、及びIl型のGa、A s層38
を順次形成する。その後、n型のGaAs層38の一部
分を除去することにより露出されたn型のAI G a
 A s層37上にゲート電極39を形成し、n型のG
aAs層38上にソース電極40及びドレイン電極41
を形成することにより1つのゲート電極を備えた速度変
調トランジスタが完成する。なお、GaAs層34の膜
厚をn型のG a A s層36のそれよりも大きくし
ている。
この速度変調トランジスタは二種類のチャネル層(Ga
As層34.36)を障壁層(AfGaAs層35)で
隔てた構造を採り、ゲートバイアスを印加しない状態で
は、G a A 8層36中で最も低い量子準位(第1
準位)はGaAs層34中で最も低い量子準位(第2準
位)より高いので、該トランジスタ中でも最も低い量子
準位の電子は広い井戸幅(膜厚)のチャネル層(GaA
s層34)に局在し、該トランジスタ中で2番目に低い
量子準位の電子は狭い井戸幅のチャネル層(GaA s
 層36 )に局在する。また、この速度変調トランジ
スタでは、狭い井戸幅のチャネル層(GaAs層36)
にのみSlをドープしているので、この狭い井戸幅のチ
ャネル層内の電子移動度が広い井戸幅のチャネル層内の
それよりも低くなる。
従って、ANGaAs層37上のゲート1liffi3
9に正のゲートバイアスを印加することにより、電子の
流れるチャネルを電子移動度の高い広い井戸幅のチャネ
ル層から電子移動度の低い狭い井戸幅のチャネル層に変
えることで、スイッチングを行なうことができる。
すなわち、広い井戸幅のチャネル層にゲートバイアスを
印加することにより、第1準位が第2準位より低くなる
ことを利用してスイッチングを行なうことができる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 従来、2つのチャネル層とも禁止帯幅は同一である(2
層ともGaAs層)ため、ゲートバイアスを印加しない
状態では、第1準位を第2準位より高くするために、G
aAs層の膜厚を適当に制御していたが、これで得られ
る第1準位と第2準位の間にはエネルギー差には限界が
ある。
すなわち、第3図の速度変調トランジスタでは、第1準
位と第2準位の間のエネルギー差(約0.1eV)が小
さいため、室温における動作状態では、2つのチャネル
層内に電子が存在する確率が高く、速度変調効果が小さ
いという問題がある。
本発明は上記間臆に鑑で為されたものであり、従来に比
して速度変調効果が大きい速度変調トランジスタを提供
しようとするものである。
(ニ)  課題を解決するための手段 本発明は、半絶縁性基板上に形成された第1の障壁層と
、前記第1の障壁層上に形成された第1のチャネル層と
、前記第1のチャネル層上に形成された第2の障壁層と
、前記第2の障壁層上に形成された第2のチャネル層と
、前記第2のチャネル層上に形成された第3の障壁層と
、前記第3の障壁層上に形成された入出力電極及び制御
電極と、からなり、前記第1のチャネル層の電子親和力
が前記第2のチャネル層のそれよりも大きいことを特徴
とする速度変調トランジスタである。
(ホ)作 用 本発明によれば、チャネル層の膜厚の制御に加えて、第
1のチャネル層を第2のチャネル層よりも電子親和力の
大きい層とすることによっても第1準位と第2準位の間
のエネルギー差を得ることができるので、室温における
動作状態て゛の第1のチャネル層に電子が存在する確率
は従来に比して低くなる。
(へ)実施例 第1図(a)は本発明の第1の実施例の速度変調トラン
ジスタの概略断面図である。以下にこの速度変調トラン
ジスタの製造方法を説明する。
半絶縁性GaAs基板(半絶縁性基板)1上にGaAs
層2、Slをドープしたn型のAJ!GaAs層(第1
の障壁層)3、InGaAs層(第1のチャネル層)4
、A I G a 、A s層(第2の障壁層)5、S
lをドープしたn型のGaAs層(第2のチャネル層)
6、Slをドープしたn型の、A ’2 G a A 
s層(第3の障壁層:A1組成比o、:3rr、及びS
lをドープしたn型のGaAs層8を順次形成する。そ
の後、n型のGaAs層8の一部分を除去することによ
り露出された口型のAJ!GaAs層7上にゲート電極
(制御電極)9を形成し、n型のGaAs層8上にソー
ス@、極(入力電極)10及びドレイン電極(出力電極
)11を形成することにより本発明の第1の実施例の速
度変調トランジスタが完成する。ここで、GaAs層4
の禁止帯幅Egは約142e\、I n G a A 
s層6の禁止帯幅Egは約1.08 e Vとなる。な
お、InGaA6nGaAs層400人、GaAs層6
の膜厚を70人とした。
斯様な速度変調トランジスタのゲート電極9にバイアス
Vgを印加せずに、ソース電極10とドレイン電極11
間に直流電圧を印加した状態のゲート直下の伝導帯バン
ド構造は第2図(a)に示す如くなる。この図からも明
らかなように、電子はInGaAs層4中を流れており
、電子移動度は8000cm’ハ・Sと大きく、これは
速度変調トランジスタのON状態に相当する。なお、図
中の数値は計算により求めた概算値であり、両量子井戸
のエネルギー準位間のエネルギー差の概算値は、両井戸
にバイアスの影響がまったくないと仮定した場合の計算
値である。
また、上述の状態において、ゲート電極9にバイアスV
 gを印加すると、ゲート直下の伝導帯バンド構造は第
2図(b)に示す如くなる。この図からも明らかなよう
に、バイアスVgにより生じる電界及びトンネリング効
果により、電子はInGaAs層4からGaAs層6に
高速で移動し、電子はGaAs層6中を流れるが、Ga
As層6はSlがドープされているので、電子移動度は
2000cm’/vsと小さく、これは速度変調トラン
ジスタのOFF状態に相当する。
上述の如く、本発明の速度変調トランジスタのスイッチ
ング時間は電子がI nGaAs層4からGaAs層6
に移動する時間で決まり、この時間は電子の充放電に要
する時間に比して小さい。また、第1準位と第2準位と
のエネルギー差は約0 、22 e ’v−となり、第
3図で示した従来技術のエネルギー差約0.1eVに比
して大幅に上回る。つまり、本発明の速度変調トランジ
スタは室温での速度変調効果が大きい。
第1図(b)は本発明の第2の実施例の速度変調トラン
ジスタの概略断面図である。以下にこの速度変調トラン
ジスタの製造方法を説明する。
半絶縁性1nP基板(半絶縁性基板)15上に1nGa
As層16、Slをドープしたn型のIn 、A I 
A s層(第1の障壁層)17、I nGaAS層(第
1のチャネル層)(In組成比0.53)18、InA
ffiAs層(第2の障壁層)19、Slをドープした
n型のInGaAffiAs層第2のチャネル層)20
、Siをドープしたn型のI nANAs層(第3の障
壁層)(In組成比0.52)21、及びSiをドープ
したn型のInGaAs層22を順次形成する。その後
、n型のInGaAs層22の一部分を除去することに
より露出されたn型のI nAgAs層21上にゲート
電極(制御電極)23を形成し、n型のIn G a 
、A s層22上にソース電極(入力電極)24及びド
レインを極(出力電極)25を形成することにより本発
明の第2の実施例の速度変調トランジスタが完成する。
ここで、InGaAj2As層20の禁止帯幅Egは約
1.10eV、InGaAs層18の禁止帯幅Egは約
0.75eVとなる。なお、InGaAs層18の膜厚
を100人、InGaAIAS層20の膜厚を70人と
した。
斯様な速度変調トランジスタのゲート電極23にバイア
スVgを印加せずに、ソース電極24とドレイン電極2
5間に直流電圧を印加すると、電子はI nGaAs層
18中を流れ、電子移動度は11000cm”/v s
と大きく、これは速度変調トランジスタのON状態に相
当する。
また、上述の状態において、ゲート電極23にバイアス
Vgを印加すると、バイアスVgにより生じる電界及び
トンネリング効果により、電子はInGaAs層18か
らInGaAj!As層20に高速で移動し、電子はI
 nGaAJ!As層2゜中を流れるが、InGaAf
AsFi18はs工がドープされているので、電子移動
度は1000cm’/vsと小さく、これは速度変調ト
ランジスタのOFF状態に相当する。
上述の如く、本発明の速度変調トランジスタのスイッチ
ング時間は電子がInGaAs層18からI nGaA
ffiAs層20に移動する層間0決まり、この時間は
電子の充放電に要する時間に比して小さい。また、第1
準位と第2準位とのエネルギー差は約0.25eVとな
り、第1の実施例よりも大きく、かつl nGaAs層
18の電子移動度6大きい。従って、本発明の第2の実
施例の速度変調トランジスタも室温での速度変調効果が
大きく、しかも、第1の実施例のそれよりも大きい。
なお、層2.8.16.22は必ずしも必要なものでは
なく適宜数ければよい。
また、層7.21はノンドープとしてもよい。
(ト)発明の効果 本発明は以上の説明から明らかなように、第1準位と第
2準位の間のエネルギー差を大きくすることができるの
で、室温での速度変調効果を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の実施例の速度変調トラン
ジスタの概略断面図、第2図(a)(b)は伝導帯バン
ド構造を示す図、第3図は従来の速度変調トランジスタ
の概略断面図である。 l・・・半絶縁性GaAs基板、2・・・GaAs層、
3− A I G a A s層、4−I n G a
 A s層、5・・・AlGaAs層、6−・n型のG
aAs層、15・・・半絶縁性1nP基板、16=in
GaAs層、17− I n A I A s層、18
−InGaAs層、19− I n A I A s層
、20−n型のI nGaAs層、9.23・・・ゲー
ト電極、10.24・・・ソース電極、11.25・・
・ドレイン電極。 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半絶縁性基板上に形成された第1の障壁層と、前
    記第1の障壁層上に形成された第1のチャネル層と、前
    記第1のチャネル層上に形成された第2の障壁層と、前
    記第2の障壁層上に形成された第2のチャネル層と、前
    記第2のチャネル層上に形成された第3の障壁層と、前
    記第3の障壁層上に形成された入出力電極及び制御電極
    と、からなり、前記第1のチャネル層の電子親和力が前
    記第2のチャネル層のそれよりも大きいことを特徴とす
    る速度変調トランジスタ。
JP23169390A 1990-08-31 1990-08-31 速度変調トランジスタ Pending JPH04112548A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5284782A (en) * 1991-09-12 1994-02-08 Pohang Iron & Steel Co., Ltd. Process for formation of delta-doped quantum well field effect transistor
JP2001185559A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Natl Inst Of Advanced Industrial Science & Technology Meti 負性抵抗電界効果トランジスタ

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