JPH0411250B2 - - Google Patents
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- JPH0411250B2 JPH0411250B2 JP59139763A JP13976384A JPH0411250B2 JP H0411250 B2 JPH0411250 B2 JP H0411250B2 JP 59139763 A JP59139763 A JP 59139763A JP 13976384 A JP13976384 A JP 13976384A JP H0411250 B2 JPH0411250 B2 JP H0411250B2
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- gasket
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- rubber
- shaped gasket
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Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は枠状ガスケツトに関し、特に透折装置
又は濾過装置に用いるに適した切欠部に網を有す
る枠状ガスケツトに関する。
又は濾過装置に用いるに適した切欠部に網を有す
る枠状ガスケツトに関する。
一般に、透折装置又は濾過装置に用いる枠状ガ
スケツトと該ガスケツトの中央切欠部に配置され
る網状体(網状物スペーサー)とを固定して一体
化することは、網状体の位置を安定に保持し、透
折又は濾過における被処理液の均一な流動状態を
保ち、また網状体の位置がずれて生ずる網状体と
枠状ガスケツトとの間隙内に透析膜又は濾過膜の
落ち込みを防止し、更に透析装置又は濾過装置の
解体および組立作業が能率化するなど種々の利点
がある。
スケツトと該ガスケツトの中央切欠部に配置され
る網状体(網状物スペーサー)とを固定して一体
化することは、網状体の位置を安定に保持し、透
折又は濾過における被処理液の均一な流動状態を
保ち、また網状体の位置がずれて生ずる網状体と
枠状ガスケツトとの間隙内に透析膜又は濾過膜の
落ち込みを防止し、更に透析装置又は濾過装置の
解体および組立作業が能率化するなど種々の利点
がある。
従来、上記したような切欠部に網を有する枠状
ガスケツトの枠状ガスケツトと網状体を固定し一
体化する方法としては、エポキシ系接着剤、ゴム
系接着剤、ホツトメルト接着剤等の接着剤を用い
て固着する方法が一般的である。ところが、この
ような従来の接着剤を用いた方法では、一般に接
着部の硬化時間が長く、接着箇所の硬度が大きい
こと、接着箇所の弾性が不足し、接着箇所の厚み
と枠状ガスケツトの厚みとほぼ同じにするための
厚み調整が難しいこと、あるいは特に枠状ガスケ
ツトがゴム質の場合に接着強度が弱く、接着部の
寿命に難点がある。このような難点を解決するた
めに枠状ガスケツトと網状体の間に架橋剤を含む
未加硫ゴムを介在させ該未加硫ゴムを加熱圧着し
て固着させる方法(特開昭52−38483号58−
112006号)を既に提案しているが、この方法では
未加硫ゴムの部分の接着強度が弱く、また該部分
が酸、アルカリあるいは酸化剤等の耐医薬品性に
劣るため長期間の耐久性に問題があつた。
ガスケツトの枠状ガスケツトと網状体を固定し一
体化する方法としては、エポキシ系接着剤、ゴム
系接着剤、ホツトメルト接着剤等の接着剤を用い
て固着する方法が一般的である。ところが、この
ような従来の接着剤を用いた方法では、一般に接
着部の硬化時間が長く、接着箇所の硬度が大きい
こと、接着箇所の弾性が不足し、接着箇所の厚み
と枠状ガスケツトの厚みとほぼ同じにするための
厚み調整が難しいこと、あるいは特に枠状ガスケ
ツトがゴム質の場合に接着強度が弱く、接着部の
寿命に難点がある。このような難点を解決するた
めに枠状ガスケツトと網状体の間に架橋剤を含む
未加硫ゴムを介在させ該未加硫ゴムを加熱圧着し
て固着させる方法(特開昭52−38483号58−
112006号)を既に提案しているが、この方法では
未加硫ゴムの部分の接着強度が弱く、また該部分
が酸、アルカリあるいは酸化剤等の耐医薬品性に
劣るため長期間の耐久性に問題があつた。
本発明者等は上記した問題について検討した結
果、材質の特定な枠状ガスケツトと網状体を選択
したうえでゴム性シートよりなる枠状ガスケツト
に網状体を重ねた後、加熱圧着することにより、
該網状体が薄膜状に被膜となつて意外にも枠状ガ
スケツトに融着し強固に接着することを見出し、
本発明を提案するに至つた。
果、材質の特定な枠状ガスケツトと網状体を選択
したうえでゴム性シートよりなる枠状ガスケツト
に網状体を重ねた後、加熱圧着することにより、
該網状体が薄膜状に被膜となつて意外にも枠状ガ
スケツトに融着し強固に接着することを見出し、
本発明を提案するに至つた。
即ち本発明は、天然ゴム、クロロブレンゴム及
びスチレン−ブタジエンゴムより選ばれた少なく
とも一種のゴムの加硫物よりなる枠状ガスケツト
の中央切欠部にポリオレフイン樹脂製網状体が存
在し、該網状体の外縁部の少なくとも一部が該ガ
スケツトに薄膜状に熱融着されていることを特徴
とする切欠部に網状体を有する枠状ガスケツトで
ある。
びスチレン−ブタジエンゴムより選ばれた少なく
とも一種のゴムの加硫物よりなる枠状ガスケツト
の中央切欠部にポリオレフイン樹脂製網状体が存
在し、該網状体の外縁部の少なくとも一部が該ガ
スケツトに薄膜状に熱融着されていることを特徴
とする切欠部に網状体を有する枠状ガスケツトで
ある。
本発明の枠状ガスケツトは、上述のごとくポリ
オレフイン樹脂製網状体のみが加熱圧着により熱
融解して加硫ゴム製枠状ガスケツトに薄膜状に融
着するため強固に接着されるばかりでなく、該接
着箇所はゴム弾性も損なわれず、かつガスケツト
とほぼ同一の厚みに容易に調整される。また本発
明の枠状ガスケツトは従来のごとく各種の接着剤
や未加硫ゴムを介在させることなく、ガスケツト
と網状体を直接に接着するため極めて簡単な操作
で接着時間も短くできる。
オレフイン樹脂製網状体のみが加熱圧着により熱
融解して加硫ゴム製枠状ガスケツトに薄膜状に融
着するため強固に接着されるばかりでなく、該接
着箇所はゴム弾性も損なわれず、かつガスケツト
とほぼ同一の厚みに容易に調整される。また本発
明の枠状ガスケツトは従来のごとく各種の接着剤
や未加硫ゴムを介在させることなく、ガスケツト
と網状体を直接に接着するため極めて簡単な操作
で接着時間も短くできる。
第1図に、本発明の枠状ガスケツトの代表的一
態様を示す。本発明の枠状ガスケツトは枠状ガス
ケツト1の中央切欠部に網状体2が存在し、該網
状体2の外縁部の少なくとも一部とガスケツト1
が、接合部3で薄膜状に熱融着され、一体化構造
とされている。
態様を示す。本発明の枠状ガスケツトは枠状ガス
ケツト1の中央切欠部に網状体2が存在し、該網
状体2の外縁部の少なくとも一部とガスケツト1
が、接合部3で薄膜状に熱融着され、一体化構造
とされている。
なお、ガスケツト1の両側には必要に応じて設
けられる被処理液の給排用連通孔4が設けられて
いる。
けられる被処理液の給排用連通孔4が設けられて
いる。
本発明は特定の材質の枠状ガスケツトにポリオ
レフイン樹脂製網状体を薄膜状に熱融着すること
が特徴であり、このことにより前述の如く接着力
が強固となる。
レフイン樹脂製網状体を薄膜状に熱融着すること
が特徴であり、このことにより前述の如く接着力
が強固となる。
本発明に用いられる枠状ガスケツトの材質は天
然ゴム、クロロプレンゴム、スチレ−ブタジエン
ゴムの加硫物で該ゴムはそれらの主成分が50%以
上のものの総称である。又、該加硫ゴムシートは
厚みが0.2〜2mm、硬度30〜95°のものが好ましく
用いられる。またポリオレフイン樹脂製網状体の
材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等
が用いられる。上記ガスケツトと網状体を熱融着
した場合の強さはポリエチレン(又はポリプロピ
レン)と加硫天然ガス、ポリエチレン(又はポリ
プロピレン)と加硫スチレンブタジエンゴム、ポ
リエチレン(又はポリプロピレン)と加硫クロロ
ピレンゴムの順である。又、本明細書において網
状体の具体的な形状としては、特に該網状体が熱
融解して薄膜状を形成した場合に接着するガスケ
ツトの均一な厚みを損なわないように網糸および
網目を考慮して、一般に平織、ハニカム織、みこ
しろ織、あるいは斜交網等の形状から適宜選択し
て用いられる。
然ゴム、クロロプレンゴム、スチレ−ブタジエン
ゴムの加硫物で該ゴムはそれらの主成分が50%以
上のものの総称である。又、該加硫ゴムシートは
厚みが0.2〜2mm、硬度30〜95°のものが好ましく
用いられる。またポリオレフイン樹脂製網状体の
材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等
が用いられる。上記ガスケツトと網状体を熱融着
した場合の強さはポリエチレン(又はポリプロピ
レン)と加硫天然ガス、ポリエチレン(又はポリ
プロピレン)と加硫スチレンブタジエンゴム、ポ
リエチレン(又はポリプロピレン)と加硫クロロ
ピレンゴムの順である。又、本明細書において網
状体の具体的な形状としては、特に該網状体が熱
融解して薄膜状を形成した場合に接着するガスケ
ツトの均一な厚みを損なわないように網糸および
網目を考慮して、一般に平織、ハニカム織、みこ
しろ織、あるいは斜交網等の形状から適宜選択し
て用いられる。
熱融着は固定箇所のガスケツトの上に上記網状
体を重ね必要により網状体の融点より高いシート
等を介在させ、加熱したコテでその上を2〜30秒
間軽く加熱するだけでよい。融着温度は網状体が
軟化する温度で且つガスケツトが熱融解しない範
囲で材質等により適宜選択すればよく、例えばポ
リエチレン製網状体を用いる場合には、115〜125
℃程度で実施される。この際、固定の作業性、固
定強度を向上させ、使用時に透析室あるいは濾過
室の流動障害をなくすためには、第1図に示す如
く、ガスケツト面を1部分切欠き(符号3の部分
が一部切欠かれている)、当該箇所でガスケツト
1と網状体2の両者の熱融着する方法は好ましい
態様である。
体を重ね必要により網状体の融点より高いシート
等を介在させ、加熱したコテでその上を2〜30秒
間軽く加熱するだけでよい。融着温度は網状体が
軟化する温度で且つガスケツトが熱融解しない範
囲で材質等により適宜選択すればよく、例えばポ
リエチレン製網状体を用いる場合には、115〜125
℃程度で実施される。この際、固定の作業性、固
定強度を向上させ、使用時に透析室あるいは濾過
室の流動障害をなくすためには、第1図に示す如
く、ガスケツト面を1部分切欠き(符号3の部分
が一部切欠かれている)、当該箇所でガスケツト
1と網状体2の両者の熱融着する方法は好ましい
態様である。
以下、さらに本発明の枠体ガスケツトの代表的
態様について図面に基づき説明する。
態様について図面に基づき説明する。
第2図は、ガスケツト1の切欠部(凹部)に網
状体2の凸部を重ね、該部分を熱融着して一体化
する態様を示す。第3図は、ガスケツト1の凹部
に厚み調整及び補強のためのシート状物(網状
物、シート等を総称したもの)5を挿入し、該シ
ート状物の上に網状体2の凸部を重ね、熱融着し
て一体化する態様を示す。また、第4図はガスケ
ツト1に隣接して、厚み調整及び補強のためのシ
ート状物5を置き、ガスケツト1とシート状物5
の上に網状体2を重ね、該部分を熱融着して一体
化する態様を示す。更に第5図はガスケツト1の
凹部に網状体2の凸部を挿入し、両者を結合する
ためのシート状物5を重ね、シート状物5を熱融
着して一体化する態様を示した。
状体2の凸部を重ね、該部分を熱融着して一体化
する態様を示す。第3図は、ガスケツト1の凹部
に厚み調整及び補強のためのシート状物(網状
物、シート等を総称したもの)5を挿入し、該シ
ート状物の上に網状体2の凸部を重ね、熱融着し
て一体化する態様を示す。また、第4図はガスケ
ツト1に隣接して、厚み調整及び補強のためのシ
ート状物5を置き、ガスケツト1とシート状物5
の上に網状体2を重ね、該部分を熱融着して一体
化する態様を示す。更に第5図はガスケツト1の
凹部に網状体2の凸部を挿入し、両者を結合する
ためのシート状物5を重ね、シート状物5を熱融
着して一体化する態様を示した。
本発明は枠状ガスケツトは特に透析装置又は濾
過装置に用いられるが、その他ストレーナー等に
も適用できる。
過装置に用いられるが、その他ストレーナー等に
も適用できる。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
実施例 1
外形寸法50×30mmで切欠部(凹部)15×11mm、
厚さ0.5mm、硬度75°の加硫天然ゴム製ガスケツト
の切欠部に、外形寸法14×10mm、厚さ0.8mm、開
孔率60%のポリエチレン製網状体を挿入し、その
上に外形寸法50×46mm、凸部25×17mm、厚さ0.5
mm、開孔率80%のポリエチレン製網状体の凸部
を、第3図に示すように重ねて、電気コテにて
120℃で数秒間加熱圧接して該網状体を薄膜状に
融着して一体化した。
厚さ0.5mm、硬度75°の加硫天然ゴム製ガスケツト
の切欠部に、外形寸法14×10mm、厚さ0.8mm、開
孔率60%のポリエチレン製網状体を挿入し、その
上に外形寸法50×46mm、凸部25×17mm、厚さ0.5
mm、開孔率80%のポリエチレン製網状体の凸部
を、第3図に示すように重ねて、電気コテにて
120℃で数秒間加熱圧接して該網状体を薄膜状に
融着して一体化した。
このようにして一体化して得た枠状ガスケツト
を引張試験機(東洋ボールドウイン社製UTM−
5000B)により10mm/minの速度で引つ張つた時
の接着強度は0.27Kg/mm2であつた。
を引張試験機(東洋ボールドウイン社製UTM−
5000B)により10mm/minの速度で引つ張つた時
の接着強度は0.27Kg/mm2であつた。
比較例 1
接合部を未加硫ゴムで接着する以外は実施例1
と同様にして得た枠状ガスケツトを実施例1と同
様な試験を行つた。この時の接着強度は0.14Kg/
mm2であつた。
と同様にして得た枠状ガスケツトを実施例1と同
様な試験を行つた。この時の接着強度は0.14Kg/
mm2であつた。
第1図は本発明の枠状ガスケツトの代表的態様
を示す図であり、第2図、第3図、第4図及び第
5図はガスケツトと網状物スペーサーの固定方法
を示す図である。図においては、1はガスケツ
ト、2は網状体、3は接合部、4は給排用連通
孔、5はシート状物である。
を示す図であり、第2図、第3図、第4図及び第
5図はガスケツトと網状物スペーサーの固定方法
を示す図である。図においては、1はガスケツ
ト、2は網状体、3は接合部、4は給排用連通
孔、5はシート状物である。
Claims (1)
- 1 天然ゴム、クロロプレンゴム及びスチレン−
ブタジエンゴムより選ばれた少なくとも一種のゴ
ムの加硫物よりなる枠状ガスケツトの中央切欠部
にポリオレフイン樹脂製網状体が存在し、該網状
体の外縁部の少なくとも一部が該ガスケツトに薄
膜状に熱融着されていることを特徴とする切欠部
に網状体を有する枠状ガスケツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139763A JPS6121703A (ja) | 1984-07-07 | 1984-07-07 | 枠状ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139763A JPS6121703A (ja) | 1984-07-07 | 1984-07-07 | 枠状ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121703A JPS6121703A (ja) | 1986-01-30 |
JPH0411250B2 true JPH0411250B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=15252819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59139763A Granted JPS6121703A (ja) | 1984-07-07 | 1984-07-07 | 枠状ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121703A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS544535U (ja) * | 1977-06-14 | 1979-01-12 | ||
JPS5416914U (ja) * | 1977-07-06 | 1979-02-03 | ||
JPS57174106A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-26 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Gasket for electrodialysis cell |
-
1984
- 1984-07-07 JP JP59139763A patent/JPS6121703A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS544535U (ja) * | 1977-06-14 | 1979-01-12 | ||
JPS5416914U (ja) * | 1977-07-06 | 1979-02-03 | ||
JPS57174106A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-26 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Gasket for electrodialysis cell |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6121703A (ja) | 1986-01-30 |
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