JPH04112494U - 透明面状ヒーター - Google Patents

透明面状ヒーター

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JPH04112494U
JPH04112494U JP2373691U JP2373691U JPH04112494U JP H04112494 U JPH04112494 U JP H04112494U JP 2373691 U JP2373691 U JP 2373691U JP 2373691 U JP2373691 U JP 2373691U JP H04112494 U JPH04112494 U JP H04112494U
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JP
Japan
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transparent
thin film
conductive thin
liquid crystal
transparent conductive
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Pending
Application number
JP2373691U
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English (en)
Inventor
和仁 森貞
将夫 鈴木
健司 中谷
克彦 菅
Original Assignee
帝人株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】例えば液晶素子に適用したとき、素子の全面を
均一に効率良く加熱することができる透明面状ヒータ
ー。 【構成】透明基板/透明導電性薄膜/接着層の構成から
なることを特徴とする透明面状ヒーター。

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、透明面状ヒーターに関し、特に液晶素子用ヒーターに関する。
【0001】 液晶素子の動作特性は、それが設置されている環境温度に大きく影響される。 温度が低くなると、例えば0℃以下の温度になると応答速度が低下し、また−3 0℃以下になると実用上支障をきたす様になる。
【0002】 例えば、自動車等の各種ディスプレーとして使用されるものでは、低温度であ っても正常に作動することが望まれる。
【0003】 従来その様な環境下で使用される液晶素子は、格子状又は周辺に枠状の発熱抵 抗体を配置して加熱する方法(例えば、特開昭58−126517号公報,実開 昭59−106124号公報)が提案されている。この方法は、液晶素子全体に 亘って、均一に加熱することが困難であり、不透明な発熱抵抗体を配置すること により、液晶素子の表示の邪魔になったり、また、表示面積の縮小等の不都合が ある。
【0004】 近年、透明シート上に金属薄膜を形成した発熱体が提案されている。例えば、 実公昭61−196222号公報がある。しかしながら、液晶素子全体を均一に 、かつ効率的に加熱することは困難であった。
【0005】 本考案者等は、かかる問題点を解消すべく鋭意検討した結果、本考案に到達し た。
【0006】 即ち、本考案は透明基板上に積層した透明導電性薄膜の両端部(電気回路的意 味での両端部)に電極を設け、この電極に電圧を印加することにより電極間の該 透明導電性薄膜に熱を発生させ、それを放熱する様にした透明面状ヒーターに於 て、前記透明導電性薄膜上に、接着層を積層した透明面状ヒーターである。
【0007】 本考案によれば、液晶素子全体を均一に、かつ効率的に加熱することが出来る のみならず、透明面状ヒーターが収率よく低コストで製造可能となる。それらの 利点は以下の説明で明らかになるであろう。
【0008】 図1は本考案の実施例の断面概念図を示し、図2は比較例の断面概念図を示す 。
【0009】 本考案は、まず図3に示す透明基板3の上に透明導電性薄膜4を形成したシー トの両端部に電極5を配置した透明面状体1を作成する。
【0010】 ここで透明基板3としては、ポリエステル樹脂,ポリナフタレート樹脂,ポリ アミド樹脂,ポリイミド樹脂,アクリレート樹脂,ポリカーボネート樹脂の他に 在来公知の高分子樹脂が使用でき、板状,フイルム状いずれでもよい。もちろん 、ガラス基板も用いられるが、次の電極加工、保護層加工、更には、偏光板への 張りつけ等の加工、軽量性、耐衝撃性の点から、フイルム状で10〜500μm 厚みの高分子樹脂成形物が用いられる。
【0011】 尚、面状ヒーター加工工程に於ける傷の発生、又は加熱工程によるオリゴマー 発生防止の為、透明導電性薄膜を形成する面と反対面(背面)に、適宜発生防止 層をあらかじめ加工しておくことも出来る。
【0012】 本考案に於ける透明導電性薄膜4は、通常金属薄膜,半導体薄膜等がある。金 属薄膜は、Ag,Cu,Au,Ni,Al,Cr等が知られているが、透明性と 導電性の点から、Ag,Cu,Auの群より選ばれた1種又は合金として用いる のが好ましい。
【0013】 金属薄膜の膜厚は、透明性及び印加電圧に対する発生熱量の点から、10オン グストローム以上500オングストローム以下が選ばれ、特に、50オングスト ローム以上300オングストロームが好んで用いられる。もちろん、更に透明性 を向上させる為に高屈折率誘電体層を組合せた構成にしてもよい。
【0014】 半導体薄膜は、In2 3 ,SnO2 ,ITOなどが知られているが、発生熱 量の点から200オングストローム以上7000オングストロームの膜厚のもの が使用され、特に700オングストローム以上5000オングストロームが好ま しい。半導体薄膜は膜厚が厚くなると屈曲耐性が低下するので注意が必要となる 。
【0015】 電極加工及び保護層加工等の点からは、特に、前記の金属薄膜がすぐれている 。
【0016】 これらの薄膜は前記の透明基板3の上に、在来公知の方法で形成される。
【0017】 かくして得られたシートの両端部に電極5が加工される。加工は在来公知の導 電性樹脂又はペーストを使用して、在来公知の方法、例えば、印刷法,塗工法で 加工される。
【0018】 印加する電圧,電流によっては、箔状又は細線状の金属電極を前記導電性樹脂 又はペーストと組合せて配置することも出来る。
【0019】 尚、前記電極5を加工する際、透明導電性薄膜へ傷が発生する事を防止するた め、透明保護層6を印刷又は塗工しておくことも出来る。透明保護層6の存在は 、適宜膜厚の調整により傷の発生を防止できるだけでなく、最終的に液晶素子1 0及び偏光板9に均一に密着させることが出来るので、液晶素子10の均一加熱 の点から好ましい。
【0020】 ここで透明保護層6は、従来公知の熱硬化型,紫外線硬化型など透明であれば いかなるものでも使用出来る。特に、耐久性の点からハロゲン元素の含有量の少 ないものが適当である。
【0021】 かくして、透明導電性薄膜の両端部に電極を配置した透明面状体1へ、図3に 例示する接着シート2を在来公知方法により貼り合せる。
【0022】 尚、接着シート2の透明面状体1への貼り合せは、離型紙又は離型フイルム7 ′又は7の片側を剥離して実施される。
【0023】 尚、接着シート2に使用される接着剤8は、在来公知の接着剤、粘着剤いずれ も使用出来るが、加工性,取扱い性及び耐久性の点からアクリレート系粘着剤が 好んで用いられる。
【0024】 接着剤8の膜厚は、実用上透明面状体1及び偏光板9と接合していればよく、 通常5〜50μmで充分である。
【0025】 かくして得られた透明面状ヒーター14を図1の如く、偏光板9,液晶素子1 0及び偏光板11と積層し、実用に供す。
【0026】 透明面状ヒーター14の導電性薄膜側が直接、偏光板9へ全面均一に接着され ているので、液晶素子10の全面に亘り均一に加熱することが可能となる。
【0027】 また、図2の比較例の場合、通常透明面状ヒーターの加工に際しては、透明基 板3の上に透明導電性薄膜4が形成され、かつ透明導電性薄膜4とは反対側であ る透明基板3の背面にあらかじめ接着層16(例えば粘着剤)が加工されている 透明面状シート15を使用して、電極5,透明保護層6の加工が行なわれる。あ らかじめ、透明基板3の背面に接着層16が加工されているので、材料からの透 明面状シートの裁断、その後の加工、取扱い時に、接着剤の裁断粉及び加工工程 に於ける接着剤のはみ出しにより、透明面状シート15の電極5及び透明保護層 6への混入がさけられず、又、透明導電性薄膜4,電極5等を保護する為に、通 常10〜200μmの接着剤12付き保護フイルム13を貼合せるが、その際、 同様に上記の混入があり、透明面状ヒーターの外観を著しく低下させるので、収 率低下の大きな原因となっている。本考案によれば、透明面状体1を作成の後、 粘着シート2を貼り合せるが、前記の如き、接着剤の混入がないので、収率の大 巾な向上が可能となる。更に、本考案は、比較例の如き、保護フイルムを必要と しないので、材料コストが低減出来るだけでなく、加工工程省略によるコスト低 減が可能となる。
【0028】 尚、本考案法によれば、透明導電性薄膜側が直接偏光板を介して、液晶素子へ 熱伝達されるので、比較例の如く、一旦透明基板及び偏光板を介して熱伝達する 場合よりも熱効率が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例及び液晶表示装置の全体断面図
を表わす。
【図2】比較例を表わす液晶表示の全体断面図である。
【図3】透明面状体を表わす。
【図4】接着シートを表わす。
【符号の説明】 1 透明面状体 2 接着シート 3 透明基板 4 透明導電性薄膜 5 電極 6 透明保護層 7,7′ 離型紙 8,12,16 接着剤 9,11 偏光板 10 液晶素子 13 保護フイルム 14 透明面状ヒーター 15 透明面状シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/133 580 7820−2K // G02F 1/1333 8806−2K (72)考案者 菅 克彦 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社東京研究センター内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に積層した透明導電性薄膜の両
    端部に電極を設け、この電極に電圧を印加することによ
    り電極間の該透明導電性薄膜に発生する熱を放熱する様
    にした透明面状ヒーターに於て、前記透明導電性薄膜上
    に、接着層を積層したことを特徴とする透明面状ヒータ
    ー。
JP2373691U 1991-03-19 1991-03-19 透明面状ヒーター Pending JPH04112494U (ja)

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JP2373691U JPH04112494U (ja) 1991-03-19 1991-03-19 透明面状ヒーター

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JPH04112494U true JPH04112494U (ja) 1992-09-30

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