JPH04111968U - 温調弁 - Google Patents
温調弁Info
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- JPH04111968U JPH04111968U JP1529391U JP1529391U JPH04111968U JP H04111968 U JPH04111968 U JP H04111968U JP 1529391 U JP1529391 U JP 1529391U JP 1529391 U JP1529391 U JP 1529391U JP H04111968 U JPH04111968 U JP H04111968U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- temperature control
- fluid
- valve chamber
- Prior art date
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- Pending
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 26
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁室内の弁体により設定された流路以外の流
路に流体が漏れ出さないようにした温調弁を新たに提供
すること。 【構成】 弁室2内に、回動して流路を変更する弁体3
を装着した温調弁において、弁室2と弁体3との隙間
を、弁体3の回動を妨げないようにした閉塞部材で閉塞
するようにしたこと。
路に流体が漏れ出さないようにした温調弁を新たに提供
すること。 【構成】 弁室2内に、回動して流路を変更する弁体3
を装着した温調弁において、弁室2と弁体3との隙間
を、弁体3の回動を妨げないようにした閉塞部材で閉塞
するようにしたこと。
Description
【0001】
この考案は、流体の温度を自動的に検出し、流れの方向を変え、かつ流量を調
節する温調弁の改良に関する。
【0002】
従来の温調弁には、図3に例示する如きワックス式のものがある。これは、3
方に開口部を設けた弁枠1の中央部に弁室2を設け、この弁室2内に弁体3を装
着して成る。この弁体3は、図示しないワックスを利用した弁体操作装置で操作
される。すなわち、温調弁を通す流体の温度をワックスで検出するようにし、こ
のときのワックスの熱膨張を利用して弁体3を回動操作する。そして流体が比較
的低温のときは、弁体3を図の二点鎖線で示す位置にして流体を入口1aから出
口1bに流すようにする。また、流体が比較的高温のときは、弁体3を図の実線
で示す位置に回動して、流体を入口1aから出口1cに流すようにするものであ
る。
【0003】
上述の如き従来のワックス式温調弁では、ワックスの熱膨張を利用して弁体3
を回動するものであるが、その弁体3を回動させるトルクが少ないため、弁体3
の外周部を弁室2の内周面に滑り接触させるような構造とすると弁体3を回動動
作させられなくなるので、弁体3と弁室2の内周面との間のクリアランスを大き
く取る構成とせねばならない。このため、弁体3と弁室2との隙間4があるため
、弁室2内を通る流体がこの隙間4より漏れて所要以外の別流路に流れてしまう
。現在市販されている温調弁にあっては、この流体の漏れが10〜20%程度あ
り、この漏れの分だけ流路切り換えの性能が低下し、初期の目的を達成し得ない
ことがあるという問題があった。
【0004】
本考案は上述の点に鑑み、所定の切り換え状態にある流路以外の流路に流体が
漏れ出さないようにした温調弁を新たに提供することを目的とする。
【0005】
本考案の温調弁は、弁室内に回動して流路を変更する弁体を装着して成る温調
弁において、弁室と弁体との隙間を閉塞するようにした閉塞部材であって弁体の
回動を妨げないようにしたものを配置して構成したことを特徴とする。
【0006】
上述のように構成することにより、この温調弁の弁室を通る流体が弁体で設定
された流路を通る際、弁室と弁体の隙間を閉塞部材で塞ぐことにより流体がこの
隙間から別の流路に漏れないようにしたものである。
【0007】
以下、本考案の温調弁の実施例を図1及び図2によって説明する。なお、この
図1及び図2において、前述した図3に示す従来例に対応する部分には同一符号
を付すこととし、その詳細な説明を省略する。図1は、本考案の第1実施例を示
す要部概略縦断面図で、1は弁枠、2は弁室、3は弁体である。弁室2の内周面
と弁体3の外周面との間の隙間には、閉塞部材を配置する。この閉塞部材は、円
柱状の転動体5複数(本例では4個)を保持器6で支受して構成する。この閉塞
部材は、保持器6の端部を弁体3に固着して、転動体5が弁室2の内周面に転接
するよう配置する。
【0008】
また、弁体3は、図示しないワックスを用いた弁体操作装置で、図の実線位置
から二点鎖線の位置まで回動操作されることは、従来の温調弁と同様である。
【0009】
次に、上述のように構成した本例装置の作動を説明する。例えば、流体が高温
の場合、弁体3は図1に実線で示す状態にあって、流体を入口1aから出口1c
に向けて流す。このとき、弁体3と弁室2との隙間4が転動体5で塞がれている
ので、流体が出口1b方向に漏れないようにできる。なお出口1cの先に図示し
ない放熱器を接続しておくことにより、流体が高温のときに、これを自動的に放
熱させることができる。流体の温度が所定値よりも低下すると、図示しないワッ
クス式弁体操作装置により、弁体3が実線位置から二点鎖線位置まで回動する。
この動作中、弁体3に装着した転動体5が弁室2の内周面に軽く転動しながら動
作するので弁体3の回動トルクを小さくできるものである。これにより流体は、
図1に二点鎖線の矢印で示す如く、入口1aから出口1bに流れることとなる。
また、これとともに、弁体3と弁室1との間の隙間4が転動体5で塞がれるので
、流体が出口1c側に漏れるのを防止できるものである。
【0010】
次に本考案の第2実施例を図2によって説明する。本実施例は、弁室と弁体と
の隙間を可撓材製の閉塞部材で塞ぐようにするものである。すなわち、弁体3の
両外周面と両側部との角部分に、それぞれ可撓材を板状に形成した閉塞部材7(
7a,7b,7c,7d)をピン8で固定して配置する。さらに、各閉塞部材7
(7a,7b,7c,7d)は、その自由端側部が弁室2の内周面に軽く摺接す
るようにする。
【0011】
上述のように構成した本例装置は、例えば流体が高温のとき、弁体は図2に実
線で示す位置となって、入口1aから出口1cに流体を流す。この際、弁体3の
2つの閉塞部材7a,7bが、弁室2の内壁に当たって閉塞するので流体が出口
1b方向に漏れるのを防止できる。また、流体が低温のときは、弁体3が図の二
点鎖線で示す位置で回動し、流体を入口1aから出口1bへ流す。この際弁体3
の2つの閉塞部材7c,7dが弁室2の内壁に当たって閉塞するので流体が出口
1c方向に漏れるのを防止できるものである。
【0012】
なお、本第2実施例における以上説明した以外の構成,作用,及び効果は、前
述した第1実施例と同等であるので、その説明を省略する。
【0013】
なお、上述した第1,及び第2実施例では、いずれも閉塞部材を弁体側に設置
したものについて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、弁室側
に閉塞部材を設置する等、その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0014】
以上詳述したように本考案の温調弁によれば、弁室内に回動して流路を変更す
る弁体を装着してなる温調弁において、弁室と弁体との隙間を閉塞するようにし
た閉塞部材であって弁体の回動を妨げないようにしたものを配置して構成したの
で、この温調弁の弁室を通る流体が弁体で設定された流路を通る際、弁室と弁体
の隙間を閉塞部材で塞ぐことにより流体がこの隙間から別の流路に漏れるのを防
止できるという効果がある。
【図1】本考案の温調弁の第1実施例を示す要部概略縦
断面図。
断面図。
【図2】本考案の第2実施例を示す要部概略縦断面図。
【図3】従来の温調弁を例示する要部概略縦断面図。
1…弁枠、2…弁室、3…弁体、4…隙間、5…転動
体、6…保持器、7…閉塞部材。
体、6…保持器、7…閉塞部材。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁室内に、回動して流路を変更する弁体
を装着した温調弁において、上記弁体の回動を妨げない
ように構成した閉塞部材を、上記弁室と上記弁体との隙
間に配置したことを特徴とする温調弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1529391U JPH04111968U (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 温調弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1529391U JPH04111968U (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 温調弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111968U true JPH04111968U (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=31902521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1529391U Pending JPH04111968U (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 温調弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04111968U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349228A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Takuma Co Ltd | ダンパ装置及び熱電併給システム |
JP2019157854A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | タオ・リィTao LI | 温度制御スロットル装置 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP1529391U patent/JPH04111968U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349228A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Takuma Co Ltd | ダンパ装置及び熱電併給システム |
JP4659524B2 (ja) * | 2005-06-14 | 2011-03-30 | 株式会社タクマ | ダンパ装置及び熱電併給システム |
JP2019157854A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | タオ・リィTao LI | 温度制御スロットル装置 |
US11162461B2 (en) | 2018-03-14 | 2021-11-02 | Tao Li | Temperature control throttle device for an engine |
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